誤字脱字報告ありがとうございます。
先に謝っておきます。
すみませんでした!!私の主観がかなり入っている回です。
ほんのちょっとエロ下ネタギャグ回です。
水着品評会で何故か、過去で一番字数が多くなっちゃいました。
小島に付き早速、荷物を別荘に置きに行く。
同行してきた北山家付きのハウスキーパーの黒沢女史が案内する。
黒沢女史は20代中頃に見え、雰囲気は厳しそうなメイド長の様な感じだ。服装は夏に合わせた地味目の普段着の様だが……
横島は既に声掛け(ナンパ)済みであったが、すげなく断られていた。
雫はその時、横島の後ろをピッタリ張り付いて、ジトとした目で見ていた。
ちなみに、雫の父、北山潮氏は、仕事があるらしく、クルージングだけして、待機していたヘリで帰って行った。
男たちは当てがわれた別荘の部屋に付き荷物を置く。
「スゲーな、これ丸ごと個人もちかよ」
レオの素直な感想である。
「さすがに島一つは凄いよね」
幹比古も同意見だ。
「ああ」
珍しく達也もこういう話題で返事をしていた。
「さっさと着替えて行こうぜ」
レオは待ちきれないと言わんばかりに早速水着に着替えだした。
「………ところで達也、なぜ別荘に入る前から俺の後ろにずっと居る?」
横島は今さらながら達也が横島の後ろにずっと張り付いて歩いてここまで来ていた事を言っていた。
「お前を見ておかないと何か仕出かすかもしれんからな。……分かっているだろうが、今、深雪たちの部屋になど行こうと思うなよ」
達也は横島に若干殺気が混じった低い声でそう言った。
「くそ、こんなブレスレットまで、ご丁寧に用意しやがって、信用無いのかよ」
「無いな。お前は九校戦の時に、深雪たちの後を大浴場までついて行こうとしたらしいな」
達也の声色は真剣な雰囲気を醸し出し、殺気が見え隠れしていた。
「いや、何だ。あれは偶然歩いていたら、そうなっただけ……なんていいわけは通じない?」
そう、あの時の横島は分身体だった。軍から偽装するため髪の毛から作った横島の分身は深雪たちの後を大浴場までついて行ってしまった。ある意味事故なのだが、横島は慌てふためくように言いわけがましく言うのだが、達也には通じない。
「まあいい、余計な事はするな」
「わーかったって」
横島と達也はそんな会話をしながら着替えて行く。
男どもはビーチに着くが、まだ女性陣はついていなかった。
レオは早速準備体操をしだしていた。ガッツリ泳ぐ気満々だ。
既に浜辺にはパラソルが数本立っており、シート、ビーチチェア、サマーベットがセッティングされていた。
黒沢さんが既に用意をしていたのだろう。手際がいい様だ。
横島、幹比古、達也は取り合えず、ビーチチェアに座り女性陣を待つ。
「レオって、あれだな、なんか元気あっていいよな、頭は小学生のままだなきっと」
横島は準備体操をするレオを見やってそう言う。
「まあ、そうだね。でも、横島も泳ぐんでしょ?」
幹比古も横島に同意見だったようだ。
「幹比古、折角美人ぞろいの同級生の水着姿をみるチャンスだぞ、そんなことしてられるか!!」
「横島ってそればっかりだね」
「むははははっ、幹比古ー、俺の見立てでは美月ちゃんが一番ボインだぞ、きっと!!」
横島は自分の胸のあたりで大きなスイカを二つ下から持ったようなしぐさをしてそう言う。
「な、何言ってるんだよ」
幹比古の顔がほんのり赤くなる。
「幹比古くんは純情だなーーっはっはーー!!」
横島は既に変なテンションですでにMAX状態だ!!
「おーーーいお前ら!!泳がねーのか!?」
レオが海辺から大声で叫ぶ。
「後で行くよ!!」
幹比古は大声で返事をする。
「先行ってるぞ!!」
レオはそう言って海に入る。
女性陣の声が後ろから聞こえてきた。
横島は椅子をクルリと別荘側に向け座りなおす。
横島の興奮状態はMAXになって行く!!
