東方夢喰録 〜 Have a sweet nightmare!! 〜   作:ODA兵士長

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第25話 胎動 –– タイドウ ––

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……貴女、強すぎないかしら?」

「そうね、私も驚いてるわ」

「それにしても、酷いわね。貴女がさっさとその能力を使ってくれてれば、私がこんなにならずに済んだのに」

 

左肩を抑えながら、咲夜は私に文句を言っている。

 

「私の能力がここまで凄いなんて、知らなかったもの」

「はぁ……貴女…………一体何者?」

「さあね。そんなこと興味ないわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

––––数分前。

 

 

 

 

 

「バァン」

 

––––咲夜はギリギリのところで反応し、なんとか急所に当たるのだけは避けていた。

 

「ぐぁっ!?」

 

しかし、その銃弾らしきものは咲夜の左肩を貫通し、鮮血が溢れていた。

必死に傷口を抑え、倒れる。

 

「咲夜!」

 

私は叫んでいた。

咲夜は返事をせず、ただ呻いていた。

 

「しぶといわね。今のを避けるなんて…………でも」

 

鈴仙は手で拳銃のようなものを作る。

咲夜は能力を使わない。

いや、使っても動けない?

それとも、消耗が激しくて、能力が使えない?

 

「これで終わりよ」

 

そう言う鈴仙の手から、咲夜に向かって銃弾が放たれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

––––しかし、咲夜には当たらない。

鈴仙には見覚えのない、御札のような何かが銃弾と相殺していた。

 

「何、今の……?」

 

その御札は私の手から放たれたものだった。

 

「霊夢……?」

 

何が起こったか理解できない鈴仙は、私に怪訝な顔を向ける。

肩をおさえ、苦しんでいるはずの咲夜が、笑みを浮かべる。

 

 

 

 

 

––––勝った。

 

 

 

 

 

咲夜は声を出さずに、口だけを動かしていた。

 

「へぇ……これが私の武器なのね」

 

私は何枚か御札を出現させた。

 

「でも、なんで御札なのかしら?」

「霊夢……どういうこと?霊夢もユメクイになったの?」

「さぁね。分からないことだらけだけど、1つだけ言えるわ」

 

私は鈴仙を見据える。

 

「あんたには負けない」

「随分な自信ね。でも……幻覚は誰にも止められないわ!」

「本当にそうかしら?」

 

 

 

––––夢想天生

 

 

 

「……あれ?波長が操れない……?」

 

実体のない夢となった私に、波長など存在しなかった。

 

「なんで……?」

 

鈴仙は私に発砲する。

しかし、当たらない。

 

「攻撃が……効いてない?」

 

鈴仙は自身に降り注ぐ、撃ち落とすことのできない札から逃げていた。

しかし傷を負う鈴仙に、避けきれるはずがなかった。

 

「この札、どうして追いかけてくるのよ!?」

 

鈴仙に一枚の札が張り付いた。

 

 

 

––––夢想封印

 

 

 

私が小さく呟くと、札は光を放つ。

そして辺りは照らされ、光に包まれた––––

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「咲夜、怪我は平気なの?」

「これが平気に見える?」

「あんたのその様子なら大丈夫そうね」

「案外キツイわよ。ただ、能力を使えるくらいには休ませてもらえたけど」

「傷口の時間でも止めてるの?」

「まあ、そんなところね。血が乾くのなんて待ってられないから、表面の血の時間を止めて傷口を覆っているわ」

「あんたの能力、便利すぎない?」

「でもこれ、集中力がいるのよ。本当にキツイわ」

 

咲夜の額には汗が滲んでいる。

私達がそんなことを話していると、後ろから声がした。

 

「霊夢!」

「……え、魔理沙?部屋で大人しくしてろって」

「あれは振りだって解釈させてもらったぜ」

「はぁ?何言ってんのよ?それに紫と妖夢まで……あんたらこいつを止めなさいよ」

「おい、失礼だな。ここに向かうって最初に言ったのは妖夢だぜ?私と紫は止めたんだ」

「え!?ちょっと魔理沙!?」

「……妖夢、こいつの戯言にいちいち口出してたらキリないわよ」

「酷いぜ霊夢」

 

そう言いながら、魔理沙は笑っていた。

 

「でも、いつもの霊夢だな」

「はぁ?」

「いや、だってお前、さっきの……」

「あぁ……見てたの?」

「お前も、ユメクイになっちまったのか?」

「んー、それは少し違うわ」

「え?」

「私は元々、ユメクイだったみたい」

「……どういうことだ?」

 

