柱島は今日も騒がしい 作:酔平
恒例のタグ追加抜錨しまーす!!
「そして1年位後の事だったな。敵小隊規模の艦隊の出現により。
忌まわしき最悪の作戦だ
今でもトラウマで思い出すだけで虫唾が走る
「あの、てーとくさん?」
「どうした?」
「夕立はあの時、確かに
けどもね、今はこうして生きているぽい。最初は一度
こうして生きていいのかすこし戸惑ってたぽいけども・・・
夕立がしっかり生きて戦いこの戦争に終止符を打たないと
それに私が居ないと提督さんは私以外の娘に振り向いてしまうのはなんか悔しいぽいッ!!」
「オメーはなぁ、そんな小説や漫画みたいなセリフを言って・・・
第一にそのセリフは主人公が一か月や二か月など長い時間の間に悩みに悩んで出した答えのセリフだろ
よく言えるな そんな使い古されたセリフ」
思わず少し笑い
「
「むぅ、提督さんは夕立に落ち込んで居て欲しかったぽい?」
彼女は再び両方の頬を膨らませ抗議してくる
「それに、よく使われるって事は正論でありみんなが認めるセリフぽい!」
「それもそうか」
「ぽい♪」
「それにしても夕立の口から正論を言われる日が来るとは」
ボソッと呟くと一瞬、時間が止まり彼女の笑顔が固まり
「ひ、酷い!」
彼女はよほど落ち込んだのかいつもの口癖の『ぽい』が抜けている
ソファーの空いたスペースにうつ伏せに倒れのの字を書いている
試しに頭をいつも以上に優しく丁寧に撫でるが起きる気配が無い
手にの候にキスを落としても起きない
後は・・・
ん?
「夕立?」
金剛は現在は出撃は出来るがとある理由で連続で出撃は出来なくなり「激しい運動はなるべくできるだけ控える様に」と
控えめ(?)に言われた為
出撃の機会を減らし暇をもてあそぶ金剛に
副業として喫茶店を開かせた
ちなみに喫茶店の名前は喫茶店「シュレディンガー」だ。
金剛本人曰く
「他のワタシは『現役の間に喫茶店を開く』なんていう
との事
どちらかというと
金剛は喫茶店を持つという現実を自分だけの物にし、それを彼女は
「他には?」
「分かった 今度、連れててやるそれとな?夕立?
オレがオメー以外に振り向くとでも思ってんのか?」
耳元で囁いてみるとピク、ピクピクと全身が動いている
「お前チョロすぎ」
刹那
思いっ切り蹴られた
ソファーの下から急に蹴りが飛んできて回避できる訳無いのだが
いや、しかし、これは、
「夕立
パンツ丸見えだぞ」
今度は起き上がりグーで殴られたが
これまた福眼福眼
今、夕立は前のめりになっているのだが
セーラー服で前のめりになるとは
「って、聞いていr
俺の目線が夕立の顔を見てないのに気が付いたようで
目線を辿ると
~~~~ッ!!の、覗くなこのクソ提督!!」
「曙ォ!!」
最後に、ビンタが、さすが、にもう、無理
~艦娘祈祷中~ なう ろーでぃんぐ
俺は、確か夕立からキック、グーパン、そして女の必殺技ビンタを食らって
それから・・・
「う、うぅ、うぅん」
とりあえず起きるか・・・・
「てーとくさん?起きたぽい?」
「夕立・・・。」
起きると夕立に見降ろされてた。
なんかおかしい。
気が付くと後頭部に柔らかいモノが・・・
そうか
夕立は膝枕してくれていたのか
「すまん、今起きる」
起き上がろうとすると
「ううん、このままがいいぽい」
といい制止して頭を撫でてくる
不思議と心地いい
「ねぇ、てーとくさん? あの日、あの時、何が起きたぽい?」
・・・。
「そうだな、一つづつ話すか
あの時は
2025年の夏だったな
事の始まりは緊急救援信号と無線のから聞こえる残酷な音声が聞こえ
慌てて無線を取り
「こちら柱島泊地ッ!応答せよッ!! 繰りか「提督ッ!!前線の基地及び泊地が、た
大淀の大破の「た」の声が聞こえた瞬間に窓の外で遠くで小さな爆発音が聞こえ、爆炎と黒煙が上がる
破しま、した・・・現在敵艦隊はこちらに向け、進軍中で、す・・・。
敵艦隊は小隊規模と思われ、
全艦娘が出撃中
呉鎮守府からも援軍が遅れています
舞鶴鎮守府からの援軍が遅れていますが早くても30分後
これより敵小隊との戦闘及び防衛線に入ります」
舞鶴鎮守府は本体は京都だが
ドックや港は和歌山県の岬にあるが
柱島泊地まで約300Kmから400Km程
そこを30分で来てくれるのはありがたいがどうやって?
