東方夢喰録 〜 Have a sweet nightmare!! 〜   作:ODA兵士長

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第26話 対峙 –– タイジ ––

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは、どこかしら?」

 

少女は病室らしき場所にいた。

少女の呟きは虚空へ消える。

 

 

––––とにかく、ここを出てみましょうか。

 

 

少女は病室を出る。

そこは大きな病院で、かなりの人がいた。

 

 

––––それにしても、五月蝿(うるさ)いわね。

 

 

院内は騒がしかった。

少女は普段、あまり病院に来ることがない為、そこまで病院というものを知っているわけじゃない。

しかし、平常時の病院が静かな場所であることくらいは想像がつく。

 

 

––––別に、どうでもいいけど。

 

 

少女は騒がしい病院を、出口を目指して歩く。

そして、外に出た。

少女は普段から外を出歩く方ではなかったが、そんな少女にも見覚えのある街が広がっていた。

 

 

––––そういえば、近くにこんな病院、あったかもしれないわね。

 

 

そう思いながら、少女はある場所を目指して歩きだす。

 

 

––––こうして1人で外を歩くなんて、初めてかしら。

 

 

少女は慣れない状況を少しだけ楽しんでいた。

 

 

––––それにしても、なんで私は病院に……?

 

 

もしかしたら、私は倒れたのかもしれない。

だとしたら、いきなり病室を抜け出すのは良くないかもしれない。

少女はそんな後悔を少しだけして、すぐに思い直した。

 

 

––––いや、私はどこも悪くないわ。

 

 

そんな少女は目的地は病院から目と鼻の先にある。

そしてその目的地を目の前にして、こう思った。

 

 

––––門番が……違う?

 

 

少女の知る門番は、そこには居なかった。

代わりに1人の女が立っている。

 

「誰かしら、貴女」

「……え?私のこと?」

「そうよ。まあどうでもいいわ。門を開けなさい」

「開けるわけないでしょ。ここは迷子センターじゃないよ、お嬢ちゃん」

「……は?」

「そんな怖い顔しないでよ。悪いけど私は仕事中だから、構ってる暇はないの」

「何を言ってるの、貴女?ここの門番をしておきながら、主の顔すら分からないのかしら?」

「主……?ここの主は、フランドール・スカーレット様よ?」

「な……フランが、主だと?」

「ほらほら、分かったらお家に帰りなさい」

 

女の手が少女––––レミリア・スカーレットに伸びる。

しかし、女の手がレミリアに辿り着く前に、レミリアはその腕を掴み、自らの腰を支点にその女を投げた。

 

「いっ!?」

「貧弱ね。その程度で門番だなんて、笑わせるわ」

 

レミリアは自ら扉を開ける。

見慣れた庭が広がっていた。

 

「しかし……この庭は、ちゃんと美鈴が手入れをしているみたいね」

 

綺麗に手入れされた庭に、彼女の知る門番である紅美鈴の癖を感じ取ったレミリアは、そう呟いていた。

 

「貴女、メイド長のことを知ってるの?」

 

門番の女が、後ろからレミリアに問う。

レミリアは振り返る。

 

「メイド長?咲夜のこと?」

「え、いや、紅美鈴メイド長だけど……」

「は?アイツがメイド長……?」

「メイド長をアイツ呼ばわりするな!」

「貴女、口の利き方がなってないわね。もう一度投げられたいかしら?」

「や、やめ––––あ、メイド長!」

 

女がレミリアの後方を見ながら、そう言った。

 

「さっきから、なんだか騒がしいわね。どうかし––––ッ!?」

 

レミリアの後ろからやってきた女––––紅美鈴は、驚きを隠せなかった。

 

「お、おお、お嬢様!?どうしてここに!?」

「どうしてって、家に帰っただけよ」

「いやいや、お嬢様は病院で……」

「ええ、なぜか病院にいたわ。私、倒れでもしたの?」

「……えっと、えー、あ、あのですね?」

 

美鈴は完全にパニックに陥っていた。

 

「なんでそんなに慌てるのよ?」

「いや、だって……あれ、咲夜さんはどうしたんですか?」

「咲夜?見てないけど?」

「おかしいですね。お嬢様が目を覚ましたら、1番に駆けつけそうなのに」

「咲夜はここにいるんじゃないの?」

「えっと……色々ありまして……あはは」

 

美鈴は薄ら笑いを浮かべる。

 

「とりあえず、おじょ…………妹様の部屋まで行きましょう。話はそこでします」

「そう。分かったわ」

 

レミリアは美鈴の後ろに付いて歩いた。

 

「…………どういうことなの?」

 

門番の女の呟きはレミリアには届かないほど小さなものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼しますお嬢様。開けてもよろしいでしょうか?」

「お嬢様って……?」

 

