~~ガイ~
闇の魔王獣マガタノゾーアとの激闘から数千年が経過した。あれから俺はこの地球で暴れる怪獣達や侵略に訪れる異星人達と幾度となく戦い続けた。光に選ばれて不老長寿となっていたこともあり・・・この数千年で様々な出会いと別れを経験してきた。時にはゼロさんに頼まれて別宇宙へと飛んで光の国の方々とともに事件を解決したこともあった。そういえば光の国の方々は万年単位で生きると聞いたが・・・やはり地球に長く滞在したというウルトラマンさん方もこんな別れを経験して来たんだろうな。
「おっと・・・変なとこに出ちまったな」
考え事そしながら歩いていると、気づけば深い森の中にいた。
「できれば今日中に目的地にたどり着きたいんだがな・・・」
俺はポケットから一通の手紙を取り出す。先日俺宛に宇宙配達で届けられた手紙だ。それには『この地は怪獣に狙われている。助けて欲しい』と書かれていた。
「それが本当なら一大事だが・・・」
もしかすれば俺を快く思っていない異星人の罠の可能性もある。警戒しておくに越したことはないな。
「とりあえず・・・早く森を抜けないとな。・・・っ!?」
早く森を抜け出そうと走り出した途端、俺は見えない何かに頭をぶつけて尻もちをついてしまう。これは・・・バリアか?
「何でこんなところにバリアがあるんだ?」
こんな森の中にバリアがあることの理由を考えていると強い揺れとともに鳥たちが一斉に飛び立った。
「いったい何が・・・?」
俺は周囲を見渡してみるとバリアの方へと向けて怪獣が迫っているのが見えた。
「あれは確かキングザウルス・・・とかいうのだったな」
5~600年前にキングザウルスとは戦ったことはあるからさしずめあれはキングザウルス二世といったところだろう。奴の角はあらゆる光線を防ぐバリアを張れるんだよな。以前戦った時はそれに苦戦させられた。
「だけどもう戦い方は覚えてる。早めにケリを・・・」
キングザウルス二世を倒そうとオーブカリバーを取り出そうとした途端、キングザウルス二世は熱線を放ってバリアを破壊しようとしてきた。
「バリアの向こうに行こうとしているのか?」
もしかしてこのバリアの向こうに手紙の場所があるのかもしれないな。
「もう少しだ。もう少しでバリアだぞ」
「うんっ・・・」
オーブカリバーを空へと掲げて変身しようとするとバリアに向かって走っている親子が視界に映った。するとキングザウルス二世はその親子へと向けて熱線を放ってきた。
「アンジュ!?」
「ハァァッ!!」
父親が10歳ぐらいの娘を庇う体勢を取ったところで、熱線と親子の間に俺が割って入る。そしてカリバーから発したバリアで熱線を防いだ。
「大丈夫ですか?」
「すまぬ、助かった」
「う・・うん・・」
これがウルトラマンである俺とルサールカの地に移住したエスメラルダ王国の国王であるエメラルド・ロマノワと姫様であるアンジェリカ・ロマノワとの出会いだった。
~~エメラルド~
外交の都合でバリアを張っている国の外へと出ていた私とアンジュは偶然にもキングザウルスと遭遇してしまった。我々の乗っていた馬車や親衛隊たちもキングザウルスにやられてしまい、まさに絶体絶命という時・・・
「大丈夫ですかか?」
「すまぬ、助かった」
「う・・うん・・」
1人の青年が私達親子を助けてくれた。
