カチューシャが残った数両を集めて淡をなんとか撃破しようと最後の攻勢を仕掛ける姿は報道部と新聞部が写真部と協力しながら記事が書かれていた。
そこにほむが現れる。
「ほむさん、華麗な勝利おめでとうございます!!」
「ん、ありがとう・・・と言いたいけど、私を持ち上げる記事は書かないでほしい。戦車道については私は無名の方が動きやすい。持ち上げるなら来年高校に上がる幽香や美琴達を書いてほしい。」
「そうですか・・・ではそう書きます。」
「お願い。」
私は権力は身の丈に有ったものしか必要ではなく、それ以上は邪魔であると考えていた。
「盟友が来れば革命うんぬんは安定する。やれるだけやろう。」
この行為事態カチューシャのカリスマがここまで高くなければほむはここまで急性に動かなかった・・・これが後の悲劇を生むこととなるとは知らずに・・・。
パスン シュポ
最後はチルノが残存車両を大破させて鎮圧した。
「負けた・・・の。」
絶対的な信頼を持ち、正面からなら黒森峰とも十二分に戦えると・・・。
軍神であるみほのことは様々な要素が絡んだため色々と区切れたが、今回は真っ正面から始め4両にいいように転がされて終わり・・・3年間革命、権力の掌握、部の強化と心を鬼として仲間を、先輩を、後輩をシベリアに送り、自己犠牲により積み上げたカチューシャニズムの終焉・・・それを直接実感してしまったカチューシャは大破した戦車の上で大粒の涙を流しながら気絶していた。
「・・・カチューシャ様・・・凡人の私には天才であるあなたの気持ちはわからない。背負っている責任の重さもわからない。・・・天才は・・・なぜ他人を頼ろうとしないのか私にはわからない。」
ノンナ、クラーラがそんな2人の姿を見ていた。
「(ロシア語)ほむは何が見えているのでしょうね。私はこの後もカチューシャ様を見守りますが同志ノンナはどうしますか?」
「(ロシア語)見守りますよ。例え世間がカチューシャを評価しなくなっても・・・親友ですから。」
コポコポ
「・・・。」
「ねぇ、ほむ、あなたは反逆したのよ。私に。何で私の部屋にいるの?」
「個人的にはカチューシャの事が好き。」
「・・・加藤しあ。私の本名は。それで呼びなさい。」
「加藤先輩。・・・来年みほを破って優勝する。だから大洗の廃艦計画を潰してほしい。」
「廃艦?優勝したら撤廃されるんじゃ?」
「・・・あそこには宝か爆弾が埋ってる。そろそろお姉様なら気がつくと思う。気がつかないでほしいけど。」
「大洗に何か?」
「・・・旧陸軍の秘密兵器が有ると聞いた。それがなんなのかわからない。ただ、それが万が一人体実験関連だと諸外国に影響が出るから処理したいのだと私は考えている。凡人にはこれが限界。盟友はおそらく和虎だと言っているけど。」
「和虎・・・それだけでも価値は学園艦1つと釣り合うくらいだな。」
「加藤先輩。頼みました。」