GM:
じゃぁ、さっそくはじめていくぞぉ。
まず、トレーラーだが・・・
=========
忍。古くより歴史の裏で権力者を支えてきた、闇に生きるもの。
彼らは国の要請を受け、忍務に命を懸ける俗世から外れた者。
その忍を養成する機関、忍学校では日夜過酷な訓練が行われている。
今日もまた、4人の忍学生が教官に呼び出された。
訓練の最終段階として与えら得る課題。コレをクリアできたなら忍として正式な忍務を受けることができる。
はたして、彼女たちは課題をクリアできるのか・・・
ダブルクロス The3rdEdition
「卒業試験」
ダブルクロス それは裏切りを表す言葉
==========
GM:
というわけで、霧夜先生に呼び出されて、忍務形式での訓練を言い渡される。
両奈:
卒業試験て、両奈は1年生だけど・・・
GM:
16歳
両奈:
う・・・
GM:
まぁ、冗談は置いておいて、原作カグラみたいな教育機関じゃなくて外部の人間の訓練を見てくれているって所だな。
DX風に言うなら、イリーガル(UGNに所属しない、外部協力者オーヴァード)候補の訓練の締めくくり、て感じだな。いくらオーヴァードでも覚醒したばかりの素人を実戦投入したりしないだろ? ・・・しないよな?
春花:
知らないわよ・・・。
でも状況は理解したわ。それじゃハンドアウトの配布をお願い。
GM:
あいよ。
==========
ハンドアウト
ロイス:霧夜(または“リヴァイアサン”) 感情:任意/任意
あなたは忍組織の幹部、霧夜に呼び出された。
訓練の総仕上げとなる試練を与えられるという。コレをクリアできなければ正式な忍務につくことはできない。なんとしてもクリアしなければ。
==========
斑鳩:
まぁ、トレーラーのままだな。で? これは誰のハンドアウトだ?
GM:
・・・?(ニコリ)
斑鳩:
おい?
春花:
少なくとも、春花ではないでしょ。シナリオロイスが、固定ロイスと被ってるし。
GM:
いや? これ、全員共通ハンドアウト。
雪泉:
共通かい! 春花はどうするんだよ。ロイスが1人少なくなるぞ。
GM:
だから『霧夜(または“リヴァイアサン”』だってば、霧夜先生個人に対する感情と、1人の忍“リヴァイアサン”に対する感情は別って事で。
両奈:
ぬ。確かに公式にもそういうロイスの取り方は認められてたな・・・。
そうか、コードネームのほうが忍名になるのか・・・
GM:
あぁ、そうだな。コードネームのほうに原作の忍名使って、名前は自由に考えてもらうってのも、案としては有ったんだけど、ややこしくなりそうだったから、みんな名前は本名orニックネームぐらいのつもりで。あくまでも忍名は、コードネーム欄に書かれてる方な。
春花:
了解よ。じゃぁ、最初のシーンは全員が霧夜先生に呼び出されるところからかしら?
GM:
あぁ、そうなる。
んじゃ、それぞれ霧夜へロイスを取得してくれ。
斑鳩:
ダイスで決めようかな・・・ポジティブが59.庇護? ちょっと曲解だけど、支部の責任者として重責を負う彼の支えになりたい。ということで。
ネガティブ・・・79.厭気。う~ん思うつかないから振りなおそう。40.恥辱。忍務はいやでも、兄貴との確執を意識せざるを得ない、とか?
表は庇護だな。
春花:
ロイス対象は“リヴァイアサン”で
42.慕情。恩人の忍としての姿を慕ってる。
48.憐憫。自分みたいのを引き入れて大丈夫かしら。
表は慕情ね。
雪泉:
13.尊敬。そのままだな。
01.食傷。黒影の遺志がらみでの苦言が多いとか?
尊敬が表。
両奈:
56.庇護・・・は無いな。振りなおし・・・また56?! 庇護にしろってダイス神の思し召しか? 曲解して、自分が矢面に立てば痛い思いができるとかかな(汗)
79.厭気。趣味にけちを付けてくるかのが気に入らない。
ネガティブが表だな。
GM:
決まったら今度はPC間のロイスを取得してもらおうか。
斑鳩→春花→雪泉→両奈→斑鳩
の順で。一応みんな一緒に訓練を受けてるから既に顔見知りということで。
斑鳩:
ポジティブは尊敬。あの薬学知識と技術力は純粋に凄い。
ネガティブは隔意。作る薬が、アレな感じでさえなければ・・・。
というわけで、隔意が表で。
春花:
雪泉に対しては、
ポジティブが誠意。良くも悪くも裏表のない娘だからね。
ネガティブは厭気。生真面目で口うるさいのが難点ね。
もちろん表は厭気。
雪泉:
じゃぁ、両奈に対しては・・・
ポジティブが同情。家族との死別など、自分と重ねてみてるかな。
ネガティブは恐怖。あの趣味嗜好は理解の外だ。
表は恐怖で。
両奈:
斑鳩に対してか・・・
ポジティブは感服かな。忍として優等生だしな。
ネガティブは・・・感情表に無いけど、不満で。趣味を理解してくれない事に不満があるっと。
表は・・・不満、かな。
GM:
・・・原作的に正しい感情選びだと思うが・・・全員が全員、ネガティブを表にしてるのはどうなんだ? ちゃんとチームワーク取れるのか?
春花:
妖魔相手にはみんな協調性があるし大丈夫でしょ。
普段はバラバラでもいざという時は一丸となって脅威に立ち向かう、ていうのも燃える展開でしょ。
GM:
うん、まぁ、そうだな。その方向になる事を願う。
じゃぁ、まずはオープニングだな。
==========
オープニングフェイズ
GM:
じゃぁ、まずトレーラーやハンドアウトどおり霧夜に呼び出されるところから。登場PCは4人全員だから、みんな侵食率(レネゲイドウィルスが肉体や精神をどれぐらい蝕んでいるかの目安。一般的に100%を超えるとジャーム扱い)を上げてくれ。
斑鳩:
えぇと、1d10(10面ダイス1個)だっけか。
・・・うぉ、10。いきなりハイペース。
春花:
・・・8。高いわね。
雪泉:
・・・5。まぁ、良いペースかな。
両奈:
・・・10。まだ始まったばかりだし大丈夫だろ。
GM:
ん。ではみんなは霧夜に呼び出されて
斑鳩:
「霧夜先生、皆そろいました」
霧夜(GM):
「うむ。みなを呼んだのは、お前たちはそろそろ最終課題に挑戦しても良いだろう、という判断が下ったためだ」
春花:
「ついに、ね」
雪泉:
「いままでの訓練の成果、お見せいたします」
両奈:
「最終課題ってことは、すっごく危ないんだよね? たのしみ~」
霧夜(GM):
「・・・内容は単純だ。学内に障害となる
一同:
「はい!」
==========
GM:
というところで、シーンを切ろうか。
希望が無ければ、次のシーンからミドルフェイズに入るけど。
斑鳩:
大丈夫、かな。
GM:
じゃぁ、ミドルフェイズに入ろう。