「お主はいったい・・?」
「話はあとで・・。まずはキングザウルス二世を倒してきます」
そう告げた青年は手にしている剣から光を放つと、青年は光の巨人へと姿を変える。
「あの者・・ウルトラマンだったか」
「ウルトラマン?」
娘であるアンジュは初めて聞く単語に首を傾げる。
「アンジュには話したことがなかったな。・・・宇宙には1つの伝説があるのだ。宇宙が危機に瀕した時に現れるという光の戦士の伝説がな。私もアンジュぐらいの頃、あの戦士とは違うがその姿を目にした時があったな」
私が目撃したことがあった光の巨人は・・・2本の大きな角を生やし赤いマントを羽織った巨人だった。人生で2度もウルトラマンを拝むことになるとはな。
「シュァ!!」
光の巨人はキングザウルスの広げているバリアを跳び越えて光を纏ったキックを叩き込む。するとその一撃で角が折れたキングザウルスはバリアを展開することができなくなった。
「デュァ!!」
その隙を見逃さなかった光の巨人は両腕を十字に重ねて光線を放ちキングザウルスを撃破する。
「・・・お待たせしました」
キングザウルスを倒し終え元の姿へと戻った青年は私達の元へと戻ってくる。
「助けてくれてありがとう。私はこのバリアの向こうにある王国、エスメラルダの国王エメラルド・ロマノワ。そしてこっちが娘のアンジェリカだ」
「っ!」
普段は人見知りをしないはずのアンジュが珍しく私の背に隠れてしまう。ウルトラマンに怯えている・・・というわけではなさそうだが、接し方に困っているようではあるな。
「俺はガイ。ウルトラマンオーブです。ここにはこの手紙を受け取り、やってきました」
ガイ・・ウルトラマンオーブと名乗った青年は手紙を私に見せてくる。この筆跡は私の妻であるホノカの字だな。確かホノカの父はかつてウルトラマンとともに旅をしたことがあると言っていたが・・・それ故にガイを頼ったのだろう。
「ふむ、この地へと来てくれたということは・・」
「えぇ。怪獣がこの地を狙いやってくるというのならぜひ協力させてください」
~~アンジェリカ~
お父さまがウルトラマンに変身していた男の人を城に招き入れた。私は目の前にいる本物の勇者のような人にドキドキしてしまって、最初に何をどうしゃべればいいのか分からずにずっとお父さまの後ろから彼を眺めていた。
「では改めてお礼を言わせてくれ。私と娘を助けてくれた事、心より感謝する」
「私からもお礼を言わせてください。夫と娘の命を御救い下さりありがとうございます」
玉座に座ったお父さまは深々とガイに頭を下げたら、お母さまも頭を下げた。
「いえ。俺はウルトラマンとして当然のことをしたまでです。ところで・・・あの手紙はいったい誰が?」
「私です」
お母さまはガイに手紙を送ったのは自分だと名乗り出た。
「私の名はホノカ・ロマノワと申します。どうぞお見知りおきを」
「俺のことは・・・どうして?」
「貴方の活躍は既に亡くなった父から伺っておりました」
「ホノカさんの父は俺を知っていたんですか?」
「はい。父はかつて貴方と旅をしたことがあると私がまだ幼い頃何度も語ってくれました」
私が生まれる前に亡くなったお爺さまはどうやら昔ガイと冒険したことがあったらしい。あれ?ってことはガイは今何歳なの?
