モンスターハンター 人竜秘録   作:傘沙羅

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えー、この小説を書くにあたり一つの試練が降ってきました。

モンハンを3rdまでしか持ってない!
・・・・・・そして3DSを持ってない私は流行に遅れてるのでしょうか・・・・・・・・・・・・




それではどうぞ・・・・・・


大抵特典はAUOのゲ・バ・ビ♪

 

 

 

 慧香サイド

 

 

「やって来ました、ユクモ村!」

「お前一体誰に向けて言ってんの?」

 

 こんにちは慧香です。

 父さんに言われておふたりとともに旅をすることになり早・・・・・・一日になります。

 父さんの生まれ故郷のユクモ村へはガーグァの引く荷車に載せてもらいきました。

 今の私の格好は父さんと母さんが作ってくれた防具を身にまとっています。

 しかし防具と言ってもそこまでゴツゴツしたものでなく、布類7割と金属類3割といったドレスと言われた方がしっくりくるような防具です。

 大元がユクモ村の伝統着をイメージしているのか、村の人たちと同じようなものを着ているような感じがします。

 

「ギルドマスターに挨拶しに行きましょう!」

「アグナ、ちょっと俺は席を外すわ」

 

 え!?ちょっとアンディさん勝手に行かないでくださいよ!

 しかも何気に舌を出して『グッ!』じゃありませんよ!

 

「分かった、それじゃ慧香行こうか」

「は、はい!」

 

 ど、どうしましょう・・・・・・いきなり二人きりになっても会話の話題がぁ・・・・・・。

 と、とにかく今はギルドマスターに挨拶しに行きましょうすぐに!

 

「それにしてもユクモ村はいつ見ても綺麗だな」

「アグナさん、前にユクモ村に来たことあるんですか?」

「あぁ、アンディがユクモの堅木食いたいって言い出したから」

 

 アンディさん・・・・・・あなたもはや雑食じゃないですか。

 そうこうしてるうちにユクモ村の象徴である集会浴場にやって来ました。

 ユクモ村のハンターズギルドは集会浴場に隣接されているので狩り帰りの一杯が最高と父さんが言っていたような気がします。

 

「うわぁ、人たくさんいますね」

「そりゃ、ここはユクモ村の中心だからな。人が集まるのも村が栄えてる証だろ。

 ほら、あっこのカウンターに座ってる爺さんがここのギルドマスターだ。挨拶してこい」

 

 人のごった返す集会浴場を抜けてクエストカウンターにいるギルドマスターに近づく。

 

「すいません、ハンター登録をしたいんですけど」

「オウッ!ここらじゃ見ない顔だねぇ。名前なんていうんだ?出身はどこら辺?」

 

 若干お酒臭いのは普段からお酒を飲んでるからなのでしょうか呂律が回っているのにかなりの匂いがします。

 

「はい、慧香・ツェルエースです!タンジアの港から来ました!」

「ツェルエース・・・・・・・・・おぉ!お前さん総厳の娘さんか!?」

「はい。父をご存知で?」

「そりゃあ知ってるも何も、あいつはこのユクモ村の英雄、世に数人しかいない古龍種と対峙できる人間兵器なんて言われてもてはやされてたんだじぇ。

 いやぁ、まさかあいつの娘さんを拝む時が来るだなんてなぁ・・・・・・よし、アンタをハンターとして認めよう!」

「ありがとうございます!」

「なんのなんの、頑張りなさいよ若い衆!ほい、ギルドカード」

 

 無事にハンター登録を終えたのでアグナさんを探さなくてわ。

 確か入口付近で分かれたから・・・・・・

 

「どけどけ!!この俺様が通るぞ!!」

 

 するとちょうど目を向けていた集会浴場の入口からものすごい大きな声が響いてきました。

 すると喧騒が止んで、人垣が割れるようにして一人のハンターが歩いてきました。

 この地方には生息していない竜族の防具を纏って、頭のヘルムを外してクエストカウンターにクエストの契約書と素材の入った袋を無造作に投げました。

 

「おい、これでいいんだよな。ちゃんと狩れって言ったもん狩ったしよぉ。

 それに迷惑にならないように他の奴らも狩りまくったしぃ、ありがたく思って報酬金倍な」

 

 なんか感じ悪いですね、あの人。

 さてと、アグナさんを探しましょうか。

 

「おい、そこの女ちょっとこっち来いよ!」

 

 ・・・・・・・・・・・・なんか巻き込まれたらしいですね。

 しかもそこの女扱いですか、迷惑極まりないですねほんとに。

 でもここで狩りをするのなら変なことされない方がいいですし。

 

