横島MAX(よこしまっくす)な魔法科生   作:ローファイト

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感想ありがとうございます。
誤字脱字報告ありがとうございます。

ようやく、バレンタイン編終わりです。
長かった~

という事でこういう感じになりました。


165話 横島 自宅で空気が読めない!!

横島は、七草双子姉妹を襲った悪霊に取り憑かれた4人から、吸引札で悪霊を取り除き封印し、とりあえず七草家に一報を入れ、4人を回収してもらい病院で見てもらう様に言う。

 

その様子を香澄と泉美は見ていた。

 

「あの男の人達に何をしたのですか?」

 

「悪霊を取り除いたんだ。これで彼らは普通の人間に戻れる」

 

「……それ魔法なの?」

 

「いいや、陰陽術」

 

「おんみょうじゅつ?……古式魔法の?」

 

「横島さん。やっぱり強いのですね。悪霊を倒した時の動きも全く見えませんでした」

 

「強い?あ~、まあ、それなりに?」

 

「今の電話、ボク達がここに居る事をお父さんに言ったの?」

 

「そりゃそうだ。家に女の子二人が居ないと気づいたら大騒ぎになるし、まあ、とりあえず、俺の家に連れて行く事は伝えておいたから……あと、謝る時は真由美さんにフォロー入れてもらった方が良いだろうし、まっ、どっちにしろ怒られるけど」

 

「ううう……泉美ゴメン。ボクのせいで」

「私も香澄ちゃんを止めなかったのが悪いんです」

どうやら二人共、事の重大さに横島の説教で気が付いたようで、自分たちがした事について素直に反省している様だ。

 

 

「じゃあ、二人共行こうか」

そう言って横島は、走り出し、双子の姉妹は加速魔法でついて行く。

 

 

 

 

 

 

横島の自宅マンションのチャイムが鳴る。

横島が帰って来たと思い、リーナは玄関に迎えに行こうとする。

それに負けじと真由美もリーナの後について行く。

マリアは横島が帰って来たこと、また、客人が増えた事も把握し、紅茶の用意をする。

 

「お帰りタダオ」

「横島くん、お帰りなさい」

先ほどと違いリーナは何処かしおらしい感じである。マリアの話しの影響だろう。

 

「ただいま~、リーナと真由美さん」

しかし、横島の後ろに同じ顔の女の子二人がぴったりとくっ付いている。

 

「また増えた!タダオ、誰後ろの子は?」

しおらしかったリーナはまたもや、招かざる客が増えた事で元のテンションに戻ってしまっていた。

 

「…!?あなた達、なんで横島くんの家まで!!」

真由美は二人を見て最初は驚いた顔をしていたが、明らかに怒っている様子だ。

 

「いや~、そのアレなんですが……買い物に行ってたら、途中で、この子たちが、その……えーっと悪霊に襲われちゃってた」

 

香澄と泉美は横島の背中から部屋の中の様子を……いや、怒られるのではないかとビクビクしながら姉の真由美の顔を伺っている。

 

「なっ!……香澄!泉美!なぜそんな事になっていたの!!」

 

「ごご、ごめんなさい」

「も、申し訳ございません」

 

「まあ、まあ、真由美さん。とりあえず、部屋に入ってからで、二人も反省している様だし」

 

「……後でちゃんと説明しなさい」

 

「「はい」」

 

 

リビングに戻り、真由美から皆に「おバカな妹達です」と紹介してから、元のポジションにそれぞれ座りなおしていたが、香澄と泉美は、フローリングに正座させられていた。

 

香澄と泉美は交互に悪霊に襲われた経緯を、しどろもどろに話し終えると……

 

「香澄!泉美!横島くんが居なかったら、あなた達どうなっていたか分かってるの!!あなた達は悪霊に取り憑かれていたか、最悪死んでいたかもしれないのよ!!」

真由美は真っ赤になって二人を叱る。

 

「反省してます」

「申し訳ございません」

 

「真由美さん、俺の方からも、叱っといたんでそれくらいで……」

 

「ほう、横島が叱るとはな……」

 

「いいえ、横島くんこのおバカ達はそれぐらいじゃ反省しないの………あなた達は、なぜ、家に黙ってそんなところにいたの!!」

 

「それは……お姉ちゃんが心配になって………その男の人の家に行って帰らないから……」

 

「ばっ!何をバカな事を言っているのかしら!!……私はちゃんと家に連絡入れて、了解の上でここにいるんです。あなた達は、勝手に家を出てどれだけ周りに心配さているのか分かっているの?」

 

「だって、普段料理なんてしないのに、お姉ちゃん嬉しそうにバレンタインチョコ作ってたし………だから……」

「香澄ちゃんは、お姉さまが横島さんに盗られると思ったんです」

 

