超次元ゲイムネプテューヌ Origins Interlude   作:シモツキ

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第二十三話 ルエンクアージェの鼓動

スコープ越しに見える、お姉ちゃんとMG部隊の人達の戦闘。皆が連携しながら、アタシ達パンツァー隊(パンツァーシリーズは基本無人機だからこの場にいるって意味ではアタシ一人だけど)の射線を確保する為にグランディザストスライヌの分体を蹴散らしている。

……あの時と同じ様にアタシは…汚染モンスターから国を守る為に戦ったあの時と同じ様に、アタシはずっと安全な場所に居る。

 

(……分かってる。これはアタシが力不足だからでも、守られる対象だからでもないって)

 

アタシはガンナー。だからお姉ちゃんの様な接近戦メインの人とは戦う距離が違うし、そんな前に出ても殆ど意味がない。

別に、今の役目が不満って訳でもない。分体の相手をするのはアタシ達がより効率よく、確実に本体に攻撃を与える為で、重要度で言えばこっちの役目の方が高いんだし、特に戦闘開始直後はスポッターというアタシにしか出来ない仕事もあった。パンツァーBに遅れを取らない火力を叩き出し続けてるアタシは、絶対今必要とされている。

…………けど、

 

(…守るべき人達を前に出して、アタシ以上に重要な立場のお姉ちゃんを最前線で戦ってる中、こんな危険のない場所で撃つだけなのは……それで、いいのかな…)

 

狙撃というのは高い集中力と強靭な精神力が必要なもので、普通の射撃よりずっと、小さなミスでも大きな影響を及ぼしてしまう。それに、アタシはまだまだ未熟者。だから、次のアタシの狙撃は今までど真ん中に着弾していたものが少し左にズレてしまったけど……それに気付いた人は、少なくともそれに気付いて口にした人は、誰もいなかった。

 

 

 

 

「ここは私が引き継ぐわ!さっきから近接格闘ばっかりしてる辺り、弾切れ近いんでしょ?補給してきなさい!」

「ならあたしも支援に入ります!シュゼット、ちょっと援護少なくなるけど耐えなさいよ!」

「そいつは残念だが、しゃあねぇな。シュバルツ1、了解!」

 

ノワールの指示を受け、シュバルツ中隊の内の四機が後退。それを受けたアーテル1…クラフティ少佐と数機のアーテル中隊所属機がノワール支援の為の位置取りを行い、援護の薄くなったシュゼット少佐は機体頭部に装備された機銃で複数の分体を牽制する。

機械には疲労も体力もない為、疲れて動けなくなるという事はない。しかし稼働するには電力や燃料が必要不可欠であり、兵器の場合は更に弾薬や推進剤も必要となる。そして機械にはランナーズハイだとか限界を超えた無茶だとかが存在しないからこそ、人以上に補給が重要となってくる。

それは国防軍も分かっている事で、予め一人一人の負担を減らしておく事で数機の離脱があってもスムーズに事を運べる様にしてあったのだが…ここにきて、それが崩れ始めた。

 

「よっと!流石に有象無象よりはやる様だけど…私の相手じゃないわね!」

「やっぱり女神様の援護は難しい…けど、あたしも伊達にエースとは呼ばれてないッ!」

「麗しき女神様と女エース様が活躍してんだ、俺も負けてられねぇなぁ!」

 

圧倒的戦闘力で分体を薙ぎ払うノワール。ノワールに邪魔が入らぬ様、両の軽機関砲で分体の陣形を崩し続けるクラフティ。半ば孤立状態でありながら戦闘を続行するシュゼット。三者の働きは正にエースのそれであり、同時に部隊全体の士気を更に上げる要因となっていた。

それはいい。だが、少佐二名の奮戦は当初の想定以上であり、各員も士気の向上でこれまた想定以上に離脱が後回しになった結果……補給離脱のベースがまばらになり始めてしまった。先の四機がノワールに言われるまで引かずにいたのもそれが原因である。

 

「…弾切れ?仕方ないわね……」

 

