「納入お疲れ。」
「つ、疲れた。」
「んんwwwこの論者(コンピューター部部長)にかかればシミュレーションなど簡単ですぞwww。」
「おいバカ!!」
「じゃああと10ダース。よろしく。」
「「「うぁぁぁ!!」」」
コンピューター部と技術研究部、ゲーム研究部は更なるデスマーチを強いられることが決定した頃、戦車道部は全国戦車道大会優勝記念杯に向けて準備を始める。
無名革命とその他改革によりカチューシャは完全に引退となり、ほむが他の部との確固たる繋がり、生徒会、風紀委員、更に参謀本部という組織に警官を入れたこと(夜神刑事は学生の監視だが、両さんは完全に遊びモード)により【戦車道部内】での権力は完全に独裁状態に突入した。
つまり、隊長、副隊長組にはなんも決定権もないのだ。
隊長自身はこの状態になぜか安心していたが・・・。
(建前だけだけど・・・カチューシャ様の後継者扱いは無理無理!!絶対無理!!ほむがいてよかった・・・操り人形演じてれば私の1年は終わる。終われば薔薇色な人生!!隊長の肩書きだけで職には困らないもんね!!)
とゲスな事を考えていた。
「料理は量を食べれば良いってものじゃないけど・・・食いトレだからみんな太ろう。私も頑張るから。」
太ってから絞る。
もしくは筋肉をがっちりつける。
下半身が強ければ子供を産むときにも役立つので良妻を目指すように言ったからには、選手としてだけでない部分も指導しなければならない。
成功例は美琴だろう。
ペッタンコで、ちっちゃかった体が今では170のEカップである。
体も引き締まり、胸以外に無駄な部分がほとんど無い完璧な肉体を手に入れていた。
逆に失敗例はチルノだったりするが・・・。
沢山食べてもらうため、新しくできた調理部に頼み、大量に料理を毎日提供してもらった。
ロシア料理も多いが、日本食や中華料理も出すようにしてもらった。
「日本食がいい。スズキの刺身にそれにどんぶりにして醤油をかけるのがいい。鰹の叩きでも良いな。」
「今あるシミュレーターでガンガン乗り回す。シミュレーターが普通の戦車に乗る9割りくらいしか練習にならないのなら2倍乗れば8割りのお釣りが来る。」
シミュレーターを使った練習では楽しく量をこなさせていた。
そのため色々な戦車を収録し、アメリカ、日本、フランス、イギリス、ドイツ、ソ連は大会使用可能なものはすべて使えた。
しかし、やる気の無い人も一定人数出てくるので、カチューシャみたく脅すのではなく
「お疲れさま。」
退部届けを手渡した。
「名前書いて生徒会の方に出して。」
「いや、えー?」
「貴女の部内に居場所はありません。」