第三の警察組織   作:鮭愊毘

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この小説は基本やりたい篇だけをやる感じになります。ご了承ください


何もかも人それぞれ

銀時らが英二と対面した日の夕方、彼らは帰路についていた

 

「・・・・」

 

新八が何か考え事をしている

 

「どうした新八?自分がムラムラしてんのかそうじゃないのかよくわからなくて寝付けないような顔して」

 

「何その例え!?・・・いや、僕も英二さんと初めて会ったような感じじゃなかったから、その・・・あ」

 

「何か思い出したか?」

 

「はい。確か・・・」

 

新八は思い出す。まだ自分が銀時と出会う前、バイトで文句を言われっぱなしで心が砕けそうになっていたころ

 

ある女性の歌を聞いたことを

 

その女性とは後の大人気アイドル寺門通。彼女は万さ・・・つんぽにプロデュースされる前までは路上で自身の歌を歌っていた。客はとても少なかった。しかし、それに心打たれた人物も現れた。それが新八

 

ある日のこと、新八は彼女の歌を聴きにやってきた。そして彼は気づいた

 

『今日は何か人が多いな』

 

と。その中には後に寺門通親衛隊に入る人物もいたとか

 

そして彼女のライブが終わった頃―――

 

 

「そこのお嬢さ~ん?お前か!最近やかましい歌歌ってる奴ァ!!」

 

「!!」

 

二人組のチンピラが現れた。彼らはしばらくの間観客たちと口で喧嘩をしていたが、しびれを切らしたのか、チンピラの一人が拳に力を入れる

 

 

 

「これ以上ここでそんなことしてみろ!二度と歌えなくしてや―「おい」あ゛ぁ?」

 

しかし、何者かが間に入り、チンピラの拳を掴む

 

「何だぁこの手は?何をしようとした?」

 

「何をしようとテメェには関係ねぇだろ!!」

 

「あるさ。幕府に軽視されてるとはいえ、俺たちは立派なおわまりさんだ」

 

この言葉にもう一人のチンピラが反応する

 

「ッ!!まさかこいつ!?真挑組!!」

 

「はっ!それがどうした!!・・・!」

 

 

「さっきも言っただろ?俺は警察だ。それを抜いたとしても、俺の腰には刀がある

その気になればテメェの首なんぞ今すぐ切り落としてショッピングモールに並べることも出来るぞ?だが・・・」

 

「「!!」」

 

「テメェらには(これ)で十分だ」

 

こう言って彼はチンピラ二人を殴り飛ばす

 

 

 

「騒がせて悪かった。こいつらは俺の方でしょっぴいとく」

 

彼、もとい英二はこう言い、お通に投げ銭として札二枚を渡しチンピラを抱えて去っていった――――

 

 

 

 

「―――って感じでした」

 

「ふーん・・・世界は思ったより狭いな」

 

「え?最後なんて言いました?」

 

「いや、独り言だ。さ、帰るぞー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、真挑組は――

 

 

「今日は何の日?」

 

328(三つ葉)の日」

 

「サイヤの日」

 

例の一番隊(-隊長)が3月28日について話していた。

 

 

 

 

「いや、あの有名な炭酸飲料 三ツ矢〇イダーの発売日だろう」

 

[プロジェク〇Xの放送日でもある]

 

 

そこに混じっていた二人がこう言った直後、英二が帰ってきた

 

 

「・・・小太郎、どうしてここに?それと隣の・・・誰?」

 

「久しぶりだな。それと隣のは誰じゃない、エリザベスだ。結構かわいいだろ?」

 

「・・・上から三分の二はな」

 

英二はエリザベスのチラチラ見える脛を見ながらこう言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいとっつぁん」

 

『何だよぉみんなとっつぁんとっつぁんってよお~俺のこと名前で呼んでくれるの将ちゃんぐらいだなーまったく~

 

で?珍しいじゃねぇか。そっちから電話してくんの』

 

この日の夜、局長の石井は長官の松平と電話をしていた

 

 

「俺たちはホントに何したかったんだろうな」

 

『・・・さあな。お前さんのすることはいつもわかんねぇなぁ』

 

「自分で立ち上げといてこのザマだ」

 

『隊士にはどう伝えるつもりだ?』

 

「どうもこうもない。ごまかしても無駄だ。真挑組は―――――――」

 

 

 


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