GM:
それじゃぁ、ミドルフェイズをはじめるぞ。
調べられるのは「傀儡の居場所」について。技能は<知覚>もしくは<情報:噂話>。どちらでも難易度は5。
斑鳩:
そんなに難しくはないのか?
GM:
チュートリアルも兼ねているからな。正直、俺もルールをちゃんと理解できてるわけじゃないし。
春花:
ぶっちゃけすぎでしょ・・・
GM:
実は必要な判定はこれ1個。だから、普通にやると侵食率が全然足りないと思う。がんがんシーンを増やしてくれてかまわない。
※オープニングで処理が行われているように、シーンに登場したPCは侵食率が上がる。上がりすぎるとジャームになってしまうが、侵食率を上げる事でエフェクトの効果が高まるという利点がある。
GM:
で? どうする? チュートリアルだし調達とかもして欲しい。
雪泉:
かといって特に欲しいものもないし・・・
両奈:
GMのためにもここは全員で判定するか?
一応、共同忍務だからそれぞれで調べたものを持ち寄るってのでもありだろ?
GM:
あぁ。協調性を見る訓練でも有るからな。ちゃんと協力できるか、も見られてる。
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ミドルフェイズ シーン1
GM:
んじゃ、オープニングで指定忘れていたけど、シーンプレイヤー(そのシーンの中心となるキャラクター。このキャラクターが退場するとシーンも閉じる)を決めとくか。皆登場するから適当に斑鳩で。
斑鳩:
侵食率4上昇っと。丁度50%だけど、どれぐらい上げておくのが良いのか判断材料が無い・・・。
「さて、どこから調べましょう?」
春花:
同じく4上昇。
「わたしは、下僕たちに調べさせてみるわ」
噂話でも判定ができるってことは、人づてに発見も可能ってことよね?
GM:
そういうこと。・・・春花、<情報:噂話>持ってないけど。
春花:
情報収集チーム(<情報:>の判定の達成値に補正がつく)があるもの。いろんなところに下僕が潜んで働いてくれてるのよ。
雪泉:
8上昇。
「私も、知人を当たってみます」
噂話は持ってないけど、コネ:噂好きの友人(<情報:噂話>の判定で振れるダイスが増える)は持ってる。四季に何か知らないか聞いてみよう。
両奈:
斑鳩と同じく、ジャスト50%
「両奈ちゃんはどうしよっかなぁ」
知覚も噂話も技能習得してないうえに、関連する能力値が同数だから、どっちで判定しても同じだな・・・。
GM:
じゃぁ、判定をやってみようか。
<知覚>で判定する場合は【感覚】、<情報:噂話>なら【社会】で判定だな。能力値に侵食率やアイテム、エフェクトでの修正を加えた数と同じ数のダイスが触れるぞ。
斑鳩:
使えるアイテムもエフェクトもないし、侵食率もまだ低いから能力値分だけだな。<情報:噂話>は持ってないけど能力値が高いから【社会】で。
クラス委員長という立場で皆に聞き込みか。
能力値3だから3個。
8、5、4
確か、出目を合計するんじゃないんだよな?
GM:
そうそう。出目のうち一番高い出目が達成値になる。そこにエフェクトやアイテムの修正を加えたものが最終的な達成値。
斑鳩の場合、8が達成値で成功だ。
情報は、全員の判定が終わってからにしようか。
春花:
同じく【社会】で。噂話は無いけど、情報収集チームを使って達成値が+2されるわよ。
【社会】は7。ダイスの増加なし。
1、4、9、1、5、1、4
9+2=11。成功ね。
雪泉:
宣言どおり、【社会】で。能力値3にコネ:噂好きの友人で+2個。
6、3、4、9、3
9で成功。
両奈:
よく見たら<知覚>がレベル1だったから、【感覚】で。ダイスは2個。
4、5
5に技能レベル1足して6。全員成功だな。
GM:
じゃぁ、情報を渡そう。
「傀儡の居場所」
体育館のほうで、それらしい気配がある。/体育館で霧夜先生が何かしていた。
と、いうことで、体育館に行くと宣言するとイベント戦。
斑鳩:
ロイスが全然増えてない。侵食率のためにも何かしないと・・・
春花:
ねぇ、さっきの判定を個別のシーンとして演出して良い? 情報収集のシーンにテキトーなNPCを出してその人とロイスを結びたいんだけど。
GM:
そうだな。このままだといろいろ詰みそうだし許可しよう。
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ミドルフェイズ シーン2
GM:
シーンは春花が下僕に情報収集させてる、というか報告を受けているところかな。
春花:
そうね。廊下の端っこ辺りで報告を受けてる感じね。(ころころ・・・)51、と。どれくらいがクライマックスに突入する目安なのかしら・・・。
GM:
下僕のイメージとかある?
