バカ達の恋愛模様とそれを守る者(凍結中)   作:フルセイバー上手くなりたい

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…大変すみません。

お待たせしました。


第9話

「やれ!Bクラスを潰せ!」

「させるか!Bクラスの力を見せてやるんだ‼︎」

本日の授業が終わり、試召戦争は再開された。ちなみに今はFクラスがBクラスを教室に押し込んでいる所だ。しかし、明久は違和感を覚えていた。

「(なんでだろ?姫路さんが参加してない…)」

前線にいるにはいるのだが、戦いを挑まれないようにじわりじわりと離れていっている。どうやら一樹もそれを感じていたらしく…

「…根元と少し話す必要があるな」

「え?根元君がこれの原因なの?」

「いや、代表だから何か知ってるかもしれねえってことだ」

なるほど。今朝、わざわざ使者をよこして『本日は正々堂々戦わせてもらう』と言ったくらいだ。だから姫路に何かする訳無いと言うことか…

「…どうやら根元も戸惑っているらしいな…なぜ姫路が出ないのかと」

作戦ならどういうのかと頭をフル回転させてるに違いない。

「(…明久、俺は姫路に話を聞こうと思う)」

ひそひそ声で明久に話す一樹。おそらく盗聴を気にしてるのだろう。

「(姫路と俺は一旦教室に戻る。頼んで良いか?)」

「(OK、よろしく)」

当然明久も小声で話す。

「(サンキュー…)姫路、一旦教室に戻るぞ」

「あ、はい!」

すごくホッとした様子で一樹についていく姫路。やはり何かあったのだろう…

 

Fクラス教室

ガラッ

「康太はいるか?」

「…呼んだか?」

相変わらず、音もなく現れるな…

「この教室にお前以外の盗聴器はあるか?」

「…いや、無い」

康太に確認した一樹は、姫路の方を向く。

「姫路、Bクラスの誰かに脅されてないか?」

「ッ‼︎」

一樹の言葉に激しく動揺する姫路。どうやら図星の様だ…

「…ここは盗聴される心配は無い。話してくれないか?」

「…分かりました…」

姫路は少しずつ話す。昨日教室を荒らされた時に自分のとある物が盗られたこと。それによって須藤に脅されていることなど…

「…なるほどな。一馬‼︎」

「あいよ!」

呼ばれた一馬は鏡の近くに立っている姫路を突き飛ばす。

「な、何するんですか⁉︎」

「ごめん、手荒にしちゃったけど、ギリギリのタイミングだったんだ」

姫路が話している間、一樹、一馬、雄二には例の金切り音が聞こえていた。一馬が姫路を突き飛ばしたのは、鏡から姫路を襲おうとしていた蟹のモンスターから遠ざけたかったためだ。

「…変身ッ」

『Turn up』

ギャレンに変身、ミラーワールドに入って行った。

「(俺は行かなくて良いのかよ?)」

雄二がアイコンタクトで一樹に聞いてくる。

「(ああ…あまり人に知られるのはマズイからな。自分に近い人以外はやめといた方が良い。それに見ろ、凄く好奇心に満ちた顔をしてるぜ?)」

雄二が姫路を見るとなるほど。説明してくださいオーラが半端ない。

「(…説明するか?)」

「(しないに決まってんだろ)」

会議終了。

 

一馬side

俺はミラーワールドに入って、さっき見たオレンジ色の蟹モンスターを探していた。

「くそ、見つからねえ…なら」

俺は“ギャレンラウザー”からダイヤの8を取り出し、スキャンした。

『Scope』

視界を広げるカードを使い、モンスターを探すが…

「くそ、完全に逃げられた…一樹に報告すっか…」

 

「ただいま…悪い、逃げられた…」

ミラーワールドから出てきた一馬。しかし報告はあまり良い物では無かった。

「そうか…しょうがないさ。『契約者』は分かってるから、まあ大丈夫だろ」

一樹はそう言って一馬を慰める。しかし、事情を知らない姫路は…

「さっきのこと教えて下さい!」

当然こうなる。しかし、説明する気もない一樹達は…

「一馬、昼のプリン残ってたら一つもらえないか?」

「おう、ガンガン食って良いぞ」

完全無視していた。

「無視しないで下さい!」

「うるせえ!知ったら何になるんだよ⁉︎」

雄二が我慢出来なかったらしく、姫路に怒鳴る。しかし、姫路は雄二を睨んでいる。一触即発の空気の中、一樹が姫路の耳元で指を鳴らした。すると…

ドサッ

姫路が倒れた。

「…もう一樹の能力は大抵知ってるつもりでいたが、今は何をしたんだ?」

雄二の質問に一樹はこう答える。

「うるさいから眠らせたのと、少しばかり記憶を消した。コイツの中では、須藤に脅されているという説明が終わった後に気絶したことになってるから合わせろ」

「了解だ。助かった」

「おう…さて、そろそろ戦争を終わらせるか…良いな雄二?」

「おう…一応作戦は考えてたんだが早く終わるに越したことは無いからな…頼んだ。あとは前線でお前が指示してくれ」

「了解だ。さてと…」

一樹は指笛を吹く。すると…

「呼んだか一樹」

「何をすれば良い?」

その場にいなかった筈の宗介と和哉が教室に来た。

「…ツッコンじゃいけない。ツッコンだらいけない…」

雄二はもう壊れかけていた…

「…Bクラスを、潰すぞ。ついてこいよ、お前ら」

【普段の櫻井一樹】ではなく、【S.M.S社長の櫻井一樹】の命令に3人は…

「「「了解!」」」

付いていくのだった。

 

「(雄二の作戦では____だから)明久、近衛部隊以外を潰せるか?」

「了解、任せて!試獣召喚(サモン)‼︎」

英語

2ーF 吉井明久 65点

 

「Bクラス!覚悟‼︎」

「「「「その程度の点数に負けるか!潰されるのはそっちだ‼︎」」」」

明久の点数(かなりセーブしてる)を見て、バカにした態度のBクラス。しかし、根元は違った。

「お前ら!点数が下だからって驕るな!操作回数は向こうが上回ってるのを忘れるな‼︎」

流石代表、的確な指示だ。

「(お前ら、俺らも暴れて近衛部隊を根元から離すぞ)」

アイコンタクトで3人に指示を出す一樹。3人は理解した様子で頷いた。

「「「試獣召喚(サモン)‼︎」」」

戦術

2ーF 櫻井宗介 4932点

倉野和哉 4873点

星野一馬 4870点

「くそ!和哉に負けた‼︎」

「あぶねー、今回はギリ勝った」

「「「「なんだよあの点数⁉︎」」」」

「く…代表逃げて下さい!」

近衛部隊が宗介達と対峙する。ちなみにその他は明久が見事な動きで躱した後に…

戦術

2ーF 櫻井一樹 5071点

の餌食になっていた…

「くそ…粘れ!あと少しで援軍が来るはずだ!」

根元は指示を出しながら頭を冷やすためか窓際によっていた。しかし、それが命取りとなった。

「…Fクラス、土屋康太」

窓からは体育教師の大島先生を連れた康太が降りてきていた。

「Bクラス根元恭二に保険体育勝負を挑む」

「な、ムッツリーニだと⁉︎」

保険体育

2ーF 土屋康太 441点

VS

2ーB 根元恭二 203点

康太の召喚獣が小刀で根元の召喚獣を斬り倒し、試召戦争は終わった…




ネタが浮かばない…


暴走気味のしか…

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