バンドリ!〜輝く星と白い球〜   作:VOSE

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どうも、VVVFです。
今回…かなり内容が薄いです…
というのも、僕がいつもアニメも話数に沿って小説を書いているのですが…見事に話を間違えました…
なので、今回は無理やり方向転換させて書いていますので、今まで以上に最悪な文章となっているかと思いますw
そこはあらかじめご了承ください。
では、かなーりゆるい本編、どうぞ!


第18話〜打ち上げ!〜

『SPACE』に合格した次の日…

僕と尚之は野球部の練習をしていた。

僕はこの日はバッティング練習をしていた。

 

カキーン!

カキーン!

 

金属バットの快音が聞こえる。

それは僕ではなく、尚之の方だ。

尚之はムードメーカー的な存在で、リトルリーグにいた時は、負けてもいつもみんなを励ましていた。

野球センスはかなりいい方で、特に肩がかなり強い。センター前に落ちたボールを返球してホームでアウトにさせたのは、指では数えられないくらいやっていた記憶がある。

また、中学の時の噂で、かなりのパワーヒッターに覚醒したというらしい。

実際、今やっているバッティング練習で、尚之が打った打球は全球柵越えしている。

僕はというと、キャッチャーという過酷なポジションにいながら足を使うことが多い。盗塁の中でも、二盗は確実に決められるし、過去に何度かホームスチールを決めたこともある。

そのため、バッティングは繋ぐ事を意識して、低弾道になる事が多い。

まぁ、低弾道でもツーベースやスリーベースを狙えるほど、足が速いからいいけどね…

と、まぁ僕と尚之のバッティング寸評はこれくらいにして、僕はセカンドベースを狙うようにして、バッティング練習をしていた。

そこへ…

 

???「あら、流ちゃんうまいねぇ」

 

と…どこからかオネエ風の口調で話してくる人が来た。

 

流星「あ、須磨先輩。こんにちは」

???「あらやだ、下の名前で呼んで頂戴よ」

 

丸刈り坊主なのに、やたらとクネクネと体を動かす、僕の目の前にいる人は、2年生の須磨麻里弥先輩だ。

といいつつ、下の名前はもちろん偽名。本当の名前は須磨拓也。

本人は気づかれたくないらしいけれど、学校にいる以上、本名で呼ばれるので、野球部員はおろか、学校全体で須磨先輩の本名を知っている。

それにも関わらず、本人はそれに気づいていないという鈍感ぶりである…

ポジションは主にショートを担当しており、チーム屈指の守備職人。

高く飛んでアウト、低くしゃがんでアウト、とあらゆる場面でファインプレーを連発しており、他の人から見たらボールを取る手がまるで千手観音みたいだという事で、『江戸川橋の千手観音』と呼ばれている。

また、須磨先輩のバッティングコントロールは卓越したものがあり、巧打者のイメージが強い。ただ、パワーないくせにボールを高く上げてしまう事がよくある。

大半の人は『須磨先輩』と呼んでいるが、ごく少数で『麻里弥先輩』と言っている人がいる。

ここでは、セリフの前の表記は『麻里弥先輩』にするが、ここの文や僕のセリフでは『須磨先輩』と表すので、間違えないように…

 

流星「いや、そういうわけには行きませんので…それより、須磨先輩は今日守備練習ですよね?早く行かないと間に合わないですよ」

麻里弥「あらほんとだ。ありがとね。んーチュッ」

 

須磨先輩は僕に投げキッスをして、守備練習をしに行った。

 

流星「…オェ…」

 

僕は思わず嗚咽を出した。

と、そこへ…

 

雄介「全く…須磨先輩はいつもああで困るぜ…」

 

雄介がのらりくらりと僕の元にやってきた。

 

