木場きゅんに憑依した俺は皆に勘違いされながらも生きていく   作:暁紅

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死んでないって信じてくれないよね

 

やっちまったぜ(´>ω∂`)

 

右目を邪王真眼してしまったので、その反省の意を込めて連日投稿!

それと視点がコロコロ変わるので注意を

 

ゆゆゆの映画楽しみだぜ!

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過去の記憶を頼りに森の中を進んでいると、何故だか同じ場所をグルグル回っている気分になる。

 

やはり過去の記憶が行けないのかな?と考えていると曹操が一つの木に切り傷をつけて、また進もうと言う。

 

それは良くアニメとかで見かけるアレだと分かったので、そのまま進むでみる。すると近くの木に曹操が付けた傷が残っていた。

 

「ゲオルグ確認できるか?」

「少し待て......ふむ...ほほう......なに...」

 

ゲオルグが独り言を語り始め地べたに座り込む。座り込んだから数分が経つと、何か満足した表情で立ち上がる。

 

「神器の能力だな」

「壊せるか?」

「余裕だ。いいとこ行って二流程度の力だぞ?この一流すら凌駕する俺にかかれば余裕だ。まぁ破壊するとランダムにテレポートするっぽいがな」

「防げるか?」

「無理だな。ここは既にあちら側のテリトリー。あちら側のマイホームだ、そこに侵入出来るだけでも上出来だろう」

「仕方ないか...それでは各人警戒しておけ。最悪戦闘に発展する可能性がある。だが、決して殺すな、私達のリーダーの家族だ絶対に生きて合わせるぞ」

 

木場以外の皆が「おう!」と声を上げて目的を決める。

 

それに感動し少し涙が零れそうになったけど、それを抑え覚悟を決める。

 

虞淵辺りなら話をちゃんと聞いてくれかな?

 

フラグを軽く立てゲオルグの数え始めたカウントがゼロになり、目の前の視界が歪みどこかへと飛ばされる。

 

 

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「ここは......森の中か?...」

 

曹操が目を覚ましたの開けた土地であたりを見渡すと、木が円状に囲んでいるのが分かった。

 

明らかに戦うことを目的としている場所なので、神経を尖らせて警戒し始める。

 

どこにもいな

 

「いいところですよね」

 

突然耳元に語りかけられた。

すぐにその場から離れる。

 

バカな!神経を尖らせていたのに、気づかないだと!

 

声をかけてきた相手を確認すると、黒い髪を後ろに束ねている男だった。

 

ここに向かう途中でどんな人物が居るかは聞いていたので、この男が誰だかすぐに分かった。

 

「虞淵だな、私の名は曹操だ。ここには戦いにではなく話」

「話し合い?それは無理ですよ。だってここで貴方は死にますから!」

 

虞淵はその場から姿が消え気づいた時には、曹操の顔に拳が迫っていた。

 

 

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ジークの視界が正常に戻ると畳の上で正座をしていた。

 

辺りを確認して状況を確認すると四方をかべで囲まれており、出口も見当たらない。

 

畳は六畳で竹刀などが飾られている事から、何かしらの道場では?と考える。

 

結局それ以外分からず出口がない......寝るか。

 

正座していた足を崩してその場で横になる。

 

「!」

「やっと出てきた」

 

屋根裏からthe忍者の格好をしている子供らしき人物が、短刀を向けて落ちてくる(体格が子供だから短刀しか持てない)

 

その短刀を簡単に白刃取りすると、すぐに短刀から手を離し飛び離れる。飛んでいる間にも攻撃の手を緩めず、10個ほどの手裏剣を投げる。

 

ジークは手元にグラムを持ち全て叩き落とす。

 

「話をしよう」

 

相手の子供は首を横に振り否定するが、それでもジークは勝手に話を続ける。

 

 

 

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「あぁ?何処だここ?」

「分からない」

「おっ何だいたのかオーフィス」

「我参上」

 

オーフィスのボケ?にヘラクレスは高笑いをする。その笑いは虚しくその場に響き渡る。

 

2人がいるのは廃工場のようで、そこら辺にボルトやネジが転がっていて、壁のいたる所が欠けている。

 

爆発するか?と考えていると聞いたことのない二人の声が聞こえる。

 

「敵きた!」

「敵きた!」

「お姉ぇ敵だよ敵」

「そうね皆殺しよ皆殺し」

 

その2人は双子なのか顔が全く同じで、唯一の違いは服の色ぐらいだ。

 

その双子がとてつもなく物騒な事を言っていて、何か聞いてた話と違うなと首を傾げながら、オーフィスを後ろに隠して前に出る。

 

「我は」

「おいおい子供ぐらい守らせろ」

「かっくぃぃ!」

「けど敵よ」

「残念」

「一応言っとくぜ俺は子供殴る気は無い。だがクソ餓鬼は別だ...大人の教育をしてやるよ」

「「死んじゃぇぇ!!」」

「ぬるいぞオラ!」

 

