聖姫絶唱セイントシンフォギア   作:BREAKERZ

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すみません。少し遅れました。


浜辺の特訓?

ーマリアsideー

 

マリア・カデンツァヴナ・イヴは思い返していた。かつて『フロンティア事変』の始まりで、自分が破滅の巫女フィーネの転生者として、世界の絶対者を演じようとしていた。しかし、マリアの行動は全て裏目に出てしまい、マムであるナスターシャ教授を死なせ、出さなくてもいい犠牲を出す事になってしまった(無駄な犠牲を作ったのはウェル)。

 

「(強くなりたい。翻弄する運命にも、立ちはだかる驚異に負けない力が欲しくて、ずっと、もがいてきた・・・・)」

 

そしてマリアの意識は現実に戻るとソコはーーー。

 

白い砂浜、青い海、透き通るような青空が広がるビーチだった。

 

「おーーーい! マリアーーー!」

 

「なにをやっているデスかーーー!」

 

砂浜でピンクのワンピースタイプの水着を着た調、緑と黒のかわいいビキニ水着を着た切歌が、腰にセパレートを着け、赤と黒のツーカラーのビキニにサングラスを着用し、豊麗で女性として理想的なプロポーションを惜しげなく晒すマリアに向かって声をかける。

 

「(求めた強さを手に入れるため、私は、ここにきた!)」

 

なぜマリア達シンフォギア装者達が、水着を着てビーチにいるかと言うと。

 

 

~昨日~

 

キャロル・マールス・ディーンハイムを倒した日から数日が立ったS.O.N.G.の潜水艇の司令室に集まったシンフォギア装者達と黄金聖闘士達。

 

「壊された『イガリマ』と・・・・」

 

「『シュルシャガナ』も改修完了デス♪」

 

「カルディアの発作も落ち着いたようね」

 

「たくっ戦闘が終わったら、医務室に缶詰めにしやがってよ」

 

悪態付くカルディアを無視して、エルシドがエルフナインに話しかける。

 

「それでエルフナイン、月読と暁のシンフォギアにも・・・・」

 

「はい。機能向上に加え、イグナイトモジュールも組み込んでいます。そしてもちろん・・・・」

 

「復活の、『アガートラーム』」

 

かつてマリアの亡き妹、セレナ・カデンツァヴナ・イヴの形見であり、『フロンティア事変』の最後の決戦でマリアが使用したシンフォギア。

元々セレナの死後、傷付き、シンフォギアとして機能を停止していたが、錬金術師であるエルフナインによって修復されたのだ。

エルフナインが、『アガートラーム』のシンフォギアクリスタルをマリアに差し出す。

 

「改修ではなく、コンバーター部分を新調しました。一度神経パスを通わせていますので、身に纏える筈です」

 

「セレナのギアをもう一度・・・・。この輝きで、私は強くなりたい!」

 

『アガートラーム』を見つめながら、マリアは決意を新たにし、弦十郎が笑みを浮かべ。

 

「うむ! 新たな力の投入に伴い、ここらで一つ、特訓だ!」

 

『特訓!?』

 

「???」

 

弦十郎の言葉に聖闘士&装者が声を重ね、エルフナインは首を傾げる。

 

 

~現在~

 

そして現在、S.O.N.G.が所有する筑波のビーチに赴いた一同は特訓と言う名目で、ビーチで遊んでいた。

 

黄色いチューブトップビキニを着た響が、ワンピース水着を着た未来と、ハイネックビキニを着たエルフナインと水をかけあいながら遊び。

 

クリスは赤いフリルビキニを着て、大きめの浮き輪に乗りながら波と悠々と戯れ。

 

調と切歌は、砂地に寝そべり、赤いトランクス水着を着て昼寝しているカルディアの身体に、砂を被せて砂遊びをし。

 

青い三角ビキニを着た翼とマリアも海を楽しんでいた。

 

レグルスは青いサーフパンツの水着を着てサーフィンを楽しみ。

 

エルシドは紺色のフィットネス水着を着て、黒いパーカーを着て、少し離れた場所で釣りをし。

 

デジェルも浜辺に備えられたビーチチェアに横になり、緑色のフィットネス水着に白いパーカーを着ながら詩集を読んでいた。

 

サーフィンを終えて、サーフボードを砂地にさしたレグルスがデジェルに近づき、デジェルが詩集から目を離し、隣に立つレグルスに目を向ける。

 

「アスプロスとオートスコアラーとの再戦に備えて、強化型シンフォギア・イグナイトモジュールを使いこなす為に、筑波の異端技術研究機関で調査結果の受容任務のついでに、シンフォギア装者達は心身の鍛練をしろって、弦十郎は言っていたけど」

 

「もう一つの目的は、装者達のメンタルのケアが目的だろう」

 

