吉良吉影と奇妙な魔法学校   作:冥竜王ツカサ

2 / 9
第2話目ですだいぶ言っていた期限に遅れてしまってごめんなさいっ  今回からハリーたちも活躍していく予定ですっ!


第2話魔法使いとスタンド使いの邂逅

「クックック……」

 

 

ホグワーツ寮のとある一室で怪しげな男が頭をうずくめながら笑っていた

 

「この俺の『能力』を使えば我が寮の優勝だけではなく、あの目障りなハリーポッターをも倒せるな……今日のクディッチ大会中にっ!!」

 

彼はそういうと狂気じみた目をうかべた

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界にまた一つ異変が起こる……

 

 

 

 

 

 

「……この呪文が盾の呪文で……」ペラペラ

 

「……(う〜む。早起きには慣れているがこんなに長いとは思わなかった……少し眠くなってきたぞ……)」

 

 

そのころホグワーツ魔法学校の塔の上にある校長室ではみんな大好き吉良吉影がダンブルドアから直々に魔法のいろはを教えてもらっていた

 

 

 

「あー大丈夫じゃよ。眠ってたら覚醒呪文で起こしてあげるからのう」

 

吉良が眠たそうにしているのを察して声をかける

 

 

「いっいや眠りそうになって無いぞっ!?  いいから話を続けてくれ」

 

「むー、君がホグワーツにいる上で重要なことなんじゃぞー」

 

 

「ふぅ……」

 

常に自分のペースで生活してきた吉良吉影は早起きはともかくこんなおじさんとマンツーマンの授業なんてとても耐えられるものではないのだ!

 

 

 

 

 

 

校長先生の授業が長いのでキング・クリムゾン!!

 

 

 

 

 

「っと。おおもうこんな時間なのかのぉ……そろそろ君の杖を選ばなければいけないのぉ」

 

 

日が昇ってきたことに気付いたダンブルドアが教科書をしまいながら吉良に声をかける

 

 

「そのダイアゴン横丁とやらからは少し遠いいぞ。間に合うのか?」

 

「ほっほっほさっき教えた姿くらましじゃよ」

 

吉良は先ほど授業で習った方法を思い浮かべるが、それをやる前提として

 

 

「私は呪文が使えないのだが?」

 

「わしと手をつなげば一緒にいけるぞ」

 

「(なぜこの吉良吉影がこんなジジイと手を繋がなければいけないのだ?……)わかった……早くするぞ……」

 

まあ当然の反応であろう 誰だってそう思う俺だってそう思う

 

 

 

杖を買い終わるまでキング・クリムゾン!!

 

オリなんとかさん「ちょっ、ワシの出番……」

 

 

 

「杖を選ぶのがこんなに大変だったとは……」

 

吉良は手に持った杖を見ながらつぶやく

 

ねじくれた薔薇があしらわれた黒い杖で取っ手の部分には猫の頭がついているものだ

 

吉良のスーツ姿に不思議と似合っていた

 

「おっともうこんな時間じゃっ! 早く行かんとクディッチ大会におくれてしまうぞっ」

 

ダンブルドアは懐中時計を見ながら焦った様子を見せる

 

「また姿くらましか?」

 

「じつはじゃのぉ、学校内では姿くらましは出来ないのじゃー。だからさっきは学校の手前で姿くらましかをしたのじゃよ」

 

「(そうだったのか? そんな描写はかいていなかったが……?)」

 

書かなくて悪かったな

 

「まあそう細かいことは気にするでないぞ」

 

吉良吉影「………」

 

 

 

その頃クディッチ大会選手控え室ではグリフィンドールのクディッチ選手達が試合に向けて準備していた

 

 

「今年の優勝杯は我がグリフィンドールがいただくぞぉぉ!!」

 

グリフィンドールのクディッチ顧問のウッド先生が選手達に向かって叫ぶ

 

 

「絶対にスリザリンには優勝杯はとらせねーぜっ!」

 

✴︎ハリー の 気合い は 十分 な よう だ

 

「しかし今度のスリザリンも何か卑しい手を使ってくるのかねー?」

 

ロンのいたずら兄弟のうちの1人ジョージがつぶやく

 

「確かにスリザリンも厄介だがなにやらハッフルパフが必ず優勝すると吹聴して回っているやつがいると聞いた」

 

ウッドが前々から気にしていた不安要素をみんなに伝える

 

