さて、今回は告知をさせていただきます。
えー…あと幾らか(まだまだありますが…)ストーリーを書いたら、バンドリの小説は一旦更新停止にさせていただきます。
完全な更新停止ではなく、ちょこちょこストーリーが出てくるのですが、一応報告しようかと思い、この話と共に書きました。
詳しくは活動報告に書いてありますので、よろしくお願いします。
では、番外編1発目どうぞ!
あ、今回の番外編は完全に時系列めちゃくちゃです。(理由は、元ネタがゲームのイベントストーリーな為)
感想等に「時系列めちゃくちゃ!」など書かぬよう、よろしくお願いします。
番外編〜春のお花見・第1話〜
…うららかな春の陽気が続いているある日のこと…
りみ「わぁ…見て、桜が満開だよー」
香澄「こんな綺麗な景色を見ながら、みんなで帰宅できるなんて…私、すっごく幸せだなー」
流星「それは言い過ぎ…でもないかな…確かに幸せだ」
僕と尚之、ポピパの5人は一緒に帰りながら、川沿いの満開の桜並木を歩いていた。
沙綾「だね。にしても…ここの桜は特に綺麗だな〜」
尚之「話によると、ここの桜並木は都の桜の名所百選に選ばれたらしいぜ」
有咲「そうなんだ…本当に綺麗な景色だなー」
りみ「こうやってワクワクしちゃうのも、春の力のおかげかな?春といえば…何か新しいことが始まる予感するよね?」」
香澄「えー?そうかな…私はいつも何かが始まる予感してるけど?」
流星「それは香澄だけだ…」
有咲「なんてったって…ノーテンキだし…」
香澄「私だけ!?おたえもそうだよね!?」
流星「急に振ってどうする!?」
たえ「私は春っていうと…たけのこご飯…って感じするけど」
尚之「なんでたけのこご飯!?」
沙綾「あはは…おたえは相変わらず独特だね」
…などなど、たくさんの話をしながら、川沿いを歩いて行くと…
???「たぁぁ!」
と、何かの掛け声が聞こえた。
僕と尚之はその声の主を一瞬で特定した。
香澄「…ん?ねぇ、みんな。あれなんだろ…」
???「えいっ!えええいっ!」
掛け声はかなり大きい声で言っていた。
有咲「…な、なんだあいつ…桜の木に向かって刀みたいなの振ってるぞ…あれは完全にやばい奴だ…みんな、目を合わせるなよ…」
流星「あー…合わせても大丈夫だと思うよ?」
有咲「はぁ!?なんでだよ!?」
尚之「知り合いだから…」
と、僕らは掛け声を出している人の元へ行った。
香澄は正体をとっくに知っていたので、普通に近寄った。
香澄「…ねぇ!イヴちゃん!そんなところで何やってるの!?」
掛け声を出している人の正体は、『Pastel*Palettes』のイヴちゃんだった。
片手にはなぜか木刀を持っていた。
イヴ「ん?あ、カスミさんじゃないですか!それに、リミさんとサーヤさんもタエさんも。あ、アリサさんとリュウセイさんとナオユキさんもいたんですね」
流星「俺らは付属扱い!?」
尚之「一応いたんだけど!?」
有咲「こ、こんにちは…」
僕と尚之はイヴちゃんに思わずツッコミ、有咲はいつもの人見知り効果が発生した。
流星「…つーか、何やってたんだ?桜に向かって木刀なんて…」
イヴ「実は…ブシの特訓をしていました」
流星・尚之「ブフッ!」
僕と尚之は思わず吹いてしまった。
有咲「はぁ!?武士の特訓!?…で、ですか?」
流星「素顔見えちゃったよ…」
有咲「いや…バレてないようだぜ?」
有咲の素顔が思わず出てしまったが、イヴちゃんにはバレてなかった。
イヴ「舞い落ちる桜の花びらを刀で斬るんです。私の読んだ小説の剣豪は、そうやって特訓をしていました」
流星「いや、斬れないし小説だからな!?」
イヴ「斬れないんですか?」
尚之「木刀は叩くことはできるが、斬るために作ったわけじゃないんだよ…それに、小説だから、それが本当に武士がやったかどうかはわからないよ…」
