一日遅れの友希那さん誕生日回書きました。
いつもの突貫工事ですが、よろしくお願いします。
では、本編どうぞ!
番外編〜友希那の誕生日〜
…秋が深まった10月25日…
雄介はある目的でショッピングモールに来ていた。
雄介「…友希那、どんなのがいいんだろうか…」
次の日が友希那さんの誕生日で、雄介はそのプレゼントを買いに来ていた。
雄介「うーん…猫のグッズとかがいいと思うんだけどなぁ…なんかピンと来ないなぁ…」
しばらく悩みながら歩いていると…
雄介「…お?これいいんじゃねぇか?」
雄介はそう言って目をつけた商品を手に取り、そのまま買った。
値段的には高校生の雄介も安心の価格であった。
雄介「ちょっと安っぽくなっちまったけど…これなら友希那に似合う」
雄介はそう言って、明日のサプライズパーティーに期待を膨らませたのだった…
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…次の日…
野球部の練習を終えた雄介は、走ってRoseliaがいるスタジオへ向かった。
雄介「…いるかなぁ…」
と、雄介がスタジオの中に入ると…もぬけの殻だった。
いや、機材とかはまだあるので、スタジオの外で何かをしているものかと思われる…
雄介「うーん…この後どうしようか…」
と、雄介が悩んでいると…ドアが開く音が聞こえた。
雄介「…ん?」
雄介がふと、振り返ると…かなりおめかしをした友希那さんと、その後ろにはリサさんや紗夜さんたちが立っていた。
リサ「あ、ちょうどよかった〜。雄介くん、今日この後友希那とデートに行ってよ」
雄介「え!?ちょ、急すぎません!?」
友希那「そうよ…いきなりすぎるわ…」
あこ「でも、友希那さんと雄介さんは恋人同士ですし!今日だけはデートに行って、思い出を作ってください!」
紗夜「本来はそういうのはあまり良くないとは思っているのですが…せっかくの誕生日ですし、行ってきてください」
雄介「ちょ…勝手に進んでますけど!?」
友希那「…横暴だわ…」
と、リサさん達の策略により、雄介と友希那は急遽、デートをすることになった。
雄介「…すまない…練習をしなければならないのに…」
友希那「いえ、気にしてないわ。雄介とのデートだもの。断らないわけないもの」
雄介「というか…貴重な誕生日を潰してしまってよかったのか…」
友希那「ううん、雄介となら大丈夫よ」
雄介「そうか…なら良かった…」
雄介は友希那さんにそう言われて照れ臭そうにしていた。
ふと、雄介は友希那さんの格好について話をした。
雄介「…そういや友希那、何か雰囲気がいつもと違うんだけど…」
友希那「あら、わかった?」
今の友希那さんの服装は制服で、いつもと同じように見えているが、髪型をポニーテールにしていたり、指輪をつけていたりした。
友希那「これ、リサやあこからもらったものなの。今日、誕生日で、みんなそれぞれプレゼントを用意してくれて…せっかくだったら、雄介と一緒にデートに行ったらって言われたのよ」
雄介「なるほど…しかし…こういう友希那もなんか新鮮だな…なかなか見ないもん」
友希那「そうね…特に、こういう時に指輪なんてしたことないもの…」
そう言って、友希那は左手をすっとかざすようにあげた。
雄介「もしかして、身につけているもの全部、リサさん達からの…」
友希那「えぇ、そうよ。今日もらったプレゼント。さっきもらったんだけど、その後雄介が来るって言って、どうせだったら雄介とデートに行ったらって…」
雄介「そ、そうなんだ…」
友希那「昔の私だったら、そんなことをしてる暇なんてないって言ってたかもしれないけど…今は、こうやって隣に雄介がいるのも悪くないって思えてきたわ」
雄介「そう言ってくれるとありがたいな…あ、俺からもプレゼントあったんだっけ…」
雄介はそういうと、バックから紙袋を取り出して、友希那さんに渡した。
友希那「…中身は見ても?」
雄介「いいよ。喜んでくれると嬉しいんだけど…」
友希那さんは紙袋の中身を見て取り出すと、猫のチャームが付いたブレスレットが出てきた。
雄介「友希那、猫好きだし…なかなか決まらなくて、結局、俺の財布事情で1番と思ったものにしてしまったけど…」
友希那「えぇ、嬉しいわ。これも付けさせてもらうわね」
友希那さんはそう言うと、雄介からもらったブレスレットを早速手首につけた。
雄介「喜んでもらえて良かった…ほっ…」
友希那「そんなに考えなくてもいいわよ。プレゼントは嬉しいし、何よりあなたからもらったものを喜ばないわけないもの。ありがとう」
雄介は友希那さんの方を見て、思わずはにかんだ。
その後、1時間程度散歩をした後、友希那さんと雄介はスタジオに戻って、いつものように練習を行ったのだった。
いかがでしたでしょうか?
今回の誕生日回も2000字無いくらいの文字量でしたが…これくらいで許してください…
では、次回お会いしましょう!