この魔眼持ちに素晴らしい世界で祝福を! 作:サクサクフェイはや幻想入り
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ゆっくりと身を起こす
「・・・」
眼鏡をかけ周りを見回す、何の変哲もない馬小屋だった
この頃魔眼を使うことが増えてきたからだろうか、夢がより鮮明になってきている
「夢っていうより俺の記憶なのかね...はぁ」
そう呟きながら支度を始めた
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「おっすめぐみん」
「? あぁシキですか、おはようございます」
ギルドに向かうとめぐみんがもう来ていた
「和真は?」
「私は見ていませんよ?」
「ほーん...あ、すみませんコーヒー一つ」
俺はめぐみんの隣の席に腰を下ろし注文をする
「コーヒーだけですか?体に悪い...って顔色が少し悪いみたいですけど大丈夫ですか?」
「ん?あぁ、夢見が悪いだけだ気にするな」
文句を言おうとこちらを見ためぐみんが心配そうにこちらを見ていた
「それに朝飯なら食ったし」
「食べた?自分で作ってるんですか?」
「料理スキルとったからな、それに自炊の方が安く済むし」
「・・・」
かなり意外そうな顔で見られた
「失礼だろ」
「い、いえ、なんかそういうイメージなかったので」
そう言いながら食べるのを再開するめぐみん、しばらく雑談しているとようやく和真がギルドにやってくる
「よ」
「よう和真、今日はずいぶん遅かったな」
もう昼間近くになっていた
「まぁ昨日はなんだかんだ言って疲れたからな」
「まぁ確かに」
「そうだめぐみんスキルについて教えてくれないか?」
「スキルですか?」
追加で注文した肉を食べながらめぐみんは説明し始める
「まずは誰かからスキルの使い方を教えてもらうのです、するとカードに項目が出ますのでポイントを使って習得すれば習得完了なのです」
かなりざっくりとした説明だったがその通りだった
「すると俺もめぐみんに爆裂魔法を教えてもらえば爆裂魔法を打てるようになるのか?」
「その通りです!」「あーやめた方がいいぞ」
「え?なにその志貴の反応、どういうことだ?」
とりあえずめぐみんを抑えながら和真に説明する
「確かに打てるようにはなるが取得ポイントがかなりかかる上に初期の説明にもあったが威力がかなり落ちる」
実際俺も取得しようと思ったが、かなりポイントがかかるので余裕があったらくらいに思ってる
「まぁそんなにうまい話はないよなぁ...ってなんでお前そんなこと知ってるんだ?」
「俺も教わろうと思ったからな、てかお前飯は静かに食え」
いい加減静かにさせたかったので席に座らせる
「う、うぐそうですね」
納得してはいないようだがまた食事を再開するめぐみん
「はー...なんかお手軽で役に立つスキルはないかなー」
「さがしたぞ」
俺が声をかけようとすると後ろからそんな声が聞こえた、後ろを見ると金髪の美女と銀髪の美女がいた。和真の方を見るとしまったという顔をしていた
「昨日は飲みすぎたと言って直ぐ帰ってしまったが」
「お、お気遣いなく」
和真の態度がなぜかよそよそしい、まぁ面白くなりそうなのでそのまま静観することにした
「ならば昨日の話の続きをしよう、私をキミのパーティーに
「お、お断りします」
「くぅう!」
なぜか断られて悶えていた
(あ、こいつやばいやつや)
俺は直感的にそう思った、関わりたくないので俺は付き添いの銀髪の美女に目を向ける。銀髪の美女のほうは笑いながらこちらにやってくる
「あはは、ダメだよダクネス強引に迫っちゃさ」
「え、えとあなたは」
「あたしはクリス、見ての通り盗賊だよ。この子とは、友達かな」
どうやら銀髪の美女の方はまともだった
