柱島は今日も騒がしい   作:酔平

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お待たせしました第二話です

この小説にたいしてお気に入り登録ありがとうございます!!

下手くそながらも筆を走らせていただきます

それでは本編どうぞ

追伸
タグ追加しました「轟沈表現在りぽい」「シリアス」


‐第1章‐ 夢
第二話目


ドーモ皆さん夕立デスじゃなくて

 

「逃げるぽォいぃぃ!!」

 

砂浜で『きゃきゃうふふ まてまて~』的な追いかけっこではなく

 

顔からハイライトが消え目と口が笑っているのは分かるが怖い金剛さんと追いかけっこ

怖いし早いし

てか、なにあの人!戦艦が駆逐艦の速力に勝てる筈が

 

金剛改二〖30,3ノット〗 夕立〖34ノット〗

 

オウッ!!?

 

高速戦艦のスペックマジパネェ・・・

 

駆逐艦と約4ノットしか変わらねぇ。。。

 

てかいつの間にか金剛さんに距離詰められてるぅぅ!!

 

ああ、クソ、砂浜走りにくいなぁ もう!!

 

『ユ ウ ダ チ ?』

 

「ぴいいいいいぃぃぃッ!!」

 

口癖の『ぽい』が『ぴい』になる程怖い

 

何か策は

 

。。。

。。

 

そうだ!!

 

ジャンプと共に主砲の反動で で、でもどれだけ飛べる?

 

ええい、なるがままよ!!

 

「艤装展

 

主砲キタコレ!!

 

    がッ!!」

 

え・・・?艤装重ッ!! え!? ちょ!! 後ろから引っ張られれて

 

「グぁ!!」

 

あ、足がッ

 

「ぽい~~」

 

「・・・エ?」

 

 

その後偉大なる地球の重力に逆らえるハズもなく地面より硬いナニカにぶつかり

金剛さんのマヌケな声を聴きつつ意識を手放した。。。

 

 

夕立side out

 

 

 

金剛おb すんませんお姉さまですハイ

 

金剛お姉さまside

 

今目の前の駆逐艦は地上で艤装を展開し

砂浜にアンカーを突き刺し

運動エネルギーを維持したままの彼女は圧倒的なアンカーの力の前に勝てる筈もなく

その反動で宙を舞い

アンカーから延びる鎖で後頭部を強打し気絶するという奇妙な曲芸を披露したのだ

 

「...なんだか興醒めデース」

 

最初は本気で怒っていたが途中からはからかい半分でやっていた。

 

「フーム さてどうしたいいんデスカネ?」

 

電探に感あり・・味方デスね

 

ブロロロロオオォォォォォンン

 

艦載機?

 

「アレは彩雲デスネ?所属は・・・加賀の彩雲ネー」

 

この様子なら増援も期待できそうですネ

 

ならこの悪いdockに逃げられないようにしましょう

 

金剛お姉さまside out

 

叢雲side

 

ユウダチ・・・

 

「皆落ち着け!!まだ夕立だとは確定していない!!それにこの先は危険区域指定海域だ」

 

確かにそうだだ 数年前あの深海棲艦が現れて撃沈させたか不明な地点だ

 

しかし 今の声は確実にカノジョだ

 

あの声は

 

「艦載機から報告ッ!!

金剛型一番艦『金剛』と

 

白露型駆逐艦四番艦『夕立』を確認ッ!!」

 

 

「     。」

 

 

もう絶ッ対に止まらないッ!!

 

 

『叢雲ッ!避けろッ!!』

 

 

私はみんなを絶対に守るッ

 

 

『次に生まれてくる時は… 平和な世界だとi 』

 

 

守られるのはもう終わりにするわッ!!

 

 

『いなずま・・・うそ・・・うそよ・・・そんなの・・・こんなの うそよ・・・』

 

 

つまずいては転んで、皆より遅いかもしれないけども

 

 

『 君はまた、そうやって逃げるのかい?自分自身を正当化して、また逃げるのかい?

・・・・・ 君には失望したよ… 一生、そこで腐っていなよ 誰も君を責めない ただ 

 

 

ここからが、私の本番なのよッ!!