ここからの解説は横島が行っていく。
まずはエリカだ。
昔の学校指定の女子スクール水着に似た黄色地のワンピース風の水着だ。
手足が長い彼女とボディーラインが引き締まって見える水着と相まって、絶好のプロポーションでの登場だ。
「フトモモが眩しい!!やるなエリカ、そのボディーライン、結構ボンキュボンっだな!!」
続いて、その横で達也に向かって手を振る深雪だ。
大きな花がプリントされた水色のワンピース。色白の彼女と華奢な体つきから、起伏はエリカには遠く及ばないが、どこかの妖精かエルフの様な印象を受ける。
「うーん、美しい!!触るのがもったいない様な綺麗さがある、まだ成長しきっていないその肢体はこれからを妄想させてくれる!!」
隣で達也が横島を睨み付けていたのは言うまでもない。
その後に続いて来たのは美月だ。
細かな水玉模様をあしらったセパレートなのだが、何故かビキニに見えてしまう。V字カットされた胸元は、豊かな胸のボリュームで凄い事になっている。肩幅や腰幅が狭いため、正面からのボディーラインはそれほどでもないが、瘦せすぎていないため逆に艶めかしい!!
思わず立ち上がる横島!!
美月のエロボディーを見て、横島の何らかの機関が再稼働し始めた!!
「グレーーーーーーィトゥ!!やはり見立て通り!!すんばらしーーーーーいぃ!!幹比古見ろよ!!歩くだけで揺れてるぞ!!バインバインだ!!すんげーーー揺れ幅だ!!何だあれ!!めちゃ柔らかそうだぞ!!ムフフフフフッ!!」
今日最高潮のテンションの横島だ!!
ギュイーーーーーーーーンンと横島の中で謎機関のゲージが勢いよく上がって行く!!
横の幹比古は何故だか、顔を真っ赤にして、海の方に走り出して、飛び込んでしまった。
「横島のアホーーー!!」
「幹比古ーーーおーーーーい!!なんだ?どうしたんだあいつ?」
「横島、ほっといてやれ」
達也は幹比古に同情しながらも冷静にそう言った。
続いて、ほのかだ。
紫地のセパレートのワンショルダーに腰にはパレオを巻いている。しかし、胸に圧倒される!!豊かなバストながら、体の線は細く、腰つきも良い。いわゆるモデル体型だ!!バストのボリュームは若干負けているが、起伏だけで言うと美月を上回る!!
「グハッ!!ななななな何ーーーーーぃ!!着やせするタイプか!!この横島一生の不覚!!しかしなんだ、美月ちゃんとは違う揺れ方だ!!ハリがあると言うかなんというかズンズンって感じだ!!クビレとお尻にかけてのラインもグレイト!!ひゃーーーーーほーーーーぅ!!」
横島のテンションは振りぬけそうになっていた!!
それと共に横島の謎機関のゲージがギュンギュン上がって行く!!
そう、それは大人になり、好青年となった横島が過去に置いて来てしまった煩悩パワーだ!!
若かりし頃の横島(童貞横島とも言う)は煩悩パワー、わかりやすく言うとエロパワーを蓄積させていくことによって膨大な霊力を生み出していたのだ!!
そのゲージが美月のオッパイミサイルで復活し、ほのかのダイナマイトボディーでぐんぐん上昇しているのだ!!ただいま90%近くまで上がっている!!
「今日は来てよかった!!わが生涯に一片の悔いなし!!」
横島は目に涙を溜め、力づよく拳を握り、つい有名な名言を使ってしまっていた。
煩悩ゲージはさらに上がり100%ギンギンに近づく!!
