聖姫絶唱セイントシンフォギア   作:BREAKERZ

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今回あるキャラがキャラ崩壊するかも。


イチイバルの奏者と絶剣復活

響と『ネフシュタンの少女』の戦いが行われている場所についたレグルスは、正拳の構えの響と地面を削りながら吹き飛ばされた『ネフシュタンの少女』がいた。

 

「くっ(なんて折り筋な力の使い方をしやがる!この力、あの女<翼>の『絶唱』に匹敵しかねない!)」

 

ビキビキと破損された『ネフシュタンの鎧』が再生しようとする。だがそれはまるで『少女』の身体を蝕むように。

 

「(っ!食い破られる前にカタを付けなければ!)!?」

 

響に目を向けると響は構えを解いていた。

 

「お前、バカにしてるのか!?あたしを!『雪音クリス』を!!」

 

響は唄を止めて話す。

 

「そっか、クリスちゃんって言うんだ」

 

「?!」

 

「ねえクリスちゃん!こんな戦いもうやめようよ。ノイズと違って私達は言葉をかわすことができる。ちゃんと話をすれば、きっと解り合える筈!だって私達同じ人間だよ!」

 

「(響、同じ人間でも『解り合えない』奴等だっているんだ。人間であった筈の『冥闘士<スペクター>』は人を殺すことになんの躊躇もなかった)」

 

『温室』で生きてきた者と『戦場』で生きてきた者の価値観の違いであった。雪音クリスは後者の方であった。

 

「お前くせぇんだよ・・・嘘くせぇ!青くせえ!!」

 

怒りの形相で響を攻撃するクリス。怒涛の攻撃に響は吹き飛ばされる。だが『ネフシュタンの鎧』は再生が遅れ思うように力が出せない。

 

「クリスちゃん・・・」

 

「ぶっ飛べよッ!!」

 

クリスが吠えると『ネフシュタンの鎧』を砕け破片が響を襲う!そして土煙が舞う戦場で響ではない歌が響く。

 

「♪~♪~♪~♪~♪~♪」

 

「この歌って・・・」

 

「フォニックスゲインの波動?」

 

「見せてやる!『イチイバル』の力をな!」

 

クリスの身体を光が覆う!

 

 

 

 

ー指令室ー

 

「『イチイバル』だと?!」

 

指令室は騒然となった。『十年前』に失われた『第二の聖遺物』の出現とそれが『敵側』に回っていたことに。

 

 

 

「クリスちゃん、私達と同じ・・・」

 

土煙が晴れるとクリスが立っていた『赤いシンフォギア』を纏ったクリスがいた。

 

「唄わせたな・・・あたしに歌を唄わせたな!教えてやる!あたしは歌が大っ嫌いだ!」

 

「歌が嫌い?」

 

歌を歌いながらクリスは右手のパーツが『ボーガン』へと変形した!『ボーガン』から紫色の矢が何本も現れ響に向かって発射される!逃げ惑う響だが逃げる地点に先回りしたクリスが蹴りをお見舞いし響を吹き飛ばす。

 

すかさず『ボーガン』が姿を変え左手のパーツも姿を変えて片手に『二門三連ガトリング砲』を持ち、両手を合わせて『四門三連ガトリング砲』を構えて響に放つ!

 

『BILLION MAIDEN』

 

更に逃げる響。

 

「ヤバイな(それにしても『イチイバル』って確か『北欧神話』の『狩猟神 ウル』が扱う弓の筈。なんで重火器の姿になってるんだ?)ん?あれは・・・」

 

レグルスの視界にこちらに近づく『蒼い光』を捉えた。弾丸の嵐は木を地面を森を破壊し、クリスの腰部アーマーが展開し追尾式小型ミサイルを放つ。

 

『MEGA DETH PARTY』

 

小型ミサイルが響に当たりそうになる。

 

「!?」

 

弾丸とミサイルの弾幕の嵐がクリスの視界を爆発と炎が満たす。

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

 

 

 

 

離れた場所で未来の護衛をしていたエルシドはフッと笑い。

 

「遅かったな・・・・・・・・・『翼』」

 

 

 

 

 

煙が晴れるとクリスの視界に『巨大な壁』があった。

 

「盾?」

 

「剣だ!」

 

『壁』の上から声が聞こえ上を向くとそこには。

 

『シンフォギア 天羽々斬』を纏った防人。『風鳴翼』がそこにいた!翼は『天ノ逆鱗』を盾のようにしてクリスの弾幕から響を守ったのだ!

