改・君の名は。   作:,あゆ

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さあどうぞ


1話「'13/9/12〜'13/10/4(前編)」

〜瀧視点〜

 

朝起きると見慣れない木組みの天井

俺は立花瀧

東京に住む高校生だ

「ここどこ?」

思わず発してしまう瀧

自分が発する声に動揺しつつ座り込んでいると

バシッ(障子を開ける音)

「ほらはよ起きいご飯やよはよk…お、お姉ちゃんが起きとる⁉︎」

バシッ(障子を閉める音)

「おばあちゃん事件やさ〜!お姉ちゃんが自分で起きとった!」

と言いながら階段を降りていく知らない女の子

「俺がお姉ちゃん?」

「あ、最近よく見る夢か昨日は司になる夢で今日は女子高生かよ」

瀧ははぁとため息をつく

そして階段を降りていく

そこにはさっきの女の子とおばあさんが座っている

「おや、三葉あんた夢をみとるな?」

「あ、名前三葉っていうんだであなたがおばあちゃん」

「まぁ三葉もこの年がきたか、後で和室に来なさい」

さっきの女の子が口を挟む

「何の話かわかんないから先学校行くね。お姉ちゃんちゃんとご飯食べるんやよ」

「行って来まーす」

ガチャン(ドアが閉まる音)

「おばあちゃんなんで夢をみてるってわかったの?」

「あんたの名前は?」

「え?」

瀧は動揺する

あんたの名前 都会に住んでるんやろ?あんたの名前やさ」

「あ、立花瀧です」

「瀧か」

(なんで全て知っているような口調で?)

「瀧、ムスビって知っとるか?」

「ムスビ?」

「ここの氏神様を古い言葉でムスビっていうんじゃ、組紐が絡むこともムスビ、解けることもムスビ、溶けてまた繋がることもまたムスビ、時が流れることもムスビ、全部神様の力やさ」

「ムスビ…」

「今から全て説明する、今日は学校休みなさい、行ったところでわかる授業などないからな」

「まずこの家は古くから続く宮水家、宮水神社も…」

「宮水…俊樹?」

「あぁあんたなぜ俊樹の名を」

「もしかしてここって」

「糸守町じゃ」

「彗星…彗星がっ…」

「おばあちゃんカレンダーどこ」

「あそこやさ」

「今日は9/4」

「あー何日だっけ!」

「あんた今年は何年じゃ?」

「'16年」

「あんた今年は'13年じゃ」

「あんたやっぱり救世主になるぞ」

「あんたらは幸せにするからな」

この後質問がたくさん飛んで来た

「住所は?、名前は?」

「東京都新宿区東京Aマンション204号室、立花瀧です。それでなんで'16年じゃないんですか?」

「説明してなかったな、お主は三葉と繋がったんじゃ、10/4?10/3?彗星が落ちるんじゃろ

この糸守町を守るために三葉と繋がったんじゃ」

「思い出した先週の記事だ。もうすぐ隕石落下から3年宮水俊樹の名が1面にあった。家族は守れなかったがそれでも諦めずに住民を避難させ2/3の町民を助けた町長と書いてありました。」

「やっぱり本当にティアマト彗星が落ちるんじゃな?」

「はい」

「そのためにあんたは3年時を越して入れ替わりが起きているんじゃ、明日は元にもどるはずじゃ

だから三葉に伝えて一度会いに行かせる」

「来ましたよ3年前うちに変な高校生がきて誰お前と言ってしまいましたその時に組紐くれました

10/4に何か起こると思うのでもし1度彗星被害があってもカタワレ時に高校に来ます!3年ずれていても会えると信じてやっって来ます」

〜10/4〜

昨日は入れ替わりがないのに今日もない

「やっぱり何かあったんだ」

スマホを立ち上げるLINEで司に『今日休む』

と伝えた

 

 




ありがとうございました
〜次回予告〜
彗星がっ

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