「私の父親の名前はシューティー。別宇宙の鉱山惑星出身の人です」
「シューティー・・だって?」
~~ガイ~
「シューティー・・だって?」
俺はホノカさんの父親の名前を聞いて驚きのあまり声を挙げてしまう。その名を忘れるはずもない。・・・かつて共に旅をした大切な仲間の名を・・。
「父は怪我でガイさんと旅が出来なくなってから両腕を義手にし、しばらく星間連合で活動をしていたらしいのですが、この宇宙で母と出会いこの宇宙に留まる決意をしたらしいのです」
そうか・・。あいつはここで自分なりの旅の答えを得たんだな。
「シューティーの最後は?」
「父はこの地を守護する戦士として長年戦っていましたが星間連合で作られた義手はこの地では修理できなかったので・・・錆が毒のように身体を蝕んで衰えて・・・娘が生まれる二月ほど前に・・」
あいつにとっての孫が生まれる前にこの世を去ったのか。あいつがこの星にいるとは知らなかったとはいえ・・・仲間の最後に立ち会うことが出来なかったのは悔しいな。それも話を聞くかぎりではだいぶ辛そうな最後というのは・・。
「父は最後に・・・いざという時には貴方を頼るように言い残してこの世を去りました」
あいつが俺を頼りに・・・か。
「最後にあいつが俺を頼ってくれたなら・・・尚更ここを守らないといけないな」
オーブカリバーを取り出した俺はそれを上に掲げる。
「今は亡きシューティーに誓おう。俺はあなた達を・・・この国を必ず守ると」
騎士が己の剣にかけて守り抜くことを誓うように俺もオーブカリバーの光とシューティーにかけてこの国を守ることを誓う。
「感謝する。光の戦士よ」
~~ジャグラー~
「このバリアの向こうにエスメラルダの国があるのか・・」
ルサールカの地にやってきた俺は偶然にも長年探し続けていた地球へと移住してきたエスメラルダ王国を発見した。だがその土地はバリアによって見えなくしているどころか、怪獣や悪しき心を持つ相手を通さないようにされていた。そのせいで俺もバリアを超えることができない。
「バリアの内側からぶっ壊してやろうと思ったが・・・そう簡単に上手くはいかないようだな」
このバリアを破るには強力な光属性の怪獣をぶつけるしかない。それも魔王獣クラスの怪獣をだ。
「城の攻略に必要な怪獣は選択の余地がなく光の魔王獣マガゼットンということになる。そして俺の幸運たるやルサールカの地にマガゼットンが封印されている」
マガゼットンの封印さえ解ければいいのだが、生憎俺の手持ちの怪獣カードの中には1枚も光属性を宿す怪獣がいない。倒された瞬間の怪獣へとダークリングをかざせばその怪獣の力を宿した怪獣のカードを手に入れることができるのだが、カードを確認するまでその怪獣がどんな属性かは分からない時もある。火や水は分かりやすいが風や光は他と比べて分かりにくいのが多い。というよりも本当にお前はその属性かと疑える奴らばかりだ。
「最初はまずカード集めをするべきだが・・・マガゼットンを復活させるためにも倒すべき怪獣に闇の力を注ぐわけにはいかない。即ち俺がその怪獣達を倒してはいけないということだ」
そう・・・あくまでも「俺が」だけどな。
「俺が倒しては駄目というのなら、ガイに怪獣を倒させてやればいいだけのことだ」
問題はその怪獣をどうこの地に誘導するかだ。
「いや・・・その必要もないのか」
理由は知らないがこのバリアの向こう側にある国は怪獣に狙われているようだ。光属性を持つ怪獣が来るのを気長に待つとしよう。
「俺はただガイに倒された怪獣の力を集めているだけで充分だな」
俺は先ほどガイに倒されていたキングザウルス二世の力を回収すると・・・それは光属性のカードとなった。
「これは幸先がいいな」
以前闇の魔王獣であるマガタノゾーアを倒した時に気づいたが、魔王獣は封印を解除する際に最低3枚は同じ属性を持つ怪獣の力が必要なようだ。そしてキングザウルス二世のカードを手に入れたことで残りは2枚となった。
