Fate/Meltout   作:けっぺん

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短編にしてはちょっと短め。
というのも先生の講義の数の関係なんですが。
そんな訳で八章章末短編、どうぞ。


chapter-8/ground.

 

『If/Meltout Girl's Side ~もしもザビ子だったら~・CCC編』

 

「……」

「……」

 あぁ、分かっている。皆の言いたいことは分かっている。

 だから、異常なものを見る目はやめてほしい。

 そして、地上からの「またか」というコール、そっちもやめてほしい。

 ()としてはこの奇妙なイベントはもう懲り懲りなレベルだったのだ。……また一人称変わってるし。

「……私と被るんだけど」

「……なんかごめん」

 不満げな白羽さんに何を言えばいいのか分からなかったが、とりあえず謝ることにした。

 声質も容姿も、やはり白羽さんと似ているようだ。

「騎士王……もしくはその子、いやさ暴君か、はたまた新撰組……なんとも例え難き現象よ」

 真面目になって分析しているように見えるガトーは多分普段通りだ。

 というか、何故その四名を例に挙げようとしたのかがまず分からない。

 さて、案の定私、紫藤 白斗は現在、女になっている。

 何故って、知るか。私に聞かないでほしい。今朝目が覚めたらこうなっていたのだ。ていうか、案の定ってどういう意味だ。

 本当に大変だった。獣の目をしたメルトに襲われかけ、レオの通信で何とか助かったものの、声の違いで異変を察知され緊急招集、今に至る。

 この謎の状況に桜は卒倒しスリープモードに。普段冷静なラニやダンさん、ユリウスでさえ目を丸くしている。凛は誰よりも早く動揺から立ち直り、あろう事か突っ伏して笑いを堪えている始末だ。

 ちなみに制服は男子のもののままだ。これがせめてもの救いか。女子のものに変わっていたら、いろいろと立ち直れなかっただろう。サイズは元のままなので、身長が減った現在はぶかぶかなのだが。