「君役に立つスキルが欲しいみたいだね、盗賊系のスキルなんてどうかな?」
「盗賊系ってたとえばどんなの?」
前々から盗賊系には役立つスキルがあるのは聞いていたので、俺も興味があったので聞いてみる
「ん?君も興味あるの?」
「盗賊系は何かと役立つスキルも多いらしいし」
「そういうこと、しかも習得にかかるポイントも少ないしね」
「へー」
和真は感心したように返事をする
「というわけで教えて欲しいんだけど」
「いーよ、シュワシュワ一杯で」
「すみませーん、シュワシュワ一つ」
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「盗賊系のスキルには敵感知とか潜伏とかいろいろあるけど、特に私の一押しはコレ、いくよ」
そういってクリスは右手を前に突き出す
「うす、クリスさんよろしくお願いします」
と気合を入れる和真だが正直言って気合を入れる必要はない
「スティール!」
そう言って突き出したクリスの右手が光る、その手に握られていたのは
「あ!俺の財布!」
「なるほど、盗賊らしい盗みのスキルってわけか」
「そういうこと、どう気に入った?」
そう言いながらこちらを向くクリス
「まぁ使いようによっては便利だな、でもたしか取れるものってランダムだったような気がするんだが?」
「そうだよ、さてこんな感じに使うわけさ」
「へー」
和真に財布を返そうと手を伸ばしたが、何を思ったのか手を遠ざけるクリス
「?」
「ねえアタシと勝負しない?君も盗賊スキルを覚えてこの財布を取り返してみない」
隣で見ていたダクネスが何か言おうとするが俺が止める
「おい、いいのか?」
「まぁ和真だって冒険者だこういうことがあってもおかしくないことはわかってるだろ」
本音を言うと面白そうだから放っておいてるのだが、そんな話をしていると決まったのか和真がスキルを覚えていた
「よーしなに取られても泣くんじゃねぇぞ!」
「ふふん、あたりはこのマジックダガー売れば40万エリスはくだらない代物だけど、外れはこの小石!」
そう言うと両手を開いて大量の小石を見せる、若干汚いと思ったが和真が確認しなかったのがいけないので放置
「あー!きったねぇ!!」
「和真ー、お前が確認しなかったのが悪い。さっさとやれー」
「ぐぐぐ...」
悔しそうな顔をしていたが腹を決めたのか右手を前に出し
「スティール!!」
とさっきと同じように右手が光る
「よしとりあえず成功!」
「っ~~~///」
嬉しそうな和真とは対照的にクリスは何故か股を抑えてモジモジしていた
(え、なにこれ嫌な予感しかしないんだけど)
「なんだこれ・・・おぉ!!」
そう言って和真の手に握られていたのはパンツだった
「当たりも当たり!!おおあたりだー!!」
「い、いやーーーー!!パンツ、パンツ返してー!!」
「いーーーーーっやーーーーーっほーーーーう!!」
目の前では阿鼻叫喚な光景が繰り広げられていた、片やパンツを振り回し奇声を上げる男片や泣きながらパンツの返却を求める美女
「はっ!」
目の前の光景から現実逃避をしていたがそういうわけにもいかないので和真の後ろに回り気絶させる
「・・・あの、すみません、ほんとすみません」
急いで和真からパンツを回収しクリスに手渡す
「す、すみません...///」
半べそをかきながら急いで受け取るクリス、何とも気まずい空気になった。そんな中なぜか興奮していたダクネスだった
「ようやく帰ってきましたね、シキ、カズマ」
「どこ行ってたのよ和真、私の華麗な芸も見ないで」
ギルドに戻るとめぐみんとアクアがすぐに俺と和真のところに来る
「って、その人どうしたの?」
そういってクリスを指さすアクア
(まぁあんなことあればなぁ)
俺は思わず苦い顔をする
「あ、あぁじつは...
