凡人は天才を夢見る   作:ゆっくり霊沙

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テスト終わったからペース上がりまーす。


ウサミンと宴会

コクコクコク プハー

 

「あ~、両津さん、ほむさんがまた里子だが養子を取ったらしいですよ~。」

 

「また?ワシは知らんかったが。」

 

「ある~れ~?言ってませんでしたっけ?かなちゃんとこなたちゃんだけだと可哀想だから海外にいる日本人?日系人を養子や里子にしまくってるんですよ~。キャハっ・・・うい~みんなかわいくてかわいくて。」

 

「そういえば話がちらほら出てくるけどほむさんって日本戦車道から追放された西住の方だったっけ両さん?あれ?なんで菜々さん達はその方に詳しいんだ?」

 

「寺井、ワシとここにいる彼女達は一時期プラウダで戦車道を研究したり、技術を教えた仲だ。まぁ姫川はガキだったからワシはあまり関わらなかったがな。」

 

「えー?そんなことないじゃん。遊んでもらったじゃん。私の中では両さんと夜神さんは交番のお兄さんだったから。」

 

「ワシももう31か。」

 

「両さん話それてるよー。」

 

「寺井さんに質問です。あなたから見た戦車道とはどういうものですか?」

 

高垣楓の質問に寺井は少し考えた後

 

「外国では国民的なスポーツかもしれないけど僕らにとってはあんまり馴染みがないかな。だからテレビとかで戦車道特集がバンバンやっていても気にならないし。」

 

「だ、そうですけど菜々さん、心さん。」

 

「・・・まぁそれが日本だと一般的ですよね。一応これでもモーリシャスのレジェンドリーグ代表コーチだったんで海外に関しては知り尽くしてますし。」

 

「「!?!?」」

 

「中川君、麗子君、大丈夫か?顔が真っ青だが。」

 

「れ、レジェンドリーグ代表コーチ!?」

 

「モーリシャスのコーチって伝説の日本人じゃないですか!!」

 

「ほむ監督率いる最強チームのコーチ!?」

 

「え、え?どういうこと?」

 

「「なんでアイドルなんかやってるんですか(の) !?」」

 

それだけ二人には衝撃だったが、寺井や部長は話に付いていけてない。

 

「ワシが説明するが・・・先進国では日本だけが戦車道に関心が薄いんだ。ヨーロッパやアメリカだと国の軍事パロメータにもなるからな。日本だとスポーツと位置付けているが、それ事態がそもそもの間違い。冷戦時のソ連とアメリカの軍事演習から発展した歴史から軍人育成のための機関が戦車道で、それに死者をいかに出さないか、怪我をさせないか追究して今の世界戦車道連盟がある。オリンピックと同等の経済効果が有った和歌山の世界戦車を改めて考えればすぐにわかるぞ。」

 

「へぇ、レジェンドって伝説って意味でょ。それだけすごい人なの?」

 

「寺井ちゃん。そこに出れる人は戦車1両で一般の戦車を1連隊を撃破できるエースだらけのところよ。」

 

「実際に紛争で秘密兵器としてレジェンドリーグクラス選手達が作戦に参加して不可能といわれた1000人の武装兵を殲滅した逸話も有りますから。」

 

「なんだかこわいな。」

 

酒の席はまだまだ続く


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