「ええっと……ハクトさん、でよろしいんですよね?」

「うん……」

「え、あぁ……」

 明らかに言葉に迷っているレオ。

 正直、心遣いをしようとしているその様子が何より痛い。

「ぷ、くく……一種のバグ、かしら……ふふ、でも、可愛いわよ? ふふふ……」

「……」

 私の男としての尊厳を真っ向から突き崩してくる凛の発言に倒れこみそうになる。

 本当に、何故突然こんな目に……

 最初こそメルトを疑ったが目が覚めた瞬間の驚愕の表情からして違うのだろう。その後の行動はともかくとして。

 いつぞやに――月の中枢で似たような事件があった。思い出したくもない悪夢だが。

 中枢にアクセスすれば元に戻れると分かって、そうしようと奮闘するもメルトに捕まって……何があったんだったか。気付けばひどい倦怠感が体中を支配していた。

 結局、何か知らないが満足したらしいメルトによって戻されたのだった。

 前回はメルトの実験だったが、今回は果たして誰の仕業か。

「このままで暫く愉……いえ、このままだと困りますね。どうにかして治す手段を考えましょう」

 この生徒会長、今間違いなく「ここままで暫く愉しみましょう」とか言おうとしていたぞ。

 なんかまったく希望が持てない。

「……メルトはなんで『どちらかといえば残念だ』って顔をしてるんだ?」

「いえ……別に。ただ、ちょっと勿体無いって思っただけよ」

「そうですね。もう少しこのままでも良いと思いません?」

「思わないよ!?」

 カズラまでもが普通ではなくなってしまっている。

 なんだろう、この味方が一切いなさそうな状況は。

「……ともかく、この状況、あまり表に出さん方が良いだろうな。混乱を招くきっかけになりかねん」

 半ば冷静さを取り戻したダンさんが言う。正直もう混乱は極みに達している気もするが。

「でも、一体どうすれば……」

「今日一日、迷宮へは赴かずに大人しくしていましょう。明日まで待って、治っているかどうかで今後の活動を判断します」

 正直、治っていなければ困るのだが。

 色々問題はあるだろうし、何より精神が持たない。

「そうね。じゃあハク、マイルームで養生しましょう。無理は良くないものね」

 気遣ってくれるようなメルト。

 その言葉の節々に感じられる他意が、決して安心をさせない。

 何故かご都合主義の如く魔術は使えなくなっているし、力も普段ほども出ない。

 正直ここから先、メルトと二人になってしまっては終わりだろう。

 獲物と捕食者、二つが密室にいれば、発生することなどたった一つなのだ。

「ちょっと待ちなさい。子リスハクトはとってもレアなのよ? 独り占めするのはどうなのかしら?」

「……なんで呼び方を変えるんだ?」

「え……いえ、だって今のハクト、子ブタってよりは子リスじゃない?」

 意味が分からない。

 性別が変われば呼び方まで変わるものなのか?