そして、ほのかの後ろをちょこんとついてきている雫だ。そのまま横島の目の前までくる。
白地のワンピースにピンクのフリルがふんだんに使用されている水着だ。華奢すぎる体形は、なんというか、行ってはいけない世界の住人になりそうな雰囲気だ。可愛らしい。この言葉ぴったりと合う。正直、体形は彩芽ちゃんと変わらない。
「あーーーー落ち着いた!!うん、可愛らしいね~~」
横島は再び椅子に座り、目を細めて、何かほのぼのとしたものを見ている様な目で雫を見ていた。
鼻血が何時噴き出てもおかしくないぐらいのテンションだったのが、雫のお陰で元に戻っていた。
それと共にヒューーーンと一気に煩悩ゲージが下がり、再凍結してしまった。
女性陣はビーチに付くと横島と達也が座っている横のパラソルを占拠し、荷物を置く。
横島は椅子を元の方向に戻し座りなおす。
女性陣は達也と横島の前まで来て、全員真正面に立って居る。
「どうよ、達也くん、横島!!」
エリカが胸を張って水着を見せつける様にした。
美月とほのかは少し恥ずかしそうにしているが水着を見せようとする。
「どうですかお兄様!!」
深雪は達也に向かい、クルリと回り、水着を見せる。
雫は何時もの無表情ではあるが、水着を見せたいようだ。
達也は流石に気恥ずかしいのか視線を外し
「いいんじゃないか」
と一言。
達也も幹比古同様この場から逃げたい気分の様だ。意外と純情なところがあるようだ。
しかし、横島は違う!!
「エリカ!!健康美溢れるその姿にフトモモ!!100点だ!!」
「深雪ちゃん!!めちゃ綺麗だ!!なんていうか、ずっと見ていても飽きない!!」
「美月ちゃん!!スゲー艶めかしい!!その揺れるチチからも目が離せん!!素ん晴らしい!!」
「ほのかちゃん!!凄い!!もはやそのボディーラインはモデル顔負けだよ!!グレーーートォ!!」
「雫ちゃん!!雫ちゃんは……うん!!可愛らしくていいよ!!」
横島は水着を褒めずに、それぞれ自身を褒めていた!!
雫だけ何故か微妙だったのだが。
エリカがのしのしと横島の前まで来て、頭を叩く。今の横島にとってそれさえもご褒美なのだが。
「水着を褒めろと言ったのよ!!何を褒めてんのよ!!」
「エリカ!!それは違うぞ!!水着なんかよりも、君たちの方が素晴らしいと言っているのだ!!
しょせん水着など引き立て役にすぎん!!それがわからいでかーーーーーー!!」
逆切れをする横島!!
横島にそう褒められて、雫以外、モジモジとしている。
「あの、褒められるのはうれしいのだけど、そうストレートに言われると恥ずかしい……なんていうか・……」
ほのかはボディーラインを隠すかのように手を胸などにやってモジモジとし横島にそう言うが、逆に色っぽくなっている感じである。
美月と深雪も同じく腕で胸を隠してモジモジしていた。
「このスケベ!!言い方がやらしいのよ!!」
エリカは顔を赤らめてプンスカしている。
全く持ってその通りである。
セクハラもいいところだ!!
そんな中、雫が座っている横島の前で少し前かがみになり、ジトッとした目で目線を合わせ抗議する。
「私だけ、なんか違う……」
横島は何故か孫を見るおじいちゃんの様な目で、目を細め
「雫ちゃんは、可愛いよ。欲望にまみれた大人の心を洗ってくれるようだ」
そう言って、雫の頭にポンと手をやった。
雫は無表情ながら納得のいかないような顔をしていた。
女子陣は雫に感謝しなければならない。
横島が煩悩ゲージをMAXにしてしまえば、水着など着ていても意味がない。
横島の煩悩パワーと妄想力、高まった霊力とが相まって、壁があろうが服を着て様が、欲望が具現化し、全て透けて見えてしまうのだ!!
たった一枚の布切れでしかない水着など、煩悩の権化と化した横島には無いのと一緒なのだ!!
雫のお陰で煩悩ゲージは凍結。よほどの刺激が無いと復活はしないだろう。
私の主観がかなり入っている回でした。
煩悩ゲージはどうやって再復活させようか、検討中です。