さて、今回から一部ゲームのストーリー入りですが…オリジナルストーリーを展開させていただきます!
あと、今回はラブライブの小説より先にこれを書かせてもらいます。よろしくお願いします。
では、本編どうぞ!
…文化祭から数日後…
僕は練習を兼ねてランニングをしていた。
朝のいつもの日課としてやっているが、今回は少し別のルートを走っていた。
川沿いをひたすら走っていると、とあるカフェテリアの前に来た。
そのカフェテリアと併設している形で、あるライブハウスがあった。
『LIVEHOUSE CiRCLE』と書かれたライブハウスに貼ってあったポスターを僕はたまたま目にした。
どうやらそのライブハウスでイベントをやるらしく、参加者を募っているらしい。
流星「…へぇ…」
僕はただそれを流しながら見ていたのだが、後々そのライブが最高なものになるとは思ってもみなかった…
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その日の放課後…
香澄「沙綾!早く行こ!」
沙綾「ちょっと待ってよ、香澄…まだ準備してないんだから」
ポピパのメンバーに沙綾が加わったことで、またさらに賑やかになった香澄達は、りみの情報で新しく出来たライブハウスに行くことになった。
それに僕もついて行くことにした。
有咲「全く…香澄はバンドやライブハウスになると熱くなるんだよな…」
流星「だな…」
りみ「でもそれが香澄ちゃんのいいところだと思うよ」
たえ「私も思う」
そんなこんなで、僕らは新しく出来たというライブハウスに来ると…そこはなんと、僕が朝ランニングで通った『LIVEHOUSE CiRCLE』だったのだ。
流星「ここか…」
有咲「流星、知ってんのか?」
流星「日課のランニングでたまたま通ってね…ほれ、あそこにポスターあるだろ?」
りみ「本当だ」
香澄「何々?何書いてるの?」
沙綾「…ガールズバンドライブ…参加バンド募集中…」
たえ「面白そう」
有咲「へぇ…参加バンド募集中か…いいんじゃねえか?」
流星「話については中に入ってから聞いてみようぜ」
僕とポピパメンバー5人は、ライブハウスの中に入った。
中は意外と広く、いろんなバンドのポスターがあった。
???「いらっしゃいませ!」
香澄「あの…ポスター見て来たんですけど…」
???「あ、もしかしてライブに参加したいの?」
香澄「はい!」
有咲「ちょっ、香澄早すぎ!」
流星「全く…あのー…ライブの参加資格って…」
???「うーんと…やる気があれば十分!」
流星「テキトー!?」
???「まぁ…そういうことにしないと、バンド来ないし…」
流星「そうなんすか…」
???「そういえば申し遅れましたね。私は月島まりなと言います。よろしくね」
流星「あ、こちらこそ…」
まりな「それで…そこにいる5人がガールズバンドやってるの?」
香澄「はい!私、戸山香澄です!ギターをやってます!」
沙綾「あはは…というか、バンド名言ってないじゃん…」
有咲「全く…少しは落ち着けよ…」
沙綾「とりあえず、私から改めて言いますね。私達、『poppin′party』というバンドをやってます。私は山吹沙綾と言います。担当はドラムです。
有咲「市ヶ谷有咲です。担当はキーボードです」
たえ「花園たえです。担当はリードギターです」
りみ「牛込りみです。た、担当はベースです…」
流星「俺は秋山流星です。まぁ…世話役です」
僕らはまりなさんにそれぞれ名前を言った後、まりなさんは『LIVEHOUSE CiRCLE』の中を説明してくれた。
ライブのステージはもちろん、練習用のスタジオも完備している充実ぶりに、ポピパのみならず僕も思わず唸ってしまった。
そして僕は思わずこんな質問をした。
流星「それでまりなさん…今のイベント、僕らの他に何組のバンド来ます?」
すると、まりなさんは少し笑顔を引きつらせてこう言った。
まりな「…君たちだけなの…」
流星「はぁ!?」
僕は思わず叫んでしまった。
香澄達は全員スタジオで練習するといって言ってしまったので、今その場にいたのは僕とまりなさんだけだった。
流星「どうするんですか!?」
まりな「うーん…本当にどうしよう…」
流星「…それなら、僕とポピパのみんなで参加するバンドを探しますよ」
まりな「え!?いいの!?」
流星「なんかかわいそうなんで…」
ということで、僕は香澄達の元へと行き、事情を話してバンドのスカウトをすることにした。
有咲「はぁ!?なんでそんな事を!?」
流星「悪りぃ…なんかかわいそうに思えて…」
香澄「でもいいじゃん!探しに行こう!」
僕らはまりなさんの元へ行き、まりなさんが注目しているバンドを教えてくれた。
幼馴染で結成され、パワフルな歌声でファンを魅了する最近注目しているバンド『Afterglow』
全員が芸能事務所に入っていて、楽器もしっかり演奏できるアイドルバンド『Pastel*Palettes』
『世界を笑顔に!』をモットーに、チビッコ達の間では人気のある異色バンド『ハロー、ハッピーワールド!』
そして、プロが注目する確かな技術と人々を虜にさせる歌声で話題沸騰中のバンド『Roselia』
流星「へぇ…」
まりな「さっき出て来たほとんどのバンドの人はある男子バンドを聞いて、自分も楽しくやってみたいと思ったそうよ」
