Fate/Meltout   作:けっぺん

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長門さんとむっちゃん出撃。分かる。熱かった。
大鳳の唐突な登場。分かる。悔しいが熱かった。
あの最終話の熱さだけで、十話のアレを改めても良いとさえ思えた。

だけど髪飾り、てめーは駄目だ。
綺麗に終わらせた感があるのに、どうにも釈然としないとです。

まあ、それは置いといて、七章章末です、どうぞ。


chapter-7/my room.

 

取得マトリクス

 

 

クラス:--

真名:メルトリリス

マスター:紫藤 白斗

宝具:

ステータス:筋力D+ 耐久C 敏捷A+ 魔力A 幸運B+

 

スキル

 

加虐体質:A

戦闘において、自己の攻撃性にプラス補正がかかるスキル。

プラススキルのように思われがちだが、これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。

バーサーカー一歩手前の暴走スキルと言える。

攻めれば攻めるほど強くなるが、反面、防御力が低下してしまう。

無意識のうちに逃走率が下がってしまうマイナス面もある。

 

ドレイン:D

id_esスキル『メルトウイルス』の機能停止によって覚醒したスキル。

経験値や能力の限定的吸収、また、経験値の一部を使用した敵の能力の模倣が可能。

 

騎乗:B+

騎乗の才能。

現存する“乗る”という概念が通用するものであれば何であれ乗りこなせる。

メルトリリスがどうしてこのスキルを所持しているかは、想像にお任せしたい。

 

 

弁財天五弦琵琶(サラスヴァティー・メルトアウト)

メルトリリスの宝具。ランクはEXの対界宝具。

相手を身に宿していた力共々溶解・吸収する。

本来は対人戦闘に使うものではなく、一定の文明を築いた文明圏に用いる対衆、対界宝具。

スキルや支配していた空間をも吸収し、暫くの間操る事が出来る。

 

 

クラス:アルターエゴ

真名:ローズマリー

マスター:BB

宝具:悋気たる華燭の典(ヘラ)

ステータス:筋力C 耐久A+ 敏捷B 魔力A 幸運E

 

スキル

 

過剰恋慕:A

好意を持つ相手への過剰なまでの想い。

対象の行動一つ一つを細かく見ることで対象が起こす状況変化に対応しやすくなるが、周囲に目が行かなくなるという欠点もある。

ローズマリーの恋情は相手の目、相手の心、相手のすべてが自分に向けられていないと満たされない。

向いていないのならばどんな手段を用いても向けさせる。

相手の周囲の人間を殺してでも、味方を殺してでも、最悪相手を殺してでも無理矢理自分に向けさせる。

フレンドリーなローズマリーだが、根底にはこのスキルが存在している。

暴走したが最後、何をしてでも相手を手に入れようとするだろう。

 

バグハート:EX

id_esと呼ばれる、アルターエゴたちが生まれながらに持つ特殊能力。

スキル『狂化』から進化したチートスキル。

想い人の言動、そしてそれから得た自身の喜びをステータスへと変換する狂気の愛。

基本こういった、相手が対象となるスキルは受け手に回る場合が多いが、このスキルは違う。

ただ自分が相手を想うだけで、相手を何としても自分のものにしたいという欲求が働きステータスへと変換されるのだ。

更に、追加効果として所持者はプラスの感情値に限界が存在しなくなる。

つまりローズマリーが感じる「嬉しさ」「楽しさ」「愛おしさ」などの感情には限界がなく、下手をすれば暴走を超え愛する機能だけを持った人形にすらなりかねない。

これが、BBがローズマリーを最大の失敗作とする所以である。

尚、このスキルの名称はBBの後付によるもの。

 

精神拒絶:A+

強固な精神防御。

精神干渉系魔術を無効化し、自身の精神を絶対的なものにする。

また、体内にあるあらゆる存在を、ローズマリーは望むことで体外に弾き出すことができる。

A+ランクにもなると自身に組み込まれた女神の情報さえも弾くことが可能。

 

