ドキドキ Experience!!   作:トップハムハット卿

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GWはみなさんいかがお過ごしでしたでしょうか!?

僕はバイト6連勤で、体力が0になりました。トップハムハット卿です………


そんなことは置いておいて、ガルパのイベントも大詰めですね!

走られてる方は頑張ってください!
(※僕はゆっくりとヒナちゃんを取りました)

では、11話です!


第11話

あの後、早速、だいふくの飼い主を探すためのチラシを掲示板に貼っておいた

 

 

それにしても、急にネコを連れて帰ってくるなんて……

小学生の無邪気さには敵わんぜい

 

 

 

え?

今俺は何をしてるとこなのかって?

 

 

 

 

「ギターなんて背負ってどこ行くの?」

 

 

「公園行って、香澄にギター教えてくる」

「ほんとに教えてあげるんだね」

 

「沙綾が余計なこと言うからだろ……」

「あはは……身近でギター上手い人って拓弥しか思いつかなくて」

 

「まぁ、いいけどさ。行ってきます」

「行ってらっしゃい。店番は任せてね」

 

 

 

ということで、香澄にギターを教えるために公園へ向かっております

 

 

 

公園は近いからすぐ着くけどね

 

 

「拓弥~!遅いよ~!」

 

「香澄、まだ待ち合わせの10分前なんだけど……」

 

「あれ?そうだっけ?」

 

 

まったく、5分後集合を急遽伝えるやつ()や、集合時間の10分前に着いても遅いというやつ(香澄)……

俺の周りには"待ち合わせ"が正確にできるやつはいないのか………

 

 

「その背負ってるギターは………

 

 

それランダムスターじゃん!!

オークションでこの間30万も値がついてたのに…

もしかして、香澄って金持ち(ブルジョワ)?」

 

「違うよー!これは有咲がくれたの!」

 

 

 

は??

 

 

「は!?く、くれたってマジ!?」

 

「うん!有咲優しいよね」

 

 

優しいなんてレベルじゃない……

30万をポイっと渡すやつがどこにいるんだよ!?

 

 

香澄の友達の"有咲"ちゃんが気になってきた

どんだけ金持ちなんだよ…

 

まぁ、気になることは尽きないけど、置いておいて…

 

 

「香澄、ギターは初心者なんだっけ?」

「うん!初めて弾きます!」

「わかった。じゃぁ、まずはギターとピックの持ち方からだな」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

「ココとココを押さえて、弾くと…」

 

 

ジャラーン♪

 

 

「わぁー!すごいすごい!

拓弥、キラキラ星も弾ける!?」

 

「キラキラ星くらいなら……まぁ弾けるかな」

「おぉー!弾いて弾いて!」

 

 

お前は小学生か!

 

 

キラキラ星だけじゃなく、弾こうと思えば"け●おん!"の"ふわふわ時間(タイム)"とかも弾けるんだけどね……

 

 

 

 

 

 

「こう?」

 

ジャラーン♪

 

「少し違う、中指は3弦の4フレットだ」

 

 

「う~、こう?」

 

ジャラーン♪

 

 

「まぁ、そんな感じかな」

「指つる~~!!」

 

 

「それが、最初はみんな経験する道さ………」

「でも、おもしろい!!」

 

「だろ!?ギターって弾くの楽しいよな!」

「うん!なんか、ドキドキする!

キラキラでドキドキで…!!」

 

「もっと上手くなれば最高に楽しくなるぞ!」

「わたし、もっともっと練習するね!」

 

「おう!頑張れ!」

 

 

香澄は飲み込みが早いわけでも、特別遅いわけでもない

でも、凄く楽しそうに弾くので教え甲斐がある

 

 

 

 

 

「素敵なギターの音が聞こえるから、誰かと思えば……」

 

「ゆ、友希那(ゆきな)さん!」

 

「拓弥だったのね」

 

 

彼女の名前は (みなと)友希那(ゆきな)

Roselia(ロゼリア)というガールズバンドのギターボーカルだ

 

ちなみに、Roseliaには巴の妹の 宇田川 あこ もいる

 

 

"友希那さんたち(Roselia)"の演奏は控えめに言って、めちゃくちゃ上手い

 

"本格派"と言われるだけあって、演奏のレベルや楽曲の完成度が凄く高い

 

 

「友希那さんこそ、こんなところで珍しいですね」

 

「そ、そうかしら。久しぶりにパンが食べたくなったから、やまぶきベーカリーに行こうと思って」

 

 

ほほぉ?