「うむ、彼女はカズマに盗賊スキルを教える際にパンツをはがれたのだ」
和真が喋ろうとするとダクネスが遮り説明し始めたすると和真の顔は面白いほど青くなっていく
「おいアンタなに口走ってんだ!!」
和真は和真で大声で否定し始めたので、俺は急いで離れ他人のふりをする
「それで今の話は本当なのですか?」
ちゃっかり後をついてきためぐみんが俺にそう聞いてくる
「あぁ...クリスの方も悪いが和真の方もやりすぎだ」
俺はさっき起こったことをかいつまんで説明していく
「うわ...最低ですね、最低です」
俺が説明し終わると和真の方を向いていうめぐみん、むこうも向こうで話が終わったのかクリスがこちらに来る
「さっきはありがとう」
「ん?あぁ...まぁこっちの方も悪かったし気にしなくていいよ」
「じゃあお互いさまということで...//」
クリスはクリスでさっきのことを思い出したのか顔を赤くして、何とも気まずい雰囲気になってしまった
「このクサレニート!!何してくれてんのよ!!!」
「あれー?おかしいな奪えるものはランダムなはずなのに」
声のした方を向いてみると和真がスティールをやったのかアクアのブラを握っていた
「「「・・・」」」
俺とめぐみんとクリスは言葉を失っていた
「こんな少女の下着を公衆の面前ではぎ取るなんて、真の鬼畜だ許せない!ぜひとも私をあなたのパーティーに入れてほしい!!」
「「いや、いらない」」
固まっていた俺でさえ自然に口から出た、その間も和真はアクアのブラを持っていた。この際なのでアクアのブラは気にせず隣のクリスに話を振る
「なぁお前の友達どうなってんの?」
「え、あぁダクネスのこと?」
「あぁ」
なぜか否定されたのに嬉しがっていた
「まぁちょっと性癖は特殊かもしれないけどねはいい子だよ?」
「あれが少しですか...」
「・・・」
アクアと和真はダクネスを放っておいて何やら話し込んでいた、放置されてうれしいのかなぜか自分の体を抱きしめているダクネス
「俺にはかなり高度な変態にしか見えないんだが...」
「あはは...」
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まぁ一応パーティーに入りたいとのことなので机に移動し冒険者カードを見せてもらう
「ちょ、この方クルセイダーではないですか」
「ちょっとなんでこんな上級職断ってんのよ和真!」
外野がグダグダ言っているが俺は和真に小声で話しかける
「おい、どうすんだよ和真」
「・・・なんとか説得してみる」
そう言うと和真は立ち上がって周りを黙らせる
「ダクネス君にどおしても伝えておきたいことがある。実はな俺とアクア、志貴はガチで魔王を倒したいと考えている」
別に俺はそんなことは思ってないのだがここは話の腰を折らないでおく
「へー」
「そうなんですか」
めぐみんとクリスは感心したようにつぶやく、それとは別に俺は嫌な予感を覚えていた
「そうなのよ、すごいでしょ?」
「この先俺たちの冒険はさらに過酷なものになるだろう。特にダクネス、女騎士のお前は魔王に捕まったら大変なことになるだろうそれはもうとんでもない目にあわされる役どころだ」
(あ、これ説得ミスったわ)
俺はもうどうでもよくなったので外を見ることにした
「なんかあからさまに興味がなくなったみたいだね」
向かいに座っているクリスが小声で話しかけてくる
「どう考えても説得失敗したからな」
「そんなにダクネス仲間に入れるのは嫌?」
「クルセイダーが上級職なのは認めるが本人の性癖がNG」
「まぁまぁ、そこを何とか」
そう言って小さく両手を前に出し
「おねがい」
と言ってきたので俺としては無碍にもできず