「なななな!!なにいってるの、か、かしら?あ、あなた達は?」

真由美は違う意味で顔を真っ赤にして、かなり慌てている。

 

そんな真由美をジトっとした目でリーナは見据える。達也も澄ました顔で見ていた。

 

「だから、さっき言ったじゃないか。そんなことないって、香澄ちゃんの勘違いだって……ね。真由美さん」

横島は苦笑いをしながら、香澄たちに言った後、横に座っている真由美に同意を求めてしまう。

 

「ええ?…あの、その……お手洗いを借ります」

真由美は慌てて、席を立ちトイレへ行ってしまった。

 

「あれ?真由美さんどうしたのかな?急に……怒り過ぎて、もよおした?」

 

そんな横島の鈍感発言に、周りは横島を呆れた顔で見ていた。

 

「タダオ……流石にそれは……」

「横島、お前は馬鹿か?」

「横島さん・反省」

「この鈍感!」

「……お姉さま、おいたわしい」

それぞれそんな横島に一言。

 

「へ?俺また、真由美さんに失礼な事言っちゃった?」

 

 

真由美がトイレで、「鈍感!」「私のバカ」などといろんな感情を爆発させている間、マリアは棚や箱を土台に、シーツなどをかぶせた簡易の長いすを双子が正座をしている場所に設置し、座らせる。

そして、二人の前に紅茶とおしぼりをテーブルにそっと出す。

横島は、お茶菓子を買いそびれていたため、冷蔵庫や台所をあさっている。

「暖かい……」

「おいしい……」

二人共ようやくホッとした表情になっていた。

改めて、周りにいる皆を見る。一応部屋に入る前、簡単な紹介をしてもらっていたが、先ほどまで真由美に怒られ、ちゃんと顔などを確認できる状態ではなかったためだ。

「あの、七草香澄です。……皆さんはお姉ちゃんのお知合いですか?」

「七草泉美です。皆さんにもご迷惑おかけいたしました」

 

 

「ああ、俺は司波達也だ。横島のクラスメイトで七草先輩の後輩にあたるな」

 

「司波……あっ、去年の九校戦で活躍していた司波先輩ですね」

どうやら泉美は九校戦での達也の活躍を知っていた様だ。

 

「私はアンジェリーナ・シールズ。一応、後輩になるわね。USNAからの交換留学生。それでタダオのガールフレンドよ」

 

「え?お姉ちゃんより年下?てっきり、大学生かと思った。大人びてるし……」

「は~、綺麗なお姉さま」

 

「い、泉美呆けてる場合?お姉ちゃんに強力なライバル。って、なんであんなのがいいのかな?」

香澄はリーナを見てうっとりしている泉美に耳元で囁くようにそんな事を言っているが、今の泉美には聞こえていないだろう。

 

「私は・マリア・横島さんの・お友達」

 

「……あの……どこかで、お会いした事が?……うーん」

香澄も泉美もどうやらマリアの顔に見覚えがあるようだ。

 

「マリアさんは、世界最強の魔法師の一角を担っている。あのマリアさんだ」

達也はそう言って、マリアの紹介を補足する。

ドクター・カオスの相棒や、魔女マリアと説明すれば分かりやすいだろうが、達也は、その表現での紹介はあえてしなかった。

魔女と言えば、恐怖の対象である。今日会ったマリアは恐怖とは真逆の存在だったからだ。

また、ドクター・カオスの相棒と言うのも、誰かのおまけみたいな言い方ではないかと、何か本人に失礼なような気がしてならなかった。

 

「ままっ、魔女マリア!!ななななんでこんなところに?……あっすみません……」

「クール&ビューティー……美しいお顔に凛とした立ち振る舞い。クールな表情の中であの暖かい心遣い……真のお姉さまに今出会いました!!」

香澄と泉美は大いに驚いていた。

泉美は何故か暴走ぎみだ。別の意味で、何時もとは様子がおかしい。

 

 

漸く落ち着いたのか、真由美が席に戻ってくる。

 

「お、お姉ちゃん。ま、マリアさんって、あの魔女マリアだよ!!」

「失礼でしょ、人に指さしてはいけません」

香澄は興奮気味に真由美に話す。

 

「お姉さま………私は今日、真のお姉さまに出会いました!」

「何を言っているの泉美?」

「マリアお姉さまこそ、私の真のお姉さまです!」

「……お姉ちゃんは私なんだけど………」

泉美も真由美に興奮気味に話すのだが、訳がわからない。

 

 

そこに本日最大級に空気が読めない男が台所からリビングに戻ってくる。

「あったあった。このケーキならこの人数に分けれるな」

 

そんな事を言いながら、片手には皿7枚とフォークとナイフを、もう片方の手にはケーキ台に乗っている大きな……どうやらハート形の黒っぽいケーキを………

 

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そして、横島はリビングのテーブルにそのケーキを置いてしまった。

 

それはハートがたの大きな漆黒のチョコケーキ、既に甘い香りが漂っている。見た目からも高級感が溢れるチョコケーキだ。

その上に乗っているホワイトチョコ板にはメッセージが書かれている………

 

 

 

おねえさんから

   ステキなあなたへ愛をこめて

                四葉真夜

 

 

 

(ああああああああああああああああああああああああ!!)