 

叢雲side out

 

 

 

夕立side

 

悪夢(Night mare)を見ていた

 

暗い水底での悪夢(Night mare)

 

だがもう起きる時間だ

 

「それじゃマルマルマルマルに」

 

「ああ、深夜00時に」

 

また、彼女に会う約束をして意識を覚醒させる

 

「ん、んん~ん

 

気が付けばお昼だ お日様の暖かい陽気で気持ちの良い目覚めでスッキリと

 

       ッぽいッ?!」

 

いく筈もなく

 

ただいま現在 お昼の砂浜にほぼほぼナマ足状態で正座させられており

体中には黒くて太い鎖が巻き付いており後ろには碇が

そして、鎖が伸びる先には、、、

 

「ぴいッ!!」

 

正面に仁王立ちをした金剛さんがいた

 

「金剛さん少しやり過ぎでは、、、」

 

そしてその横には赤城さんと

 

「赤城さんこの子は油断も隙のありません それにすぐに帰ってくると言ったのに大遅刻するこの子が悪いのです。」

 

「それもそうだが、な?」

 

加賀さんと長門さんがいた

 

「加賀の言うとーりデース (Death)この悪い悪い子(bad dog)にはこれくらいが丁度いいのデース(Death)

 

デースの発音が違うぽいッ!!

 

それより 長門 金剛 加賀 赤城

 

 

だが

 

 

もう一人 もう一人足りない

 

 

すると、後ろから肩に手が置かれる

 

 

私は知っている

 

この小さくて小さくて、大きすぎるこの傷だらけの(猛者)

 

私は不意に小さく

 

「金剛さん」 と

 

「・・・。」

 

金剛はなにも言わず艤装をしまう

それと同時に体中に巻き付いた鎖が消える

そして

ゆっくりと ゆらり ユラリ 立ち上がり

 

振り向く

 

 

彼女は敵を見る目でこちらを見ていた

 

 

 

私は

ただ抱きしめる

背中に腕をまわす

彼女の腕はただ真っ直ぐに伸び

ナニカを我慢するように握り拳を作る

耳と耳を重ねように顔を近づける

「ただいま」

と つぶやく

そして抱きしめる力を強める

彼女の鼓動が聞こえる

「っ・・・。 ゆうだち・・? ゆうだちなの?」

「ねえ、私の鼓動が聞こえる?私の鼓動が私の感情が私の息吹が!私の声!!私のすべてが!!」

言葉に力が入る

彼女が私の背中に腕をまわす

「聞こえるよ。ゆうだちちゃんの全てが」

彼女はいろいろなモノを溜めこみすぎた

そしてその責任は私にある

だから、

「今だけ我慢しなくてもいいんだよ?叢雲ちゃん」

彼女は限界だった彼女のダムは今決壊しあふれだした

「ごめんね。ごめんね夕立ちゃんごめんなざいっ!!」

そして

「叢雲ちゃん遅れてごめんね」

私も限界だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に酷く

 

 

 

 

 

 

 

醜く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理不尽だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ミツケタゾ… ミツケタゾ!  ソウガンのカンムスッッ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「電探に感ありデスッ!! 数は・・・100体・・・以上・・・デス。。。」

「敵艦載機来ますッ!!」

「迎撃ッ!!」

「震電改発艦ッ!!」

「彗星一二続いてッ!!」

「来るぞッ!!」

 

 

 

「う、そ」

「味方艦載機第一陣、全滅、制空権喪失しました、、、」

「・・・」

 

 

 

 

 

「ねえ、叢雲ちゃん」

「なに夕立ちゃん」

 

 

だから

 

 

「いこ?」

「うん」

 

 

とてつもなく楽しいくて

 

 

「夕立」

「叢雲」

 

 

言葉に出来ないほど

 

 

 

 

 

「「抜錨ッ!!」するぽい!!」

 

 

 

 

 

美しすぎるッ!!

 

 

 

今から見せるのはNight mare(悪夢)ではなくDay dream(白昼夢)でのステキなParty(戦闘)をしましょ!!

 

 

 

 




次回、戦闘デス

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