「・・・まぁ俺からは何も言わないよもう、決めるのは和真だしな」
「ふふ、ありがと」
そう言って自分のことのように笑うクリス、俺は考えるのも馬鹿らしくなったのでクリスから視線を外す
その時だった町にカーンカーンと鐘の音が町に鳴り響いたのは
「緊急クエスト、緊急クエスト!冒険者各員は至急正門に集まってください、繰り返します冒険者各員は至急正門前に集まってください」
「緊急クエスト?なんだそれ」
「おや?シキは知らないんですか?」
「多分この時期だからキャベツ狩りかな」
「キャベツ狩り?」
ギルドから正門まで向かう間に聞いたのだが全く意味が分からなかった、だが正門についてようやく意味が分かった
「キャベツが空飛んでるよ...」
「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!」
俺は唖然とし和真は叫んでいた、アクアはなんか説明しているがとりあえず無視することにした
「「「行くぞぉぉぉぉ!!!」」」
他の冒険者たちは雄たけびを上げながらキャベツの群れに突っ込んでいく
思っていたよりもキャベツは早く飛び体当たりを仕掛けてきているのか所々で鈍い音がしていた
「ほらシキもさっさと行かないとみんなに取られちゃうよ?」
クリスはクリスで楽しそうに突っ込んでいく
「取られるって言われてもな...」
いまいち納得がいかないのだが仕方ないので俺も向かおうとすると
「みなさーん、今年もこの季節がやってまいりましたー!今年のキャベツは出来が良く一玉の収穫につき一万エリスです!」
「一万エリスとか」
馬鹿馬鹿しいが少しやる気になった
「和真、今回は本気出すからソロでやるわ」
「え?あ、あぁそれはいいけど。どっちみちアクアが今回は報酬は個別でって言ってたし」
「了解、んじゃ」
そう言って俺は駆け出す
(たしか傷とかあんまりないほうがいいんだったな)
「なら!」
今回は短刀は無しで殴って落とす、幸い力のパラメーターが高いので一発で倒せるようだ。それに武道をやっていたのか拳を痛めるようなこともなさそうなのだ
「それにしてもやってもやってもきりないなこれ」
自分に向かって来ている分を落としているがそれでも、もう足元には結構な数のキャベツが転がっていた
「おー、やるねーキミ」
そんな状況下の中なぜか呑気に籠を持ちながらクリスはキャベツをとっていた
「余裕そうだな」
「まーねー、こういうのは慣れてるからねー」
「慣れてるのはいいけど慢心してると死ぬぞ」
そう言いながらクリエイトウォーターで剣の形を作り、フリーズで凍らせた剣をクリスの後ろに投げる
「ちょ、あぶな...って」
クリスの後ろでキャベツが落ちる
「こんなの当たり所が悪かったら死ぬだろ?」
キャベツを叩き落としながら言うとクリスは納得してないのか頬を膨らませていた
いきなり空気が震え始めた
(この感じ...まさか!?)
門の方を見るとめぐみんが詠唱し始めていた
「あのばか!!」
そう思った瞬間にクリスをお姫様抱っこして俺は走り始めていた
「え?ちょっと志貴!?///」
「話はあとだ!!」
足元に紅い魔法陣が広がっていくギリギリ範囲内からは出たがまだ安心できない
「間に合えーーー!!」
直後めぐみんの爆裂魔法が炸裂する
「うぉぉぉぉ!?」
「きゃぁぁぁぁ!?」
範囲内からは出たものの爆風に煽られてバランスを崩しゴロゴロと転がってしまう
5,6回周りようやく止まる
「いててて...大丈夫か?!」
「う、うん大丈夫...」
大丈夫は大丈夫だったのだが、まるで俺がクリスを押し倒しているような格好だ。眼鏡も落ちてしまったのでクリスを思いっきり見てしまうのだが
(死線が見えない?)
