「やはりくじら様とめだか様は我々分家が預かるべきです。まだ中学生のかな殿が教育できるとは思えませんな。」
(こいつらは・・・蝶野亜美貴女が言うことは自衛隊もですか。)
分家当主4名、自衛隊代表の蝶野亜美、その他に師範代複数人が家元しほに直訴した。
「なりません。これは前に決め有ったではありませんか。」
「我々分家としての立場だけであればかな殿が宰相なのは繋ぎとしての役として置きつつ、しほさんが手綱を握ると思い、折れたのですよ。何ですかあの狂人は!!」
「・・・。」
「自衛隊からも彼女を危険視する者もいます。犯罪者を擁護するなどもってのほかだと。」
「そこまで言うのなら教育できる実力があるということですね。」
「何を今更。」
「かな。」
スッー
「はい。」
「聞いていたと思いますが、実力と思想の両方に彼女達は不安があるようです。どちらかでもいいので証明しなさい。」
「ならばティア4で戦います。相手は誰でもいいですので。」
「言ったな。」
「ええ。」
「家元、各家と自衛隊代表の5両の一騎討形式で後日場所はしていさせてもらいます。」
「宰相、よろしいですね。」
「はい。わかりました。」
明確なかなと分家の敵対はここから始まった。
「会ってからまだ数日しか経過してないけど、一緒の生活はどう?言葉、妖夢。」
「家事は馴れてたし、こう、なんと言うか、武士のような感じは実家にいた頃から感じるものが有ったから馴染みやすかったみょん。」
「ただ、家元さんとその夫の方、家元さんのお父様以外の方の視線が冷たくて・・・わかっては居ましたが・・・。」
「殺人者なんてどこにでもいるものだし。ただ、直接手を下したか下さないかの違いだけだし。昔なら呪殺や暗殺、今では自殺や社会的抹殺。まぁ、私が近くにいる間は私が守れるから安心するし。・・・まぁ、御恩と奉公よろしく、私が守る対価をさっそく支払ってもらうし。」
・・・ゴク
「今訓練している偶々西住の博物館に保管してあったケホ、あれをある程度操れるようにみっちりしごくし。運転は言葉、装填は妖夢に適正が有るから今はそれだけを頑張ってもらうし!!」
「あの・・・スペックだけ見たらイギリスのマチルダやドイツのヘッツァー、ソ連のSU-85Bなんかが強そうですが・・・。」
「大和魂が有ればそんな糞みたいな戦車は直ぐに大破させられますから。まぁ、他国の戦車はティア6のヘルキャットだけは認めてるし・・・。」
「何でだみょん?」
「奴だけには姉妹で誰かがヘルキャットに乗ると日本戦車じゃ勝てないから・・・。」
(速度がね。あと90mmが辛いし・・・。)
BLITZでケホ修行中