異世界転生した特典で貰った能力がチート過ぎた   作:ルーク(・8・)

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2話目です
初めてということもあって文章を作るのが難しいです…
今回はストーリー自体はあまり進展しませんが、今後重要なキャラも登場します
それではお楽しみください


2話 〜大切な出会い〜

俺が転生をしたのは森の中だった

都会に住んでいた俺には体験したこともないほど綺麗な緑に包まれている

 

ここが異世界…

 

俺が今まで暮らしていた世界となんら違いはない

よく見ると、遠くに街も見える

あまり不自由は無さそうだ

 

(さてそれじゃあ始めるか…)

 

何を始めるかって?決まっている

俺のチート能力の実験だ

 

あの女神様は望んだ能力を創ることができると言っていたがどのようにしたら能力を創れるのか、使いこなせるのか、デメリットや弱点は何なのかを知っておく必要があった。

 

(せめて教えてくれる奴がいたら楽なんだけどなぁ…)

 

その瞬間、全身から一気に力が抜ける

何が起きたのか、と確かめる前にそれは起きた

 

目の前が眩い光に包まれ、その光の中から女性が現れたのだ

一瞬何が起きたのか分からなかった

 

するとその女性は

『初めましてマスター、お目にかかれて光栄です。』

と、なんとも機械的な声で挨拶をしてきた。

 

マスター?俺が?

 

聞きたいことは沢山ある

すると、

『私は貴方様の創造(クリエイト)によって創られた、貴方の脳となるものです。』

 

つまり彼女の話を聞くと、彼女は俺が 教えてくれる奴がいたら って思ったせいで創られた、俺に情報を与えてくれる役割をする、という事だ。

つまり、俺の能力の発動条件は〈思う〉だろうか。

こんな能力が欲しい、と思うだけでその能力が実現してしまうのだ。

なんと恐るべき能力、まさにチート

それと同時にデメリットも分かった

この能力は能力を創る際の体力の消耗が半端じゃ無いのだ

 

まぁ妥当な範囲だな

寧ろ命が削られるとかじゃなくて良かった

 

心で安堵する俺

そして視線を彼女に戻すと

 

「早速で悪いんだけど、聞いていいか?俺の能力の発動条件は思うこと、デメリットは体力を異常に消耗してしまうこと、で合ってる?」

『ほぼそれで合っています。ですが、全ての能力を作る度に体力を消耗するのではなく、能力の大きさに応じて消耗する体力量も変わるのです。』

 

なるほど、理にかなっている

どんなにちっぽけな能力も作る度にこんなに疲れてしまうのでは話にならない

逆に強すぎる能力を創るとマジで命まで削りそうだ

 

「オーケー、分かった。ありがとう。」

『これが私の仕事ですから』

 

ニッコリと笑う彼女

少しドキッと来てしまった

こんなカワイイ子が俺のために動いてくれるのだ

 

そしてふと思う

 

(待てよ…俺、この世界だったらなんでもやりたい放題なんじゃ…?)

実際能力はコツコツと増やしていけばいい(疲労が半端ないので)

そうすれば俺の望み全てが叶うのでは

 

なら話は早い

おれはこれから様々な能力をゆっくりと作ればいいのだ

やりたいことはあとから考えよう

 

「アンタにも手伝ってもらうぜ、えっと…名前は?」

『私に名前などありませんマスター、なんでも呼びやすいもので構いません』

「そうもいかねーよ。うーん…」

 

元からネーミングセンスは無いのだが、俺のカワイイ仲間のためだ

名前くらい付けてあげたい

 

「よし、決めた!お前は今日からノエルだ!」

『はい、ありがたき幸せですマスター。』

 

こうして、ノエルは誕生した

彼女は俺に従って動いてくれるようだ

 

「えっと…これからよろしくな、ノエル。」

『こちらこそです、マスター。』

 

俺にとって大切なパートナーが出来た瞬間だった


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