双子は地面に転がっていたナイフを突き刺しに行くと、ヘラクレスは拳をぶつけてナイフを粉々にする。

 

「硬すぎぃ!」

「ならこれ使う!」

 

双子は手に光を纏わせるとその光が変化し、独特な形をしたナイフになる。

 

その形状はかなり歪で先端は軽くうねっていて、柄の部分の装飾に髑髏が付いている。明らかに何かしらの神器だと判断し、警戒を強める。

 

 

 

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「あら?ここは」

「何だジャンヌが一緒になったか」

「ゲオルグ何か知ってるの?」

「もちろん。アレを破壊する時に誘われてな、それでここに来た。まぁ相方はランダムだと言われていたが...まさか貴様とはな」

 

何やら知ってる風な事を話しているが、全く要領を得ずオーフィスの通訳がいるのかな?と考え始める。

 

辺りは何かの城の前の中庭のようで、目の前に大きな扉がある。その大きさは5mはありそうだ。

 

その扉を感心して見ていると扉が勝手に開き始める。

 

「ようこそおいでませ」

 

その扉が完全に開かれると、そこには長く綺麗なブロンドヘアー靡かせ、スカートの裾を少したくしあげて会釈をしている1人の女性がいた。

 

突然の事にビックリしていると、女性がこちらへと指示をしてきた。

 

最初は拒否しようとしていたが、ゲオルグが勝手について行き仕方なくジャンヌもついて行くことになる。

 

城の中に入るときらびやかな夢にまで見た、豪華絢爛な光景が広がっていて、白の中をずっと見つめている内にとある部屋へとつく。

 

その部屋の中に入ると奥に本棚とイス机があり、その前にある小さな椅子に座らされる。

 

「紅茶とコーヒーどっちがいいかしら?」

「俺は漆黒に落ちし痛ッ!」

「馬鹿言わない!2人ともコーヒーでお願いします」

 

ゲオルグを思いっきり叩くために作った聖剣を消して、コーヒーを待つ、

 

数分もするも入れたてホヤホヤのコーヒーが運ばれてきて、そのコーヒーの匂いに少しうっとりする。

 

いい匂い......家じゃ皆飲めればいいだから、こんなに本格的なの久しぶり。

 

基本英雄派では男が多いのも作用して、コーヒーはインスタントだ。それにたいしこの女性はインスタントではなく、手作りの物だった。

 

「よろしくお願い致します。私はシェルです。貴方達は?」

「我が名は!」

「私はジャンヌ。それでこっちに倒れてるのがゲオルグよ」

 

何やらまたふざけようとしたので、今度は聖剣を思いっきりぶっ刺して、その場に放置する。

 

軽くシェルは頬を引き攣らせ本題に入る。

 

「貴方達の目的は何でしょうか?」

 

ジャンヌはゲオルグをハッ倒しながら説明をする。

 

 

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「うーーん。ここは...何処?」

 

木場は辺りを見渡すもその全てが黒で覆われていて、窓も何も無い。

 

なのに何故か部屋の中が見える。不思議だなぁと思っていると、コツコツと誰かが歩いてくる音が聞こえる。

 

誰が来たのかな?と音の聞こえる方を向くと、黒い髪と白い髪が入り混じっている。

 

そんな子いたかな?と顔を覗くと誰かすぐに分かった。

 

「久しぶりだね奏汰」

 

木場は久しぶりの家族にスマイルを飛ばすと、オッドアイに変化してしまった目と木場の目が合う。

 

「どうしたの?随分とイメチェンした見たい」

「その声で喋るなぁァ!!」

 

奏汰が今まで一緒にいたなかで聞いたことのないぐらい怒鳴り声をあげる。

 

「その声で!その身体で!その顔で!僕に近づくな!!イザイヤは死んだ!偽物めぇ!殺す僕のイザイヤに化けたのを死で償ェェェ!!!」

 

両手を引っ掻くように振り下ろすと、振り下ろしたライン上に氷の粒ができあがり、木場に向けて飛んでいく。

 

氷の粒を防ぐために夫婦剣を作りぶつけ合わせると、氷の粒と夫婦剣が砕け散る。

 

「な!どういう事だ?1番強度があるはずだ...」

「ひゃははは!!偽物死ねぇぇ!皆死んじゃぇぇぇ!!!」

 

今度は奏汰の周りいっぱいに氷の粒が現れ、それら全てが木場に向けて発射される。

 

何処の英雄王だ!と叫びたい気持ちを抑え、回避に専念する。

 

剣をぶつけてもこちらが壊れる。

 

それなら当たらねばどうという事は無い!その信念に従い全てを回避する。

 

「へぇ...避けるんだ...なら1番痛く殺してあげる。摩訶鉢特摩(マカハドマ)

 

それってエスデスさんの!

 

木場の腕は奏汰の持っている氷の剣で、切られ宙を舞う。

 

 


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