春花:
・・・普通に伊吹かしら。
GM:
それじゃぁ、報告を待っている春花の所に1人の忍学生が走ってくる。
伊吹(GM):
「春花さま! お待たせしました!」
春花:
「あら、早かったわね。それじゃぁ、報告を聞かせてもらおうかしら」
伊吹(GM):
「はい!
何人かの忍学生が、霧夜先生が体育館のほうで大きな荷物を持ち込んで何かを仕掛けているのを見ています!
たぶん、ここが春花さまの探している傀儡の設置場所じゃないでしょうか?」
春花:
「なるほどね。助かったわ」
伊吹(GM):
「いえ! 春花さまのお役に立ててよかったです!」
春花:
「うふふ。良い子ね。今度、た~ぁっぷり、ご褒美あげるわね」
伊吹(GM):
「くぅ~ん! 待ってます!」
て、これじゃ両奈か?
春花:
良いんじゃない? 別に。
ここで伊吹(情報収集チーム)にロイスを取るわ。感情は幸福感/食傷で。表は幸福感にしておくわね。相手していると不思議と満たされるのだけれど、こっちが気分じゃない時まで寄って来るのが考えものね。
雪泉:
不思議と(棒)
じゃぁ、こっちも同じようにシーンを作るか。四季(コネ:噂好きの友人)から話を聞く感じだな。
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ミドルフェイズ シーン3
GM:
今度は四季の方から雪泉に情報を持ってきてくれる感じにするか。
四季(GM):
「ねぇねぇ、雪泉ちん雪泉ちん」
雪泉:
(侵食率ころころ・・・4)
「どうしました? 四季さん」
四季(GM):
「どうしたじゃないっしょ。雪泉ちん、最終課題受けるんでしょ? すごいじゃん!」
雪泉:
「えぇ。さすがは四季さん、耳が早いですね。そういうわけですので、私は今から課題をクリアするために調べ物が有りますのでこれで失礼します」
四季(GM):
「まぁまぁ、そんな焦んないで、実は雪泉ちんが欲しそうな噂も仕入れてきてるんだ」
雪泉:
「噂、ですか?」
四季(GM):
「そうそう。あのねぇ、あたしの友達の友達が見たらしいんだけど、霧夜先生が体育館に何か隠してたらしいよ。これぜったい課題の傀儡っしょ」
雪泉:
「なるほど。可能性は高そうですね。ありがとうございます、四季さん」
情報の出だしが完全にただの都市伝説なんだが・・・
四季(GM):
「そんなかしこまんないでよ。あたしと雪泉ちんの仲じゃん。また、何かあったら声かけてよね。絶対、力になるからさ」
噂好きの友人 を強調してみた。他にやることがなければシーンを切るぞ。
雪泉:
ここで四季にロイスを取得。連帯感/不安で連帯感が表。共に黒陰様の遺志を継ぐ者だけど、彼女の軽いノリにはいつもハラハラさせられている。
斑鳩:
どうしようかな・・・GM、テキトーにNPC作って良いか?
GM:
まぁ、シナリオNPCを用意できなかったこっちのミスだし良いだろ。
どういうシーンにどんなNPCを出す?