いや、今は、目の前の事に集中しょう
前線組の生き残った艦娘の中に戦える者はいるかはわからない
正直、戦力になりはしない
なると柱島泊地の全戦力と呉鎮守府の全戦力で27隻の艦娘が居ることになる
呉鎮守府は
突破される事は絶対に阻止させなくては
まずは
「大淀」
「無線、呉鎮守府に繋ぎました」
≪≪村井ッ≫≫
「ジョンさんッ まず急患はこちらで引き受けます最低限の救護しかできませんが
戦力は我々の27、敵は約60」
≪≪急患は任せる そして戦局は厳しいがなんとかなりそうか?≫≫
正直、勝算は無いが全くの零ではない
「はい、あります」
≪≪聞こうか≫≫
「指揮官を叩く為、奇襲します」
≪≪無難だな。正面から叩けばこちらが全滅するのは目に見えている。が、戦力を割くのは愚策だな≫≫
「ハイ。奇襲艦隊は
≪≪少数精鋭か 前線は少しキツイがもう時間が無い 奇襲ポイントは東の岩が多いポイントだな≫≫
「ハイ」
そして作戦は開始され結果は防衛は成功したが
轟沈59隻 生存艦は14隻
戦争に勝利し戦闘で敗北という形になった
ちなみに舞鶴鎮守府の増援が来た時には、ほぼほぼ残党狩りを命がけで行っていた
ここで問題があるとした戦闘地域だ
戦闘地域は【瀬戸内海】だった事
まず初めに軍の基地が爆発し大破それだけでも衝撃が大きいが
そこから深海棲艦が攻め込んで来た事だそして瀬戸内海で戦闘行為が起きた
これをTVカメラが見逃す筈も無く生放送された
これを見た国民が激怒
大本営は国民の非難を浴びる中
動いたのが発足初日の『憲兵隊』だった
憲兵とは兵を取り締まる兵でいわば軍の中の警察みたいな物だな
筆頭は陸軍出身の艦娘 揚陸艦「あきつ丸」
彼女を筆頭にし大本営の上層部にメスが入る
結果は上の
上層部から没収した大量の資金などは今回の戦争に関わった泊地や鎮守府を中心に配られた
噂では憲兵の後ろには天皇陛下がいるなんて話もある。
これが指令室での出来事と後日談だな」
「・・・。」
「お前がいなくなった後の3年は空白というか時間が止まったみたいだった」
「3年?」
「そ、3年だ ある者は挫折しある者は復讐を考えたり色々と大変だったぞ?」
「3年ぽい・・・なんだか長いようで短い時間ぽい・・・」
「俺はとてつもなく長く感じたがな」
気が付くと0925だ
「さて、そろそろ起きないとな」
夕立は何故かにこにこと笑顔だ
だがこの時に気が付けばよかった
笑顔の裏の
「てーとくさん?もう起きちゃうぽい?」
「ああ、そろそろ執務の続きを始めないとな、今日は少ないからすぐに終わると思うのだが」
「ふ~ん」
「?どうした?夕立」
「ぽい♪」
!???!!!?!??!ッ!!