そう大地の死線は見えるのだがなぜかクリスにだけは見えなかった
「あの...その...そろそろどいてほしいなぁ...///」
「あ、あぁすまない」
死線が見えないことで放心していたが、クリスの言葉で我に返り急いでどく
。急に立ったのがいけなかったのか遅れて頭痛がやってくる
「あー、そのーありがとね助けてくれて///それとこれ//」
「あ、悪い」
照れてるのかそっぽを向いて眼鏡を渡してくれる、急いで掛けるが頭痛はなくならず少し痛みが和らいだくらいだった
「それにしてもいきなりお姫様抱っことか...いけませんよ!!//」
顔を赤くしながら怒ってくるがあんまり迫力がない
「あはは...まぁ説明してる時間なかったし」
「それでもです!せめて一言言ってからでもよかったんじゃないですか?//もう...」
口調がおかしかったが今は言う気になれなかったのでキャベツ狩りに戻ることにする
「あれまだ狩るんですか?」
「まぁ貧乏人にはいくら金があってもいいからね」
「怪我は...してないみたいですけど、気を付けてくださいね?」
「あぁ...」
それから頭痛でイライラしながらキャベツ狩りを行った
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「納得いかねー、なんでたかがキャベツがこんなにうまいんだよ」
「それには俺も同意だわ...」
和真と俺は野菜炒めを食べながら愚痴をこぼす、ちなみに野菜炒めのキャベツだが今日のキャベツを使っていて食べるだけで経験値が入るとか
(ますます納得いかねー)
そんなことを思いながら黙々と食べていた、そんな俺たちをよそに女性陣は盛り上がっていた
「あなた流石クルセイダーね、鉄壁の守りにキャベツたちも攻めあぐねていたわよ」
「いや、私などただ固いだけの女だ、誰かの壁になるしかできない」
「アクアの花鳥風月も見事でしたよ、冒険者の士気を高めつつ収穫したキャベツの鮮度を冷水で保つとは」
「まーねー、みんなを癒すアークプリーストとしては当然よねえ」
「それ、大事か?」
これまで口を挟まなかった和真も口を挟む、俺も同意見だった
「アークプリーストの魔法の水はとても清いのよ!」「へー、へー」
「めぐみん魔法もすごかったぞ、キャベツの群れを吹き飛ばしていたではないか」
「紅魔の力思い知りましたか」
「あーそうだめぐみん」
そう今の話で思い出した
「なんでしょうか」
「お前味方の俺がいるのに爆裂魔法出したのは何事だ?ん?」
「ぎゃー!!」
あれから頭痛が収まらなくてイライラしていてアイアンクローをかましてしまったが仕方ない
「で?何事だ」
「す、すみません、すみません!!つい撃ちたくなってしまって、次からは気を付けます、気を付けますからぁ!!」
「ならよし」
そう言って放してやると顔を抑えるめぐみん
「うぅ...ひどいですシキ」
「・・・すまん、少しイライラしてるみたいだ。わるかったなめぐみん、あとクリスにも謝っとけよあいつも俺の近くにいて食らいそうになったから」
そう言って席を立つ
「え?シキ?」
「今日はもう寝る」
そう言い残し俺はギルドを出た
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「ようやく見つけた」
風呂の帰り後ろから声をかけられ振り向いてみるとクリスがいた
「ん?どうしたんだクリス」
「昼間のお礼とキャベツ狩りの時のお礼、ちゃんと言っておこうと思って」
「んなものいいのに」
そう言いながらなぜか頭痛がひどくなっていく
「いいの、私が言っておきたいんだから」
「ふーん」
「コホン...そのありがとね」
そう言って微笑まれる
「あー、なんか恥ずかしいねこれ...じゃあね!//」
そう言って駆けて行こうとする背に声をかけようとするとひどい頭痛が
「女神様ってなんでしって...っは!」
頭痛がやむと驚いた顔でこちらを見ているクリス
(てか女神様ってクリスが?確かにアクアも見えないが)
「ま、まぁいいや、またね!」
「お、おぅ!」
変な空気で別れてしまった
「それにしても...」
幾分ましになったとはいえまだ頭痛は続いていた
そういうことでクリス登場回です!ダクネスは...キャラ濃すぎて
そんなわけですが何でクリスは頬に刀傷があるんですかね?作者は原作web版と爆焔少々しか読んでないのでわかりません
それにしてもクズマさんぇ...とりあえずクリスの泣き顔はごちそうさまでした、めぐみんの恥ずかしそうなのもGood!