––––入っていいよ。

 

「失礼します。お嬢様、お客様ですよ」

「お客様?私にお客なんて珍し………………ッ!?」

 

先ほどの美鈴と同じような表情を浮かべた幼い少女––––フランドール・スカーレットがそこにはいた。

 

「ねぇフラン、そこは私の席だと思うのだけど?」

「お姉様……?本当にお姉様なの!?」

「ええ、そうだけど」

「お姉様!!!」

「ちょ、ちょっと、フラン?」

 

フランがレミリアに抱きつく。

普段、ここまでの愛情表現をしないはずの妹のこの姿にレミリアは違和感を覚えていた。

しかし、それ以上に違和感を感じるものが、フランの背中にあった。

 

「……貴女、これは何?」

 

レミリアはフランの背中の独特な羽を触りながら言う。

 

「……え?あれ?なんで?」

 

フランは自分の背中を触る。

そして、羽があることを確認した。

まるで、今まで背中に羽が付いていたことに気づいていないようだった。

 

「なんだって、自分でつけたんじゃないの?このアクセサリー」

「……これは、夢?」

「いきなり何言ってるの?」

「……」

 

フランは黙ってしまう。

そして、いきなり右手を上にあげた。

 

「きゅっとして––––」

「……フラン?」

「––––ドカーン」

 

その刹那、部屋の照明が消えた。

いや、壊れた。

 

「……え?」

「やっぱり、使える」

「ふ、フラン?」

「あはは、お姉様のそんな顔見たことないよ」

「貴女、本当にフラン?」

「もちろん」

「お嬢様、お怪我はありませんか!?」

「大丈夫よ。私がやったことだし」

「……ねえ美鈴。なんでフランがお嬢様なのよ?」

「えっと、その……レミリアお嬢様は、1年間病院で眠っていらしたので……色々と状況が……」

「は?1年間?なんで???」

 

レミリアには意味が分からなかった。

 

「美鈴、今はお姉様もいるんだし、私は妹様にしてよ」

「……分かりました。そうします」

「そんなことよりお姉様」

「何かしら?」

「病院から来たんだよね?」

「ええ、そうだけど」

「咲夜はどうしたの?」

「咲夜は居なかったわ。1人でここまで来たもの」

「……来るとき、何かおかしなことはあった?」

「おかしなこと?別に何も…………ああ、やけに病院内が騒がしかった気はするわ」

「騒がしかった……?やっぱり、何か起きているのかな」

 

フランは考え込んだ。

 

 

––––この子は頭がいい。

 

 

レミリアはそんなことを思っていた。

これは決して、レミリアが姉としての贔屓目でフランを見ているわけではない。

本当に、頭がキレる。

しかし前までは、精神的に弱い部分があると、レミリアは思っていたが……

 

 

––––私が寝ていたという1年間に、この子も成長したということなのだろうか?

 

 

「……病院に行こう」

 

それが、フランの出した結論だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その能力はこの夢の世界において最強と言っても過言ではない能力だった。

夢の中のものは全て、人々の記憶を元に創造されている。

そして創造させている彼女は、それらを簡単に操ることができた。

それが、母の能力––––"夢を操る程度の能力"

私は、そう解釈した。

 

母は地面を消し去ることで、大きな穴を開け、地上へと出る。

私と、紫を連れた魔理沙が続いて外に出る。

消耗しきっている咲夜も、妖夢に連れられ外に出た。

 

外に出ると、そこは病院の駐車場だった。

人の姿はない。

母が消したのだろうか?

 

「霊夢、どうしたの?」

「……いやだ」

「嫌……?戦いたくないの?」

「当たり前でしょ!?せっかく会えたのに、どうして戦うのよ!?」

「どうしてって……」

「それに、お母さんが生きてたなんて…………まだ、信じられない……」

「私だって信じられないわよ。もう霊夢がこんなに大きくなってるなんてね」

 

母は微笑んでいる。

 

「そんな霊夢と戦いたいなんて、当然思わない」

「な、なら……ッ!」

「でもね、私を止められるのは霊夢しかいないのよ。暴走した私は、霊夢以外に止めることは不可能だから」

「暴走……?」

「私を止めれば、現実世界で魔理沙達は目覚めるわ。そしてユメクイも消える」

「……え?」

「私を止めなければ、貴女を食べて、私だけが目覚めるわ」

「ッ……」

「さて霊夢。貴女は私と魔理沙達、どっちを選ぶのかしら?」

「そんな……選ぶなんて……」

「そうね、そんな選択は酷だと思うわ。だから言ってるでしょう?私を止めて、と。早くしてくれないと私––––」

 

 

 

 

母の目つきが変わる。

それは今までの温和で優しい、そしてどこか楽しそうな目ではない。

 

 