勿論達也の心の叫びである。

 

 

「たははははっ、このメッセージ、シャレが利いてるな。流石は大人のお姉さんって感じだな」

横島は平然とそう言いながら、そのメッセージが書かれたホワイトチョコを横に避けて、ケーキを切り分けようとしだした。

 

マリアと香澄以外、皆固まっている。

 

「ん?どうしたみんな?、あれ?達也なんで白くなってるんだ?」

そう、達也は燃え尽きた様に真っ白になって固まっていた。

達也の心臓はこの間、確実に止まっていただろう。

達也は頭の中まで今、真っ白だ。

全力全霊を掛けて、今日一日守って来たチョコケーキの秘密を、最後の最後で、しかも渡した本人が開示してしまったのだ。

しかも、同じ十師族の七草家の令嬢3人と、スターズのリーナの目の前でだ。最悪のパターンだ。

これで、USNAにも、七草家にも達也が四葉家の人間だとバレてしまうだろう。

となると、七草家と四葉家の裏工作は激化することだろう。

USNAには達也が戦略魔法師だとバレる上に、また、抹殺の対象になるかもしれない。

 

「横島さん・空気を・読んでください」

マリアもわざわざこの件は今まで触れていなかったのだ。それを無にする行いであった。

 

「どういう事?マリア?」

 

「……四葉真夜…横島くん、これ本当に四葉家当主からかしら?……四葉家当主はお父さんより一つか二つ年下なだけよね。そんな人が……横島くんにこれを……」

真由美の混乱も分かる。真由美は四葉真夜と横島が接触していた事を知っていたが、流石にこれは無い。父弘一の直ぐ年下という事は、45歳前後だ。その女性が16の横島にしかもこんなストレートなメッセージを書いて、わざわざ贈っているのだ。尋常ではない真夜の本気度が伺える。

しかし、当の横島はまったくもって、そんな事を微塵も思っていない。シャレの聞いたギャグ程度にしか思っていなかったのだ。

 

「そうっすね。なんか高級そうだし、シャレが利いている事が書いてあるし、後でお礼でも言っておくか……あれ?俺、真夜さんの電話番号知らないや、真由美さん知ってる?同じ十師族だし」

 

「横島くん……あなたね。知っているわけないでしょ!」

 

「ん?なんかホワイトチョコ板裏に紙がくっ付いているな……おお?これ手作りらしいっすよ。ほ~美人な上に、料理も出来るのか。旦那さんが羨ましい!!」

真夜には夫はいない。トコトンダメな横島。

 

「………これ、毒とか入ってないわよね」

真由美は横島の軽い対応に、本当にシャレなのかもしれないと考え出したのだが、あの四葉家が無意味な事をするものなのかと言う疑問も残る。もしかすると、七草家と手を組んだ横島を抹殺するのではないかとも……

 

「大丈夫です・構成成分には・毒などの・危険物は・入っていません」

 

 

「泉美……なんで、皆驚いているの?こいつがケーキ貰った事におどろいているのかな?」

「香澄ちゃん……四葉家当主ですよ。あのアンタッチャブル四葉ですよ。その当主が横島さんにバレンタインチョコケーキをわざわざ贈っているのですよ」

「四葉家当主だと何かまずい事が?」

「………香澄ちゃんは一度、お父様やお兄様たちに叱ってもらった方が良いと思います」

七草の双子姉妹は二人のこの状況について、話しているのだが、香澄はまったくピントがずれている。

 

 

「た……達也、これあなたが………」

リーナはマリアのこの発言でこのケーキが達也が持ってきたものだと気が付く。

もし、達也が四葉家の家人であれば、『灼熱のハロウィン』をおこした戦略級魔法師である可能性が高くなる。しかし、あの四葉家の人間だ。世界でもアンタッチャブル四葉とまで言われた。恐怖の対象の一族なのだ。リーナの一存では容易に手が出せない事になる。

USNAとしては、リスクが高くなり、最悪、達也を放置しなくてはならなくなるのだ。

リーナにとっては達也と争わなくて済むため、その方がありがたいのだが……

 

「何のことだリーナ」

漸く達也は再起動する。

 

「これ、達也がタダオに直接渡すって持ってきたものでしょ?」

 

「え?達也くんどういう事?」

 