 

「フッ!死にかけておねんねだと聞いていたが、『足手まとい』を庇いに現れたか?」

 

以前に圧倒した相手故に余裕の態度のクリス。だが翼は冷静にクリスを見据えていた。

 

「もうなにも、失うものかと決めたのだ!」

 

『翼。無理はするな』

 

「はい!」

 

弦十朗からの通信に答える翼。

 

「翼さん・・・」

 

「気づいたか?立花。だが私も十全ではない。力を貸してほしい」

 

「はい!」

 

「(初めて翼が・・・)」

 

「(立花に共闘を持ちかけたか・・・)」

 

クリスが再びガトリングを掃射する。翼は弾幕を軽やかに交わして行く。まるで舞うように。クリスの攻撃のターンを与えないように攻撃し、刀でガトリングを弾き、クリスの体制が崩すと後ろに回り首筋に刀身を当てる。

 

「(この女、以前とは動きがまるで・・・)」

 

『迷い』を越え『盲信』を捨て、完全なコンディションになった翼は以前とは桁違いのパフォーマンスを見せた。

 

「翼さん!その子は」

 

「わかっている」

 

「くそッ!」

 

ガトリングで刀身を弾き、翼と距離をあけて向かい合うクリス。

 

「(刃を交える敵じゃないと信じたい。それに、十年前に失われた『第二号聖遺物』の事も質さなければ)」

 

「(?!)」

 

距離を開ければ射撃特化のクリスに分があると判断した翼は距離を詰めようとするが。

 

「止まれ!!翼ッ!!!」

 

「「「?!」」」

 

突然のレグルスの制止の渇に翼と響そしてクリスも身を含ませた。

 

「皆、絶対に動くなよ。動くと『凍りつくぞ』」

 

「「「!?」」」

 

改めて翼達は自分の身体の周りでキラキラと光る『氷の輪』があるのに気付く。

 

「な、なにこれ?」

 

「いつの間にこんな氷が?」

 

「へっ!こんな氷なんてぶっ飛ばして「そんな武器で何を吹き飛ばすんだ?」何・・・ッ!?」

 

「これは!?」

 

翼の持っていた刀が、クリスの両手に装備されたガトリング砲と腰部アーマーがいつの間にか『凍りついて」いたのだ。

 

「こんな芸当ができるのは、『デジェル』!いるんだろ!出てこいよ!」

 

森の中から姿を表す。

 

「『カリツオー』。我が小宇宙によって生まれた凍気を輪状に凝縮させ相手の動きを封じる技。今君達の武器を凍らせたのは絶対零度に近い低温と極度の圧力を相手に与える『カリツオー』より強大な『グランカリツオー』だ。下手に武器を使えば粉々になるぞ」

 

レグルスともエルシドとも違う黄金の鎧。『水瓶座<アクエリアス>の黄金聖闘士 デジェル』である。

 

「(あれがデジェルさん?思ってたよりも・・・ずっとイケメン?!)」

 

「(『四人目の黄金聖闘士』!?戦闘中の我々の動きを封じるだけでなく、我々の武器だけを一瞬で凍てつかせたというのか?!なんと精密な技なのだ!)」

 

「(デジェル・・・えっ?まさか・・・そんな、嘘だろ?)」

 

響はデジェルの容姿に驚き、翼は技に驚嘆し、クリスは自分の目の前にやって来たデジェルを見て。過去の記憶がフラッシュバックした。かつて『地獄』を見る前に自分が慕っていた少年と目の前にいる青年が重なり『驚愕』と『戸惑い』が混じった顔になり、両手に持った武器を地面に落とした。

 

「・・・お兄・・・ちゃん?」

 

そう呟くクリスの頬に涙が流れた。

 

「クリス。思い出してくれたか」

 

デジェルは優しく微笑み、クリスの頬に手を当てる。

 

「でも何で?お兄ちゃんはあの日・・・」

 

「クリス・・・・・・ッ?!」

 

「!?」

 

突然目を鋭くしたデジェルとレグルスは上空を見る。響達も釣られて見ると。藍色の鳥形ノイズが夕焼けの空を覆い隠していた。

 

「ノイズ!?」

 

「バカな・・・指令室は探知してないのか?!」

 

『すみません!突然ノイズの反応が大量に現れて!」

 

友里からの通信を聞き終わる前に鳥形ノイズはまるで水面にいる魚をハントするように急降下し響達に襲いかかるが。ここには『地上最強』が二人もいるのだ。

 

「レグルス、合わせろ!光と結晶の乱反射、『ダイヤモンド・ダスト』!」

 

デジェルの拳から放たれた凍気は上空のノイズを『一瞬』で全て凍てつかせ。

 

「敵を切り裂け光の牙!『ライトニング・プラズマ』!!」

 

レグルスの拳から放たれた光が凍てついたノイズを粉々に砕く!砕かれたノイズ達は重力に従い地面に降ってくる。細かい破片となったノイズの欠片は夕焼けの光を反射し幻想的な光景を写していた。

 

「「「・・・・・・」」」

 