片方の軽機関砲の残弾が予備弾倉含めゼロとなるクラフティ。もう片方も残り少ない事を確認した彼女は、弾切れの方を重剣へと持ち替え前進。機関砲はサブ火器として、重剣と頭部機銃による近接戦へと移行する。ノワールの援護において接近戦はあまり効率のいい戦い方ではないが…それでもやらないよりはマシか、と彼女は判断していたのだった。

それは間違ってはいない。彼女の技量であれば接近戦でも援護の意味を成す事が出来る。しかし、ここで一時後退し弾薬補給をしていれば…今後起こる、ある自体に多少は対応出来たのかもしれない。そしてそれは、同じく高い技量がある故にギリギリまで補給を遅らせていたシュゼットにも言える事であった。

彼女達はまだ知らなかったのだ。グランディザストスライヌの撃破資料が殆ど無かった為に知る事の出来なかった、グランディザストスライヌの真価を。

 

 

 

 

クラフティが接近戦を始めてから数十分後。遂に弾薬も推進剤も継戦困難状態まで消耗してしまった隊長二人は、揃って簡易拠点へと後退していた。

 

「装甲や駆動系の交換は要らねぇからとにかく弾薬と推進剤を積んでくれ!完了次第俺は出る!」

「やっとこっちに戻ったんだから一旦クールダウンなさい、ほらこれ」

「っと、悪ぃ。ほんとお前は気が利くな」

「ありがと、でもこれ位当然の事よ」

 

蓋を開けた状態の傾向ゼリー飲料を渡されたシュゼットは、パックを握る事で約半分を一気に口へと流し込む。

中隊長二人の同時離脱。それは本来であれば避けるべき事だが、幸いにも前線には総司令であるノワールが残っている。それにMG指揮のノウハウが少ない現段階では、エースでもある二人を前線で遊ばせておくより一時的に指揮不足になったとしても二人の戦闘能力回復を優先させるべきだという判断があった為に二人は現在ここにいるのだが……そんな中、二人へと通信が入る。

 

「少佐二人、ちょっといいかしら?」

 

通信機から聞こえる声は前線で戦うノワールのもの。戦闘前ならいざ知らず、交戦の真っ最中に…しかも個別の通信とあれば、それはもうその時点で重要な事であると見て間違いない。…というか実際、ノワールの声は些か切羽詰まった様子がある。

 

「そりゃ、大丈夫ですが…何かありました?」

「あったというか、気付いたと言うべきね。良い知らせと悪い知らせ、どっちから聞きたい?」

「んじゃ、良い知らせで」

「あたし達二人への質問なんだから勝手に決めるんじゃないわよ…ま、いいけど…」

「じゃ…良い知らせってのは、シュゼット少佐が離脱際部下に言ってた、『俺の獲物も少しは残しておいてくれよ?』ってのが、心配する必要無さそうって事よ」

「…あのブラックハート様…それ戦闘としては全然良い事じゃないのでは……?」

 

獲物の心配をしなくてよいというのは、戦況が芳しくないという事に他ならない。第一シュゼットのそれも冗談半分のものであって心からの発言ではない為、その台詞に関係のないクラフティにとっては勿論、シュゼットにとっても決して良い話ではなかった。そして二人は同時に思う。これて良い知らせなら悪い知らせとは一体なんなんだ…と。

 

「…悪い知らせはまた後日、って事にしてくれたりは……?」

「する訳ないでしょ?」

「ですよね…覚悟決めましょシュゼット」

「そうだな……ノワール様、悪い知らせもお願いします」

「えぇ。…けど、百聞は一見にしかずよ。だから補給が終わり次第すぐに戻って来なさい」

 

二人の反応を待たずノワールは通信を切る。その事で二人は一度目を瞬かせ、顔を見合わせた後…それぞれの愛機へと走る。

 

「整備班長!重機関砲を一丁追加だ!それと俺等は補給完了と同時に出るから気を付けろって整備班に伝えてくれ!」

「こっちはグレネードランチャー装備のラックライフルを頼むわ!スラスターの噴射で吹き飛ばされない様注意して頂戴!」

 

