柱島は今日も騒がしい   作:酔平

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四月に入って仕事の方が大変多忙でしてwww
休憩時間に少しずつ書いていてようやく完成しました。

それと戦闘に入る予定でしたが説明だけで3500字w
そこに戦闘シーンが入るとなると長すぎる為区切らせて頂きました。

それでは、どうぞ



第三話目

潮風の中に薬莢と硝煙の焦げ臭い臭い交じり深海棲艦の断末魔、艦娘の鼓舞が響き渡る。

 

そんな中、俺は

 

《夕立ッ!!》

《ぽいッ!》

 

夕立と共闘していた。

 

・・・

・・

 

 

~さかのぼること数時間~

 

「。。。ん、ああ、あ うう え ここ は ?」

 

気が付くと

蒼い空と水平線が続く場所に寝ころんでいた

 

 

手を何度か握り締める

この感じ、、、声、、、

自分の体だ。。。

 

 

 

「俺は、、、誰だ?」

 

 

記憶が無い・・・

脳がずれる様な感覚がする。

 

 

、、、。

 

 

 

少し吐き気がするが問題ない

体に無理させ起き上がる いつまでもこうしていても仕方がない

 

 

 

 

周りにはほとんど何も無くただ金髪の少女が遠くで膝を抱え佇んでいた

 

 

 

 

 

ストレートヘアを背中まで長く伸ばした少女

 

「夕立」

 

不意にそう呟くが誰にも聞こえない

 

 

・・・ここがどこなのか聞いてみよう 何か分かるかもしれない。

 

 

彼女に近づいてみる

 

 

彼女は、

 

    泣いていた

 

 

 

「お、おい大丈夫か?」

 

 

 

「・・・。」

 

反応がない

 

「おい 聞こえてるのか?」

 

 

「」

 

「何か言えn「う、「え?」ウ嗚呼ああ嗚呼ああ嗚呼ああ嗚呼あああああゝ嗚呼アアアアアアあああ!!」

 

彼女はいきなり叫びだし、

 

「 !!お、おいしっかりしろ!?」

 

「来るナ「お、おい?」 来るなクルクルなクルナクルナクルナクルナアアアアア嗚呼アアああああああああ

 

頭を抱え叫び始めた、そして、

 

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

全身を搔きむしりはじめたその手は深紅に染まり始めた。

 

その光景を見て

 

 

「夕立ッ!!」

 

 

彼女を抱きしめ腕を掴んだ 理由もなく 

 

 

ただただ本能のままに

 

 

が夕立はただただ力任せに暴れるだけ

 

「落ち着け、大丈夫だッ」

 

流石は艦娘、駆逐艦とはいえ(パワー)があり成人男性の俺でさえ押さえつける事が出来ない。

 

時折頭突きが炸裂するがここで引いたらチャンスが無いそんな気がする。。なら引くわけないッ!!

 

 

「大丈夫、大丈夫、大丈夫だ」

「嗚呼アアああああああああ、あ。ああ、ああ?」

夕立が少し落ち着きを取り戻し暴れるのやめる

「大丈夫だ」

腕を放し強く抱きしめ頭を撫でる優しくゆっくりと

「、、ぃやだよ、嫌だよ一人は嫌だよぉ」

。。。

「大丈夫。もう一人ではないから大丈夫だよ」

「うわああああああああああ」

俺は思わず

「叫んで泣いて忙しなぁ お前は」

と呟く

 

 

それから数分後

 

「グスッ もう大丈夫 ぽい」

「そうか」

 

夕立が離れる

 

で、だ

 

「さて、どうすっか」

「ぽい?」

「いやここ何処だよここは」

「あー、えっと」

 

て事は

「ここどこぽい?」

 

デスヨネー 夕立に聞けばと思ったが

 

「ところでお兄さん」

「ん?」

 

「誰?」

「誰だろう?」

「ぽい?」

 

・・・ただ何も言えぬ沈黙が漂う

 

「じゃあ名前は?」

「・・・忘れた

       記憶喪失って奴だ 部分的に欠けているだけかもしれないが」

 

「へ~なんだか大変ぽい

 

他人事のように、・・・他人事か。

 

 

             『龍牙』。」

 

ん?