奏者達は目測でも50体はいたノイズを『一瞬』で全滅させた聖闘士に驚愕していたがそれ以上に『人類の驚異』であるノイズの幻想的な死に様に見惚れていた。それは指令室にいる弦十朗達もだ。

 

「(凄い・・・)」

 

「(なんと美しい・・・)」

 

「(お兄ちゃんは黄金聖闘士だったのか・・・)」

 

ー情けないわねクリス。命じた事も出来ないなんて、貴女はどこまで私を失望させるのかしら?ー

 

「「「「「??!!」」」」」

 

突如戦場に響く『女性』の声。声の聞こえる方に目を向くとそこにいたのは。

 

黒いワンピースと黒いキャペリンハットを身につけサングラスを掛けた『女性』がクリスが持っていた『ノイズを生み出す杖』を持っていた。

 

「あの人は?」

 

「『フィーネ』?!」

 

「(『フィーネ』?『終わり』の名を持つもの?)」

 

「デジェル、アイツが?」

 

「そうだ。クリスを裏で操っていた『黒幕』だ」

 

「・・・・・・・・・」

 

「クリスちゃん?」

 

クリスは響を一瞥すると『フィーネ』に近づき。

 

「こんな奴がいなくたって、『戦争の火種』位あたし一人で消してやる!そうすればあんたの言うように、人は『呪い』から解放されてバラバラになった世界は元に戻るんだろ?!」

 

「フウ、もう貴女に用はないわ」

 

「えっ?な、何だよそれ!」

 

『フィーネ』はクリスの言葉を無視すると右手が光り、青い粒子が集まる。

 

「あれって?」

 

「砕け散った『ネフシュタンの鎧』か?」

 

『フィーネ』は『ネフシュタンの鎧』を回収するし『杖』を構えると。

 

「「!?」」

 

翼と響の死角からノイズが襲いかかるが。

 

斬ッ!斬ッ!

 

「・・・・・・」

 

「エルシド?!」

 

未来を遅れてきた諜報部に預けエルシドも駆けつけた。エルシドは翼を一瞬一瞥するとレグルスやデジェルの隣に立つ。

 

「あれが『黒幕』か?」

 

「ああ『フィーネ』って言うんだってさ」

 

「フフフ、『水瓶座<アクエリアス>』に『山羊座<カプリコーン>』に『獅子座<レオ>』か。いずれお前達の命と黄金聖衣、我が物にしてくれる」

 

そう言ってフィーネは夕焼けの空に消えた。

 

「待てよ・・・フィーネ!!」

 

「待つんだクリス!」

 

フィーネを追おうとするクリスをデジェルが引き止める。クリスはデジェルの方を振り向き、『辛そうな』、『泣きそうな顔』になるが。

 

「お兄ちゃん・・・・・・ごめんなさい!!」

 

デジェルの制止を振り切りフィーネを追い夕闇に消えるクリス。

 

「クリス!」

 

「行け。デジェル」

 

「エルシド・・・しかし・・・」

 

「ずっと探していたのだろう?ここで見失うな」

 

「・・・すまない!」

 

デジェルもクリスを追って夕闇に消える。急展開の事態に響と翼も呆然としていた。

 

 

 

 

指令室では『イチイバルの奏者』。『水瓶座の黄金聖闘士』。『フィーネと呼ばれる黒幕』と事態の急展開に呆然とした。そんな中、友里が口を開く。

 

「反応ロフト。これ以上の追跡は不可能です」

 

藤尭は調べものを報告する。

 

「こっちはビンゴです」

 

メインモニターに『雪音クリス』の載った記事が写し出された。『南米内戦』、『邦人少女 失踪』と書かれた記事と『ギア装着候補 雪音クリス』と書かれたクリスの面影がある少女の写真が写し出された。

 

「あの少女だったのか」

 

「『雪音クリス』。現在16才。二年前に行方知れずになった。過去に選抜された『ギア装着候補』の一人です」

 

藤尭の説明に弦十朗は頷き。諜報部に連れられた未来をモニターで見ていた。

 

 

 

 

 

翼は本部に出頭していた。

 

「(奏が何のために戦ってきたのか、今なら少し分かる気がする。だけど、それを理解するのは正直辛い。人の身ならざる私に受け入れられるのだろうか?自分で人間に戻ればいいそれだけの話じゃないか。いつも言ってるだろ?あんまりガチガチだとポッキリだって。何てまた意地悪を言われそうだ」

 

少し笑うがすぐに気を引き締め。

 

「(だが今さら、戻ったところで何ができると言うのだ?いや『何をしていいのか』すらわからないではないか)」

 

『好きなことすれば良いんじゃねえの。簡単だろ?』

 

ふと『片翼』の声が聞こえた気がして振り向くがそこには誰もいない。

 

「(好きなこと、もうずっとそんな事考えてない気がする。遠い昔、私にも夢中になったものがあった筈なのだが・・・」

 