自己改造:C

自身の肉体にまったく別の肉体を付属・融合させる適性。

元々アルターエゴが持つスキルであり、女神が組み込まれている事を指す隠しスキル。

ローズマリーはそのスキルのランクを引き上げ、精神拒絶によって弾き出した女神を宝具に格下げする性質を得た。

 

 

悋気たる華燭の典(ヘラ)

ローズマリーに組み込まれた最強の女神を宝具クラスにまで圧縮し、格下げしたもの。

全ての行動の判定に“愛”、また愛の対象に関わる“妬み”という概念を付加し、成功判定を引き上げる。

愛の対象は特別定められていない。ただ、その愛が深ければ深いほど、ローズマリーは行動が上手くいくようになる。

その愛が歪んでいれば、相手にとっては厄介極まりない。

“愛”“妬み”の概念が一定以上に達すると炎として具現化し、外敵を焼き尽くす。

愛の対象と自身以外の全てを拒絶する炎は妬み以外の感情を知らないため対心に属する攻撃には弱い。

 

病める瞬間も(アムルタート)

ローズマリーに組み込まれた女神を宝具クラスにまで圧縮し、格下げしたもの。

この剣で触れた対象のバッドステータスを対象に根付かせる。

此方のみでは、治癒が難しくなるだけの宝具。『健やかなる瞬間も』と二つで真価を発揮する。

尚、傷つける者、傷つけた者どちらかがバッドステータスと見なすものであれば対象となるため、範囲は広い。

 

健やかなる瞬間も(ハルワタート)

ローズマリーに組み込まれた女神を宝具クラスにまで圧縮し、格下げしたもの。

対象を『病める瞬間も』で傷つけた後、この剣で再び触れる事によって根付いたバッドステータスを悪化させる。

概念的なものである場合、何をもって悪化とするかは解釈に左右される。

 

『複合神性』

アルターエゴは英霊複合体として創造されたハイ・サーヴァントである。

BBはムーンセルのサーヴァントアーカイブにアクセスし、その中からエゴと適合する女神を選び、データを再現。

アルターエゴを女神の複合体として成立させた。

ローズマリーに組み込まれた女神は三体。

一神目はギリシャ神話における最高位の女神ヘラ。

主神ゼウスの妻であり、嫉妬深くゼウスの浮気相手からその子供に至るまでに復讐の裁きを与えた。

二神目、三神目はゾロアスター教で崇拝される善神、アムルタートとハルワタート。

密接不可分とされ、水と食物を司り、それぞれの名前は「不滅」「完全」を意味する。

また、同じくゾロアスター教において崇拝され、悪神であるザリチェ、タルウィと敵対しているとされる。

 

 

クラス:バーサーカー

真名:フランケンシュタイン

マスター:

宝具:乙女の貞節(ブライダル・チェスト)

ステータス:筋力C 耐久B 敏捷D 魔力C 幸運B

 

スキル

 

狂化:D

筋力と耐久のパラメータを上昇させる。

言語能力が単純になり、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。

マスターと意識を同一させている訳ではないため機械的な言動は行わない。

 

ガルバニズム:C

生体電流と魔力の自在な転換、および蓄積。

電気を魔力に、魔力を電気に変換する事で必要な魔力・電力を補う事ができる。

魔力による実体のない攻撃を瞬時に電気へと変換し、周囲に放電することで無力化する。

また、蓄電の量によって肉体が強化され、ダメージの修復の速度も上がる。

生命活動を肉体に宿る電気で説明するガルバニズムの概念は錬金術のカテゴリに属する。

 

虚ろなる生者の嘆き:B

狂化時に高まる、いつ果てるともしれない甲高い絶叫。

敵味方を問わず思考力を奪い、抵抗力のない者は恐慌をきたして呼吸不能になる。

また、狂化のスキルを持ったサーヴァントがフランケンシュタインの叫び声を聞き、幸運判定に失敗すると狂化のランクをワンランク上昇させる。

フランケンシュタインはバーサーカーにしては高い思考力を持っており、彼女の唸りには何かしら意味がこもっている。

だが、このスキル発動時は狂気しか感じられない。精神が高揚してこれが発動してこそ、彼女は正しい意味でのバーサーカーとなるのだ。

 

