柱島は今日も騒がしい   作:酔平

10 / 11
今回は補足回で読み飛ばしとも問題ないです。


第十話目

柱島泊地

1006

 

あの事件の次の日の事

 

「そういえば、夕立」

「ぽい?」

 

「これ着けとけ」

そういい渡れたのは青路にオリーブの葉の茎の部分が交差する緑の刺繍、その中に金色の碇の刺繍があしらわれた腕章だった

腕章の端も金色の刺繍で装飾されており、オリーブのシンボルの横には

 

【柱島泊地秘書艦】

 

と金色の刺繍で装飾されており、かなり派手で遠くから見ても目立つ

 

「昨日の話の続きじゃあ無いんだがな?

あの作戦から崩壊した泊地が復旧し建物など色々と改装され守備力や戦力は大幅に上がった

が今度は前線の基地や泊地で資材の不足問題が起きた

 

前線の彼ら(基地や泊地)はいくら資材があろうが出撃や警備の訓練などと色々と出費が大きかった

出撃を減らせば攻め込んで来られる危険がある、警備を疎かにすれば敵艦の侵入に気が付けず前回の作戦の惨劇が起きる可能性がある

そして訓練をしないと前線に出撃した際に大破や轟沈の恐れが高いなどの理由で資材が枯渇気味だった

 

最初はタンカーなどで資材などをこちらから運んだが輸送費が案外馬鹿に出来なかった

そこに『タンカー転覆事件』が起きた

 

原因は『積み荷の重量超過』だった

旋回時に曲がり切れずに転覆した

 

資材は勿論全滅、そして人命救助さらには、タンカーの損害賠償金などなど色々と大変だった」

 

・・・なにをやってるぽい

 

「そこで訓練を呉鎮守府と柱島泊地(ウチ)で請け負う事になった

最初は宿毛湾泊地 鹿屋基地 岩川基地 佐伯湾泊地 この四つの基地と泊地の泊地の艦娘の訓練を柱島泊地(ウチ)と呉鎮守府で行った結果

 

最初こそはうまくいかなかったが段々と艦娘達の間で評判が上がりそれを聞いた提督が喜ぶ結果となった

それから余裕ができ艦娘に少量ではあるが資材を持ってきたりと持ちつ持たれつの関係になった

 

そこから風の噂が広がりそれを聞いた横須賀が動いた

各鎮守府や泊地や基地から資金を募り柱島泊地に滑走路と新たに寮を作った」

 

「横須賀の狙いは『艦娘や資材を海と空で運び横須賀鎮守府(自分)の所の艦娘や他の鎮守府の艦娘の訓練をしてもらう』

というものだった柱島泊地(ウチ)や呉鎮守府も他の鎮守府の戦力増強に一役買えると賛同し艦娘達もやる気を見せていた

 

そして滑走路を建設している間に教官となる艦娘を増やす為に教官の育成も行いつつの訓練

あの時は色々迷惑をかけたな」

 

「今では水雷戦隊の教官は叢雲と川内三姉妹が 重巡及び戦艦を高尾型と長門型が 空母は一航戦が行ってる

しかしまた問題が

 

艦娘間の揉め事やトラブルが起きた

 

最初は俺一人で解決してたがその内間に合わないようになり叢雲が手伝ってくれるようになったが叢雲はただの艦娘で提督である俺のように権力も無い

解決できなくなった為、秘書艦権限を与えたがそうなると秘書艦の仕事も増える結果になり負担がかかる

 

そこで秘書艦の仕事を執務専門の秘書艦で権力は無いただの手伝いをつけてやってきた。

そして叢雲が問題を解決に専念してくれたが、

叢雲だけではそろそろ限界だ

 

かといって、下手に権力を握ると暴走しそうな艦娘もいる」

 

・・・今脳内に「ヒャッハー!!酒だ!酒を持ってこーい!!え?会計?ああ、経費でお願いね♪」や「モグムグ、あ、経費でパフェ100個ください♪」などが思い浮かんだぽい・・・・

 

「誰かに新たに叢雲の手伝いを頼もうと考えていた所で」

 

提督がこっちを見た

「なるほど・・・了解ぽいッ!!」

 

そういうと提督は頷き

「具体的には叢雲の手伝いや休暇を叢雲に与えてやってくれ

後、分かってると思うが秘書艦権限は提督権限とほぼ同じだ

 

くれぐれも問題を起こすなよ? 」

「了解ぽいっ!!」

 

古くからの戦友の為にがんばるぽい!!

 

 

ーおまけ 叢雲の休暇ー

 

夕立が秘書艦に正式になって明日は私の代わりに見回りを行ってくれる事で私は明日休暇になったが

 

「休暇に何をすればいいんだっけ?」

 

・・・・・。

・・・。

 

取り合えず金剛さんの所にでも行こう




次回から本格的に『ド☆タ☆バ☆タ☆な日常の物語』始動します!!<─やっとか

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。