む、胸が落ちてきたァ!!
「ん~? てーとくさん? 何言ってるか分からないぽい♪」
こ、こいつ・・・
顔面は物凄く柔らくて暖かく弾力があり天国だが、息が、出来んッ!!
「もう♪ くすぐったいぽい♪ もう♪ てーとくさんがそこまで言うなら・・・ぽい♪」
弾力アップ?ハイ!喜んでぇ!!
え?振り解かないのかって?
人間が艦娘に勝てるとでも?
それにこんなの・・・楽しまなくっちゃ損だろぉ!
そこに
二人の艦娘が
「提督?僕だよ?入るよ?」
「ども、司令官、青葉です♪」
あ、終わった。てか、終わる。
瞬間
「お、お邪魔しましたぁあああああぁぁぁぁあああ!!」
高速でシャッター音が聞こえる・・・チキショウ・・・青葉め・・・・
「夕立?提督?君たちには失望したよ…」
「何故ぽいッ!?」
時雨さん・・・?
「夕立?言ったよね?提督とヤる時は3
し、時雨さんんんんんんンンン?
それにこの
青葉の足音はシャッター音が止むと同時に遠くの方に聞こえるのが騒がしく分かるが
コツ、コツ、とゆっくり静かに近づくのが分かる
そして
俺の顔の近くで足音が止まると
スンスンと鼻を鳴らす物音が聞こえ
「夕立、ちゃんとうがいした?提督の
と言われた次の瞬間、頭部の圧迫感が無くなる
・・・。
夕立、お前・・・
「ふ~ん、そうなんだ。そうか、、、なら事実を作ってしまえばいいよね?」
ヤバい・・・俺の、ヒトとしての本能が警笛を鳴らしてる『搾り取られる』と
「夕立、ここは譲れないよ。そのまま抑えといてね」
俺と夕立は目を合わせずとも分かった
時雨が踏み出した次の瞬間に・・・
コツ
と音がすれば
夕立の膝から転がり落ち着地
夕立は時雨を押し倒し
二人そろって
「逃げるんだょォォォ!!」
「逃げるぴいぃぃぃぃ!!」
「なんだい?鬼ごっこかい? いいよ付き合ってあげる」
後日の青葉の新聞には
【
書き始めは
『柱島泊地の秘書艦様が提督を自身の胸で圧迫し殺害しようとした模様
なお、事件の様子を見た第一発見者が乱入した模様』
そして新聞の最後の台詞は
「柱島泊地は今日も騒がしいようですよ?」
と締めくくられていた
2028年9月16日の日の事
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
。
ーおまけ 秘書艦様のいたずらの理由ー
あの時私はにこにこ、と笑っていたのは訳があった。
私は一度死んだけどもう生き返りこうして生きてる
「生きてる間しか出来ない事を精一杯やってやる!!」
そう思った時手始めに思いついたのがあのいたずらぽい♪
でその結果としては提督さんは息切れしてる最中に全力ダッシュできるはずもなく
時雨の部屋へ連行されて、提督さんの悲鳴が聞こえたけども
途中で時雨の悲鳴に変わったそうぽい
「夕立はあの時、確かに死んだぽい・・・
けどもね、今はこうして生きているぽい。最初は一度死んだ身
こうして生きていいのかすこし戸惑ってたぽいけども・・・
夕立がしっかり生きて戦いこの戦争に終止符を打たないと死んだ娘達に顔向けが出来ないぽいし、
それに私が居ないと提督さんは私以外の娘に振り向いてしまうのはなんか悔しいぽいッ!!」
提督 「オメーはなぁ、そんな小説や漫画みたいなセリフを言って・・・
第一にそのセリフは主人公が一か月や二か月など長い時間の間に悩みに悩んで出した答えのセリフだろ
よく言えるな そんな使い古されたセリフ」
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酔平 「誰だそんなセリフを書く奴は」