斑鳩:
斑鳩も<情報:噂話>で判定したし、半蔵選抜の誰か・・・噂に強そうなのは葛城か? 彼女から聞いたって感じかな。
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ミドルフェイズ シーン4
GM:
OK。そうすると斑鳩が廊下を歩いていると背後に気配が。
斑鳩:
(コロコロ・・・)侵食率は2上昇っと。
気配がはっきりしてるなら普通に振り向くだろうな。
GM:
しかし、斑鳩が振り向くより先に斑鳩に魔の手が!
(えーと、たぶんハヌマーンピュアで【肉体】2、チルドレンAて事にして3、<白兵>2か)
(ころころころ・・・9、9、9)
うぉっ何だこの出目?! ええぇと、達成値は11か。斑鳩は魔の手をかわせるか回避判定を。
斑鳩:
戦闘?! いやそれよりなんだそのはしたない出目は!
えぇい! どうせ侵食率も稼がないとなんだエフェクト アクロバットも使うぞ! 【肉体】2、<回避>2、アクロバットの効果でダイス+1
(ころころころ・・・0、9、7)お? 10?
GM:
クリティカルだから、10がでたダイスだけ振り足せるぞ。
斑鳩:
(いっころ・・・4)ダイス目が14、<回避>2だから達成値16か。回避成功だな。
GM:
では、背後からの不穏な気配を察した斑鳩が前方にステップを踏んで緊急回避すると、さっきまで斑鳩が居た辺りの空間、具体的には胸があった辺りを空しくつかむ2つの腕があった。
斑鳩:
「また貴方ですか葛城さん。出会いがしらのセクハラはやめてくださいと何度も言っているでしょう」
葛城(GM):
「ちっ、かわされたか。
出会いがしらじゃなければ良いのか? じゃぁ、今からセクハラしちゃうぜぇ。い~しっしっしっ」
斑鳩:
無言で飛燕(日本刀相当)を鼻先に突きつける。
葛城(GM):
「うおっとぉ! あ、危ないじゃないか斑鳩! アタイが怪我でもしたらどうするんだ」
斑鳩:
「怪我ですめば良いほうなのではありませんか」
氷王もかくやという冷たい視線を投げかけよう。
葛城(GM):
「つれないなー。アタイは情報の報酬にちょーっとおっぱいを触らせて欲しかっただけなのに・・・」
斑鳩:
「じょうほう?」
葛城(GM):
「あぁ。霧夜先生が体育館に忍結界を施しているのを見かけたぜ。最終課題と何か関係が有るんじゃないか?」
ちなみに、忍結界はデータ的にはワーディング(非オーヴァードを無力化させる結界を展開するエフェクト)ということで。
斑鳩:
「なるほど、それは確かに気になりますね。葛城さん、ありがとうございます」
葛城(GM):
「よせよ礼なんて、おっぱい触らせてくれるだけで良いんだから」
斑鳩:
「あら、菖蒲さんこんにちは」と、誰も居ない葛城の背後に笑顔を向ける。
GM:
それは、逃走以外の選択肢を葛城から奪う行為ですよ委員長(笑)
斑鳩:
葛城が居なくなったのを確認して、葛城が走っていったほうと逆に歩き出してシーンを閉じるぞ。
と、その前に葛城にロイスを取得しないとな。信頼/憤懣。表が信頼。セクハラさえなければ頼れる味方なのに・・・という事で(笑)
両奈:
さて、こっちはどうするかな・・・。<知覚>で判定したからなぁ・・・
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ミドルフェイズ シーン5
両奈:
(侵食率ころころ・・・8)
オーヴァードの気配を探す要領で見つけたって感じだよな。
GM:
こちらの想定としては、そんな感じ。
両奈:
「こっちから、と~っても痛くしてくれそうな気配がするぅ~」
春花:
どんな気配よ(汗)
GM:
