バカ達の恋愛模様とそれを守る者(凍結中)   作:フルセイバー上手くなりたい

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戦闘描写が難しい…


第11話

「ファイズゥゥゥゥ‼︎」

4階から落とされたエレファントは激昂してファイズに殴りかかる。

「よっと」

しかし、冷静さを欠いた攻撃などファイズに当たる訳も無く、簡単に避けられる。

「クソォォォ‼︎」

「行くぜ」

右手をスナップさせ、エレファントと対峙するファイズ。

「クソがぁぁぁぁぁ‼︎」

その巨体をファイズにぶつけようと突進するエレファント。ファイズはそれを馬跳びの要領で避けると、ガラ空きの背中に蹴りを入れる。エレファントはバランスを崩し、地面に転がる。

「どうよ?」

「っざけんな!」

大振りのパンチを連続で放つエレファント。ファイズはそれをギリギリまで引きつけて躱すと、カウンターを入れていく。

「よっ!」

「ガッ⁉︎」

見事に腹部に決まったようだ。うずくまるエレファントに、ファイズは容赦無く殴る!殴る!殴る!!

「おら!おら!おらぁ!!」

「ゴッ⁉︎ガッ⁉︎グフッ!?」

更にエレファントの頭部にハイキック。

「せぇりゃぁぁ!!」

「オゴッ!!?」

エレファントと距離が開く。ファイズは右手のスナップを効かせると、力を貯める様に腰を落とす…

「ハッ!」

呼吸を整えて走り出すと、エレファントに勢いを乗せたストレートキックを放った。

「どりゃぁぁぁぁ!!」

「ガッ⁉︎」

ストレートキックを喰らったエレファントは吹っ飛び、植木の中に消えた。

「…灰になったか?」

ゆっくりと植木に近づくファイズ____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は…“オリジナル”だぁぁぁ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

“突進体”に変化したエレファントは、ファイズを突き飛ばした。

「ガァッ⁉︎」

 

 

「「「「ハァァァァ⁉︎」」」」

怪人が形態を変化させたのを見て、教室に残っていた人達(S.M.S+舞を除く)は驚愕の声をあげる。

「なんだよ!あのデッカい象は⁉︎いくら一樹でも勝てねえだろ⁉︎」

雄二の言葉に皆も言葉にこそしないが、同意見の様だ。しかし、宗介がそれを否定する。

「アホ。あの程度なら時間をかければ余裕だ」

それは信頼から来る言葉だった。

 

 

エレファントの形態変化に、不意を突かれたファイズはエレファントの突進をモロに喰らってしまう。

「ガハッ⁉︎イッテェな…」

何度も何度も突進をしてくるエレファント。ファイズは必然的に防戦気味になってしまう。

「どうしたどうした⁉︎負け認めんのか⁉︎」

エレファントにはもうファイズは驚異ではないとばかりに叫ぶ。しかし、ファイズもただ防戦一方になっていた訳では無い。

「…よし、お前の行動パターンは見切った‼︎」

右腰にあるツール、“ファイズポインター”にミッションメモリーを装填する。

『Ready』

右脚に装着すると、フォンのエンターキーを押す。

『Exceed charge』

腰を落とし、右足に重心を乗せてチャージ完了まで待機した後、ジャンプして前方一回転し、空中で右足のポインターをエレファントに向け、ロックオン。つまり____

「これで終わりだァァァァ‼︎」

____クリムゾンスマッシュをまともに受けたエレファントは

「そんな…この俺がァァァァ‼︎」

赤いφの字が浮かび、灰化した。

 

 

「「「「いやったー‼︎」」」」

学園全員が喜んでいる中、翔子だけは違った。

「(あのベルト…もしかして⁉︎)」




のんびりとやっていきます。


気長にお待ちください…

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