獲物を狩る、獣の目だ。

 

 

 

 

「––––お腹が空いて堪らないの」

 

その目に、私は固まった。

母が私に向かって来る。

でも私は––––

 

「霊夢!!!」

 

横から飛び出したのは魔理沙だった。

迫り来る母を、間に箒を挟み、受け止めていた。

魔理沙の出現させた箒は、軋むことなく、2人の間で圧力に耐えていた。

 

「魔理沙……?」

「霊夢、しっかりしろ!!」

「魔理沙もユメクイだったのね。予想外だったわ」

「くそっ…………強い…………ッ!」

 

余裕そうな母と、顔を歪ませる魔理沙。

次第に魔理沙は押されていった。

 

「邪魔するなら貴女でも容赦しないわよ」

「そう易々とはやられないぜ!」

 

フッ、と魔理沙が右手だけ力を抜く。

母は体勢を崩した。

その隙に魔理沙は、何やら黒い物体を出現させた。

 

「行くぜッ!マスタースパーク!!!」

 

その黒い物体––––ミニ八卦炉から超極太レーザーが打ち出された。

超至近距離で、母はそれを避けることができない。

母はその光線に包まれた。

それは如何にも魔理沙らしく、派手で豪快かつ高火力であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

––––しかし、母はそこに立っていた。

 

まるで何事もなかったかのように。

 

「…………あれ、効いてないのか?」

 

 

––––夢操封印

 

 

小さな声が聞こえた。

 

「………………魔理沙?」

 

一瞬だった。

魔理沙が、消えたのだ。

 

「侮ってもらっちゃ困るわ。私はこの夢を完全に操れる。その存在を消すなんて容易いのよ」

 

母は笑みを浮かべて、その場に舞い降りる。

 

「況してや、あの程度の稚拙な攻撃を無効化するなんてことなら、尚更ね」

 

笑顔だが、私に向ける目は獣のそれだった。

 

「……よくも……よくも」

 

私の声は震えていた。

それは怒りと悲しみ、どちらによるものなのか、私には分からなかった。

 

「よくも魔理沙を!幾ら母とはいえ、許さない!!!」

「やっとやる気になってくれたの?早く私を止めて欲しいわ!」

 

 

––––夢想天生

 

 

私がそう呟けば、全ての攻撃と能力が無効化される。

さらに私の攻撃を防ぐことも不可能になる。

それはまさに、母の夢を操る能力に対抗する唯一の手段であった。

 

「面白くなってきたわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい咲夜、これは一体……どういう状況だ?」

 

上空でぶつかり合う2つの影を見上げながら、先ほど到着した妹紅は咲夜に問う。

 

「そんなの、分からないわよ」

「咲夜、その傷は大丈夫なの?」

「これが大丈夫に見えるなら、病院に行くことをお勧めするわ、アリス」

「何言ってるの、病院は此処でしょう?」

 

そう言うとアリスは、咲夜の左肩に手を添える。

そして傷口が鈍く光った。

 

「回復魔法よ。全快とは行かずとも、幾らかマシになったでしょう?」

「……そうね。ありがとう」

「どういたしまして」

 

咲夜の傷口からの出血は止まっている。

痛みも魔法で和らいでいる。

しかし見た目は、痛々しいものであった。

 

「……咲夜?」

「ッ!」

 

後ろから、ふと声がした。

咲夜は振り返る。

 

「その傷、大丈夫なの?」

「お嬢様……ッ!?」

 

そこにはレミリア、そしてフランと美鈴がいた。

 

「お姉様にはある程度のことは教えたわ。私自身、この世界が現実ではないことくらいしか理解してないけど……咲夜にもこの状況は分からないの?」

「すみません、妹様」

「謝らないでよ。それで、あの霊夢が戦ってるのがこの夢の主なの?」

「はい。霊夢の母親であり、ユメクイの(はは)––––始祖体でございます」

「シソタイ?」

「はい。詳しいことは私にも分かりませんが……ただ、はっきり言えることは––––」

 

咲夜が空を見上げた。

釣られてフランも、そして周りの少女たちも見上げる。

 

「––––この状況を収められるのは霊夢だけ、ということです」

 

例え死なない妹紅であっても、存在を––––魂を消されてしまえば太刀打ちできない。

集まった少女達には何も出来ないのだ。

ただ、上空で繰り広げられる戦いを見ていることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





*キャラ設定(追記あり)

○博麗霊夢
「私は勘で動いただけよ」

年齢 : 17歳くらい
他人に無関心なところもあるが、人との関わりを避けているわけではない。
楽しいことも美味しいものも普通に好き。
勘が鋭く、自分でも驚くほどの的中率を誇る。