流星「ほんとそれ…」

雄介「でも、あれで守備は日本の中でもトップレベル…強すぎだろ…」

流星「いろんな意味でな…てか、雄介どうした?」

雄介「あぁ、今日この後暇か?」

流星「暇だけど?」

雄介「この後、俺と流星と康介先輩でちょっと打ち合わせしたいんだ。尚之も連れてきてもいいよ。まぁ、色々な確認だな」

流星「確認?」

雄介「ピッチャーの球種や、投げ方の事」

流星「あーなるほど…わかった」

 

ということで、僕と尚之、雄介、康介先輩で夜ちょっとした会議をすることになったのだった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その日の午後…

花咲川女子学園にて…

 

香澄「えぇ!?流星くん来られない!?」

 

有咲経由で、僕の会議の話を聞いた香澄は、かなりひどく落ち込んでいた。

なぜかというと、この日ポピパの5人は、オーディション合格祝いの打ち上げで、焼肉を食べに行くという事を決めていたのだ。

香澄たちには、僕と尚之は野球の練習次第で行く、と言ってある。

 

りみ「残念だね、香澄ちゃん」

沙綾「まぁ、仕方ないよね。今度の大会で勝ってほしいから」

たえ「という事は、5人で打ち上げだねー」

有咲「香澄、しっかりしろ。今日はしゃあねぇから」

香澄「うん…」

 

香澄はまだうなだれたまま、小さくうなづいたのだった…

 

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今日の夜…

とある焼肉店…

その焼肉店に来たポピパのメンバーは、ゴザがある席に案内された。

一方は壁、テーブルを挟むようにのれんがかかっていて、廊下に出る入り口ものれんで仕切られている。

 

香澄「よぉし!今日は食べるぞー!」

有咲「相変わらずはしゃぐなぁ…香澄は…」

香澄「えー!だって、みんなでご飯食べるのって、ワクワクしない?」

有咲「いつものことだろ!」

沙綾「あはは…まぁ、確かに昼一緒だからね…」

りみ「でも、夜は初めて」

たえ「香澄を除いては」

香澄「え!?なんで!?」

たえ「いつも他人の家に乗り込んでいるから」

有咲「ごもっともだ」

香澄「えぇ!?そんなぁ…」

沙綾「で、でも、香澄が乗り込んでくれたおかげで、今のポピパがあるんだから」

りみ「そうだよ!だから元気出して!香澄ちゃん!」

香澄「りみりん、沙綾、ありがとぉ〜」

 

と、香澄たちが盛り上がっている中…僕たちが、ちょうど香澄たちがいる焼肉店に来たのだ。これ、ガチで偶然です…

 

店員「お客様、何名様でございますでしょうか?」

流星「4人です」

店員「わかりました。ではこちらへ」

 

僕ら4人が案内された場所は…また偶然にも、香澄たちの隣だった。

 

康介「いやぁ…ごめんね、急にこういうとこに行こうなんて言って」

流星「いえいえ、僕は大丈夫ですよ」

尚之「わざわざ僕まで誘ってくれるなんて…ありがとうございます」

康介「いいっていいって。今日は俺のおごりだから、好きなだけ食べようか」

雄介「あざーっす!」

 

そんな僕らのその会話のやり取りを、たまたま聞いてしまった人がいる…

 

香澄「…あれ?」

 

香澄はふと後ろを振り返り、のれんの向こう側を見た…

香澄はある人の後ろすがたを見て、思わずそののれんをくぐってきた。

 

香澄「流星くーん!」

流星「ぐわぁっ!?か、香澄!?」

 

突然のことに、僕は思わず目が点になり、尚之は驚いて壁に避難し、康介先輩と雄介はポカンとし、有咲とりみりんは止めに入ろうとしたが間に合わず、沙綾とたえは驚いた様子で見ていて…色々とカオスな状況だった。

そんな中でも、香澄は頰を僕の体にすりすりさせるように動かしていた。

香澄はその後、案の定有咲達に引きずられた…

 

雄介「もしかして、あなた達は『poppin’party』ですか?」

 