訳がわからないと言った様子の魔理沙。

そんな魔理沙とは対照的に、紫は頷き、そして呟いた。

 

「やはりこの先にいるのは……」

 

そんな紫を、私は鬱陶しく、胡散臭く思いながら問う。

 

「そんなことより、なんであんたらがここにいるのよ?」

「霊夢。貴女、この先に誰が眠っているかは分かっているの?」

「いや、まずは私の質問に………………」

 

紫の目は真剣そのものだった。

その眼差しに、私は息を飲んだ。

 

「……始祖体って呼ばれてるユメクイらしいわよ」

「そうじゃなくて、何処の誰か知ってるの?」

「そんなの、知るわけないでしょ」

「そう……じゃあ貴女、今のうちに覚悟しておいた方が良いわ」

「は?」

 

紫はそう言うと、私の脇を通り、始祖体の眠る扉の前まで歩いて行った。

私達はそれをただ黙って見ていた。

ただ1人、咲夜を除いて。

 

「八雲紫。貴女、何か知ってるのかしら?」

「あまり喋ると傷に響くんじゃなくて?」

 

 

––––パチンッ

 

 

「貴女、一体何を知っているの?」

 

咲夜が右手でナイフを逆手に持ち、紫の胸に突きつけた。

互いの額が当たる程、咲夜は紫に顔を近づけ、睨んでいる。

紫は笑っていた。

 

「あまり無理はしないほうがいいわよ?顔色が悪いわ」

「質問に答えなさい」

「……全部、私の推理よ。本当かどうかは、この扉を開けなきゃ分からないわ」

「貴女は何も知らない、と言いたいの?」

「そうね、私は何も知らない。知ろうとしてるだけの、無知で無力な人間よ」

「……はぁ、貴女は只の胡散臭い人間ってことかしら。疑うのも無駄みたいね」

「分かったなら退いてくださる?」

「ええ、そうするわ」

 

咲夜の右手にあったナイフは消え、手持ち無沙汰となった右手で傷口をおさえながら、咲夜は道を開けた。

 

「咲夜。あんた、誰彼構わずナイフを突き立てるのヤメたら?」

「別に、考え無しにナイフ突き立てるほど、私は脳筋じゃないわよ」

「……紫は確かに、胡散臭いし何考えてるか分からないし本当にムカつく奴だけど」

 

私は視線を紫に移す。

紫は扉に手をかけていた。

 

「頼りになる、頭のいい、ただの人間なのよ」

「……貴女が言うなら、そうなんでしょうね」

 

 

 

そして、扉は開かれた––––

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あの人が……始祖体?」

 

 

 

 

 

 

私は、言葉がうまく出てこない。

 

 

 

 

 

 

「おそらく、そうなるのでしょう。そして、私の推理通りだわ」

 

 

 

 

 

 

紫も驚いているようだが、予想していたからだろうか?

 

 

私よりは幾分落ち着いている。

 

 

 

 

 

 

 

「嘘でしょ?そんなはずない……」

 

 

 

 

 

 

私は信じることができない。

 

鈴仙の幻覚が、まだ続いてるんじゃないか?

 

そんなことを思っていた。

 

 

 

 

 

 

「霊夢、そして紫。久しぶりね。私にとっては昨日振りくらいの感覚なんだけど」

 

 

 

 

 

 

なんで……

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでなんでなんでなんでなんで––––ッ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで、ここに居るの?––––」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の中では、喜びと疑問が渦巻いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「––––お母さん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

––––目の前には、死んだはずの母が立っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大きくなったわね、霊夢」

 

母の手が私の頭に伸びる。

そして、撫でられた。

––––あの頃の、温かい手に。

 

「どうして……?」

「会いたかったわ、霊夢」

「そろそろ質問に答えてあげたらどうかしら––––操夢?」

 

紫が、私の母––––博麗操夢(はくれいそうむ)に言う。

母は笑っていた。

 

「私も、あまり実感はないのよ。だって私にとって、あの事故はついさっきの出来事だもの」

「やはり、眠らされていたのね?」

「ええ。生きたまま、死んでいたらしいわよ」

「八意永琳の仕業でいいのかしら?」

「そうね、私を利用したのは事実だし。だけど命の恩人でもあるわ。それに––––」

 

母は私に向き直る。

 

「こうして、また霊夢に会えたのだもの。今は感謝しかないわ」

 

そして、微笑んだ。

 

「それと、そこに居るのは魔理沙かしら?」

「え、そ、そうだぜ……?」

「やっぱり魔理沙なのね。ずいぶん綺麗になったわね。あの頃はまだ可愛かったのに……私のこと、覚えているかしら?」

「…………」

 

