吉良吉影と奇妙な魔法学校   作:冥竜王ツカサ

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フーー、本格的な戦闘シーンって書くの難しいですね。なかなか筆が進まないです……いつもより文章が拙いですがどうかご了承くださいっ


第6話ACIDMAN②

夜中の4時 、男はいつもの夢にうなされていた。

「ウッ、グッやめろお父さん行かないでくれ…頼む……」彼の脳内には床に倒れ動かなくなった父親と緑の閃光がチラついていた。

 

今まで何でも見てきた忌々しい光景、そんな悪夢にうなされていた時、

「おーい朝だぞーー ディーーーーン!!!」

腹部に強烈な衝撃を受け、名前を呼ばれた男 ディーントーマスは目を覚ます。

「早くしないと朝食に遅れるぞーー!!」

 

声の主、ハリーポッターに起こされ目をこすりながら体を起こす。「ゲホッ......分かったから普通に起こしてくれないか?」キョトンとしているハリーを尻目にベットから出て着替え始める。「(なんだこいつ...今日この俺に殺されるというのに...決心が鈍るだろ...)」

ハリーを殺し、その魔力を我が物にする計画を取りやめたくなるが、

「(もう後には引けない!!小さいとはいえたくさんの命を奪ってきた...今更やめれるか!)」

「(しかも俺には切り札がある!負けるはずもない!)」

もう後には引けないという思いと切り札という自信に押され決心を固める。

「よし、今日、今日こそ己が大望が成就される時だっ!」

そして貴様のすばらしき命日だ、ハリー・ポッター

 

 

守衛室

「フーーーーー、眠い......」

あの戦闘(?)の後、敵襲を警戒してあまり満足に眠れなかった吉良であった。

「なぜこの世界でもスタンド使いを警戒して満足に眠れない生活を過ごさなくちゃあいけないんだ!?」思わず怒鳴りたくなる、いや怒鳴ったが「とりあえず目下の問題はあのスタンド使いを拷問もといスタンド使いと話し合うか...場合によっては「始末」しなくちゃいけなくなるのか...」殺人鬼としての顔を見せる吉良。

 

「行くぞ、ストレイ・キャット」「ミャオミャオッ!」かわいいお供を連れて部屋を出発しようとするが、

「…念のため…キラークイーン!」「…………」ヒョイ カパッ スポッ

 

ストレイキャットをキラークイーンの内部に収納しておく。

 

「フーー…」ため息ををつきながら重い腰を上げる吉良、

 

「さて、ダンブルドア達にバレなければ良いが…」

一抹の不安を口にしながら部屋を出る吉良であった……

 

今宵殺人鬼が始動する……

 

 

授業終了まで時は「加速」する…

 

 

「いやーーー疲れたねー」疲れた腕を伸ばしながらロンが呟く、ハリーもそれに同意とばかりに頷いたがハーマイオニーだけは様子が違った、というか瀕死寸前だった。

 

「!?え、どうしたハーマイオニー」あまりの疲労ぶりに心配して声をかける。「やれやれ、あんたぶっ飛んでるわ」

 

「……え?」

会話が成立しない模様です。

 

「あーロン、ハーマイオニーの介抱は君に任せるよ。僕はちょっとトイレに…」「おいっ!?」2人を置いててそそくさとトイレに逃げ込むハリーだったが、

 

「お、ポッターじゃん!!」「どこへいくんだぁ?」「ここは通さんっ!!」フォイ1人とデブ2人が行く手を遮る。

 

「あっ全然出番ない3人組」

 

「やめろーー!そのことを言うな!!」

 

出番なし3人組の1人、フォイもといマルフォイが怒りに顔を染め(?)怒鳴る。「だって1話以降君たち出てないじゃん」「……」ぐうの音も出ないメタ発言をされ黙り込むフォイ達であったが「うるせー、ここでお前を潰して俺がこのssの主人公にるんだーー!」そう言い放ち飛び蹴りをかまそうとするフォイであったが、

 

「…当て身」その声とともにフォイの体が崩れ落ちる。会心の一撃!

 

「ちょっとどいてくれないかいクラップ、ゴイル。僕はハリーに用があるんだ。」

 

名前を呼ばれた出番なし2人組クラップとゴイルは気絶した自分のボスを抱えて逃げていった。「ありがとディーン、あのままだとまた無駄な尺が出来るところだったよ。」

 

とりあえずメタ発言を無視して「ハリー、君に見て欲しいものがあるんだよ」本題に移る。「見て欲しいものってなに?」首をかしげるハリーに「見れば分かるよ、君が喜びそうなものだ」意味深な笑みを浮かながら歩き始める。ハリーも無言でついて行くこと5分後、「…倉庫?」見る限り古びた薬瓶が並ぶ小さい倉庫だった。

 

「さあこれで誰も来ないな…計画どおりだ」「!?」いつもは見せないその歪んだ笑みにようやくディーンの目的が邪なものであると気づいたその時ハリーの頭上に影がかかり、

ドシンッ ガラガラ……

 