結局何が起きたのかは分からず仕舞い。されど両者は早めに機体へと乗り込み、武装の追加を要求しつつ機体の状態確認を行う。

若干駆動系の疲労は見られるものの、まだまだパーツ交換には程遠いレベル。部隊の中でも特に動き回っていたにも関わらず磨耗が少ないというのもまた技量が見せる技だった。

かくして補給を終え、高速移動用ローラーとスラスターを併用し最速で前線へと復帰する二人。そこで…二人は違和感を抱く。

 

「……う、ん?」

「…こちらが優勢…な、筈…よね…?」

 

個々人に力の差こそあれど、基礎能力と連携で分体に優位を保つMG隊各機。その戦闘に立つノワールは、戦闘開始から一度も休憩を入れていないとは到底思えない動きで味方の士気を保ち続けている。

エース二人が抜けていた分の勢いが減ってはいるが、それでもそれぞれが戦う様子を見る限りでは戦力の大幅低下は見られない。--------なのに何故、こんなにも味方が押されてる様に見えるのだろうか。

 

「やっと戻ってきたわね!戦いながらでも通信やれる?」

「それ位朝飯前ですね」

「一応指揮官ですからね、シュゼットも自分も」

「そ。だったらまず、貴女達が離脱する前と変化してる様には感じてるかしら?」

 

勿論、と返しつつ二人は戦線に復帰する。両者共に機関砲の二丁持ちからのフルオート射撃を分体に浴びせ、更にスラスタージャンプからの本体への射撃で一気に注意を集める。

 

「えぇ、もしやそこらの野良スライヌが参戦してきやがりましたか?」

「それとも本体が攻撃を行ったんですか?」

「両方違うわ。というか、貴女達が離脱する前云々どころか、殆ど最初から変化はしてたのよ」

「最初から…でも、そんな変化は今までなかった筈じゃ……」

「そうね、どうやら私も貴女達も強過ぎたのが原因らしいわ」

 

迫り来る分体を大剣投擲で仕留め、側面から飛び込んできた分体は手刀で、その逆から来る分体は回し蹴りで瞬く間に三体を片付けるノワール。それまで身体に付着したスライムは鬱陶しそうに振り払っていた彼女だったが…何を思ったかその一部を鷲掴みにし、先と同じ様に前衛の援護を開始したクラフティの元へと飛ぶ。

 

「クラフティ、機体のカメラで私の手元見える?」

「あ、はい見えますけど…」

「じゃ、ちょっと注視しててくれない?」

「いや、それは出来ますがそうすると援護が…」

「そこは大丈夫、シュゼット!」

「はい!?ちょ、ノワール様それは無茶振りですぜ!?」

「いいえ出来るわ、頼りにしてるんだから頑張ってよ隊長さん」

「ズルい言い方ですなぁ…それが許されるのはノワール様にユニ様、後はクラフティ位だってのッ!」

 

重機関砲を振るう…俗にいうAMBAC的動きで機体を反転させたシュゼットは保持中の武装を重剣とラックライフルに変更。ラックライフルの射撃で分体を牽制しつつ、二本の剣でもって文字通り薙ぎ倒していく。

そうして敵陣の中央から脱出したシュゼット機は再度二丁の重機関砲を持ち、強行突破で引き付けた分体をあしらいつつ前衛援護を開始する。

 

「……ただのスライヌの残骸じゃないんですか?」

「私も最初はそう思ったわ。でも……ほら、ね?」

「ほらって言われましても……--------え?」

 

怪訝な顔を浮かべていたクラフティだったが…その瞬間、彼女は目を見開いた。

一瞬見間違いかと思い、注視を超えた凝視を行うクラフティ。そうして、再びそれを見たクラフティは確信する。…スライヌの残骸が、動いていると。

 

「…と、トカゲの尻尾の様なものでしょうか…?」

「それも違うみたいよ。攻撃目標の後ろ、見える?」

「見えますね、奴が通っただけあって綺麗なものです」

「……それって、変だと思わない?雑草やら潰されたものの跡しか残ってないのよ?」

「……そういう事、ですか…」

 