「たとえ光属性の怪獣でなくても、後々他の魔王獣たちを解放するための力が集まるからな。気長に待たせてもらうとするか」
~~エメラルド~
「シュァ!!」
ウルトラマンオーブ・・・ガイがこのエスメラルダ王国を守護してくれるようになってから3年の月日が流れた。次々と現れる怪獣を相手に今日もあの戦士はこの国を守るために戦っていた。
「オォォォ・・セイッ!・・ジュァ!?」
オーブが苦戦を強いられている怪獣の名はプリズ魔。光怪獣とも言われるこの怪獣の最大の特徴はあまりにも生物的ではないその外見だ。まるで結晶体のようなその怪獣はプリズ魔光線という光線を放つ。その光線を浴びた人間は結晶体に変化させられてしまい、あの怪獣に取り込まれてしまうか光の粒子となって消滅してしまう。事実あの光線を浴びて奇跡的に生還した兵はまもなくして身に纏っていた鎧や服などを残して肉体が消滅してしまったのだ。
「して・・・プリズ魔に何か弱点はあるのか?」
「少々お待ちを・・」
私はこの国の学者であるアルシエルに助言を求めると、アルシエルはすぐさま研究室の資料を漁り出した。
「これですね、光怪獣プリズ魔。強い光をエネルギー原にしている怪獣であり、その特性上夜間でしか活動できないのです。弱点は絶対零度のような超低温と記録が残されていますね」
ふむ、超低温か・・。
「絶対零度を再現することは可能とする武装はあるか?」
「以前開発した絶対零度砲アブソリュートならそれが可能ですが・・・これほど国に近い距離で放つのは危険が伴います」
ここから放ち支援をするのは危険ということか。
「つまりアブソリュートを撃てる距離まで離れさせればよい・・・ということなのだな」
「えぇ、確かに可能ですが・・」
ならば答えは決まりだ。
「私自らが囮となってプリズ魔を誘導する!」
「なっ!?王自らとは・・・危険です!おやめください!」
アルシエル自ら囮になると告げると当然止めにかかってくる。
「だがこのままではオーブがやられてしまうのだぞ」
「ですが・・・」
「なら自分が囮になります!」
私が囮になろうとしていると1人の兵が自分が囮になると名乗り出てくる。
「お前は・・・?」
「第2部隊所属のキリュウです。自分が明かりであの鉱物のような怪獣を誘導します」
まだ若いというのになんと勇敢な青年だ。
「確かにここ数年運動をなさらずやや小太りになりつつある王よりも成功率は高そうですね」
「アルシエル、何か言ったか?」
「い、いえ何も!?」
こいつ学者の仕事をクビにしよう。
「ではキリュウよ。プリズ魔の誘導の任、お主に任せるぞ!」
「はい!」
~~キリュウ~
王様に誘導の任を任せてもらった自分は両手に明かりを携えて聖剣の勇者様が戦っているプリズ魔の背後へと回り込む。
「こっちだプリズ魔!!」
両腕を大きく振ってプリズ魔に自分を気付かせる。これならいけそうだ。
「よし来い!」
明かりを上へと掲げながらプリズ魔をバリアから遠ざけだす。するとプリズ魔は自分に向けて光線を放ってきた。たしかあの光線に当たると取り込まれるか消滅してしまうかだったよな。
「ぬぁ!?」
「シュゥァ!!」
聖剣の勇者様はバリアを張ることでその光線を防いでくれる。アブソリュートを放てるまではもう少し離れてもらわないといけない。
「あと少し・・もう少し・・・」
自分は必死になって距離を取ると、城の方から黄緑色の光が点滅するのが見えた。
「アブソリュートを発射できる距離に到達した合図だな」
あの合図が見えたら数分でアブソリュートが発射されると説明された。なので自分は数分のうちに王国のバリアまで戻らなくてはならない。
「っ!」
聖剣の勇者様も「早く逃げろ」とでも言うように頷いていたので、自分はすぐさま王国へと走り出す。
「シュァ!!」
腕を十字に重ねて光線を放った聖剣の勇者様だったが、その光線はプリズ魔の結晶のような体に吸収されてしまう。確か王様とアルシエルさんとの会話でエネルギー原が光だなんて言っていたな。
