今回…かなり内容が薄いです…
というのも、僕がいつもアニメも話数に沿って小説を書いているのですが…見事に話を間違えました…
なので、今回は無理やり方向転換させて書いていますので、今まで以上に最悪な文章となっているかと思いますw
そこはあらかじめご了承ください。
では、かなーりゆるい本編、どうぞ!
『SPACE』に合格した次の日…
僕と尚之は野球部の練習をしていた。
僕はこの日はバッティング練習をしていた。
カキーン!
カキーン!
金属バットの快音が聞こえる。
それは僕ではなく、尚之の方だ。
尚之はムードメーカー的な存在で、リトルリーグにいた時は、負けてもいつもみんなを励ましていた。
野球センスはかなりいい方で、特に肩がかなり強い。センター前に落ちたボールを返球してホームでアウトにさせたのは、指では数えられないくらいやっていた記憶がある。
また、中学の時の噂で、かなりのパワーヒッターに覚醒したというらしい。
実際、今やっているバッティング練習で、尚之が打った打球は全球柵越えしている。
僕はというと、キャッチャーという過酷なポジションにいながら足を使うことが多い。盗塁の中でも、二盗は確実に決められるし、過去に何度かホームスチールを決めたこともある。
そのため、バッティングは繋ぐ事を意識して、低弾道になる事が多い。
まぁ、低弾道でもツーベースやスリーベースを狙えるほど、足が速いからいいけどね…
と、まぁ僕と尚之のバッティング寸評はこれくらいにして、僕はセカンドベースを狙うようにして、バッティング練習をしていた。
そこへ…
???「あら、流ちゃんうまいねぇ」
と…どこからかオネエ風の口調で話してくる人が来た。
流星「あ、須磨先輩。こんにちは」
???「あらやだ、下の名前で呼んで頂戴よ」
丸刈り坊主なのに、やたらとクネクネと体を動かす、僕の目の前にいる人は、2年生の須磨麻里弥先輩だ。
といいつつ、下の名前はもちろん偽名。本当の名前は須磨拓也。
本人は気づかれたくないらしいけれど、学校にいる以上、本名で呼ばれるので、野球部員はおろか、学校全体で須磨先輩の本名を知っている。
それにも関わらず、本人はそれに気づいていないという鈍感ぶりである…
ポジションは主にショートを担当しており、チーム屈指の守備職人。
高く飛んでアウト、低くしゃがんでアウト、とあらゆる場面でファインプレーを連発しており、他の人から見たらボールを取る手がまるで千手観音みたいだという事で、『江戸川橋の千手観音』と呼ばれている。
また、須磨先輩のバッティングコントロールは卓越したものがあり、巧打者のイメージが強い。ただ、パワーないくせにボールを高く上げてしまう事がよくある。
大半の人は『須磨先輩』と呼んでいるが、ごく少数で『麻里弥先輩』と言っている人がいる。
ここでは、セリフの前の表記は『麻里弥先輩』にするが、ここの文や僕のセリフでは『須磨先輩』と表すので、間違えないように…
流星「いや、そういうわけには行きませんので…それより、須磨先輩は今日守備練習ですよね?早く行かないと間に合わないですよ」
麻里弥「あらほんとだ。ありがとね。んーチュッ」
須磨先輩は僕に投げキッスをして、守備練習をしに行った。
流星「…オェ…」
僕は思わず嗚咽を出した。
と、そこへ…
雄介「全く…須磨先輩はいつもああで困るぜ…」
雄介がのらりくらりと僕の元にやってきた。
流星「ほんとそれ…」
雄介「でも、あれで守備は日本の中でもトップレベル…強すぎだろ…」
流星「いろんな意味でな…てか、雄介どうした?」
雄介「あぁ、今日この後暇か?」
流星「暇だけど?」
雄介「この後、俺と流星と康介先輩でちょっと打ち合わせしたいんだ。尚之も連れてきてもいいよ。まぁ、色々な確認だな」
流星「確認?」
雄介「ピッチャーの球種や、投げ方の事」
流星「あーなるほど…わかった」
ということで、僕と尚之、雄介、康介先輩で夜ちょっとした会議をすることになったのだった…
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その日の午後…
花咲川女子学園にて…
香澄「えぇ!?流星くん来られない!?」
有咲経由で、僕の会議の話を聞いた香澄は、かなりひどく落ち込んでいた。
なぜかというと、この日ポピパの5人は、オーディション合格祝いの打ち上げで、焼肉を食べに行くという事を決めていたのだ。
香澄たちには、僕と尚之は野球の練習次第で行く、と言ってある。
りみ「残念だね、香澄ちゃん」
沙綾「まぁ、仕方ないよね。今度の大会で勝ってほしいから」
たえ「という事は、5人で打ち上げだねー」
有咲「香澄、しっかりしろ。今日はしゃあねぇから」
香澄「うん…」
香澄はまだうなだれたまま、小さくうなづいたのだった…
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今日の夜…
とある焼肉店…
その焼肉店に来たポピパのメンバーは、ゴザがある席に案内された。
一方は壁、テーブルを挟むようにのれんがかかっていて、廊下に出る入り口ものれんで仕切られている。
香澄「よぉし!今日は食べるぞー!」
有咲「相変わらずはしゃぐなぁ…香澄は…」
香澄「えー!だって、みんなでご飯食べるのって、ワクワクしない?」
有咲「いつものことだろ!」
沙綾「あはは…まぁ、確かに昼一緒だからね…」