「誰なんすかそんな大ボケかましてる奴はよー?」

 

ロンのいたずら兄弟のうちの1人フレッドがウッドにつめよる

 

 

「そいつはハッフルパフで四年生のジョン・ハリソンとかいう奴だ。もっとも熱狂的なクディッチファンということで巷では話題になっているやつだったか……」

 

 

「じゃあそいつぁただのホラ吹きなんじゃあないのか?」

 

ジョージがもっともなこと言う

 

「だといいがな… …しかし今日はそのハッフルパフと対戦することになったのだっ!」

 

「なにーーーっっ!!」

 

その場にいる選手全員が驚いたりひっくり返ったりする

 

「今日はスリザリンとの対戦じゃないのか!?」

 

敬語を使う余裕が無くなったハリーがウッドに詰め寄る(2回目)

 

「なんとスリザリンが怪我を理由に試合を棄権したのだっ!」

 

 

 

「あ、あの卑怯者がっっ!  今日が雨だからかっ」

 

フレッドが憤慨して拳でベンチを叩く!

 

「だが試合がある以上勝つ以外に道はないっ!!」

 

 

「優勝杯目指して頑張るぞっ!」

 

「おおおーー!!」

 

 

???「くくく……バカめがグリフィンドールに優勝杯はとらせないっ!」

クディッチ大会

吉良吉影「こんな雨の中試合が行われるとはな……」

マグゴナガル「雨天決行ですよ」

吉良吉影「なにか面倒なことが起こらなければいいが……」

ダンブルドア「問題は敷地外にいる吸魂鬼かのぉ」

吉良吉影「吸魂鬼……?」

マグゴナガル「普段はアズカバンという監獄の看守をしています。今は緊急の用事でホグワーツの周りに配置させているのです」

吉良吉影「いや、そうことじゃなくてどういう生き物かということが聞きたかったんだが……」

ルーピン「吸魂鬼とは人々の幸福を栄養源としている生き物です。それ故にもっとも危険な生き物と言われています」

吉良吉影「誰だい君は?」

ルーピン「私は黒魔術に対する防衛の教師のリーマス・ルーピンといいます」

吉良吉影「そうか君も新しく入った先生だったね」

ルーピン「新任教師のよしみでこれからもよろしく」

吉良吉影「ああ、これからもよろしく頼むよ」

ダンブルドア「2人ともそろそろ始まるようじゃぞ」

リージョーダン「いよいよクディッチ大会が始まりましたっ!!」

クディッチ広場上空

ハリー「まずはスニッチさがさなくちゃっ!」

フレッド「なんだこのクワッフルはっ!? 俺たちを避けて行くーー!!」

ジョージ「これでは触ることすらできないっ!!」

ウッド「うろたえるんじゃあないっ! グリフィンドールはうろたえないっ!!」

ハリー「な、なんかみんなの様子がおかしいっ!」

ウッド「ハリー、危ないっっ! クワッフルがそっちへ飛んでくる!!」

ハリー「な、なにいーーーー!!」

???「ウバッシャャーーー!!」

教師席

マグゴナガル「な、なんですかあのクワッフルはっ!! 魔法でもかけられているのですかっ!?」

ダンブルドア「いや、魔法ではないようじゃのう。吉良くん、何かわかるかね?」

吉良吉影「ん、私には何もわから……ん……あれは……

ドドドドドドドドドドドドドドドド

???「メッギャャャーーー!!」

……スタンド!?」

ダンブルドア「どうじゃ吉良くん、この事件を解決してくれんかの?」

マグゴナガル「いいのですかっ?  こんな得体の知れない人にまかせても?」

ダンブルドア「そのかわり、生徒に怪我させたらお菓子地獄の刑じゃぞ?」

吉良吉影「ふん……少し後ろに下がってくれ……キラークイーンっ!!」

クディッチ広場上空

ハリー「と、とりあえずこいつから逃げなくてはっ!!」

???「メッシヤャャーーー!!」

ハリー「に、逃げても追ってくる……ならばっ!」

ハリー「うおおおおーー!」

なんとっ!ハリーは逆にクワッフルに突っ込んだっ!!

