ええっとまぁ…話す事ないので、本編どうぞ!
…バンドのライブを見た次の日…
僕と香澄ちゃんは流星堂に来ていた。
時刻はというと…朝6時30分くらいだ…
わざわざ都電に乗ってまで来たのだ。
流星「…なんで俺まで…」
香澄「まぁ、いいからいいから!」
流星「良かねえ!はぁ…」
僕はため息をつきながら香澄ちゃんの隣を歩いていた。
昨日のライブで、あの金髪の女の子が香澄ちゃんの学校、花咲川女子学園の生徒だった事がわかったのと、名前が市ヶ谷有咲だとわかった。
僕と香澄ちゃんは流星堂に着くと、そこの店主らしきおばあちゃんが出て来た。
???「あら、有咲の友達?」
香澄「はい!」
流星「いや、まだ友達なわけないだろ!」
???「そうなの?」
流星「あ、いや…友達です…それより、あなたは?」
???「私は市ヶ谷万実と言います」
香澄「おばあちゃんと呼んでいい!?」
流星「呼ぶか!」
万実「えぇ、いいですよ」
流星「いいんかい!」
その後、僕らはご飯を食べさせてもらった。
流星「…いいんですか?僕らにこんなもの用意してもらって…」
万実「えぇ、有咲の友達ですもの」
香澄「いっただっきまーす!」
万実「そういえば、あなた達の名前を聞いていませんでしたね」
香澄「戸山香澄と言いまーす!よろしくね、おばあちゃん!」
万実「よろしくね、戸山さん」
流星「あ、俺、秋山流星と申します」
万実「よろしくね。秋山さん。あ、そろそろ有咲を起こしに行かないと…」
香澄「あ、私が行きます!」
万実「それじゃあ、よろしくね」
と、香澄ちゃんが有咲ちゃんを起こしに行った時、絶叫が聞こえたのは言うまでもない…
その後、僕と香澄ちゃん、有咲ちゃんで歩いて登校する事に…
有咲「…つーか、なんでお前がいんの!?」
流星「悪りぃ…俺も連れてこられた…」
有咲「あー被害者側だな…」
流星「実際そうでもないがな…」
と、僕と香澄ちゃんと有咲ちゃんで歩いて行くと…急に有咲ちゃんが走って行ってしまった…
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その日の学校にて…
僕は尚之に香澄ちゃんの話をした。
バンドのライブを見た事で、バンドをやりたいという香澄ちゃんに僕が手助けをしたいと尚之に言ったところ…
尚之「おぉーマジか」
と、意外そうに驚いた。
流星「そんなに驚く事か?」
尚之「だって、もう3年も経つんだぜ?あの日からさ」
流星「まぁな。でも、まだ腕は鈍ってまいから大丈夫だと思うんだけど…」
尚之「不安だったら俺も手伝うぜ」
流星「お前大丈夫かよ?」
尚之「大丈夫、鈍ってねえから」
僕と尚之は互いに笑ってみせた…
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その日の放課後…
僕と香澄ちゃんでまた流星堂に来て、そこの蔵にあったギター…香澄ちゃん曰く、ランダムスターと呼ばれるギターをもらいたく、蔵の掃除をしている有咲ちゃんの手伝いをすることに…
有咲「全く…お前は飽きないな…」
香澄「だって、見てたら手伝いたくなったから…」
有咲「どうせ、ギター目的だと思うけど」
流星「右に同じ」
僕と有咲ちゃんは互いに顔を見てはぁとため息をついた。
有咲「…お前も大変な奴に付き合わされることになったな…」
流星「全くだけど…俺はこの先が見たくなってね…」
有咲「この先…?」
流星「…何でもねぇよ」
僕は荷物を運んでいる香澄ちゃんを見ていた…
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…数日後…
僕と香澄ちゃん、有咲ちゃんで頑張って蔵を掃除し終えた。
そのおかげか、ランダムスターを見せてもらう事になった。
香澄ちゃんと有咲ちゃんは掃除中に何回も見たらしいが、僕は初めて会った時以外見ていなかった。
ちなみに、蔵の中はかなりピカピカになっていて、結構広く感じた。
香澄「見ていいの!?やったー!」
有咲「全く…世話の焼ける奴だぜ…」
流星「まぁ、それが香澄ちゃんのいいとこかもね…」
と、香澄ちゃんがギターケースの取手を持ったその時だ。
取手が外れ、ギターケースが真っ逆さまに落ちていった。
僕は体がすぐに反応したが間に合わず、ケースは地面に落ちて壊れ、ギターが勢いよく飛び出てしまった。
有咲「怪我は!?」
流星「香澄ちゃん!」
香澄「う…うわーん!どうしよう!ごめんなさい!ごめんなさい!」
僕と有咲ちゃんは香澄ちゃんの怪我を心配したが、香澄ちゃんはランダムスターを落とした事に精一杯謝った。
流星「有咲ちゃん!この近くに楽器屋さんあるからそこへ行こう!」
有咲「わかった!香澄!」
香澄「う…う…」
香澄ちゃんはまだ落ち込んでいた。
僕はそれを見て、すっとそばに寄って声をかけた。
流星「…香澄ちゃん…まだ間に合うよ…」
香澄「…え?」
流星「今回壊れたのはギターケースだけで、ギター自体は多少傷ついているけど、楽器屋に行けば何とかなる。だから、そこで泣かず、今すぐにでも行こう」
香澄「…うん…ありがとう」
そして、僕と香澄ちゃん、有咲ちゃんで夕立の中近くの楽器屋さんへ行き、直してもらった。
有咲「全く…心配させんなって…」
香澄「えへへ…ごめんごめん…」
香澄ちゃんはもう立ち直ってた。
そして…
有咲「…ランダムスター…540円で売ってやる…300万円おまけだからな!」
香澄「いいの!?ありがとう!」
流星「でも金は取るんだな…」
有咲「うっせぇ!」
そして、蔵に戻ると、万実さんが中で立っていたのだ。
万実さんは、有咲ちゃんにとある鍵を渡すと、蔵の隅にあった地下室への入り口を開けたのだ。
流星「…蔵に…こんなとこあったのか…」
有咲「まぁな」
僕は心を開けてくれた有咲ちゃんに少し嬉しさを感じた…
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その日の夜…
僕は尚之と電話をしていた。
尚之「…香澄ちゃんが大きいバンドになるって?」
流星「何となくな…」
僕は香澄ちゃんを中心としたバンドが成功すると睨んでいた。
尚之「根拠は?」
流星「…まぁ…オーラか?」
尚之「答えになってねぇよ…」
流星「…なぁ…尚之…」
尚之「ん?」
流星「…『LINE DRIVE』復活させね?」
尚之「…え?」
僕の言葉に、尚之は素っ頓狂な声を出したのだった。
どうでしたでしょうか?
是非、感想等あればお書きください。
次回はラブライブの方でお会いしましょう!