魔理沙は黙って、少し俯きながら首を振る。

 

「そう……まあ、仕方ないかしら。もう10年以上経ってるし、貴女はまだ幼稚園児だったものね」

 

魔理沙は申し訳なさそうに俯いている。

そんな魔理沙を母は優しく撫でた。

 

「それにしても紫。貴女は少し老けたんじゃない?」

「……なんですって?」

「冗談よ。怖いくらいに昔のままだわ。本当に怖いくらい」

「…………そう」

 

 

 

 

 

 

 

「ね、ねぇ咲夜」

 

少し遠目に見ていた妖夢が、同じく離れていた咲夜に声をかける。

 

「何よ、妖夢」

「私たち、ここに居ていいのかな?邪魔じゃない?」

「ええ、邪魔でしょうね。でも、私たちがここに居る意味はあると思うわよ」

「え?」

「だってアレ、ユメクイよ。しかも最初の」

「……最初のユメクイ?」

「そう。そして今、あの3人に警戒心はない。なら、せめて私たちだけでも警戒しておくべきよ」

「なんだかよくわからないけど……咲夜は休んでなよ。あの人が暴れたら私がなんとかするから」

「ふふっ、ありがとう。全く頼りにならない言葉ね」

「酷っ!?」

「冗談よ。貴女……自分で思ってるほど半人前じゃないわ。自信持ちなさい」

「……え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて霊夢。そろそろ始めましょうか?」

 

母は言う。

私には意味がわからない。

 

「始める……って、何を?」

「貴女、私を殺しにきたんじゃないの?」

「え……」

「私は始祖体。この世界の創造者よ」

「い、いやよ……」

 

私は弱々しく呟く。

 

「ここは狭いわね。外に出ましょうか」

 

母は手を振り上げる。

天井に––––とは言っても、地下にいるため、地面と言った方が正確かもしれないが––––大きな穴が開く。

しかし、音も破片も何もない。

ただ消え去ってしまったかのように、大きな円状の穴が出現し、陽の光が差し込んだ。

 

「楽しくなりそうね」

 

その言葉通り、母は幾分楽しそうに見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと!何であんた飛べるのよ!?」

「さぁ、何でだろうね」

「くそっ!あたいも飛んでやる!んーっ、んーっ!!」

「あはは。チルノはやっぱり馬鹿だなぁ」

 

チルノは力を振り絞っているが、人間がそんなことで飛べるはずがない。

 

「ほら、あんまりはしゃぎ過ぎないの」

「アリス、飛び方教えて!」

「ごめんね、チルノ。教えて出来るものじゃないのよ……」

「えー!ヤダヤダ!あたいも飛びたい!」

 

こうなるとチルノは面倒くさい。

困り果てたアリスの横に、私は降りる。

 

「アリスの魔法は?チルノにかけたら飛べるみたいなの」

「そんな魔法はないわ」

「そーなのかー」

 

せっかく私が……この私が考えてやったというのに、使えない魔女だ。

なんてことを冗談交じりに思っていると、顔に出ていたらしく、アリスに睨まれた。

怖いなぁ、そんな顔しないでよ。面倒くさい。

 

 

 

その時突然、後ろから声がする。

 

「おーいたいた。なんだか、揃ってるな」

「妹紅。まさか探している人って、チルノとルーミアだったのか?」

「いや、どちらかといえばアリスだな」

 

私たちもよく知っている、銀髪で背の高い女性––––上白沢慧音を連れて、妹紅が空から降ってきた。

 

「あ、けーね先生だ」

「やあチルノ。それにルーミアも」

 

私はとりあえず会釈しておく。

ああ……面倒くさくなりそう。

 

「そちらの方は初対面だな。私は上白沢慧音。この子たちの小学校で先生をしている者だ」

「初対面…………?ああ、そうね…………」

「どうした?」

「いえ、なんでもないわ。アリス・マーガトロイドよ。この子たちの……そうね、保護者みたいなものかしら?」

 

え、アリス、認めちゃうの?