「じゃなくて! 子リスハクトを少し私に貸しなさい」

「イヤ」

 いつから私はモノになったのだろう。

「なんでよ、別に貴女だけのものじゃないじゃない」

「イヤ」

「お願い! 血液一リットルで良いから! 嬌声一時間で良いから!」

「イヤ」

「……」

 やたら物騒だったり本来の性別を分かってほしかったりするエリザベートの懇願をメルトがあしらう一方で、私は鳥肌が沸き立っていた。

 口論から逃避するように視線を逸らすと、リップと目が合う。

「っ……!」

 その一瞬で白羽さんの傍まで“戻った”。

 本能的に其方に目を向けたのも、こっそりと迫ってくるのを感じ取ったからだ。

 持っている気配遮断のスキルをここで使うことがそもそもおかしい。

 動くたびに軋む爪の音で気づけたのだが、もし発見できなければもっと面倒事になっていたに違いない。

 リップに限ってそんな筈はないと思いたいが、目を合わせることなく余所見をしながら吹けない口笛を吹いている様子を見れば、少なくとも何か企んでいたことは明らかである。

「ハクトさん……いえ、ミス紫藤」

「だから何その呼び方!?」

 変わっているのは外見だけであり、精神自体は一切変わっていない。

 よって呼ばれるに相応しいのは間違っても(ミス)ではなく(ミスター)である。

「まあ良いじゃないの、ハクトさん?」

「さりげなく変わってない!?」

 凛にはこの場に参戦せずにいられるかといったあくどさが垣間見える。

 そして、席の反対側、レオは満面の笑顔で、同じく清々しい笑みを浮かべたカレンと握手をしていた。

 さぞこの状況を楽しんで、いや、愉しんでいることだろう。

「……だが、時間経過で治るとも言い切れん。何か手段を模索すべきでは」

「いやいや兄さん、()()を治すなんてとんでもな……っと、違う。余計な手を出して悪化する可能性もあります。ここは静観しましょう。ですよね、ガウェイン」

「はい、我が君。変容に関わる魔術と時間とはとても密接な関係にあります。著名な御伽噺にもそういったものがありますし、何より――いえ、お話することでもありますまい」

 現在進行形で異変の対象となっている身としては、そんな夢物語の幸せな結末などこれっぽちも期待できない。

 もうどうでも良いから、誰か即刻治す手段を見つけてきてほしい。

 この際BBとかでも構わないから。

『――おっと? まさかまさか、旧校舎のセンパイから私を呼ぶ心の声が!?』

 と、そのとき、どこからともなく喜色に満ちた声が聞こえてきた。

『しょうがないですね。しょーがないですねー! 本っ当にしょうがないので、作業を中断してお邪魔しちゃいましょう! ノートッ!』

『……私、いつぞやから続いて便利屋扱いになってません?』

 続けて聞こえてきた苦言と溜息。

 そして、誰が対処するよりも早くBBとノートが現れた。

「はーい! センパイの熱いコールに答えて颯爽登場BBちゃんでーっす!」

 いつもに増してハイテンションなBBと、あからさまにやる気のなさそうなノート。

 その表情は当然というべきか、此方に向けられた瞬間に固まった。

「……また、面倒なことに巻き込まれたのですね……」

 ノートの呆れ声には若干の無気力さも含まれている。

 便利屋扱いされている今の状況、やる気がまったくないのも分かるが。

 そしてBBは、暫くの間目を瞬かせて。

「……センパイ。女体化はいい加減飽きられますよ? 新作にもいるらしいですし」

 なんの話だ。

「で、誰の仕業なんです? センパイを弄って遊んで良いのは私だけなんですけど」

「何言ってるのよ。貴女にもそんな権利ないわ」

 もしかして解決してくれるのではないかという淡い期待が音を立てて崩れ落ちていく。

「センパイは男だから弄くり甲斐があるんです! そんなことも――」

「私は知ってるわ。ハクは女でも――」

「そうよ! 否、女だからこそ出来ることも――」

 舌戦が血で血を洗う戦いに発展しそうになっている頃には、概ね生徒会室の空気は同情に向いていた。

 結局、私はいつ戻れるのだろう。

 そもそも、犯人というか、原因はなんなのだろう。

 辿り着けもしない真相に考えを巡らせながら、私はどうにか現実逃避をしていた。

 

 

「――で、シンジ。結局さっきの術式はなんだったんだい?」

「んあ? ただの失敗だけど? だから適当に捨てたんじゃないか?」

「大丈夫なのかい? 他に被害が出たりとか」

「出ても大したものじゃないよ。多分――三日もすれば治ると思うよ」

 

 

『KYO-NO WAKAME』

 

先生

「と、いう訳で犯人が確定したところでこのコーナーだ。

 今日も今日とていつもの鬼畜外道と実況していく。

 今回が最終回らしいが、どうなることやら。なあ神父にシスター」

 

 

 

 

 

先生

「……む? なんだ、いないのか?

 最後だというのに調子が狂うな。

 仕方ない。待っているのも面倒だ、始めるとしよう」

 

 

言峰『さあ、久しぶりに腕を振るった。食すが良い』

ワカメ『ちょっと待て。なんだよこれ?』

言峰『見て分からないか、麻婆だ』

ワカメ『……人が食べられる色、してないぞ』

カレン『いいから、食べなさい。大人しく、パクッと、モグッと。驚愕(びっくり)する程の理想郷(ユートピア)が待っていますよ』

ワカメ『なんかどっかで聞いたことあるよそのフレーズ!?』

言峰『大丈夫だ。NPCである私が珍しく真面目に作ったのだからな』

カレン『そうですよ。畜生神父といえどNPC、真面目に事を成せばそれなりの成果となります』

ワカメ『いや、だけど』

カレン『あまり力ずくは好みませんから』

ワカメ『何でその布まだ持ってんの!? 満面の笑みで言われても説得力皆無なんですけど!?』

言峰『はっはっは。仕舞うがいいシスター。そんなものを出さずとも、この少年は既に我が麻婆に魅了されている』

ワカメ『誰がされるか! 冗談も程々に』

言峰『魅了(チャーム)(物理)!』

ワカメ『むぐ――――!?』

 

先生

「アイツらは一体何をやっているんだ。

 あの殺人兵器の布教とは、最後に恐ろしいことをやってくれる。

 あんなもの、まともに食える人間なんざほんの一握りだろうに。

 ……あーあー。見せられん光景が繰り広げられているぞ」

 

ワカメ『……』

言峰『ふむ。やはり、未熟な海藻類では耐えられなかったか』

カレン『まったく、だらしがないですね』

言峰『これでは我らが主には到底及ぶまい。さてシスター、お前はどうだ?』

カレン『いりません。どうせ味覚もないので』

言峰『瑣末なことだ。そんなこと、気にならない程度に香辛料を込めたつもりだからな』

カレン『麻婆神父が作ったという時点で論外です』

 

先生

「主役の本人が力尽きてしまっては続けようがないではないか。

 ふむ。ならば仕方ない……終わるとしようか」

 