 

乙女の貞節(ブライダル・チェスト)

バーサーカーが持つ先端に球体のついた戦槌(メイス)

球体はバーサーカーの心臓であり、如何なる時も肌身離さず所持している。

周囲の余剰魔力を回収、蓄積する事で戦闘時に使用する魔力を補うことができる。

余剰魔力が溢れている状態ならば、擬似的な魔力放出も可能。

ガルバニズムとあわせれば、永久機関にも等しい継戦能力を発揮する宝具である。

 

磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)

リミッターを解除した『乙女の貞節』による、自身の魔力の完全放出。

放出した魔力はガルバニズムにより電流に変換され、天空へと伸びる一筋の雷から広がっていく雷撃は聳え立つ大樹を思わせる。

普段はリミッターで制御されており、通常の電流放出ならば解除しなくとも可能。

解除した状態で放たれる一撃は狂戦士(バーサーカー)に相応しい破壊の痕を残す威力となるが、発動後『乙女の貞節』は内部の回路が焼き切れ、魔力を解き放った身体は活動を完全に停止する。

使用者に待っているのは、即ち死である。

ただし、この雷は時として“第二のフランケンシュタイン”を生み出す可能性がある。

もっとも、彼女自身はその結果を知ることはないのだが。

 

 

クラス:オブザーバー

真名:

マスター:無し

宝具:

ステータス:筋力D 耐久E 敏捷C 魔力E 幸運E

 

スキル

 

心眼(偽):C

動物的直感による危機回避。

―――――――――――――――――――――――――――。

――――――――――――――――――、――――――――――――。

 

 

聖者の選択(ロンギヌス)

神の御子の血を受けた聖槍。

ダメージ数値は相手の粛清防御を無視し対象の神性数値を上乗せした上で計算される。

――、――――――――――――――――――――――――――――――――――。

――――――――、―――――――――――――――――。

―――――――――――――、――――――――――

――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――、――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――、本来カレンやカレンに組み込まれたサーヴァントでは扱えない高位の宝具。

ランクを落とし、魔術礼装としての属性を持たせることで使用を可能としているため、性能が落ちている。

上記の能力はランクを落とした状態のもの。本来は更に強力な効果を持っている。

 

 

 

章末茶番『教えて! アンデル先生!』

 

先生「取得SGがないせいでやたら短いな」

メルト「終盤に行くにつれてこの章末を「余計なもの作っちまった」って後悔しているらしいわ」

ハク「まあ、終盤は解説することも多くなってくるし、短編は暇潰しに最適な辺り、扱いに困ってるらしいけど」

先生「もう暫く作者はクッソ暇な期間が続く。もう暫くは安定した更新を続けたいものだ」

ハク「四月上旬からはどうなるか分からないからね。終盤も終盤で、どうなるか」

先生「元々この作品自体暇潰しに書いてたものだ。大して変わらんだろう。最近も暇ばかりだが息抜き程度にしか書いていないしな」

ハク「なんの息抜きなんだ?」

先生「艦これだ。大鳳が出ないらしい」

メルト「PC溶かしてやろうかしら」

先生「最近使っているPCの調子がマジで悪いらしいから洒落にならんな。書き溜めが吹っ飛ばないか毎日戦々恐々しているようだ」

 

Alter Ego-E

 