絶剣の心は未だに僅かな『迷い』があった

 

 

 

響は了子からメディカルチェックを受け。未来が緒川達から機密保持の説明を受けていると聞いたが、その心には『不安』が蠢いていた。

 

指令室では弦十朗とレグルス、藤尭や友里が『イチイバル』の事を話していた。

 

「まさか、『イチイバル』まで『敵』の手に、そして『ギア装着候補者』であった雪音クリスと彼女に味方する『水瓶座の黄金聖闘士』」

 

「聖遺物を力に変えて戦う技術や『最強の戦士』を有する我々の優位性は完全に失われてしまいましたね」

 

「『敵の正体』。『フィーネの目的』は・・・」

 

深刻な雰囲気の指令室に了子と翼と響が入る。

 

「深刻になるのは分かるけど。シンフォギアの奏者と黄金聖闘士は全員健在。頭を抱えるにはまだ早すぎるわよ」

 

翼の入室に叔父の弦十朗は喜ぶ。

 

「翼!全く無茶しやがって」

 

「独断については謝ります。ですが『仲間』の危機に臥せっているわけにはいきませんでした」

 

翼が響を『仲間』と認めた。

 

「立花は未熟な戦士です。半人前ではありますが、戦士に相違ないと確信しています」

 

「翼さん・・・」

 

「完璧には遠いが、立花の援護くらいは戦場に立てるかもな」

 

翼の顔は晴れやかだった。

 

「私、頑張ります!」

 

「(響と翼の関係はもう大丈夫か・・・でも)」

 

「響君のメディカルチェックも気になる所だが」

 

「ご飯をいっぱい食べて、ぐっすり眠れば元気回復です!」

 

元気良く言うが。

 

「(『一番暖かい所』で眠れば・・・未来)」

 

すると了子が響の胸をツンツンする。

 

「んのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんて事を!!??」

 

いきなりの胸ツンツンに仰天する響。

 

「響ちゃんの心臓にあるガングニールの破片は前より体組織と融合しているみたいなの。驚異的なエネルギーと回復力はそのせいかもね♪」

 

「融合、ですか?」

 

「!?」

 

だが翼は以前見た響のレントゲンを思いだし訝しそうに了子を見ていた。

 

「大丈夫よ。貴女は『可能性』なんだから」

 

「良かったー」

 

翼の了子をじっと見ていた。

 

「あっ、そう言えば。翼!」

 

「ん、何だ?レグルス」

 

「エルシドから伝言。『リハビリついでに二度と『絶唱』に頼らないように一から徹底的に鍛え直してやるから話し合いが終わったら道場に来い』だって♪」

 

その瞬間。翼の目元に影が射し、全身が小刻みに震え、顔から滝のような汗が流れる。

 

「(ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ)」

 

「つつつ翼さん!なんか凄い顔になってますよ!」

 

「だだだだだ大丈夫だ。たたたち立花。にににに入院生活でかかかかかかなり鈍ってるからな!特訓なななななど寧ろ望むところだ!!」

 

勇ましい事を言ってるが足は生まれたての小鹿になっていた。弦十朗が翼の肩に手を置く。

 

「大丈夫だ翼」

 

「叔父様・・・」

 

「(おおっ!師匠ならきっとナイスなアイデアを)」

 

「再入院の準備はしておく」(グッ)

 

「すぐに治療できるように医療班もスタンバイさせるわね♪」(グッ)

 

サムズアップする弦十朗と了子。

 

「「再入院確定何ですかーーーーーーッッ!!」」

 

ケタケタとレグルスは楽しそうに笑い。藤尭と友里はお経を唱えたり十字を切っていた。

 

「翼さん!私も一緒に」

 

「いや大丈夫だ立花!これは入院中に覚悟していた私の潜り抜けなくてはならない『試練』よ!」

 

「そんな『決死の覚悟』を持たなくちゃいけないんですか?!」

 

 

 

 

 

響はレグルスに送らせ、翼は風鳴邸に赴いた。後に緒川慎次は語る。

 

「今までで一番激しい特訓<折檻>でした。エルシドも翼さんが勝手に『絶唱』を使った事、腹の中では怒っていたんですね」

 

 

ここからは緒川慎次氏がボイスレコーダーで記録した風鳴翼の言葉(遺言?)。

 

 

「待ってくれエルシド!!勝手に『絶唱』を使った事は謝罪する!!二度とやらないように極力心掛けるから!!えっ?ちょっと待て、それは洒落にならないーーーーーー!!!!」

 

 

 

 

ドカッッ!バキッッ!ゴキッッ!グキッッ!グシャッッ!ゴキャッッ!ドゴーーーーンッッ!!

 

 

 

 

「いいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

翼の断末魔が夜の世界に響いた・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様、翼のご冥福をお祈りください・・・・・・。

生きてますけどね、ギリギリ。

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