ふむ。そうすると両奈の進行方向、体育館のほうから1人の忍学生が歩いてくる。白い短髪の少女は両奈と同じチームのリーダー。雅緋だ。
雅緋(GM):
「両奈、この先はしばらく一般生徒は立ち入り禁止だそうだ。不用意に近づくと痛い目を見るから近づk・・・はっ!」
両奈:
目をキラキラさせながら
「わくわく、わくわく」
雅緋(GM):
「おい、本当に近づくなよ!? お前だけではなく私まで罰の対象に・・・あ・・・」
両奈:
「両奈ちゃんがまんできな~い! 雅緋ちゃん、おしえてくれてありがと~」
雅緋(GM):
「あ、おい! 両奈! 戻って来い!」
GM:
え~、シーンプレイヤーが自発的に退場したのでシーン終了で。
両奈:
雅緋にロイスを取得。友情/悔悟。シノビバーサスのころのあれこれを一応気にしてるって事で。もう和解してるから表は友情な。
GM:
で? 両奈は罰を求めて体育館に走って行っちゃったけど、体育館に向かう、で良いのか? イベント入るけど。
斑鳩:
普通に考えて戦闘だろ。葛城から聞いた情報を元に体育館に向かう途中で両奈と合流。で良いか?
GM:
良いぞ。他の2人も良いか?
春花:
OKよ。
雪泉:
さて、何が出るやら。
==========
ミドルフェイズ シーン6
GM:
さっきの流れでシーンプレイヤーは両奈のままで良いかな。全員合流と侵食率増加をヨロシク。
侵食率上昇値
斑鳩:2、春花:7、雪泉:10、両奈:10
斑鳩:
「両奈さん! みなさんも。やはり体育館ですか?」
春花:
「みんな同じ結論という事は、そのようね」
雪泉:
「待ち受けるのは傀儡といえど、最終課題。油断無く行きましょう」
両奈:
「どんな、痛い事が待ってるのか楽しみだねぇ~」
GM:
と、約1名だけおかしな期待を抱きながら廊下を走っていると、突然辺りが忍結界に包まれた。
斑鳩:
な?! あわてて足を止めるぞ。
春花:
たぶんそのまま走っていきそうな両奈の首根っこ捕まえて、辺りを警戒するわ。
両奈:
よまれてたっ?! まぁ、警戒はするぞ。
雪泉:
1人進む理由も無いな。
GM:
警戒していると、前方から近づいてくる一団がある。みんなその顔ぶれには見覚えがある。下忍の集団だ。下忍と言っても選抜チームに入れる雲雀や未来よりずっと下の下忍な。
その数ざっと20人くらい。
斑鳩:
20人?! ボス戦でもそんなに出ないでしょ、普通!
GM:
大丈夫。こいつらはトループだから、10人で1ユニット。2ユニットが皆の前に立ちはだかる。
不良学生(GM):
「お前たちに勝てば最終課題の挑戦権があたしたちのものになるんだ!
悪いけど倒されてもらうよ! ぶっころー!」
GM:
課題の障害の1つとして霧夜先生が用意した敵対者って事で。
それじゃ戦闘開始。みんなとトループたちは10m離れた位置に居る。互いの陣営はひと塊に居る。同一のエンゲージ(至近攻撃が互いに届くエリア。SWの乱戦エリア的なもの)に居るって事だな。
春花:
2対4なら大丈夫・・・かしら?
GM:
バランスがコレであっているのかは知らん。
爆乳忍たち:
ふぁっ?!
FEAR製のTRPGて、サンプルエネミーが少なすぎてバランスの取り方がよくわからないですよね。
SWやメガテンみたいにエネミー自作しなくてもキャンペーンできるくらいのデータは欲しい・・・
今回のトループはPCのコントラクションでの作成で作れるデータになってます=PCと同等の強さ?
果たして勝てるのでしょうか(汗)
では、今からダイスを振るのでしばらくお待ちください。
2017.5.16
エンゲージの定義を勘違いしていたので、陣形説明の部分修正しました。