???「……チッ……あじなほうほうで回避を……」

ハリー「お前は一体何者だっ!? 一体何が目的なんだっ」

???「なんだ、俺が見えてるのか……? ……まあいい、見えていようがこの俺、モーターヘッドの攻撃を避けることはできんっ!」

ハリー「このまま避けていてもいつかは当たってしまうっ。ならば! たまたまポケットに入っていた石をくらえっ!」

モーターヘッド「バァカァがー! 俺には物理的な攻撃は通じないんだよっ」

ハリー「このままではやられてしまう……早くこのバケモノから逃げてスニッチをとり試合を終わらせなきゃっ」

教師席

吉良吉影「倒すとは言ったものの距離が遠いから攻撃が難しい……ストレイキャットはいま用務員室に置いてきてしまった……ならばっ! キラークイーンっ!! 財布の小銭を『爆弾』に変えろ!!」

吉良吉影「狙いはよし、いまだっ」

上空

ハリー「なんか遠くからキラキラしたものが……?」

モーターヘッド「ん、キラキラしたものだと……?」

「点火っ!」カチリ

ドゴオォォォォォォン

ハリー「な、なんだっ!? いきなり何かが爆発したっ!」

モーターヘッド「なにっ グガアァァァァァァ!!」

教師席

リージョーダン「おーっと! 雨でよく見えませんが ハリーポッターとクワッフルの近くでで何かが爆発しましたーー!!」

マグゴナガル「な、なんですあの爆発はっ。あんな魔法は存在しないっ!」

吉良吉影「チッ、少し狙いが逸れてしまったか……だが次で確実に仕留めてやる」

上空

モーターヘッド「くっ。飛んできたのはあそこからかっ! いったんあそこへ行かなければっ!!」

ハリー「よし、やつが行った隙にスニッチを見つけないとっ」

観覧席

リージョーダン「なんとこっちにクワッフルがやってくるうぅぅぅぅ!!」

吉良吉影「こっちに気がついたか……? ちかづいてくればより狙いやすくなるな」

マグゴナガル「これはまずいです! どんどん加速してこっちにやってきていますよ! 校長っどうするんですか!?」

ダンブルドア「マグゴナガル先生やる呪文といったら一つでしょう見せてあげなさい」

マグゴナガル「ああっわかりましたよっ プロテゴ(盾の呪文)っ私たちを守れ!」

モーターヘッド「ぶ、ぶつかるっ!」

吉良吉影「おー 中々凄い呪文だな……」

マグゴナガル「はっ盾の呪文をクワッフルが上に転がって!!」

モーターヘッド「ハッハー! 盾の呪文が発動するのを待っていたんだぜー!」

吉良吉影「くっ 真上からの攻撃かっ」

モーターヘッド「このままズタズタに引き千切ってくれるぜー!!」

吉良吉影「キラークイーンっ!!」

キラークイーン「シバッ!!」

モーターヘッド「ヒャハァァァ!」

吉良吉影「ぐはっ。このパワーはっ 想像以上にっ!!」

モーターヘッド「クワッフルの回転が加わってるんだぜー! ところで今気づいたがお前も俺と同じような能力を持ってるんだなー ククク、しかし能力を持ってるのは俺一人でじゅーぶんなんだぜっ!」

吉良吉影「まずい、避けなければっ!!」

リージョーダン「クワッフルが教師席をつき抜けたー!!」

吉良吉影「こ、このパワーはっ! 想像以上にっ!」

モーターヘッド「チッ、ラッシュをしていたせいで狙いがそれてしまったか……」

ルーピン「あっ! ダンブルドア校長っ!  吸魂鬼達がハリーのところにっ!!!」

ダンブルドア「………私はあの吸魂鬼どもを追い払ってくるからあとはまかせたよ」

マグゴナガル「わ、わかりましたっ!」

モーターヘッド「ヒッヒッヒ、次の突撃でトドメをさしてからポッターを殺してやるとするかっ!」

吉良吉影「ッ………」

モーターヘッド「とどめだっ死ねエェーイ!!」

吉良吉影「いや、死ぬのはお前の方だよ」

モーターヘッド「なにっ」

カチッ

ドゴオォォォォォォン!!

