ダンジョンに勇者がいるのは間違っているだろうか   作:とぅいか

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人物紹介

 

ナツ・東城

 

ただの一般人だったが異世界に召喚された事により勇者として魔王を討伐することになった自称世界の中では下から数えた方が早い程度の不幸な少年。周囲の期待と願望が重くそれに応えなければならないという恐怖にも似た感情で勇者になった。

戦闘に関してはまさに天賦の才を持っていて、あらゆる近接武器による戦闘を達人の域で行うことが出来た。それを示すかのように世界を滅ぼしかけた魔王を僅か数年で討伐して見せ、彼が戦う様子は最強無敵。誰であろうと彼を止めることは出来ず世界最強の生物と言われていた。英雄と言われるに相応しい所業を成したが、あまりにも強いその力を恐れた仲間達が毒をもり殺害しようとした。激しい抵抗を見せたが毒を盛られ体の自由が満足にきかない事と虫のように湧いてくる敵に少しずつ体力を削られ身体中を武器で貫かれたことによる出血死で死ぬ直前に神の手によって謎の空間に呼び出された。

本人は仲間に裏切られ殺されかけたショックで神に死なせるように頼むが神はその願いを叶えずナツに不死の恩恵(ナツは呪いと思っている)を与え別の世界に転移させた。

 

2度目の異世界に降り立ったナツは自分が死ねなくなっていることを確認する中で知った迷宮都市オラリオ。迷宮都市オラリオなら自分が死ぬ事ができるかもしれないと迷宮都市オラリオに向かう。本人は生きる理由が無くどちらかとかと言えば死にたいと思っている程度だが何も変化がなければ確実に死ぬ為に行動する。何かしら生きたいと思える事があればあるいは?

嫌いな事は無駄な事、痛い事、そして、誰かに上に立たれること。

無駄な努力ほど後で時間を無駄にしたと後悔することもないと思っている。と言うか、努力ひいてはめんどくさいことが全般的に好きではない。ナツが死にたがっている理由もここにあり生きている内は色々な事を乗り越えなければならないためそれがめんどくさいと思っている。それと同レベルで痛い事も嫌い。腕を砕かれようが内臓を多少潰されても顔色一つ変えずに戦闘を行うことが出来るほど痛みに耐えることが出来るが、本人曰く、痛いものは痛い。

今までは戦わなければならなかった故に我慢していたがもうその必要はなく自分が傷一つつかないほどの安全が確認されている状況でないと戦闘を行わないぐらい。そのせいで稼ぎは今ひとつだが、本人は死ぬまでは命大事にをモットーにしようと思っている。

 

誰かといるよりもどちらかと言えば一人でいることが好きで、よく空をぼーっと眺めながら頭の中で死にたいと願っている。黒髪黒目でthe普通な見た目をしており特別目立つような容姿はしていない。こう見えてプライドがまあまあ高く、誰かにしたに見られるのが嫌い。無理やり従わせれてされるがまま勇者になった昔の自分に嫌悪感を抱いており誰かに命令されることが大嫌い。


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