強化型シンフォギアを得ても双子座<ジェミニ>のアスプロス(思念体)にまるで歯が立たなかったどころか、そのアスプロスに、自分達の繋がりを“安っぽい馴れ合い”と嘲笑された響と翼とクリス。

LiNKER(奏専用)を2本も使ってもオートスコアラー・ミカに敵わなかった調と切歌。

強くなりたいと少し焦りが見えるマリア。

キャロル・マールス・ディーンハイムの死に僅かに動揺が見えるエルフナイン。

彼女達のメンタルケアが目的としてこの場所に来た事は、聖闘士達は全員理解していた。もしもの時の保護者役としてデジェル達もここに置かれたのはその為。

 

「響君は、【特訓ならこの私! 任せてください】。なんて言ってはいたが、一番キャロル・マールス・ディーンハイムの死に動揺しているのは、明白だな」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「レグルス。響君に何も言わないのか?」

 

「・・・・・今の響には、俺が何を言っても無駄だと思うからさ」

 

そう言って、レグルスは再びサーフボードを持ってサーフィンに赴いた。

 

「・・・・・・・・フム。青春かな?」

 

やれやれと言わんばかり肩を竦めるデジェルは、ちょうど目の前の波に流れてきたクリスが手を振って来たので、詩集を置き、パーカーを脱いで、クリスの元へと向かった。

 

 

ー緒川sideー

 

その頃、緒川慎司と藤尭朔也は、筑波の異端技術研究所に赴き、研究成果の進捗を報告を聞いていた。

 

「これは・・・・!?」

 

「ナスターシャ教授が『FRONTIER』に残していたデータから構築した物です」

 

研究者が見せた“光る球体”を見て驚く。

 

「光の、球体?」

 

「そうですね。我々も便宜上、『フォトスフィア』と呼称しています」

 

『フォトスフィア』は、まるで地球儀のように、地球とその大陸の地図を表示し、各地に網の目のような箇所を表示した。

 

「実際はもっと巨大なサイズとなり、これで約4000000分の1の大きさです」

 

「『フォトスフィア』とは一体・・・・? これなら、デジェル達の意見とかも聞いてみたいところですね?」

 

「仕方ありません。国連上層部は未だ聖闘士の皆さんに不信感を抱いていますからね。彼等にあまり内部事情を知られたくないと考えているのでしょう」

 

藤尭も緒川も、上層部の頭でっかちに辟易する。

藤尭はそのまま研究結果の受容任務を続け、緒川は翼達に連絡を取ろうと外に出て、連絡を入れる。

 

「調査データの受容、完了しました。そちらの特訓は進んでいますか?」

 

《くっ! 中々どうして! タフなメニューの連続です!》

 

「???」

 

《後でまた連絡します! 詳しい話しはそのときに!》

 

 

ー翼sideー

 

その頃、砂浜に設置された2つのビーチバレーコートでは、翼とクリスチームとマリアとエルフナインチームでビーチバレーが行われていた。

 

「翼さん、本気にしちゃってるよ・・・・」

 

「とりあえず肩の力を抜くレクリエーション何だけどなぁ。ハハ・・・・」

 

未来と響が苦笑いを浮かべるが、試合は進み。

 

「フッ!」

 

マリアの鋭いスパイクが空を切る!

 

「させるうわっ!」

 

クリスがレシーブしようとビーチボールの前に移動して構えようとするが、砂場に足を取られ体制を崩し、ボールがクリスにぶつかりーーーーーー。

 

ボイィン・・・・。

 

気の抜けた音が響くと、ボールは何故かマリアとエルフナインのコートまで跳ね落ちた。

 

「//////////」

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・』

 

クリスは顔を紅くし、響達は何とも言えない顔となった。

ボールはクリスの“豊満なバスト”に当たり、そのまま跳ね返ったからだ。

 

「お、おっぱいレシーブ・・・・!」

 

「デ~ス・・・・!」

 

「「「・・・・・・・・・・・・・・ハァ」」」

 

「アハハハハ・・・・」

 

「???」

 

響と切歌が驚嘆したような声を上げ、翼と未来と調は自分達の慎ましい胸元と、クリスの豊満な胸元を交互に見て重いため息を洩らし、マリアは苦笑いを浮かべ、エルフナインは響達の態度に首を傾げた。

 

「な、何見てやがる!!//////////」

 

自分の胸元を凝視する一同にクリスが胸元を両腕で隠すように肩を抱きながら怒鳴り、再び試合が続行された。

 

「先輩ッ!」

 

「任せろっ! ハァッ!」

 

「させるかっ!!」

 

クリスがトスし、翼が跳びスパイクを放とうとするが、マリアもブロックしようと跳び、翼のボールを止めようとした。その時ーーーーーー。

 

ドンッ! ボニョン! バンッ!