「…え?」すんでのところで回避したハリーはそこに立つ異形の物をみて絶句する。その異形の物は豚のような鼻に一対の角、そして紫の熊のような生き物だった。しかも全身ツギハギがありところどころが腐っていた。

 

「おっ 色んな珍しいものを見てきた君でもこいつの姿には驚いたようだね。こいつは俺がバルザックって名付けた、俺だけの兵隊さ」特に驚いた様子もなく淡々と答えるディーンに「僕を…どうするつもりだっ!?」思わず叫ぶ

 

「ん?決まりきったことを聞くねぇ、君の命をもらうためさ」

 

「まさか君はヴォルデモートの…」自分の命を狙っている宿敵の名をあげるが「ふっ くだらん、俺は例のあの人の復活にはは何の興味もない」一笑に付された。

 

「???」ますますわけがわからなくハリーだったがバルザックと呼ばれた怪物が腕を振り下ろしてきたため考えることをやめた。

 

「ッ……!!!」すんでのところで回避しポケットから杖を取りだし、

 

「ステューピファイ(麻痺せよ)!」しかしバルザックには効かなかった!

 

「クッ…!」やみくもに辺りの薬瓶を投げつけるもバルザックは怯む気配をみせない。

 

「あっヤバイ、追い詰められた…」ハリー・ポッターは壁際に追い詰められた!

 

「ヒィイイイ!こうなったら殺人鬼でも誰でもいいから助けてくれー!」目をつぶり叫ぶが誰も来るはずがない。

 

「ハッハッハ、ここには誰も来やしないよ、英雄らしく大人しく死になっ!」ハリーは自分の死を覚悟して目をつぶった……

 

…私を呼んだか……?

 

いつまでたっても攻撃が来ないため、ハリーは恐る恐る目を開けるとそこにはピンクの猫のような筋肉モリモリの化け物がバルザックを吹き飛ばす光景が広がっていた。

 

「な、貴様は新任教師の吉良吉影かっ!」

 

思わぬ邪魔が入ったことに苛立ちに顔を歪めるディーンを尻目にハリーは吉良に感謝の気持ちを述べる。

 

「助けてくれて有難うございます!ところであの猫の化け物は…?」吉良の後ろにいるキラークイーンを指差す。「え?」「いや、今吉良さんの後ろにいる怪物ですって」

「……」「……」

「…何のことを言ってるのか分からないな坊や、私の後ろには何もいないよ?」「……」「信用してないな小僧!」

吉良はキラークイーンを見られたことにかなり焦っていた。「(このクソガキ、スタンド使いなのか!?だがこいつのスタンドは…見せていないのか…?)」とか色々かんがえてると、

「おいっ、俺を置いて話を進めるな!」ディーンが怒鳴ると同時にバルザックが向かってくる。

 

「やれやれ…」吉良がため息をつきながらよけると、さっきまで吉良がいたところにバルザックの拳が突き刺さっていた。

「チッ、素早い奴め」ディーンが舌打ちをし自分のスタンドを出す。

 

「お前が昨日のネズミのスタンド使いか…?色々聞きたいことはあるがとりあえず始末させてもらうぞ」

そう言いながらディーンの元へ近づいて行く。

 

「やっ、やめろ!俺に近つくんじゃねーーー!」懇願するディーンに吉良は

 

「ダメダメダメダメ!君は話を聞いた後で死ななきゃいけないんだ。死ぬことくらい覚悟してるだろぉ?」無情に告げる。

しかしディーンは懇願している表情を一変させ、「ハァハァ……ハハハハ!バカめ、俺の演技に騙されやがってお前の後ろにバルザックが拳を振り上げている。動くんじゃねーー!」吉良に怒鳴り、杖を向ける。

「フーー、面倒だな……」またため息をつき歩き始める。

 

「なめるなーー!やれっ!バルザックっ!」バルザックに拳を振り下ろさせるが、

「キラークイーン」「シバッ!!」

 

かつて広瀬康一のエコーズact3のラッシュを片手で防いだ反射速度でバルザックの腹にパンチを入れる。

 

「クッ!」ディーンは歯ぎしりする。こんなところで自分の大望が消されるわけにはいかない。思わず涙が出そうになるがそれをこらえ、

「俺のっ、ありったけを ぶつけてやる!!ゆけーー傀儡どもーーー!!」すべての傀儡に命令を下す、

 

すると倉庫の隙間という隙間からネズミや様々な小動物が湧き出してきた。

 

「さあ!ネズミ共にはらわたを食い尽くされて死ねーーーー!!」

To be continued……→

 




ディーンのスタンドACIDMANのステータスは次回載せます。話しの中に出てきたバルザックはドラクエ4に出てくるバルザック第一形態と見た目が同じです。後もうそろそろアズカバンの囚人編は終わります。炎のゴブレット編から本格的にオリジナル要素が入ってきますので投稿が遅くなるかもしれませんっ(TT)

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