りみ「でも、夜は初めて」
たえ「香澄を除いては」
香澄「え!?なんで!?」
たえ「いつも他人の家に乗り込んでいるから」
有咲「ごもっともだ」
香澄「えぇ!?そんなぁ…」
沙綾「で、でも、香澄が乗り込んでくれたおかげで、今のポピパがあるんだから」
りみ「そうだよ!だから元気出して!香澄ちゃん!」
香澄「りみりん、沙綾、ありがとぉ〜」
と、香澄たちが盛り上がっている中…僕たちが、ちょうど香澄たちがいる焼肉店に来たのだ。これ、ガチで偶然です…
店員「お客様、何名様でございますでしょうか?」
流星「4人です」
店員「わかりました。ではこちらへ」
僕ら4人が案内された場所は…また偶然にも、香澄たちの隣だった。
康介「いやぁ…ごめんね、急にこういうとこに行こうなんて言って」
流星「いえいえ、僕は大丈夫ですよ」
尚之「わざわざ僕まで誘ってくれるなんて…ありがとうございます」
康介「いいっていいって。今日は俺のおごりだから、好きなだけ食べようか」
雄介「あざーっす!」
そんな僕らのその会話のやり取りを、たまたま聞いてしまった人がいる…
香澄「…あれ?」
香澄はふと後ろを振り返り、のれんの向こう側を見た…
香澄はある人の後ろすがたを見て、思わずそののれんをくぐってきた。
香澄「流星くーん!」
流星「ぐわぁっ!?か、香澄!?」
突然のことに、僕は思わず目が点になり、尚之は驚いて壁に避難し、康介先輩と雄介はポカンとし、有咲とりみりんは止めに入ろうとしたが間に合わず、沙綾とたえは驚いた様子で見ていて…色々とカオスな状況だった。
そんな中でも、香澄は頰を僕の体にすりすりさせるように動かしていた。
香澄はその後、案の定有咲達に引きずられた…
雄介「もしかして、あなた達は『poppin’party』ですか?」
雄介はふと思い出したように、おもむろに聞いた。
りみ「えっ、知ってるの?」
康介「流星からよく聞いてるよ」
たえ「そうなんだ」
この後、康介先輩の気前の良さによって、僕らとポピパのメンバーで一緒に焼肉を食べることにした。
香澄「カルビいっただきー!」
有咲「あぁ!それ私が食べようとしてたやつ!」
雄介「すごい声の張りようだな、あはは」
有咲「そ、そうですか?おほほ…」
雄介「無理に上品にしなくてもいいよ。流星と一緒にいる感じでいいからさ」
有咲「あ、ありがとうございます」
たえ「有咲、照れてる」
有咲「照れてねぇし!」
と、いつものように大騒ぎしながらポピパメンバーは焼肉を楽しんでいた。
僕はというと、康介先輩と次の試合で戦う相手を分析していた。もちろん、偵察が持ってきてくれたビデオを見ながら。
流星「…この選手のリードはやはり、ストライク先行でいいかと…」
康介「それも確かにいいけど、俺としては、変化球を見せ球にしておいた方が打ち取れる気がする」
流星「となると、やはりスライダーですかね?」
康介「縦の方も行けるから、それで行くとしよう…」
と、僕と康介先輩で話をしていると…
香澄「何見てるの?」
と、香澄がまた僕に抱きついてきた。
流星「香澄…今真剣な話してるから、遊ぶのならまた後でな」
香澄「えぇ〜、私も見たいよぉ〜」
流星「だから!こっちは真剣な話してるって言ってるだろ!」
康介「まぁまぁ、こっちは支障ないから、続きを見ようぜ」
流星「は、はぁ…」
僕は肩に重力を感じながら、ビデオを見ることにした。
康介「…こいつはなんでも打ってくるから結構嫌なんだよなぁ…」
流星「でも、その反面、釣り球でも反応するので、ストライク先行で行けば問題ないかと…」
香澄「すごい…見ただけでわかるんだ…」
流星「キャッチャーやってたらそこまでわかるんだよ」
僕は康介先輩とビデオを途中まで見終わった後、ふと疑問に思ったことを聞いた。
流星「そういえば…なんで先輩は俺らを焼肉に?」
康介「ん?まぁ…ピッチャーとキャッチャーの交流みたいなものだ。ほかのピッチャーのメンバーは、今日色々用事があるからって、結局俺と雄介くんだけ。健介は実家が八百屋だから、店の手伝いで行けない…とまぁ、こんな感じかな?」
流星「へぇ…てか健介先輩、八百屋手伝ってるんですか」
康介「まぁ、地元向けの八百屋だよ」
その後、僕らは焼肉を思う存分食べ、康介先輩がまさかの全額負担してくれるという暴走に入り、俺らはすかさずそれを止めた。
流石に全額おごってもらうのにはかなりの金額に…と思ったからだ。
案の定そんな感じだったけどな…
香澄「…あの!康介さんに、雄介くん!」
帰り際、香澄は違う方へ帰る2人を止めた。
康介「ん?」
雄介「なんだ?」
香澄「今度、ライブハウス『SPACE』で、ライブやるので、よかったら見に来てください!」
香澄はここでもちゃっかり宣伝してきてる…
康介「おぉ、『SPACE』でか…わかった。行けたら行くよ」
雄介「俺も暇あったらな」
香澄「ありがとうございます!」
そんなこんなで、ポピパの打ち上げは無事、終了したのだった。
いかがでしたでしょうか。
最初は野球部の新キャラを出し、特に意味もない焼肉パーティをブッ込んだ、かなり薄い内容かと思います…w
とりあえず、低評価覚悟!で出させていただきましたw
次回はまともに書いていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
では次回お会いしましょう!