先生「三話構成。多分、読者諸君には驚いてもらえたと思う」

メルト「無論、悪い意味でね。ヴァイオレットの退場は唐突すぎるわよ」

先生「決戦が終わり、彼女の章も終わった。原作のCCCルートリップみたいなものだ」

ハク「作者はプレイ時何が起きたか分からなかったらしいね」

先生「ここで退場させた理由としては幾つかあるが、大きな理由は魔眼がチートすぎるためだ。ローズとの戦いがヌルゲーと化す」

メルト「敵として残せば良かったじゃない」

先生「魔眼の描写があれで限界だった。引き伸ばしてられるか」

ハク「要するに、完全にメタ的理由で退場したんだね」

メルト「不遇すぎるでしょ。眼鏡っ子好きの読者には申し訳ないわ」

先生「大丈夫だ。まだジナコがいるしな」

メルト「需要が違うと思うわ……」

先生「そして、今回の茶番のゲストにヴァイオレットはいない。多すぎるとアレだからな」

ハク「どこまで不遇になるんだろう、ヴァイオレット」

先生「エゴの中じゃ優遇されてる方……でもないか。プロテア以外はそこそこ出ているしな」

メルト「寧ろプロテアが出なさすぎてると思うのだけど」

ハク「序盤に少しと、一番最近の登場は五章の章末短編(一言)か」

先生「まあ、プロテアは八章で主役となる。ようやくあの規格外ウルトラギガントガールが猛威を振るう訳だな」

ハク「規格外ウルトラギガントガールて」

メルト「本作ではまだ具体的な戦闘力が出てないわね。どのくらいなのかしら」

先生「まだ詳しくは言えないというか、言う必要もなさそうだが――強いて言えば、『レベルを上げて物理で殴る:EX』と言ったところだろうか」

ハク「あっ……」

メルト「どこまでも私と相性が悪いわね」

ハク「そこまで単純だと、逆に勝てる気がしないんだけど」

先生「安心しろ。単純すぎると描写も単調になる。そうならないためにちゃんとしたチート能力も付け加えてあるからな」

ハク「まったく安心できない……」

メルト「ってか、余計よねその措置。無理ゲーがクソゲーになるだけじゃないの」

先生「そんなの、今更だろう。CCC編の難易度はベリーハードを通り越してルナティックだ。狂気のレベルだ」

ハク「その影響は、今まで散々に受けてきたね。この章なんて特に」

先生「だが、その分強力な味方が付加されているではないか。カレンの秘密が明かされただろう」

メルト「で、白融がなんでアレに組み込まれてるのよ」

先生「そろそろ学べ。まだ話せないに決まっている。カレンについては、この終盤に至るまで様々な秘密が出てきたが、これからは答え合わせのターンだ」

ハク「マトリクスも、少し更新されたね。まだ不明部分がかなり多いけど」

メルト「宝具はともかく、スキルは隠す意味があるのかしら」

先生「あまり理由はないんだが、組み込まれたサーヴァントの真名に辿り着きかねないからな」

メルト「スキル一つの説明で真名が明かされるレベルって事?」

先生「まあ、作者の考え過ぎだと思うのだがな。一応、まだ真名明かしたくないって事のようだ」

ハク「実際そこまで隠すほどインパクトのある真名なのか?」

先生「どうだろうか。インパクトはあるといえばある」

ハク「その辺りは、今後の展開をって事だね」

メルト「ハク、この茶番分かってきたわね……」

先生「さて。そして極め付けは『心核・月光令呪(ハートレス・ムーンコマンド)』についてだな」

ハク「一画は僕の本当の記憶を引き出すため、そしてもう一画、ノートが旧校舎に入れないようにしたんだよね」

メルト「ノートが侵入できることは以前から分かっていたのに、今まで使わなかったのは?」

先生「緊急手段だからだな。当然ながら、緊急というからには緊急と定義するための条件が必要だ。その条件に今までは触れていなかったという事だな」

ハク「で、その条件は……」

先生「これまで、一切描写していない訳ではないんだがな」

メルト「説明する気はないのね」

 

Deepest Love Fire.