 

「あなたの名前は龍牙ぽい!!」

 

 

名前か、

 

 

「自分で考える」と、断ってもいいんだが、

 

 

ニコッ「ぽい?」キラキラ✨+上目遣い

 

俺には無理だ

決してロリコンではないッ!!(←好みは赤城、長門)

 

 

 

「わーたよ、俺は今から『龍牙』だ。もしペットに名前を付ける様な感じでつけたんなら」ギロッ

 

「そ、そんなこた、事ないぽいよ~」メソラシ

 

 

・・・。( ^ω^)コイツ

「オーケー、オーケー、コイツ、シメル」

俺は夕立の頭にげんこつを落とすと

 

「「痛い」ぽい」

 

俺の頭にもダメージがあった、

 

俺は今コイツを見下ろす形でげんこつを放ったのになぜか殴らてる

 

夕立の身長は大体140くらいで、俺は170くらいな筈

 

周りには誰もいない

いや誰だよ俺殴った奴

。。。分からん

なんて考えていたら

 

「反撃ぽい!!」

ガシャン!!

 

「は?」

俺は目を疑った 

 

「ちょ、まてまてそれはおかしいぞ!たかがげんこつの反撃で艤装だすなよ!!」

 

コイツッ・・・!!

 

「主砲が怖いぽい? なんだか呆気ないぽい」

 

「その前に後ろの艤装がおかしいだろっ!!」

 

夕立の背後には35.6cm連装砲がⅩ状に展開されていた

 

「ぽい?後ろ?

 

35.6cm連装砲<ヤア!!

 

         ぽい!!!?」

 

そりゃそうだよな 駆逐艦が戦艦の主砲背負ってんだもんなぁ。。。

しかし、あの背中でXのように展開する35.6cm連装砲の艤装は

 

「比叡の・・・だな。」

「・・・そうぽい」

 

なんか暗い

 

モノ言えぬ空気

 

・・・。

 

ああもう!

 

「!~~~~~~~っッ!!」

 

意味はないが髪をぐしゃぐしゃにしながら撫でたら

 

「なにするぽいッ!!」

振りほどかれた

 

「なにって、元気なさそうだからとりあえず撫でてみただけ」

 

「・・・。」プイッ

 

あれ、そっぽ向かれた、が

 

「・・・・。」チラッ

 

満更でもなさそうだな

そういえば・・・

 

「なあ、夕立?」

 

「ぽい?」

 

思わず軽く吹いた 便利だなぁ「ぽい」

 

ってそうじゃなくって

 

「35.6cm連装砲は夕立の艤装の一部になってるが動かしたりできるのか?」

 

「う~ん やってみるぽい」

 

と言うと艤装を展開する夕立

自分の意思でできるのか?

 

その後、艤装の各所の動作を確認するため主砲や機関などを軽く動かしていき 最後に35.6cm連装砲

 

 

だが

 

 

動かない ピクリとも動かない

 

もう一度最初から確認し最後にするが

 

動かない

 

 

 

「感覚はあるのに・・・ぽい?」

 

その後、艤装を出したり消したりと何度も試したりするが

 

するが結局最後は

 

 

 

「ぐぎぎぎいぃぃ~ うごぉくぅぽぉいぃ~」

自棄(ヤケ)

 

正しくは力技

 

「ぅぽぉぃいぃ~」

 

 

 

文字通りお顔真っ赤状態だ

 

なんていってるが俺も

 

 

 

「ふんぬぅ~~~ッ!!」

お顔真っ赤だ

 

なんでお前までかって?