 

「キャッ!」

 

「ぐはッ!」

 

今度は翼の放ったスパイクが、マリアの“クリスよりも豊満なバスト”に当たり、そのままボールは跳ね返り、翼の額にクリティカルヒットし、翼はそのまま大きく仰け反って砂地に倒れた。

 

「//////////」

 

「くっ・・・・うぅっ・・・・!」

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

マリアが先ほどのクリスと同じように、自分の胸元を両腕で隠すように肩を抱いて顔を紅くし、翼がうめき声を上げ、一同はまた何とも言えない顔となった。

 

「バ、バストブロックデェス・・・・!」

 

「へ、変な技名付けないで!!」

 

「これが、驚異的な胸囲の力・・・・!?」

 

「駄洒落っ!?」

 

切歌と調のコメントにマリアが連続でツッコミを炸裂させた。

それから一同はまた試合続行したが、エルフナインがジャンピングサーブをしようとするが、失敗した。

 

「やり方の知識は有るのですが、できる事なら、あの人達くらいにできるようにならないでしょうか?」

 

エルフナインがもう一方のコートに目をやり、装者一同と未来もその視線を追うとーーーーー。

 

ドゴンッ! ガガガガガガッ! ズバンッ! ギュンッ! バゴンッ! ズシャンッ! ズガンッ! ドゴォンッ!!

 

サーブ、スパイクで放たれたボールは、ミサイルか隕石となり、バレーのネットを突き破り、ブロック、レシーブした音がまるで鉄球を鋼鉄製の壁に叩きつけたような音が響き。地面に叩きつけられたボールは砂地を抉り、クレーターを作り、ビーチボールがビニール製品とは思えない事を引き起こし、風切る音がジェット機が通り過ぎたかのような爆音ーーーーーーそこはまさに、戦場だった。

そしてその戦場をまるで遊技場のように楽しげビーチバレーをしているのは、地上最強の十二人の内の四人。

 

「行っくぞー! 『ライトニングサーブ』!!」

 

獅子座<レオ>のレグルスが殴ったボールが、空中を縦横と縦横無尽に動き、相手チームのデジェルに向かうが。

 

「フッ」

 

デジェルは冷静にボールの動きを見切り、見事なレシーブで威力を殺し上に上げた。

 

「エルシドッ!」

 

「『斬』ッ!!」

 

エルシドの手刀スパイクで放たれたボールは斬撃のオーラを纏い、空気を切ってレグルス達のコートに迫るが!

 

「させっかよっ!!」

 

カルディアがレシーブで防ぎ、その衝撃でカルディアの足元の地面から砂煙が舞い、砂地にまるで斬られたような一直線の亀裂が走った!

 

「カルディアッ!」

 

「応よ! 『スカーレットスパイク』ッ!!」

 

レグルスがトスしたボールをカルディアが殴り、ボールが真紅のオーラを纏って鋭くデジェルを貫く勢いで迫る!

 

「『ダイヤモンドカウンター』ッ!!」

 

デジェルが真紅のオーラを纏ったボールを拳で殴り返し、氷雪を纏ったボールがレグルスに向かう!

 

「何の! 『ボルトスパイク』ッ!!」

 

今度はレグルスがボールを殴り、雷電を纏ったボールがコートに迫った!

 

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!』

 

ただの和やかなスポーツであるはずが、まるでそこだけ別世界のような雰囲気を出していた。

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

 

それを見てシンフォギア装者達は遠い目になり、エルフナインはただのビニール製品のボールに、何故氷雪や放電現象が起こっているのか興味深く見つめる。

 

「やはり聖闘士の皆さんの身体能力は常人を越えています。一体彼らのあの力はどこから・・・・!」

 

「あぁエルフナイン。あんまりマジメに考えない方が良いわよ。あの人達は遥か彼方の境地に立っている人達だから・・・・」

 

マリアがエルフナインにやんわりとツッコミを入れて、響達もうんうんと頷いた。再び改めて試合続行するシンフォギア装者達。

途中、隣の聖闘士のコートで爆撃でも起こったかのような爆発や、局地的な竜巻が起こり、何故か砂嵐が舞ったりしたが、なるべく視界に入れないようにしていた。

 

 

* * *

 

一応ビーチバレーは終わりを迎え、それぞれがビーチチェアに寝そべったが、響と未来は砂浜に座る。

 

ちなみに並び順は、マリア・翼。響・未来。レグルス・エルフナイン。調・切歌。カルディア・エルシド。クリス・デジェル。

 

「あぁこんなにのんびりするのは久しぶりだ。・・・・所でクリス、何故私の顔を前方に固定しているんだい?」

 

「べ~つに~~」

 