【能力 : 空を飛ぶ程度の能力】
文字通り空を飛ぶことができる。
この能力を発展させた技が以下の2つ。

・夢想封印
攻撃技。
武器として出現させた御札に特殊な効果を持たせる。
その札が貼り付いた者は光に包まれ捕食され、跡形もなくなる。
痛みもなく、存在が消える。

・夢想天生
防御技。
ありとあらゆるものから"浮く"ことで、実体を持たない"夢"の状態となる。
相手は攻撃を当てることも出来ず、ただ防ぐ手立てのない御札をその身に受けることになる。
また、その御札は追尾性能を持つ。



○霧雨魔理沙
「おっす霊夢、迎えに来たぜ」

17歳になる程度の年齢。
好奇心旺盛、明朗快活。
男勝りな口調は意識してる。
内面はただの乙女。
霊夢の古くからの友人であり、一番の理解者。



○十六夜咲夜
「まあ、1番早いのは、私がユメクイを殺すことでしょうね」

19歳になる程度の年齢。
冷静沈着、才色兼備………を装っている。
実力、容姿共に十分だが、自意識過剰。
しかし結構他人想いで、世話焼きな面もある。
また家事全般を余裕でこなせる為、嫁にしたい女子No. 1である。(作者調べ)

【能力 : 時を操る程度の能力】
時間を加速、減速、停止させることができる能力。
巻き戻すことや、なかったことにする事はできない。

武器としてナイフを具現化させる。
その数に制限はない。



○レミリア・スカーレット
「すぐに貴女を消してやってもいいのよ?」

14.歳になる程度の年齢。
義務教育?なにそれおいしいの?的な英才教育を受けに受けまくった天才児。
えいさいきょーいくってすげー。
『うー☆』なんて言わないカリスマ系お嬢様(のつもり)。


○フランドール・スカーレット
「今の紅魔館じゃない!あの何でもない日々が良かったの!」

9歳になる程度の年齢。
幼いながらも頭が良く、思考力に長ける。
但し、精神的には成熟しきっていない部分もあり、まだ成長途中であることも伺える。

【能力 : ありとあらゆるものを破壊する程度の能力】
全ての物質に存在する"目"を手の中へと移動させ握り潰すことで、あらゆるものを破壊することができる。
ただし、魂や善悪などといった形のない概念的なものを破壊することはできない。

武器として炎を纏った災いの杖『レーヴァテイン』を具現化させることができる。



○紅美鈴
「私はメイドながらも、腕が立つので。適材適所というやつです」

28歳になる程度の年齢。
元門番の現メイド長
不器用なところもあるが、紅魔館の家事を取り仕切っている。
武術の心得があり、門番の教育も担当している。



○アリス・マーガトロイド
「私はもう、目の前で人を死なせない」

20歳になる程度の年齢。
人形のような美しさを持つ美女。
冷静であることを心がけているが、予想外の出来事には若干弱い。
しかし、その予想外の出来事を楽しむことができる。
また、かなりの世話焼きで、子供が大好き。
子供を愛でるのは、人形を愛でるのと同じよう感覚……らしい。

【能力 : 魔法を扱う程度の能力】
主に支援・回復系魔法を使う。

【能力 : 人形を扱う程度の能力】
具現化した人形を武器として用いる。
その人形はまるで生きているかのように行動する。
爆弾を内蔵しているものや、武器を所持しているものなど用途により種類は様々。



○藤原妹紅
「私はその程度じゃ死ねないんだよ」

16歳になる程度の年齢。
強気で男勝りな性格の少女。
その口調は、魔理沙とは違い自然に出している。
しかし、ちゃんと女の子である。

【能力 : 老いることも死ぬこともない程度の能力】
不死身の肉体(のようなもの)を持ち、"死"に相当するダメージを負うと肉体が再構築され、完全復活する。
魂を消滅させられない限り、負けはない。

武器として炎を出現させる。
出現させた炎に限り、自在に操ることが可能。
(何かに燃え移った炎などは、操ることができない)



○博麗操夢
「––––楽しくなりそうね」

40歳になる程度の年齢。
始祖体と呼ばれ、全てのユメクイの(はは)となる存在。

【能力 : 夢を操る程度の能力】
夢の中ならば、全ての現象を操ることができる。
また、夢を現実にすることも可能。
この能力を発展させた技が以下の2つ。

・夢操封印
攻撃技。
相手の存在を消し去る。
そこには光も音も痛みも存在しない。
一瞬で消えて無くなる。

・夢操天生
防御技。
ありとあらゆるものを"操る"ことで、実体を持たない"夢"の状態となる。
相手は攻撃を当てることも出来ず、ただ防ぐ手立てのない操作をその身に受けることになる。

夢想天生と夢操天生が対立した場合、他の能力等が武器とならず、二人の闘いはただ力の限り殴り合うだけの赤子の戦いと化す。


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