 

 

 

 

先生

「……という訳にもいかんだろう。

 暫く待つか。まったく情けない。この程度で倒れてしまうとは……

 ……いや、うむ。まあ、アレは耐えられるものではないだろうがな」

 

ワカメ『……はっ』

桜『あ、気付きましたか、慎二さん』

ワカメ『は……? なんで僕、保健室に?』

桜『ライダーさんが運んできたんですよ。診てやってくれって』

ワカメ『ライダーが?』

桜『はい。なんか、真っ白な灰みたいになっていたって言ってましたけど』

ワカメ『……何があったのか思い出せないけど。そもそも、ライダーは何処に行ってたんだか』

桜『アーチャーさんと一緒にお酒を飲んでいるようです。かなり沢山飲んだようですよ』

ワカメ『またか……で、マスターを置いてまた出かけたと。まったく……』

桜『部屋が少しお酒臭くなってしまいました……AI権限、使っちゃおうかしら』

ワカメ『ッ――!?』

桜『ああ、でもサーヴァントには通用しないだろうし……なら』

ワカメ『じゃ、じゃあ僕もう行くから!』

桜『あっ、まだ万全じゃ――行っちゃった。何を怯えていたんでしょう?』

 

先生

「前々から気になっていたのだが、健康管理AIの権限って何なのだろうか。

 ……ん?」

言峰

「待たせたな。なんだ、もう始まっていたのか」

カレン

「どうも……あら、今回が最終回だったのですね。

 遅刻したのは貴方のせいですよ、サラリーマン神父」

言峰

「やめろ。覚えはないが妙に悪寒を感じる。

 さて、続けようではないか」

先生

「喧しくなったな。まあ、最後だ。これでも構わん」

 

ライダー『おっ、起きたのかいシンジ』

ワカメ『ああ、ライダー。お前、また飲んでたのか』

ライダー『そりゃ飲むさ。酒は飲めば飲むだけアタシの力になるさね』

ワカメ『あ、そう……』

メルト『シンジ、ちょっと良いかしら』

ワカメ『げっ……』

ライダー『天敵の登場だねぇ、シンジ。頑張りな』

ワカメ『ちょっ!? 助けたりとかしないワケ!?』

ライダー『いや、だって面白いし。どうせ嬢ちゃんの事だし、またパシリだろ?』

メルト『良く分かったじゃない。欲しい人形があるのよ』

ワカメ『だから、何で僕が買わないといけないんだ?』

メルト『だって最終回じゃない。私が出て終わり。これが綺麗な完結でしょ?』

ワカメ『なんの話!?』

メルト『じゃ、よろしく。忘れたらウイルスぶちこむわよ』

ワカメ『ちょ、待て! 最終回ってなんなんだよ!?』

 

先生

「まあ、そういうことだ。これでこのコーナーも終わりだな。

 お前たち、何か一言あるか?」

言峰

「強いて言うならば、残念でならん。

 迷える子羊の、もっと迷うところを見ていたかったのだが」

カレン

「同感です。せっかくの息抜きだったのに。

 過ぎたことを言っても仕方がないのですが」

先生

「やっぱこいつら最悪だな。

 あの少年が今後、こいつらと関わらないことを祈るとしよう。さあ、次だ」

 

 

『アンデル先生出張講義 サーヴァントの事聞いてみた』

 

「さて、読者諸君、またもやアンデルセンだ。このコーナーも残すは二回だな。

 この講義ではサーヴァントについて綴る。予めここにFate/EXTRA materialがある。真名は分かっているぞ。

 初めに言っておくがこれはFate/EXTRA CCCで俺が章毎に語るアレほど掘り下げていない。

 まぁそれは作者の頭とかメタ的理由だが。文句や抗議は作者宛に送りつけてほしい。

 と、前回と全く同じテンプレで始めさせていただく。では今回の題目はこれだ」

 

・アーチャー(金)

 

