今日は香澄の誕生日。
ということで、1000字程度のショートストーリーを書いてみました。
軽く読んでいただくだけで充分ですので、どうぞ見ていってください。
では、本編どうぞ!
…ある日のこと…
蔵にて…
有咲・りみ・たえ・沙綾・流星「香澄、誕生日おめでとう!」
香澄「うわぁ〜!ありがと〜!」
この日は香澄の誕生日。なので、俺らは蔵で誕生日パーティーを開くことにしたのだ。
もちろん、香澄には知らせていない、サプライズパーティーだ。
流星「しかし、香澄の誕生日がこの日なのか…有咲とかに言われるまで気付かなかった」
香澄「え?有咲が言ってくれたの?」
有咲「ばっ!流星!それ言わないでって!」
流星「え?聞いてねぇぞ?」
有咲「今言った!」
と、パーティーはいつものようにワイワイと盛り上がった。
沙綾「今日は外暑いから、ケーキはアイスケーキにしておいたよ。あと、うちの親が香澄のために色んなパンを用意してくれたんだ」
流星「にしては張り切りすぎだろ…」
沙綾が指差したところには、かなり山積みになっているパンがあった。
香澄「ありがとー!沙綾ー!でも、こんなには食べられないかも…」
流星「ケーキのアイスと一緒に食えばなんとかなるだろ。それでも無理だったら俺が食っとくわ」
りみ「そうだね」
たえ「さぁ、早速食べよう」
ケーキは六当分に切り分け、みんなでパンにアイスを乗せながら食べるという形で食べ進めていた。
流星「そういや、今日俺何もプレゼント持って来てなくてさ…」
有咲「はぁ!?持って来いって言っただろ!?」
流星「忘れちまってな…それで、香澄が今欲しいものないかなって聞きたくてさ」
香澄「ん?私が今欲しいもの?」
流星「そうそう。なんかない?」
香澄「うーん…流星くんかな?」
流星「ご冗談がキツイって…」
香澄「ごめんごめん…うーんと…あ、野球やりたい!」
流星「ん?それは…どういうこと?」
香澄「流星くん達と一緒に野球部の練習やってみたいんだ!」
流星「それはあかん…マジで…」
香澄「えぇ〜!?」
流星「えぇじゃないっつうの!硬球なんて硬いから、香澄みたいな一般素人だと怪我するっつうの!」
香澄「そっか…」
香澄は少ししょんぼりとした表情を見せた。
それを見た俺は、はぁとため息をつきながら、おもむろに立った。
流星「…キャッチボールくらいならやってもいい。あとはバッセンで球打つくらいだな」
香澄「本当!?」
流星「軽くやるくらいだけだからな」
香澄「ありがとー!」
流星「馬鹿野郎!抱きつくな!」
そんなこんなで、俺らは外へ出てキャッチボールをすることにした。
有咲「…てか、なんで私達も外にいるわけー!?」
たえ「いいじゃん、やろうよ、キャッチボール」
りみ「私はいいかな…」
沙綾「今日は香澄の誕生日だし、香澄のやりたいことやらせてあげようよ」
と、有咲達は日陰で俺らを見守ることにした。
俺と香澄はお互い離れたところでスタンバイしていた。
香澄「…流星くん!行くよー!それ!」
香澄が投げた球は、大きく上へ上がり飛距離がない。
流星「オッケー、オッケー…ほい」
俺はどうにかボールを取り、それを高々と上げた。
流星「それじゃ、次は俺な」
俺はいつものキャッチボールをするようにボールを投げた。
香澄が投げたボールとは違い、かなり速い球になった。
それでも…
香澄「うわっ!…ちょっと!速いよ!」
香澄は難なくボールを取った。
流星「悪りぃ、悪りぃ…」
その後、俺と香澄でキャッチボールをしばらくやり、いつのまにか有咲やおたえなども参加させられて遊んだ。
流星「…もうこんな時間か…」
俺らが夢中になってやり、気がついたら17時を回っていた。
香澄「あーあ…もうちょっとやりたかったなぁ…」
流星「しゃあねぇよ。まぁ、楽しめたからいいだろ?」
香澄「うん!流星くん、ありがとうね!」
流星「いいってもんよ」
香澄は笑顔で俺に礼を言ってくれた。
そして…
香澄「…流星くん!最後にいい?」
流星「ん?」
香澄「…手繋いでいいかな?」
流星「え?」
香澄「いいでしょ?」
流星「…まぁ、いいぜ?」
香澄「…ありがと」
俺と香澄で手を繋いで、蔵へと戻ったのだった…
なお、後ろで有咲や沙綾達がコソコソと何か話していたのは別の話。
いかがでしたでしょうか?
最近色々と忙しいので、ちょこちょこと小説書いていますが、納得がいくまで書き続けているので、他作品に関してはもうしばらくお待ちを…
これからまだまだ夏が続くので、体調崩さずに頑張っていきたいと思います。
では、次回お会いしましょう!