少ししたら本編
戦車道がブームになったことによりとあるゲーム会社が野球ゲームのサクセスを改造して戦車道のゲームを作製した。
実況パワフル戦車
サクセスモードと社会人モード、アメリカリーグモードの3つとオンライン対戦モードが熱いゲームとして飛ぶように売れた。
・・・で、発売から2週間するとプラウダシナリオが糞選手しか育たないことから攻略板は荒れまくっていた。
『指揮、運転、直感、筋力、バランス、連携、適応能力オールCしか育たん!!』
『カチューシャの粛清で2年と1年mobが消えて戦力ダウン連携上昇、粛清回避すると評価最低値まで下がるとか。』
『やっぱコ〇ミの選手評価おかC。』
とさんざん言われていたが、ある動画が公開されるとサクセス最高難易度が解放されるようになっていた。
『なぁ、プラウタ包囲網ってイベント出たんだけど何これ?』
「・・・今日以降・・・指揮系統全てに手を出さない。」
完全に権力の集中に成功したほむはその権力を行使する気は南の死によって無くなり、責任だけ取るかわりに試合のメンバー構成から作戦立案、使う車両まで各自に任せることにした。
負担は軽くなったためそのまま再入院をし、復帰後は監督よりもコーチの様な役割を安部菜々と選手として限界を感じ、見切りを付けコーチとしてほむを支える佐藤心と共に行っていくこととなる。
一方ほむが再退院した報告と顔を出すからかなを返してほしいという連絡が西住本家に届いた。
その頃かなは軍歌を歌いながら西住門下生の車両を虐殺のように破壊していた。
「日本国のー、栄光はー、鬼畜米兵、露助を倒し、並みいる敵は皆殺しだし。」
かなと一緒に乗っていたのはまだ戦車道を初めて間もない者であり、中高校生が乗る50両の1943年に使用されていた各国の車両がかな操るチヘ1両に全滅させられたのである。
それを縁側で見ていた祖母と伯母達(まほ、みほ)は
「あれは本当の化け物だな。」
「軍神何て呼ばれてたけど、かなちゃんを見ると・・・。」
「かなは確かに凄い、けど本当に恐ろしいのはこの様な者を量産できるほむじゃないのか?みほは生で感じてるだろ?」
「・・・御坂美琴と風見幽香と・・・。」
「その他に1段階落ちるがあと4人ほど居たな。」
「亡くなったが南夏もあの身長であの実力は凄かったな。」
後にとある事情により西住本家はかなが継ぐことになるのだが、それまで西住流は島田流と共にほむ1人によって長年苦しむこととなるのは後の話。