私がそう言う前に妹紅が言った。

 

「ん、ついに認めたのか?お前がこいつらの保護者だって」

「まあ、私もそう言われて嫌なわけじゃないしね」

「私はいい迷惑だよ。面倒くさい」

「なんですって?」

「アリスは冗談が通じないなぁ」

 

私とアリスのやり取りを、慧音先生は微笑ましそうに見ていた。

 

「この子らも懐いてるみたいだし、お世話になってるようだな。礼を言おう」

「好きでやってるだけだから、構わないわよ」

 

少し頭を下げる先生に、アリスは軽く手を上げて笑って見せた。

すると、妹紅が真面目な顔をしてアリスに言う。

 

「ところでアリス。この状況、お前は分かってるのか?」

「夢の中、と言うことくらいかしら?」

「私と同じか……でも、こんな夢初めてだな。人の量も半端じゃないし、建物なんかも精巧に作られてる。これじゃあまるで現実だ」

「実は現実かもよ。私たち、進化したのかもね」

 

私はニヤッと笑ってみせた。

 

「否定する材料は今の所ないけど、それはないと思うわよ」

「でもまあ、現実で飛べたら楽だよな」

「ねー。移動が簡単だよ」

 

アリスは私と妹紅を見て呆れていた。

 

「ねぇ、あんた誰?」

「私か?私は藤原妹紅だ。よろしくな」

「あたいはチルノ。よろしくしてあげるわ」

「なんだか、生意気なガキだな……」

「ごめんね妹紅。こういう子なのよ」

 

こう見ていると、アリスは本当に保護者みたいだ。

是非ともチルノ専用の保護者になって頂きたい。

 

…………ん?専用の保護者って何だ?

 

「まあいいけど…………ところでアリス、これからどうするつもりだ?」

「これから?別に目的はないけど……」

「なら、永琳のところに行ってみないか?」

「永琳のところ?あの人は夢には巻き込まれない筈だけど」

「そうだけど、この夢はいつもと違う。それに病院に行けば咲夜もいるだろ?」

「ああ、そうね。彼女に協力を仰ぐのはアリかもしれないわ」

「アリスだけにアリッス、ってことか?」

 

 

一瞬空気が凍りついたのが分かった。

 

……ああ、面倒くさい。

 

 

「……ルーミア、コイツ食べていいわよ」

「えー、今お腹いっぱいだよ。薬効いてるし」

「おいおい、酷いな。私はただ、この場を盛り上げようとだな……」

「妹紅。今のは私もどうかと思うぞ」

「け、慧音まで……」

「ねぇ妹紅」

「ん?どうしたチルノ?」

「あんた、馬鹿ね」

「……なんだか、コイツに馬鹿って言われちゃいけない気がするんだが」

「そーなのかー」

 

内心爆笑しながら、手を広げて見せる私を尻目に、アリスは呆れていた。

 

「はぁ、とにかく病院に行くわよ」

 

アリスがチルノを連れ、妹紅が慧音を連れ、私たちは病院に向かって飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




*キャラ設定(追記あり)

○博麗霊夢
「私は勘で動いただけよ」

年齢 : 17歳くらい
他人に無関心なところもあるが、人との関わりを避けているわけではない。
楽しいことも美味しいものも普通に好き。
勘が鋭く、自分でも驚くほどの的中率を誇る。

【能力 : 空を飛ぶ程度の能力】
文字通り空を飛ぶことができる。
この能力を発展させた技が以下の2つ。

・夢想封印
攻撃技。
武器として出現させた御札に特殊な効果を持たせる。
その札が貼り付いた者は光に包まれ捕食され、跡形もなくなる。
痛みもなく、存在が消える。

・夢想天生
防御技。
ありとあらゆるものから"浮く"ことで、実体を持たない"夢"の状態となる。
相手は攻撃を当てることも出来ず、ただ防ぐ手立てのない御札をその身に受けることになる。
また、その御札は追尾性能を持つ。



○霧雨魔理沙
「おっす霊夢、迎えに来たぜ」

17歳になる程度の年齢。
好奇心旺盛、明朗快活。
男勝りな口調は意識してる。
内面はただの乙女。
霊夢の古くからの友人であり、一番の理解者。



○十六夜咲夜
「まあ、1番早いのは、私がユメクイを殺すことでしょうね」

19歳になる程度の年齢。
冷静沈着、才色兼備………を装っている。
実力、容姿共に十分だが、自意識過剰。
しかし結構他人想いで、世話焼きな面もある。
また家事全般を余裕でこなせる為、嫁にしたい女子No. 1である。(作者調べ)

【能力 : 時を操る程度の能力】
時間を加速、減速、停止させることができる能力。
巻き戻すことや、なかったことにする事はできない。

武器としてナイフを具現化させる。
その数に制限はない。



○魂魄妖夢
「私、もう迷わないよ」

17歳になる程度の年齢。
真面目で義理堅い。
ただ、自分に自信がなく、他人に流されやすいTHE日本人気質。
……に見えるが、実は意思がしっかりしている……ようでしてない。