香澄「男子バンド?」
まりな「ここらだと少し話題になったくらい有名なバンドだったらしいわ。たしか…『LINE DRIVE』だったかしら?」
流星「!?」
僕はまりなさんの言葉を聞いて思わず体をビクッと震わせた。
有咲「『LINE DRIVE』?知らねえな…」
香澄「私も…ってあれ?沙綾?りみりん?おたえ?」
有咲と香澄の一言を聞いた沙綾、りみ、たえの3人は、有咲と香澄を笑顔で睨んでいた。
沙綾「…香澄?まさか、『LINE DRIVE』知らないの?」
りみ「ここだと有名なバンドだよ?プロの人にも注目されたくらいなんだから…」
たえ「私がギター始めたのは、ギターの音を聞いて震えた事だけれど、もっと本格的に始めようと思ったの、その『LINE DRIVE』の曲を聞いてからなんだよ?」
沙綾「つまり、『LINE DRIVE』は…私たちにとって、体の一部といっても過言じゃないの…」
有咲「お、おう…悪かったな…」
香澄「ご、ごめん…」
と、沙綾、りみ、たえの3人熱く語ってる一方で、まりなさんが僕に話しかけた。
まりな「そういえば…さっき『Roselia』のボーカルの湊さんがいたの。申し訳ないけれど、スカウトしに行ってくれる?」
流星「あー…わかりました」
僕はポピパのみんなを呼んで、急いで外へと出た。
流星「そういや…『Roselia』って、つい先日に『グリグリ』とジョイントセッションをやったんだっけ…」
りみ「そうだよ〜。それより…流星君」
流星「ん?」
りみ「流星君って…『LINE DRIVE』のメンバーだった?」
流星「えっ!?どうしてそんな事を!?」
りみ「香澄ちゃんが『SPACE』で歌を歌う前に、流星君歌ったでしょ?」
流星「あ、あぁ…」
りみ「あの時、懐かしい感じがしたんだ…私が憧れていた声に…」
流星「あ、そ、そうなの?」
りみ「…流星君…『LINE DRIVE』のメンバーだったの?」
流星「いや…それは…その…」
と、その時だ。
香澄「あ!『Roselia』の人たちだ!」
と、香澄が走ってライブハウスに併設しているカフェテリアのカウンターへと向かって行った。
流星「わ、悪りぃ、りみ。香澄を追いかけないと…」
りみ「う、うん…」
僕は香澄を追いかけるという名目で、その話を切り上げた。
どうして僕はその事をりみに、さらにいうならポピパのみんなに知らせないのかというと、今日の昼に『LIVEHOUSE CiRCLE』のライブの日にちを尚之含むかつてのメンバーに伝えると、なんと偶然にもその日を中心とした1週間に全員集合出来るのだ。
そこで僕らは、かつてのライブスタイル、ゲリラライブをやるべく、『LINE DRIVE』の情報は言わないでおきたいのだ。
もちろん、僕らの正体を知ったゆりさんもりみに伝えるような事はしないようにしてもらっている…
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僕とりみは香澄達に追いつくと、そこにいた薄い紫色の髪の女の子と、緑色の髪の女性がいた。
???「戸山さん、花園さん、何しているの?」
香澄「ひ、氷川先輩!せせせ、先日はどうも!」
流星「落ち着け…香澄…」
???「あら?あなたは?」
流星「秋山流星と言います。香澄達とは一緒にバンドの練習をしている仲です」
???「そうなの…」
と、そこへ
???「あ、その子達花女生なのね。そこにいる子は別として…」
と、茶髪の女性が現れた。
???「えぇ、1年後輩の戸山香澄さんと花園たえさんよ」
たえ「どうもー」
流星「どこぞの漫才師か!」
???「へぇ、私はリサ、ベースをやってるんだ。それで、そこにいる子は友希那、あっちがドラムのあこ、そこの大人しめの子が燐子。よろしくね」
リサさんの話だけではあまりわからないと思うので、自己紹介でわかった事を要約すると…
『Roselia』のメンバーは、実力主義者の高校2年生、ボーカルでリーダーの湊友希那さん。
同じく実力主義者で高校2年生、ギター担当の氷川紗夜さん。
友希那さんの幼馴染で高校2年生、ベース担当の今井リサさん。
かっこいい事が大好きでたまに中二病化するドラム担当の宇田川あこ。
あこの親友で引っ込み思案のキーボード担当の白金燐子。
この5人が『Roselia』を組んでいた。
僕らはその『Roselia』のリーダー、友希那さんに参加願いを出したところ…
友希那「私達が目指しているのは、はるか高いところなの。だからそんなのに出てる暇なんてないわ」
と、さすがの実力主義者の言葉を言った。
それならばと、香澄は…
香澄「だったら私達の音楽聞いてください!」
と言ったのだ。
『Roselia』のメンバーは、一度『poppin′party』の音楽を聞いてから出るか否か、結論を出すだそうだ。
やっぱり一筋縄ではいかないな…このスカウトは…
僕はそう思いながら、『poppin′party』のみんなといっしょに次のバンドの元へと向かった…
いかがでしたでしょうか?
意外とバンドリ!の小説、ないんですよね…最近出始めたばかりですから仕方ないと思いますけど…
少ない中で、僕はしっかりと小説書かねば…と思ったこの頃である←趣味程度で書いている奴が何言ってるw
では次回お会いしましょう!