吉良吉影「一発では死ななかったか………」

モーターヘッド「……えっ……何が……ナニガ起こったんだーーーーー!!」

吉良吉影「私のキラークイーンの能力は触れたものを爆弾に変える能力だ。さっきクワッフルにラッシュしたときキラークイーンはクワッフルを「爆弾」に変えていたのだよ」

モーターヘッド「ぐ、ぐぐぐ……かなわねーーー!!!」

吉良吉影「スタンドが消えたぞ……さて、今頃本体の方にもダメージが来ているはずだな……」

保健室

ジョン「アガガガガ……まさか俺以外にもこんな能力を持っているやつがいただなんて……ここは保健室で身を潜めて……」

ロン「大丈夫かハリー?」

ハリー「ああ…吸魂鬼は来るクワッフルには変なバケモノがついてるしさんざだよ……あのバケモノなんていうんだいハーマイオニー?」

ハーマイオニー「バケモノ……? クワッフルには何もいなかったわよ? ねぇロン」

ロン「コクリ」

ハリー「(後で校長先生に会ったら聞いてみよ)」

スプライト先生「ジョンハリソンっ! ダンブルドア校長がお呼びですよっ!」

ジョン「(ギグリっ)え、俺なんかしましたか?」

スプラウト先生「さあ? でもすぐ来るようにといってましたよ」

ジョン「(嫌な予感しかしないぜ……)わかりましたよ……てゲッ! お、あ、あなたは……」

吉良吉影「お前があのスタンドの本体か……」

ジョン「スタンド? なんのことやらさっぱりですがー」

吉良吉影「そうか、ならさよならだな。キラーク」

ジョン「ヒイィぃぃ俺です俺ですよーー。つい能力を手に入れたんで調子に乗ってしまっただけですーー!」

吉良吉影「反省……してるのかい?」

ジョン「してますしてますっ!! だから殺さないでーー!」

吉良吉影「なら話してもらおうか……」

ジョン「なにを……ですか……?」

吉良吉影「お前が能力を入手した経緯だよ。嘘偽りなく喋ってもらおうか」

ジョン「え、えーとあれは確か三日前のときだったか……俺がクディッチ選手の名前を全員暗唱し終わり寝ようと寮に向かおうとしてるときだった……いきなり後ろから誰かに矢みたいなので突き刺されたんだっ。その後俺は意識を失ってたから何が起こったのかわからねー……」

吉良吉影「(まさかっこの世界にも矢がっ!? 誰が矢を所有しているのだっ??)」

ジョン「やれっモーターヘッドっっ!!」

吉良吉影「!?」

ジョン「ギャハハハハハー! 話に夢中になって俺がモーターヘッドを自分のところに戻していたのに気づかなかったのかーー!!」

吉良吉影「…………」

ジョン「悪いが一カ月は寝たきりになってもらうぜーー! くたばれっ!!」

吉良吉影「……キラークイーン」

ジョン「なっ、なにーーー! 防がれたーー!」

吉良吉影「お前のスタンドは媒体があることで真価を発揮できるスタンドだ……そんなスタンドが我がキラークイーンのパワーに勝てると思ってるのかね?」

ジョン「ひ、ひいぃぃぃやめてちくれーーー!!」

しばっっ!!!

ジョン「ぶぎやゃゃぁぁぁ!!」

ジョン・ハリソン全身骨折で再起不能!!!

吉良吉影「フゥ〜、普通なら『始末』しているところだが再起不能で留めておいたぞ……殺してしまうとこの学校にいられなくなるからな……」

吉良吉影「……では私はダンブルドアに報告するとするか……」

スプラウト「(ガクガクブルブル)」

ロン「ん?何か物音がしたっぽいけど?」

ハリー「そんなことはどうでもいいっ!今はダンブルドアのところに行くのが先決じゃあないのかっ!?」

ハーマイオニー「お、おう……」

 

 

 

 

吉良達のいなくなった保健室

???「……この矢の使い道はよく分かった……次はこの私が使うことにしよう。捨て駒……ご苦労だったな……オブリビエイド忘れよっ!」

???「これで私の計画がまた一歩進んだわけだな……完璧だっ!」

 

場所???

???「我が君、あの『スタンド使い』がやられたそうです」

???「そ…う…か……あの男の話は本当のようだな……次こそ、次こそこの俺様がこの世の頂点にたつのだっっ!! ……そのためにはあの目障りなポッターの血族を消さねばならん……すでに手は打った!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

←To be continued.....

 




今回初めてオリジナルスタンド使いを出して見ました。 多分この文面だけからじゃどういうスタンドかわからないかも知れないので次回から既存のスタンド含めここで解説していきたいと思うます!!ちなみに今回から投稿が不定期になりそうです。いろいろ予定があってピヨピヨ状態だー*・゜゚・*:*

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。