【能力 : 剣術を扱う程度の能力】
具現化した二本の刀を自由自在に操ることができる能力。
だが、いつも長い方しか使ってない。

武器として二本の刀と半霊を具現化させる。
半霊は実体を持たせることも持たせないことも可能。
また、妖夢と同じ姿になら変身することができ、妖夢の声を半霊の口から出すこともできる。
つまり、同時に喋ることは出来ないが、半霊だけが喋ることは可能。



○八雲紫
「当然よ。私は常人じゃないもの」

国家機密になる程度の年齢。
知る人ぞ知る名探偵。
洞察力、思考力に長けるが故に何を考えているか分からない。
その上、笑顔で隠そうとするから本当にタチが悪い。
霊夢のことを気にかけているが、それが霊夢の為なのかは不明。
彼女に年齢ネタは禁句です。



○アリス・マーガトロイド
「私はもう、目の前で人を死なせない」

20歳になる程度の年齢。
人形のような美しさを持つ美女。
冷静であることを心がけているが、予想外の出来事には若干弱い。
しかし、その予想外の出来事を楽しむことができる。
また、かなりの世話焼きで、子供が大好き。
子供を愛でるのは、人形を愛でるのと同じよう感覚……らしい。

【能力 : 魔法を扱う程度の能力】
主に支援・回復系魔法を使う。

【能力 : 人形を扱う程度の能力】
具現化した人形を武器として用いる。
その人形はまるで生きているかのように行動する。
爆弾を内蔵しているものや、武器を所持しているものなど用途により種類は様々。



○ルーミア
「……はぁ、わかったよ。断る方が面倒くさそうだし」

9歳になる程度の年齢。
極度の……本ッ当に、極度の面倒くさがり。
ただ、楽しい事や面白い事は普通に好き。
突拍子も無いことを言ったり考えたりするが、実は全て計算されている……かもしれない。

【能力 : 闇を操る程度の能力】
自らの周囲に闇を展開する。
その闇の中では相手も自分も視界を奪われる。
ただ、闇の中に何らかの方法で光が生まれると違和感を感じるようだ。

武器として闇を具現化させる。



○チルノ
「あたいはこの館を征服するわ!」

9歳になる程度の年齢。
自由奔放、天真爛漫、おてんば娘。
(バカ)じゃないぞ!自分に正直で、考えることが少し苦手なだけだッ!



○藤原妹紅
「私はその程度じゃ死ねないんだよ」

16歳になる程度の年齢。
強気で男勝りな性格の少女。
その口調は、魔理沙とは違い自然に出している。
しかし、ちゃんと女の子である。

【能力 : 老いることも死ぬこともない程度の能力】
不死身の肉体(のようなもの)を持ち、"死"に相当するダメージを負うと肉体が再構築され、完全復活する。
魂を消滅させられない限り、負けはない。

武器として炎を出現させる。
出現させた炎に限り、自在に操ることが可能。
(何かに燃え移った炎などは、操ることができない)



○鈴仙・優曇華院・イナバ
「ひ、酷いです師匠!私が師匠を裏切るわけありません!!」

18歳になる程度の年齢。
永琳を師匠と慕う少女。
真面目で陽気な性格。
本来は臆病者だがユメクイ化の影響で少し強気になった。
人は力を手に入れると変わるのである()

【能力 : 波長を操る程度の能力】
光や音の波長を操ることで幻覚や幻聴を起こす。
相手の五感に干渉できる。

武器として弾丸を発射することができる。
自らの手で拳銃のような形を作り、発射する。



○上白沢慧音
「少しは部屋を綺麗にしたらどうなんだ?」

26歳になる程度の年齢。
病院近くの小学校の教師。
内面的にも物理的にも石頭。
その頭突きは地球をも破壊する(チルノ談)
そして胸が……大きいぞ………(妹紅談)



○博麗操夢
「––––楽しくなりそうね」

40歳になる程度の年齢。
始祖体と呼ばれ、全てのユメクイの(はは)となる存在。

【能力 : 夢を操る程度の能力】
夢の中ならば、全ての現象を操ることができる。
また、夢を現実にすることも可能。
この能力を発展させた技が以下の2つ。

・夢操封印
攻撃技。
相手の存在を消し去る。
そこには光も音も痛みも存在しない。
一瞬で消えて無くなる。

・夢操天生
防御技。
ありとあらゆるものを"操る"ことで、実体を持たない"夢"の状態となる。
相手は攻撃を当てることも出来ず、ただ防ぐ手立てのない操作をその身に受けることになる。

夢想天生と夢操天生が対立した場合、他の能力等が武器とならず、二人の闘いはただ力の限り殴り合うだけの赤子の戦いと化す。

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