「光線技が効かない相手ってことなのか」
聖剣の勇者様の必殺技である光線系統が効かない。となるとやっぱり決め手になるのはアブソリュートになるのか。
「ふぅ、ギリギリセーフ」
何とかバリアの内側にある王国に帰還できると・・・帰還を確認されると同時にアブソリュートがプリズ魔目掛けて発射される。聖剣の勇者様はそれを空を飛ぶことで安全圏内へと避けるとアブソリュートを受けたプリズ魔は体が氷漬けになるとともにその半分が粉々に砕ける。
「やったか?」
アブソリュートによる攻撃で勝利した。そう思った瞬間、体が半分なままのプリズ魔は氷から解放されるやいなや聖剣の勇者様に光線を放ってきた。
「セイっ!」
聖剣の勇者様は剣を振り払うことで光線を撃ち消す。すると聖剣の勇者様は自ら光となってプリズ魔の中へと飛び込んだ。
「シュゥゥゥワッ!!」
プリズ魔も体がひび割れたかと思うと、爆発して粉々に砕けると同時に聖剣の勇者様が飛び出てきた。
「ハァ・・・ハァ・・」
バリアの手前に倒れ込んだ聖剣の勇者様は光の巨人としての姿から人の姿へと戻る。
「だ、大丈夫ですか!?」
「あぁ、かなりギリギリだったけど何とかな」
どうやら聖剣の勇者様でもプリズ魔の中へと飛び込んで内側から破壊するというのはかなり無茶な策だったようで上半身を起こすのがやっとなほどまでに消耗していた。
「ありがとう。お前が王国からプリズ魔を離れさせてくれたおかげで奴が凍りつけられた。あれがなかったら俺はプリズ魔から出られなかったと思う」
「い、いえ・・自分は・・」
「そう謙遜するな」
自分はそこまで大したことはしていない。そう言おうとしていると王様がこちらへと歩いてきた。
「私からも礼を言わせてくれ。お前が名乗り出てなければガイもこの国も危うかった。感謝する」
「も、勿体なきお言葉。感謝致します!」
「さて、一段落したところで戻るとするか。此度の宴はお前達が主役だぞ」
聖剣の勇者様に肩を貸した自分はバリアの中にある城へと歩いていく。
「ん?」
何となく背後から視線を感じたような気がした。だけどまぁ、聖剣の勇者様のご帰還なのだから嫌でも注目を浴びるものだろうと思い、自分はバリアを潜り抜けて城へと戻っていった。
~~ジャグラー~
「ご苦労だったな、ガイ」
ウルトラマンオーブがプリズ魔を倒してくれたおかげで必要な光の怪獣カードが残り1枚となった。
「ふむ。あいつの活躍のおかげでだいぶ怪獣のカードも集まったな」
数年間ガイはバリアの向こうにある王国を守り続けてくれているおかげで俺はただ倒された怪獣の力を回収するだけな簡単な作業を繰り返し今では十数枚ほどの怪獣カードを手に入れていた。
「しかし何故このルサールカっていう場所に怪獣が集まってくるんだ。あのバリアの向こうの国には何がありやがる」
惑星エスメラルダはエメラル鉱石のエネルギーを様々な用途に使っているのは知っているが、この宇宙の惑星エスメラルダは既に大きな戦いで壊滅し、鉱石もほとんどなくなったと聞いている。だとしたら怪獣達がわざわざ狙いに行くようなエネルギーはないはずなのだが・・・。
「そう謙遜するな」
「ん?」
そんな時、俺は偶然にもエスメラルダ王家を見かけた。
「そうか・・。そういうことか」
数年間このバリアの周囲にいたが今まで見かける機会がなかったエスメラルダ王家、その気配を感じられる距離にいたことで俺はようやく答えにたどり着いた。
「エスメラルダ王家が身に宿すエネルギーはエメラル鉱石と同質のエネルギー。怪獣達はそれを求めてこの地へとやってきていたのか」
王家が身に宿すエネルギーを求めて怪獣達がやってくる。その事実を知らない国の民達はそのせいでバリアの外を自由に出歩けなくされる。
「この事実を知った時・・・あの国はどうなっちまうのかな?」
人は真実を求める生き物であると同時に真実を知る事で絶望する生き物だ。真実を知った王国の民たちはどう騒いでくれるかな。楽しみだぜ。
次回「ルサールカより愛を込めて」