「・・・・・・・・・はい、何でしょうか」

「なんだよモブのくせに生意気だなおい。特別に俺の狩りに付き添うことを許可してもいいぞ?ありがたく思え!」

「いえ結構です。パートナーが既にいるので」

 

 なんだか周りの人の目が同情一色なんですけど何なんですかこの人。

 父さんの修行で少しくらいは龍脈と人の感情を読むことはできますが、ここまでひどい人は見たことありません。

 生物なら必ず恩恵があるはずの龍脈が殆ど感じられず、感情にいたっては・・・・・・これ以上見たくありません。

 

「おーい、慧香こんな所にいたのか」

「あ!アンディさん、やっと来てくれましたか」

 

 やっとアンディさんが帰ってきたと思ったんですが━━━何ですかその紙袋の量!?

 手に持ってるのだけで8個ぐらいありますよ!?

 

「アンディさん・・・・・・その中身って」

「あぁ、これか?さっき気前の良い行商人がいてな、サボテンの花を一つ100zを50zで売ってくれてな。

 つい嬉しくて三桁ぐらい買った」

「ほんとに好きですねそれ!?」

 

 周りの人の目が今度は驚愕で染まってます。

 まず人はサボテンの花を主食にしません。

 

「アンディやっと戻ってきたか。慧香、クエストどれ行くか?」

「あー、アグナさん?いつからそこに?そしてなぜ今それを!?」

 

 もうこの場の流れについていけません。

 あの男性も固まってますし、早いところクエスト行きましょう。

 

「すいません、今受けられるクエストって何かありますか?」

「はい、今来てある依頼は

 

 ・採取ツアー

 ・ドスファンゴの討伐

 ・リオレウスの捕獲

 ・ドスジャギィ二頭の討伐と捕獲

 ・アオアシラ三頭の討伐

 ・リオレウス希少種、リオレイア希少種、ジンオウガ、ドボルベルク、ナルガクルガの連続狩猟

 

 ━━━━と、なっております」

「最後だけ鬼畜じゃありませんか?それじゃぁドスファンゴの討伐でお願いします」

 

 ・・・・・・・・・周囲からの視線が痛いです(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 転生者サイド

 

 

 

 

「・・・・・・ふ・・・・・・フッざけんな!」

 

 あのアマ、俺のいうことが聞けないとかざけてんじゃないのか!?

 あのイカレ神様が転生してくれるからって言って薔薇色人生まっただ中ってところで釘指すなよ、空気読めよ。

 俺の特典は「王の財宝を使えるようにする」「かなりのレベルのイケメンフェイス」そして「どんな武器でも本来の性能を超えた性能を出せる」の三つ、しかもあの神のヤツ、王の財宝については中身を減らすとかふざけろよ。

 まぁ、それでもセルレギオス30頭ぐらい余裕だけどな。

 

「しかも上玉二人連れてるとか襲って欲しいって言ってるようなもんだろ」

 

 男には興味ねぇがあの慧香とアグナって呼びあってふたりはなかなかに食いごたえがありそうだぜ。

 まぁ、胸はないがあの美形が苦痛と快楽で歪む・・・・・・・・・ヤベェ、想像しただけでヨダレがでるぜ。

 

「あいつら確か狩場は渓流か・・・・・・先回りして美人ふたりをゲットだぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかしこの男は知らなかった

 そして無知であった、愚鈍であった、底辺であった

 龍の逆鱗は何処にでも潜んでいる

 

 そして、美しい華には棘がある・・・・・・・・・

 






慧香の装備はユクモシリーズを魔改造(ココ重要)した物で、父親と母親曰く『鳳墜シリーズ』と呼んでいます。(オウツイと読みます)
イメージはユクモシリーズの笠の代わりに六角水晶の意匠が施されてたカチューシャと腰巻がなく、全体的に白をベースとしています。
そしてこの装備の最大の特徴は『全身を揃えなくてもスキルが発動する』というチート性能です
カチューシャの六角水晶が巨大なお守りとして機能していてスキルは

・弱点特攻
・力の解放+2
・精霊の加護
・納刀術
・心眼
・攻撃力UP(大)

となり、そして防具全身でさらに

・スタミナ急速回復
・火事場力+2
・業物
・砥石使用高速化
・集中

さらに慧香の龍脈を感じ取る力と剣術により

・自動マーキング
・隠密
・体術+2
・見切り+3

まさにザ・チートです


ちなみに素材はほぼ古龍種と希少種のオンパレードです。
父上ェ・・・・・・・・・

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