クリスは隣にいるデジェルの顔を片手で押さえ、デジェルの顔を前方の水平線だけ見るように固定していた。心なしかデジェルの顔を押さえているクリスの手に血管が浮かんでいた。

 

「クリスちゃん・・・・」

 

「前から思っていたけど、クリスって結構デジェルさんに対して独占欲強いよね・・・・」

 

デジェルが他の女の水着姿を見ないようにしているクリスに、響と未来、翼とマリアは苦笑いを浮かべていた。

 

「ケケケケケケ♪ 好き好き大好きなお兄ちゃんは、アタシ以外の女の水着姿を見ちゃダメってか?」

 

「ほぉほぉそう言う事デスか♪」

 

「クリス先輩以外と可愛い♪」

 

「(調も切歌も、こういう時だけ、カルディア達と手を組んで悪ノリするんだから・・・・)」

 

それを見てカルディアと切歌と調はニヨニヨとやらしい笑みを浮かべる。

マリアは、切歌と調がカルディアとマニゴルドの下世話な所の悪影響を受けているのに渋面を作る。

 

「デジェルのヤツも苦労すぐはぁッ!!」

 

ビーチチェアに横になってゲスい笑みを浮かべるカルディアの頬に、ビーチボールが叩きつけられた。ボールの向かって来た先には、クリスが力一杯投げたようなポーズを取っていた。

 

「フン!」

 

クリスは再びビーチチェアに寝そべりながら、再びデジェルの顔を前方に向けて固定させた。ふと、エルフナインが空を見上げる。

 

「晴れて良かったですね」

 

「昨日台風が通り過ぎたおかげだよ」

 

「日頃の行いデェス!」

 

未来が同意し、切歌がドヤ顔を浮かべる。

 

「どころでみんな、お腹が空きません?」

 

「だがここは、政府保有のビーチ故に」

 

「一般の海水浴客がいないと、必然売店の類いも見当たらない・・・・」

 

あるとしても、少し歩いた先にあるコンビニのみ。

その時、全員に視線が混じり、火花が散ると、円型に集まる。

 

『コンビニ買い出しジャンケンポンッ!!』

 

結果、買い出し要員。『翼、エルシド、調、切歌、レグルス、デジェル』。デジェルはクリスに顔の向きを変えられていたからの敗北なので、完全に貧乏クジである。

 

「調に切歌。好きな物ばかりじゃなくて、ちゃんと塩分とミネラルを補給できる物をね。まぁデジェルがいるから大丈夫だと思うけど」

 

「おかん」

 

「カルディア、何か言った?」

 

「べ~つに~~」

 

調と切歌に釘を指すマリアに、ボソッと呟くカルディアにジト目を向けるマリアだが、カルディアはそっぽを向いて口笛を吹いて惚ける。

とりあえず気を取り直したマリアは、翼の顔にサングラスを掛けてにこやかに微笑む。

 

「ボディーガード達がいるからと言っても、人気者なんだから、これ掛けて行きなさい」

 

「・・・・母親のような顔になっているぞ。マリア」

 

「「「ブフッ!!」」」

 

翼の呟きにカルディアと調と切歌が吹き出して砂地を叩いたり、お腹を抱えて笑う。

 

ゴンッ!×3

 

「あでっ!」「あうっ!」「デズッ!」

 

笑う三馬鹿の頭に、マリアが鉄拳を振り下ろした。

 

 

* * *

 

買い出しを終えた六人がコンビニを出る。聖闘士組は塩分・ミネラル補給ができる菓子と飲み物と、カルディア用の氷を持ち、翼はスイカを持ち、調と切歌は小さな袋に入った買い物を持った。

 

「切ちゃん自分の好きなのばっかり」

 

「こう言うのを役得と言うのデェス!」

 

「(マニゴルドがいないと切ちゃんのちゃっかり癖が増長するかも・・・・)」

 

二人のやり取りを見ながら、翼は少し微笑むが、エルシド達は、少し先に人だかりが出来ているのを見つけた。

そこには、巨大な氷柱が刺さった神社があった。

 

「昨日の台風かな?」

 

「お社も壊れたってさ」

 

地元民がそう言っているが、エルシド達と翼達は、巨大な氷柱によって破壊された神社を見ると、嫌な予感がした。

 

「これって・・・・」

 

「氷が神社を破壊しているデス!」

 

「こんな事が出来るのは・・・・!」

 

「デジェルか、それとも・・・・」

 

「来ているのか? オートスコアラー・ガリィ!」

 

エルシド達の顔が険しくなるが。レグルスは、響達のいる海岸を見ようとすると、1人の男性が視界が入った。

 

「(あれ? あの人・・・・響に似ている??)」

 

中年期位の男性を、レグルスは不思議そうに見つめていた。

 

 




次回、マリアが本領発揮するのか? 響に似た男性の正体とは?

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