「……一人か。気軽だが、どこか物寂しいな。

 外典勢を最後に持っていく辺り、作者も困っていると見るべきか。

 まあ良い。語っていくとしよう」

 

『アーチャー ~全てを手にし、完全なる勝利者となった男~』

「アーチャー。ジナコ・カリギリのサーヴァントだ。

 その真名はアルジュナ。インドの巨大叙事詩、マハーバーラタに謳われる大英雄だ。

 Fateシリーズでも度々語られる、カルナの宿敵にして異父兄弟だな。

 マハーバーラタの主役といって差し支えないパーンダヴァ五兄弟の三男だ。

 誰しもに大事に扱われ、誰しもが誇りに思い、それに決して思い上がらなかった。

 健全にして円満。天賦の才を持ち、特に弓に関しては師匠も驚愕せんばかりだった。

 神は悉くアルジュナに加護を齎し数多くの宝や奥義は彼を助けた。

 迷いを持ちながらもカルナを討ち、戦争の勝利者となった後は悪を罰するために世界を回った。

 そうして不正を働く王を倒し、平和な世界を確立したのだ。

 その後、年老いて世捨て人となったアルジュナは、ヒマラヤの地でこの世を去る。

 こうして、アルジュナの人生は幕を閉じた。まさに勝利者、成功者といえよう」

 

ハク「先生、彼はどんな英霊なんですか?」

 

「たった一つの欠点もない超人。武も精神も完璧な男だな。

 自身の行いに迷いを持っておらず、しかし他者を思いやることもできる。

 言うなれば『ぼくのかんがえたさいきょうのえいゆう』という奴だな。こんな古から最強設定はあったのか。

 正直な話、こいつを語っても俺の口からでは碌な出来になろう筈もない。

 『皆にもてはやされ、全てを手に入れ、戦争に勝ち、幸せに暮らしました』――こんなつまらない話があってたまるか。

 俺が一番嫌いなタイプだ。聖人君子然としたあの性格がまったくの素だから尚性質が悪い。

 いっそ間逆に悲劇一色のカルナの方が面白いぞ。こんな成功者を語るよりはな」

 

アルジュナ「確かに……貴方に語らせればそうなりましょう。相性というものはあるものです」

 

「その通りだ。俺は世辞なんて言えん。それでも言葉を尽くすとなれば、至極単純な奴だ。

 ただまっすぐ自分を信じる。知っているか、こいつはとある罰を許された際、それでも自ら実行したんだ。

 良いことも悪いことも呑み、今自分のすべきことを全力で成す。

 たったそれだけの、つまらん信条。それがアルジュナを真の成功者としているんだ。

 まったく、よくもまあ、これだけ正直にいられたものだ。

 ここまで来ると最早人間らしくはないな。神ですら異常と言うだろうよ」

 

アルジュナ「なるほど。確かに私の評だ。……至極気分が悪そうですが?」

 

「自分に馬鹿正直すぎる奴にやたら縁があってな。頭が痛くてかなわん」

 

「さて、今回は軽かったな。残すは一回。外典勢だ。

 では手短に終わるとしよう」

 

 

先生「短編はそれなりに短めだったな」

ハク「出張講義が一人分だったからね。でも、最後は――」

メルト「長くなるわね。最後の短編にはアレがある筈だから」

先生「まあな。EXTRA編から引っ張っていたあのネタが目覚めるだろう」

ハク「そして、本編は最終章、と」

先生「言わずもがな、最も長い章となることだろう。どうか最後まで読んでいただきたい」

ハク「それじゃあ、最終章章末でまた」

メルト「グッバイアルブレヒト。お付き合いいただき感謝するわ」

先生「ご苦労だったな。暑い季節がやってきた。倒れないように注意するんだな」




あのネタってのは、あのネタです。
夢のなんちゃらです。

さて、次回からは遂に最終章。
最初からクライマックス……というわけではありませんが、コメディ要素は少なめ。
ただ、これから先ちょっと更新遅れることもあるかもしれませんがご了承ください。

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