さては、だいふくの"飼い主募集!!"のチラシを見たな?

 

 

このタイミングで"久しぶり"にパン屋に来るなんて、チラシを見たとしか思えない

 

 

無類の猫好きである友希那さんのことだし、おそらく……と言うか、間違いなく"だいふく"目当てだろう

 

 

「そちらの方は?」

「戸山 香澄です!よろしくお願いします!」

 

「そう、戸山さんね。よろしく」

 

「ところで、拓弥。あなた、まだRoseliaに入る気は無いの?

あなたほどの実力の持ち主が、ただ埋もれていくなんて……」

 

「お言葉はありがたいんですけど、僕は練習にも参加できそうにないし、足を引っ張るだけだと思います」

 

「そんなことないよ!拓弥!一緒にバンドしよ!」

 

「戸山さんの言う通り。あなたは自分のことを過小評価しすぎなのよ」

 

「そんなこと言われても……

Roseliaには、めっちゃ上手いギターがいるじゃないですか」

「ええ、紗夜(さよ)の実力は本物よ。でも、あなたも加われば私が今まで以上に"歌うこと"に専念できるわ」

 

「言いたいことは分かります。でも、仮に僕が入ったとしたら、Roseliaは"ガールズバンド"ではなくなりますよ?」

 

「もちろんそれも承知のうえよ。私たちが目指しているのは"ガールズバンド"の頂点ではなく、"全てのバンド"の頂点なのよ」

 

「それなら、尚更(なおさら)ですね。僕が入っても、その目標から遠ざかるだけになると思います……」

 

「……………今日のところは諦めるわ。あなたの気が変わるまで、何度でも誘うから」

 

 

 

そういって歩いていってしまった………

 

 

 

 

「拓弥?大丈夫?」

「お、おう。友希那さんはバンドのことになると強引なんだよ…」

 

「あはは……、拓弥すっごく気に入られてたね」

 

「小さい頃、友希那さんのお父さんにギターを習ってたことがあってな、その時に少しだけ一緒に練習したんだ。

そしたら……

 

まぁ、いろいろあって、友希那さんがバンドを組むって決めた時に俺のとこに勧誘しに来たんだ。

 

断り続けてるんだけど、本人が聞く耳持たないんだ…」

 

「こんなに演奏が上手なのに、なんで拓弥は断るの?」

 

「香澄、話聞いてた?

練習に参加できないし、そもそも俺は友希那さんが思っているほど上手くもない。それにさ、パン屋の手伝いが出来なくなるのはごめんだ」

 

「拓弥、パン凄く好きなんだね!

りみりんみたい!」

 

「お、おう。りみりんって誰?」

 

「りみりんは同じクラスで、一緒にバンドやるメンバーなんだー!」

「もうバンドのメンバー集めてんのか!?」

「うん!私と、りみりんと有咲と………

それから沙綾!」

 

 

 

「そっか…………

頑張れよ!」

 

「うん!頑張るね!」

 

 

沙綾、香澄たちに誘われてバンドに入ってくれればいいけど…

 

まだあのこと気にしてんのかな…

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

香澄とのレッスンから数日、今日も店番に勤しんでいる

 

 

「いらっしゃいませー。あ、友希那さん。また来たんだ…」

 

「さ、最近、パンにハマってしまったのよ」

 

「へー、なるほどー」

「なんでそんなに棒読みなのかしら?」

「さぁ?」

 

「それはそうと……

だいふくちゃんは……いるかしら?」

 

 

やっぱりな!!

ここ最近、友希那さんは毎日のようにやまぶきベーカリーに通っている

 

その理由は………

 

 

 

 

 

言わなくとも、みなさんお察しの通り、だいふくと戯れるためです!

 

 

 

「だいふくなら、店の外にいるはずですよ」

 

ニャーーン

 

 

「ほらいた」

 

「………っ!」

 

 

猫と戯れるときの友希那さんって、バンドの時とは全く別人だよな…

 

 

 

 

だいふくと10分くらい戯れ、メロンパンを買って友希那さんは帰っていった……




気づけばお気に入り数も200近くも……!!

ほんとにみなさんありがとうございます!

みなさん、次回のガルパのイベントはAfterglowらしいですね!?
これは待ち遠しいぃぃぃ!!!



ゴホンッ


取り乱して申し訳ないです

それでは、コメント、感想、高評価お待ちしております!!

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