こくり、と頷いて前衛へと戻るノワールを視界の端に捉えつつ、クラフティは小さく舌打ちを漏らす。こんな厄介な事があってたまるか、と。

 

「…シュゼットお疲れ様。もう援護は大丈夫よ」

「っつー事はこの状況の理由が分かったんだな?」

「そういう事。まさか、とは思うだろうけど…冗談じゃないから、そう考えて聞いて頂戴」

「あいよ、で…何なんだよ、結局」

「……分体は増えたんじゃない、倒した分体が再生した(・・・・・・・・・・)のよ」

「…そりゃ、また勘弁してほしい事態だな……」

 

俄かには信じがたい…とは思うものの、クラフティはノワール様から説明を受けたんだから間違いないだろうと考えるシュゼット。確かに、それならば自分達が強過ぎた…という言葉も理解出来る。

これにノワール達が最初気付けなかった理由は二つ。まず一つは、分体は初めから全ているのではなく本体を削る毎に増えているという事。仮に再生能力があったとしても分体が一体二体ならば即座に倒してしまえるが故に気付くまでもない。続いて第二に、ノワールと二人のエースが相当な力量を持っていたという事。これは要は、この三人が戦力の大幅引き上げをしていた事で『殲滅速度≫再生速度』となっていた訳である。しかし、何度も本体を削る事で分体の総数(再生した個体含めて)が増え、逆に二人の離脱で戦力が低下した事により、味方側に傾いていた要素が均衡に近くなってしまった結果……今の、戦闘としては有利でも戦況としては若干不利という形になった。

そしてそれは…減っていた戦力が戻ったからと言って、即座に回復する様なものではない。

 

「くっそ、せっかく大分小さくなってきたってのに…!」

「しまった…!……っ…アーテル9、離脱します!」

 

士気こそ落ちていないものの、中々殲滅しきれない事に焦り、段々と精彩を欠いていくMG部隊。精彩を欠くという事は危険が増すという事であり…今も、複数の分体からの同時攻撃で頭部を丸ごと跳ね飛ばされた一機が後退を余儀なくされた。

それでもまだ何とか『殲滅速度>再生速度』であったおかげでノワールとMG部隊は分体を倒し切り、再生途中の個体を撃ち抜きつつ射線を開ける。

パンツァー隊の一斉射により、また少しではあるが身体の一部を剥離させて小さくなるグランディザストスライヌ。未だ巨大な事には変わりないものの…山や城の様な姿をしていた頃に比べると、明らかに目標はサイズダウンをしていた。……だが、まだである。まだ、撃破に足る状態ではない。

 

「こっからは気力と粘り強さがものを言うな…気張れよお前等!」

「生活圏との距離はまだ十分にあるわ、敵が多いからって功を焦ったりするんじゃないわよ?」

「は……はいっ!」

 

新たに現れた分体と、再生完了により動き出す分体。本体にダメージが入る度に増え、何度やられようと…それこそ千切れてもくっ付ければ直るスライムの様に再生する分体の存在は、MG部隊の精神に悪い影響を与えるには十分過ぎる程の圧力を放っていた。

それでも中隊長二人は声を上げ、自らが先陣切って戦う事で味方を盛り上げ様とする。その甲斐もあってか、苦戦しながらもまたパンツァー隊の射線を確保したMG部隊。

……が、それも最早限界が近かった。

 

「はぁ…はぁ……」

「まだ、奴は分体増やせるぜって感じっすね……」

 

後方からの射撃が目標を撃つ中、通信機からはそんな息遣いと声が聞こえてくる。隊長二人も表には出さないものの、指揮官としての職務とプレッシャーの中、他の隊員とは比べ物にならないだけの動きをしたのだから、疲労していない訳がない。

心身共に摩耗した状態で戦うというのは危険に他ならない。女神ですらそれはあるのだから、人である軍人がそのまま戦い続ければ…何人犠牲になるか、分かったものではない。

だから……ノワールは、決断する。

 