雄介はふと思い出したように、おもむろに聞いた。

 

りみ「えっ、知ってるの?」

康介「流星からよく聞いてるよ」

たえ「そうなんだ」

 

この後、康介先輩の気前の良さによって、僕らとポピパのメンバーで一緒に焼肉を食べることにした。

 

香澄「カルビいっただきー!」

有咲「あぁ!それ私が食べようとしてたやつ!」

雄介「すごい声の張りようだな、あはは」

有咲「そ、そうですか?おほほ…」

雄介「無理に上品にしなくてもいいよ。流星と一緒にいる感じでいいからさ」

有咲「あ、ありがとうございます」

たえ「有咲、照れてる」

有咲「照れてねぇし!」

 

と、いつものように大騒ぎしながらポピパメンバーは焼肉を楽しんでいた。

僕はというと、康介先輩と次の試合で戦う相手を分析していた。もちろん、偵察が持ってきてくれたビデオを見ながら。

 

流星「…この選手のリードはやはり、ストライク先行でいいかと…」

康介「それも確かにいいけど、俺としては、変化球を見せ球にしておいた方が打ち取れる気がする」

流星「となると、やはりスライダーですかね?」

康介「縦の方も行けるから、それで行くとしよう…」

 

と、僕と康介先輩で話をしていると…

 

香澄「何見てるの?」

 

と、香澄がまた僕に抱きついてきた。

 

流星「香澄…今真剣な話してるから、遊ぶのならまた後でな」

香澄「えぇ〜、私も見たいよぉ〜」

流星「だから!こっちは真剣な話してるって言ってるだろ!」

康介「まぁまぁ、こっちは支障ないから、続きを見ようぜ」

流星「は、はぁ…」

 

僕は肩に重力を感じながら、ビデオを見ることにした。

 

康介「…こいつはなんでも打ってくるから結構嫌なんだよなぁ…」

流星「でも、その反面、釣り球でも反応するので、ストライク先行で行けば問題ないかと…」

香澄「すごい…見ただけでわかるんだ…」

流星「キャッチャーやってたらそこまでわかるんだよ」

 

僕は康介先輩とビデオを途中まで見終わった後、ふと疑問に思ったことを聞いた。

 

流星「そういえば…なんで先輩は俺らを焼肉に?」

康介「ん?まぁ…ピッチャーとキャッチャーの交流みたいなものだ。ほかのピッチャーのメンバーは、今日色々用事があるからって、結局俺と雄介くんだけ。健介は実家が八百屋だから、店の手伝いで行けない…とまぁ、こんな感じかな?」

流星「へぇ…てか健介先輩、八百屋手伝ってるんですか」

康介「まぁ、地元向けの八百屋だよ」

 

その後、僕らは焼肉を思う存分食べ、康介先輩がまさかの全額負担してくれるという暴走に入り、俺らはすかさずそれを止めた。

流石に全額おごってもらうのにはかなりの金額に…と思ったからだ。

案の定そんな感じだったけどな…

 

香澄「…あの!康介さんに、雄介くん!」

 

帰り際、香澄は違う方へ帰る2人を止めた。

 

康介「ん?」

雄介「なんだ?」

香澄「今度、ライブハウス『SPACE』で、ライブやるので、よかったら見に来てください!」

 

香澄はここでもちゃっかり宣伝してきてる…

 

康介「おぉ、『SPACE』でか…わかった。行けたら行くよ」

雄介「俺も暇あったらな」

香澄「ありがとうございます!」

 

そんなこんなで、ポピパの打ち上げは無事、終了したのだった。




いかがでしたでしょうか。
最初は野球部の新キャラを出し、特に意味もない焼肉パーティをブッ込んだ、かなり薄い内容かと思います…w
とりあえず、低評価覚悟!で出させていただきましたw
次回はまともに書いていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
では次回お会いしましょう!

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