バカ達の恋愛模様とそれを守る者(凍結中)   作:フルセイバー上手くなりたい

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……どうも、お久しぶりです。


覚えてる方いるかな?いないよな〜…


とりあえず一言。


遅れてすんませんっした!!!!


第16話

「すまん、勝てなかったのじゃ…」

「負けてないだけ上等だ。ゆっくり休んでてくれ」

Fクラス陣に戻ってきた秀吉はしゅんとした顔だった。そんな秀吉を労う雄二。

「…で、次は木下姉か」

Aクラス陣からは、既に優子が出てきていた。

「…どうすんの雄二」

「一応、次の奴は決めてる」

「誰?」

「島田」

「「「「は?」」」」

「ウチぃ!?」

当の本人もビックリの采配に、Fクラスの顔がポカンとなる。

「そうだ。科目を選択しても良いぞ」

「で、でもウチの点数じゃ木下の姉さんには…」

「かと言って、明久じゃ木下姉が戦うのを放棄しかねないからな…フィードバックが原因で」

それが本当なら甘すぎる話だが…

無論それだけで雄二が島田を選んだわけではない。

「それに…若干点数が低くても、お前には2度試召戦争をした経験がある。Bクラス戦での独断行動を帳消しにしてやるから行け」

「うっ、分かったわよ…負けても恨まないでね」

「大丈夫だ。そうなった場合はこのチート人外にどうにかしてもらう」

一樹達を指しながら言う雄二。

指された当人達は心外そうな顔をしているが、雄二は華麗にスルーした。

 

 

「よろしくね、島田さん」

「ええ、よろしく。木下の姉さん」

それぞれのクラスの前に立つ2人。

科目は島田が数学を選択した。

「「試獣召喚(サモン)!」」

 

数学

2ーF 島田美波 265点

VS

2ーA 木下優子 399点

 

「うっ、やっぱり高いわね…けど、腕輪が無いのがせめてもの救いかしら…」

「1点…1点の壁が高い…」

自分の点数を見てショボンとする優子。いつもの癖で慰めに行こうとする明久は秀吉と和哉に止められた。

「ふががもが(離してよ2人とも)!」

「明久、姉上の所に行きたいのじゃろうが、今はダメじゃ」

「今は試召戦争中だからな。ちょっと我慢しろ」

「…ふぁい」

明久達がふざけている間に、対戦が開始された。

「行くわよ!」

まずは島田が突出。サーベルを構えて優子に斬りかかる。

「来なさい!」

対する優子は、ランスを構えて待ち構える。

「えいっ!」

そこで島田の召喚獣は飛び上がり、空気の壁を蹴って急降下。

「当たれッ!」

「ッ!」

ランスを使って迎撃しようとする優子だが、島田の方が速かった。

 

2ーA 木下優子 321点

 

「まだ行くわよ!」

着地してすぐに踏み込む島田。

ランスを構え、優子も突撃する…

 

 

「…島田があの技をやるなんてな。偶然ってのは怖いぜ」

一樹の隣で、宗介がそんな事を言う。

「…あれは技なんかじゃない。ただ空気の壁を蹴っただけだ」

淡々と告げる一樹に、宗介は苦笑いを見せる。

「そりゃな。お前のあの技を直感でされたら、俺たちの面目丸潰れだぜ…」

一樹に宗介の言う技…それは本来、一樹にしか使えない筈の力。

島田が行った攻撃方法は、それとは似て非なるものだが…常人には不可能な大技を使えるのは、低い点数でも人間より高い身体能力を持つ召喚獣らしいと言えるだろう。

 

 

2ーF 島田美波 56点

VS

2ーA 木下優子 85点

 

気付けばもう戦いも終わりが近付いていた。

最初こそ島田が押していたが、優子はこの短時間で操作に慣れ、互角以上の戦いを見せた。

今や優子の操作技術は、Fクラスの平均を若干上回ってるのではないか。

「次で終わり、ね」

「ええそうね。結構疲れたし」

両者同時に召喚獣の腰を深く落とし、飛び込む準備をする…

「「はぁっ!!」」

駆け出し、ぶつかり合う…

 

2ーF 島田美波 0点

VS

2ーA 木下優子 15点

 

「そこまで!この戦い、Aクラスの勝利です!」

結果、僅差で優子の勝利となった。




…こんだけ待たせておきながら、これだけですみません本当に。

次も遅くなると思います…
気楽に気長にお待ちいただければ…

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