「……ユニ、前線に上がってきなさい。MG部隊は全機後退よ。パンツァー隊の直掩として私とユニで押さえきれなかった分体を相手して頂戴」

「…え…お姉ちゃん…?」

「別に同じ距離で戦えとは言わないわ。ユニ、貴女は狙撃専門ではないでしょ?」

「…うん、分かった…アタシは了解よ!」

 

ユニから返ってきたその声は、ノワールが想像していた以上に気張りの感じられるものだった。実のところユニが怖気付くのでは…とも思っていた為にそんな様子は一切ないユニにノワールは少なからず好感を抱いたが…勘違いもあり、彼女はユニが必要以上に気負ってる事へ気付く事が出来なかった。

いや、もし二人きりならば気付いたのかもしれない。それをさせなかったのは、他でもないMG隊の面子だったのだから。

 

「…そりゃねぇですよノワール様。ここで退けと?」

「そうですよ!俺等はまだ戦えます!」

「俺もです!」

「自分も!」

「……っ!黙りなさいッ!」

 

退こうとしないMG部隊員。俺も、自分もという声からは、自身の守る国民の勇猛さを感じられて本当にノワールは嬉しかったが……その気持ちを飲み込んで、彼女は一喝する。

 

「…そうね、まだ戦えるのかもしれないわ。でも、パフォーマンスの低下した兵を最前線で戦わせる訳にはいかない。さっき言ったわよね?死ぬのは許さないって。…国民を何人も死なせた上の勝利なんて、私は真っ平御免なのよ!」

「…ブラックハート様、ならせめて自分とシュゼットは残して下さい。パフォーマンス低下はその通りですが…それでもブラックハート様とブラックシスター様の援護位なら出来ます」

「駄目だって言ってるでしょ。てか、貴女達は指揮官なんだから、部下と違う場所で戦ってどうするのよ?…二人が守らなきゃいけないのは第一に部下、第二に国民…指揮官に任命した時、そう伝えなかったかしら?」

 

凛として、断固として残留を認めないノワール。そんな様子を見て、部隊員は思い出す。自分達の信仰する女神様は、一度決めた事…それも国民に関係する事となると、どうしようもなく意地っ張りで融通が利かなくなる方だったのだと。

ギロリ、とグランディザストスライヌを睨み付け自分とユニだけで殲滅しようと闘志を露わにするノワール。命を張ってこそ女神、自己犠牲の精神あっての女神、と女神の真髄を理解しきらないまま飛び立つユニ。そして、如何にして命令違反を実行すべきかと悪い思案を始めるMG部隊員。

そして、ノワールが突撃を、ユニが射撃を、MG部隊員が命令違反をしようとしたその時……

 

 

 

 

 

 

 

 

----------------戦場は、激震する。

 

『…………え?』

 

天空から降り注ぐ光芒。それを追う様に駆け抜けるミサイルの束。それ等は分体を纏めて灼き、飲み込み、本体にも襲いかかる。

そのあり得ない光景に、呆然とするラステイション国防軍。それは正しく人の…科学技術の成果である光学兵器と誘導兵器ではあるが、現在作戦参加中の部隊の中で、空からビームとミサイルを叩き込める兵器など存在しない。しかし、空から攻撃が目標へと放たれた事は紛れも無い事実。

だから、何が起きたのかを知ろうと顔を上げたノワール達が目にしたのは--------陽光に機体を輝かせながら大空を高速で疾駆する、紫の機動兵器群だった。




今回のパロディ解説

・ルエンクアージェの鼓動
機動戦士Zガンダムの各話タイトルの一つのパロディ。ほんとはマクロスから出したかったのですが…Zはマクロスから影響受けたとも言われてますし、これも私的にOK!

・AMBAC
ガンダムシリーズにおける架空の物理学用語の事。まぁ詰まる所は遠心力によるものですし、これと同じ様な事をイリゼ達女神もこれまでに何度かやってるんですよね。

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