超次元ゲイムネプテューヌ Origins Interlude   作:シモツキ

3 / 54
OAにおける設定・用語集と同様に、本稿における設定・用語はあくまで本作におけるものである為、原作シリーズや現実とは食い違う部分(所謂独自設定)もあります。但し私が勘違いしているだけの可能性もありますので、気になる事があった方はご質問をお願いします。


設定・用語集

国防軍

友好条約締結と同時に再編された各国の軍隊。元々あった軍は守護女神戦争(ハード戦争)初期の全面戦争により軍民共に多数の死者を出す事となってしまった為に解体されていたが、守護女神戦争(ハード戦争)終結後、女神以外で国の戦力と呼べるものがやはり必要だと判断され(ギルドは特殊な立ち位置の為該当しない)、再編されるに至った。解体から再編まではかなりの時間が経っており、大半の元軍人は亡くなっているか生きていても服隊不能な状態という事から事実上の『ゼロからの出発』となり、その関係もあってどの国防軍も実力主義の傾向がある(尉官までならば実力だけで登り詰められ、佐官以上も実力の影響する部分が大きい)。

 

 

国境管理局

 

友好条約締結と同時に設立された国務組織の一つ。空港に設置されている組織とは同系統ながら別の指揮系統に位置しており、陸路での人、物の国家間移動を管理している。陸路での国家間移動利用者は空路に比べ大幅に少なく、管理局も国の外れという生活圏から離れた場所に位置している為に、局員や関係者からは『閑職』などと揶揄されているが、当然陸路は空路より人の目が少なく且つ行動に自由が利く…謂わば不注意な人物が危険に遭遇する事や非合法な行動を行なっている人物が利用する事の可能性が空路より高い為、上層部からは重要なポストの一つとされている(実際給料も比較的高め)。

 

 

創滅の迷宮

 

数ある次元とは全く別の異世界。規模も形も決まっておらず、現れる度に違う姿となる(その為創滅の迷宮という名称も便器的なもの)。基本的には他の次元と同じ物理法則の元動くが、これもあくまで『基本的人間』でしかない。

この次元は言ってしまえば『あやふや』な次元の為、先に述べた通りの事象が起こり、また内部にいる人間の思いが反映、実現される事もある。

完全に他の次元とは隔絶された、次元世界の外側とでも言うべき創滅の迷宮は、とある事情により生まれた『本来いる筈のない存在』と同じ事情により消滅した『本来いる筈の存在』のみしか入る事が出来ず、その両者も故意に立ち入る事は不可能。その為迷宮の実情は今も多くが謎に包まれている。

 

 

特務監査官

 

友好条約締結後、政治体制や国の在り様の関係で機能し辛くなっている教会監査への懸念を示した各国上層部によって設立された『特務監査部』所属者の総称(但し現状の所属者はイリゼ一人のみ)。監査の関係上、教会から支援こそ受けるもののほぼ完全に独立した組織であり、監査対象には絶対権力者である女神も入る為、かなりの権限を有する。また本来の監査対象ではないものの、ある程度は民間への監査、干渉も可能。その分監査官へ任命される事は難しく(現段階では守護女神、教祖全員からの承認が必要)、その上監査で得た情報の隠蔽や私的利用を行なった際の罰則も各教会監査部より重い。また弾劾を行う事も可能で、それには女神と教祖、合わせて三人以上(同国からは二人まで)の賛同が必要。

特務監査は監査官の意向又は各国上層部からの依頼によって行う為、平時は一般職員として振る舞う。性質上中立を絶対とされる特務監査官だが、定期的に職場(国)を変えるのはあまりにも非効率且つ無駄である為、基本的にどこかの国を拠点として活動している。

 

 

犯罪組織マジェコンヌ

 

守護女神戦争(ハード戦争)終結後、暫くしてから風の噂で聞かれる様になった新興宗教。マジェコンヌの行動を世界への革命、よりよい世界への革新と捉え、マジェコンヌの意思を継ぐという大義の元行動を行なっている。言うまでもなく組織名のマジェコンヌは人名である『マジェコンヌ』から取ったのであり、犯罪組織というのも従来の常識に囚われない、新たな常識を作り上げるという考えの下。だが、当のマジェコンヌは設立に一切関係しておらず、そもそも彼女は革命、革新を目指していた訳ではない。

宗教名が聞かれる様になったのは前述の通り守護女神戦争(ハード戦争)終結後だが、正確な時期は定かではなく、殆どの入信者も知っていない。と、言うのも本宗教は厳重な情報統制が敷かれているからであり、一般人は勿論入信者ですら上層部や中核に関する情報は有していない。この点もあって、各国教会は本宗教を注意している(分かっている範囲では法律に反していない新興宗教の為、現状取り締まりは行われていない)。

 

 

ビーム兵器

 

高エネルギー体である粒子を収束させ、武器とする兵器の総称。別名光学兵器。実体兵器に比べ高威力で、ビームの出力を調整する事により同一の兵器でも刀身の長さや弾の口径などを若干変化させる事が可能(ビーム兵器に口径が記されていないのはその為)。また刃や弾丸など一部がビーム化した事で軽量化も果たしたが、技術の関係で実体兵器より整備性が悪く、天候や気候によっては威力や射程が減少してしまう、近接格闘兵装ならば叩き斬りが出来ないなど短所がない訳ではない。その為、総括としては性能の上限ならばビーム兵器、安定性ならば実体兵器と言える。

プラネテューヌで主に使われる物は荷電粒子、ラステイションで主に使われる物は重粒子と同一ではなく、科学的には当然差異があるが、ビーム兵器として運用する分には違いはほぼない。ビームという意味では魔力ビームやシェアエナジーを利用したビームも等しくビームだが、科学的ビーム二つと霊力的ビーム二つの間の差異は大きい。

 

友好条約

 

守護女神戦争(ハード戦争)終結の宣言及び四ヶ国の平和と更なる発展を目的に結ばれた、四ヶ国合同の友好条約。軍の規定や貿易における関税の再設定、各種文化交流など様々な要素が組み込まれており、四ヶ国全ての大きな契機となった。軍が(国防軍として)再編された事により軍需企業が、国家間移動の制限解除により貿易関連全般が、文化交流により郷土や観光関連企業が大きな利益を得、そしてそれ等の振興により雇用機会が増えた事で不特定多数の民衆の経済状況が好転した。勿論これは一例であり実際はもっと多くの組織、人間が利益を得たが、制限のある環境下だからこそ栄えていた組織やそれまで法の目を逃れていた企業は当然後退した為、不満が全くないという訳でもない。

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。