 

いやね、夕立が35.6cm連装砲を動かすとなぜか俺が引っ張られるだよ。

見えない『糸』か『力』みたいなのに

 

艤装に巻き込まれたら危険だと感じ、ちょっと夕立と距離を置いたのだが

 

「ぽぉぉぉッ」

と夕立が力を込めれば

ようやく35.6cm連装砲が少し動き

 

「ぐぬぬぬ・・・!!」

俺が引きずられ

 

「いぃぃぃぃッ」と夕立が更に力を送れば

35.6cm連装砲が動き

 

「夕立・・そろそろ・・・ストップ・・だ」

遂に這いつくばって我慢するが

 

「うごぉぉぉくぅぅぽぉぉぉぃぃいいぃぃぃッ!!」

と夕立が咆哮にも似た叫び声を上げた

 

 

刹那

 

 

「あっ」

俺は遂に力尽き、夕立との距離を一気に縮める道中で何故か180°ターン

 

そして

 

 

 

ぽいん

 

 

 

「・・・。」

「・・・・。」

 

正面衝突し夕立の女の子の特有の柔らかさが体中に伝わるが一番問題なのは

 

マイハンドの位置だった

・・・

・・

 

 

気まずい、、、

 

 

沈黙

 

 

モノ言えぬ空気 リターンズッ!!

 

いやいや カエレッ!

 

え、えっと、

 

 

「ごっつんこなのです?」

「キエロ」

 

 

わ~おハイライトキエールなのです

 

て、待て

 

「夕立さん?35.6cmはダメだと思うですが!?」

 

離れようにもまだ謎の力が働いて離れられない

 

が夕立は聞く耳を持たず連装砲を無理矢理動かす

連装砲は滑らかには動かないものの動き出す

 

 

俺の体が夕立に

どんどんと

のみコ

まレ

i

 

・・・。

・・

 

 

 

 

 

ん、あ、ああ

またか、また、オレ、ハ、キを失って

 

にしても

狭いし暗いし硬い!!

椅子?

う、動けん・・・

手元を探るとスイッチと操縦桿みたいなのが四つ

なんだろうコクピットみたい・・・

 

コクピット・・・。

・・・。

た、試しにスイッチを押してもいいよね!ロマンだよね!!

だって男の子だもん!

・・・。

もう二度とやらない・・・

 

とりあえずスイッチをONに

すると

スイッチが赤く光り

各所に電力が伝わるのが分かる

 

突如

目の前が光る

思わず目を瞑る

・・。痛みはない

ゆっくりと目を開けると

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

LOADING ‐システム起動中‐

 

システムチェック開始

 

メインユニットチェック:クリーン

メインカメラシステムチェック:クリーン

 

戦闘ログ チェック:データなし

新規データファイル作成

 

艤装装着者のバイタルチェック:クリーン

艤装操縦者のバイタルチェック:クリーン

燃料残量:100%

弾薬残量;100%

 

BSMS起動

BSSS起動

環境センサー起動:現在の環境に対応しました

 

操縦者認証:完了

装備武装状態チェック:艤装装着者による無理な起動の為ズレを確認

修正中・・・・・・・・・・・・・・修正完了誤差なし

装備武装状態:クリア

 

システムオールグリーン

メインカメラ:起動

艤装展開準備完了

起動準備完了

 

起動します

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

目の前の画面にさっきまで俺がさっきまで居た場所が映し出されており

そこには夕立の後頭部が少し見えていた

って、ことは・・・まさか、ね?

コクピット内の照明が点く

そして改めて当たりを見渡すとディスプレイに数字が割り振られた四つの操縦桿、天井にはランプ

自分の頭の右上にマイク付きの有線式ヘッドセットがあった

線をたどると無線機とメモがありチャンネルとその周波数が書かれたメモが置かれていた

 

試しに艤装装着者にチャンネルを合わせる

艤装装着者って、事は夕立か?

「あーああテステス、夕立聞こえるか?」

・・・。返事がない

チャンネルの周波数は、あってる。て事は

周波数が違うかそれとも

 

「あー、やっぱりマイクのスイッチが入ってねぇ」

では、改めて

 

《あーああテステス、夕立聞こえるか?》

《龍牙?なんで無線で?無線機持っているぽい?それよりドコ?

オマエ、ケスカラバショヲシエロ》

お~こわっ

《ああ、無線なら今手に入れた》

えっと一番の操縦桿を横にさせ砲塔旋回させると

《ぽい?!》

連装砲はスムーズに動き出す

いいリアクションするなぁ

《夕立、お前操作できるか?》

しばしの沈黙の後、

《無理ぽい~》

これでほぼほぼ確定したかな?

《俺ならできる、

 

        それと今俺は、お前の背部艤装にいる》

 

俺、艤装になりました


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