「俺も驚いている。まさか、四葉家当主本人の物だとは思わなかった。朝来たら横島の机の上にあったものだ。俺がジャンケンで負けて、開けて、質の悪い悪戯だろうと思い捨てようとしたのだが……それを頭を下げて、俺に、確実に横島に渡す様にと言う男が現れてな。多分、四葉家の家人だろう。余りにもの必死さに、俺はしぶしぶ了解したのだ」

達也はどうやら、ショック峠を乗り越え、頭をフル回転して、このようなストーリーを一瞬で捏造したようだ。

しかし、達也は心の中で悪態を付いていた。

先ほどまで、横島の命を助けたいと思っていたのだが、今は真逆の心境だ。この男、この場で殺してやりたいと……

達也の気持ちは分からないでもない。空気が読めない横島が悪いのだ。

 

「……怪しいわね」

リーナは疑いの目で達也を見る。

真由美も同様だ。

 

「あっ、そう言えばそうだ。男子からの有り難くない箱の下に埋もれていた、あの箱だ!なんだ。真夜さんのだったのか~」

横島もそう聞いて思い出した様だ。

 

それを聞いたリーナと真由美は達也が言っている事は本当の可能性が高いと考えを改め始める。

 

 

「タダオは……四葉家当主とも仲がいいの?」

リーナは達也への警戒心を一時解いて、横島に重要な質問をする。

 

「うーんどうだろう。一度しか会ってないからな~、しかも六塚温子さんと一緒にな。それがなんで?」

 

「タダオは知らない様だから言っておくけど、四葉家って、世界でもいい噂が聞こえない魔法師の一族なのよ。何されるか分からないわ」

 

「そうなの?真由美さんも一緒の十師族なんでしょ?」

 

「うーん……まあ、そうね。でも、あそこだけは、異質だわ」

 

「でも九島のじいさんとも知り合いそうだったけど」

横島が真夜が九島烈を先生と呼んでいた事を思い出す。

 

「横島、九島烈も前十師族の長だ」

 

「まあ、そうだろうなとは思ってたけど、まあ、俺にとってあんまり関係ないし、じいさんは茶飲み友達だしな」

 

「タダオは……九島の大叔父様の友達なの?」

リーナはそれを聞いて、驚いたような表情をし、質問をする。

リーナは九島烈の弟の孫にあたるのだ。

 

「ああ、そうだ。じいさんには結構。助けてもらってたしな……あれ、リーナってじーさんの親戚かよ。知らなかった~」

 

「私も驚いているわ……お爺様と大叔父様はあまり仲が良くないから、あまり親交はないのだけど」

 

「へ~、だからリーナとも話しやすいし、相性もいいのかな?」

 

「タダオ~」

リーナはそんな横島の発言に感極まる表情をするが、抱き着く衝動を抑え、横島の手のひらを握るに抑える。

 

真由美はそんな横島とリーナをこめかみを引きつらせて見ていたが、どうしようもない。

真由美の親族で横島と親交があるとすれば、弘一だが、とても友達と言うような立場には無いだろう。

「横島くん……どちらにしろ四葉には警戒はした方がいいわ」

真由美はそう言うのがやっとであった。

 

 

 

「まあ、とりあえず、おいしく頂きますか」

横島はそう言って、真夜の手作りチョコケーキを切り分けて皆に配る。

 

達也は……

どうやら、自身が四葉家の人間だとバレなかった事と、真夜に対し横島がその気が全くない事に安心する。

また、一連の騒動のチョコケーキをまさか自分が食べる事になるとは思わなかった。

ただ……何となく懐かしい味がする気がした。

 

リーナは警戒はしたが

マリアが大丈夫だと太鼓判を押している事から、躊躇なく口にする。

リーナは口では色々言うがマリアへの信頼度は高い様だ。

 

真由美も警戒をしていたが……

皆が普通に食べれているのを見て、口にする。

それが、かなりおいしかった。横島もおいしそうに食べているのを見て、自分もおいしいものが作れるように料理を勉強しなければと新たに決意する。

 

香澄は「おいしいこれ」とか言いながらのんきに食べていた。

泉美は紅茶を入れなおしてくれるマリアに「お姉さま~」とか言いながら見とれ、チョコケーキを食す。

 

横島は……

「うま、やっぱ、作ってもらう料理って、うまい…………昔もよく作ってもらってたな……」

チョコケーキを食べながら、昔の事を思い出していた。

氷室絹にごはんをよく作ってもらっていた事や、バレンタインチョコも作ってもらっていたことを………

もう100年以上前の事だ。

 




この後家に帰った達也は、玄関に鬼がいたそうな……

双子姉妹は弘一からの説教フルコースを浴びる。


やっとバレンタイン編終わった。全部で12話しかも各話が結構長かった><
これだけで、別章作れるんじゃないってレベルですね><
実は真夜チョコバレる際、達也が分解魔法使って消滅させるプランもあったのですがこっちになりました。
次は、久々オリキャラ登場か!!

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