イヴ「そうなんですか…」
僕と尚之の一言で、イヴちゃんはすっかり気分を落としてしまったが…
流星「…まぁ、精神を鍛えるためにはいいかもな…」
と、僕がすかさずフォローに入った。
そこへ…
???「はぐみ!お花見って本当に楽しいわね!」
???「こころんには絶対負けないからね!」
と、声がした。
その声の方を見ると、2人の人影が積もった桜の花びらをお互いに投げ合い、1人はそれを観戦しながら何か言っていた。
流星「…この声は…マジかよ…」
僕は思わず呟いてしまった。
僕らは、桜の花びらで雪合戦をしている2人の方へと向かった。
はぐみ「あ!かーくんじゃん!かーくん達もひょっとしてお花見していたの?」
花びらの雪合戦をしていたのは…こころちゃんとはぐみちゃんだった。それにツッコミを入れていたのは美咲ちゃんだった。
香澄「ううん。みんなで一緒に帰ってたら、たまたまイヴちゃんと会ったんだ」
イヴ「私はここでブシの特訓をしていました!リュウセイさんとナオユキさんに叱られましたが…」
流星「あー…ごめん…」
尚之「決してそういうわけじゃ…」
イヴ「大丈夫です!こんなことでくよくよしてたら立派なブシになれませんから!」
とその時、香澄はある事に気付いた。
香澄「もしかして…CiRCLEじゃない所で花女の1年生メンバーが揃うのって初めてじゃない!?」
流星「言われれば…そうだね…」
イヴ「本当ですね!改めて、よろしくお願いします!」
こころ「そうね、よろしく!」
とその時、有咲が少し緊張気味にこう言ってきた。
有咲「なぁ、香澄…そろそろ帰ろうって…いつまでもこんな変わったヤツらと一緒にいたら、私まで変な目で見られるだろ…」
流星「いや…香澄がもう変なヤツらの1人だからな?」
有咲「あーそうだった…流星、尚之、帰ろうぜ」
僕のフォローにより、有咲は僕と尚之を連れてそこから離れようとした時だ…
香澄「あ!いい事思いついた!」
香澄がそう叫んだのだ。
有咲「え!?」
尚之「これは…」
流星「やな予感が…」
僕と尚之と有咲は不安になる一方で、香澄はある提案を出した。
香澄「ねぇねぇ、みんな!せっかくここで会えたのも何かの縁だし、みんなでお花見をしようよ!」
流星「え?」
尚之「なんだ…」
僕と尚之は香澄の事だから、変な事でも言うのかと思っていたが、案外まともな意見だった。
まぁ、出演者は超変わり種の人達だがな…
一方の有咲は、やっぱりというような顔をしていた。
香澄「次の日曜日って、みんな予定空いてる?」
はぐみ「わわ!さっすがかーくん!ナイスアイディア!はぐみはその日大丈夫だよ!こころんもみーくんも平気だよね?」
こころ「私と美咲はもちろん参加よ!」
美咲「勝手に決めてるし…まぁ、大丈夫だけど…」
イヴ「私もみなさんと一緒にお花見やってみたいです!日本に来る前から、お花見ってずっと憧れていましたから!」
流星「そういや、イヴちゃんはフィンランドと日本のハーフなんだっけ…そりゃ、憧れるもんな」
イヴ「はい!」
香澄「りみりん達もオーケー?」
りみ「うん!こんな機会なかなかないもんね!」
沙綾「だね。沙綾も行くでしょ?」
たえ「私、たけのこご飯持って行くね。楽しみ〜」
尚之「たけのこご飯安定だな…あ、俺は今回パス。先に友達と遊ぶ予定入っちまって…」
流星「俺は平気だよ」
という事で、僕らはお花見をすることになった。
楽しみだな。
いかがでしたでしょうか?
わずかになると思いますが、頑張って書きますので、よろしくお願いします!
では次回お会いしましょう!
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