 

先生「六話構成。長いように思えるが、迷宮攻略の話がこれだけだったから結果的には短いな」

メルト「何もされてなかったわよね、ハク」

ハク「ん……多分。分からないけど」

先生「という訳で、詳しい証言が必要だろう。呼んでみた」

メルト「え?」

ハク「え?」

ローズ「センパイ! 会いたかったよっ!」

ハク「っ、ローズ!?」

ローズ「うん! 早い再会だったね」

メルト「……」

先生「ついでにもう一人。今章で脱落したバーサーカー、フランことフランケンシュタインだ」

フラン「どうも、ふらんです」

ハク「普通に喋ってるし……」

フラン「じなこからのめいれいです。ひらがなだけですが、ごりょうしょうください」

先生「メタ発言バリバリだな。既に茶番のノリを理解しているとは、流石なものだ」

ローズ「センパイ……センパイぃ……」

ハク「えっと……ローズ?」

メルト「……」

先生「台詞だけだと状況が分からんな。うん、なんだ……抱きついて、擦り寄っている」

フラン「しかたないので、わたしたちでおはなしをすすめましょう」

先生「お前、本当にバーサーカーか? まあ良い。仕方ないので、あの三人は放っておこう」

フラン「では、よろしくおねがいします」

先生「なんか調子が狂うな。あー、まずローズの迷宮だが、白斗(アイツ)以外を拒む仕様になっている。侵入禁止には出来なかったが、他者には五感に嫌悪感を与える仕組みだな」

フラン「わたしはほとんどかんじませんでしたが」

先生「人造人間ゆえに、そういう機能でも付いてたんじゃないか? 後半は忘れ去られたように描写がなかったから知らん」

フラン「てきとうですね」

先生「この茶番の無計画度合いがバーサーカーに指摘されてるんだが。いつもよりやりづらいぞこれ」

フラン「しかたないでしょう。いつものおふたりは――」

メルト「……いい加減離れなさいよ」

ローズ「嫌。どうせこれで本当に最後なんだし、ちょっとくらい良いじゃん」

ハク「……」

フラン「――こんなちょうしですし」

先生「もうなされるがままだな」

フラン「というわけで、おはなしのつづきを」

先生「ああ。ローズマリーが紫藤 白斗を殺せなかった理由だが、最後の最後で考察された通りだ。ローズマリーは愛する者を殺せない。そういう風に出来ていた訳だな」

フラン「わたしはそれに、きづかなかったけれど」

先生「バーサーカーゆえにな。だが、その後の判断が功を奏して奴の傷は焼き払われた。つまり、ローズマリーの宝具が傷を根付かせるという性能でなく、奴が死んでいれば、蘇生するかは本当に運ゲーになっていたことになる」

フラン「……ひつぜんてきだった?」

先生「そうだ。宝具の性能が見事に噛み合って、紫藤 白斗は必然的に復活した。しかし、その他の手段では復活は適わない。良かったな、お前でなければ解決できなかったことだ」

フラン「……よかった。とどいて、くれたんですね。それならよかったです」

ローズ「センパイ、センパイ……好きだよ」

ハク「あ、ああ……うん、僕も、嫌いじゃな」

メルト「ハク……?」

ハク「え……あ……」

先生「あいつらはいつまでやっている気なんだ」

フラン「あの……わたしも」

先生「行ってこい。説明するべきことは俺がやっておく」

フラン「ありがとうございます……それじゃあ、いってきます」

先生「さて。話していない事は……ローズマリーの戦闘能力についてか。ステータスは上記の通りだが、彼女は女神を宝具としていたためステータスが落ちていた。それによって戦闘能力も下がっている。カズラに次いで戦闘能力は低いが、その差はかなり開いているな」

フラン「はくとっ」

ハク「え!? ふ、フラン――」

先生「……アイツも呼び捨てだったのか。で、『病める瞬間も(アムルタート)』についてだが、付けられる傷には際限がない。また、対象が大事に思っているものほど傷が付きやすくなる。サーヴァントに使えば恐らく、宝具封印も可能だろうな」

ローズ「ちょっ、この泥棒猫! センパイを盗ろうとしないでよっ!」

メルト「貴女が言う筋合いはないわ! ハクから離れて!」

フラン「これは、たすけてくれたおれいですから」

ハク「……」

先生「無心になっているのか。というか、俺ばかり台詞が長すぎるな。そろそろ次に行くか」

ローズ「こうなったら……力づくで引き剥がして――」

メルト「かかってきなさいよ、返り討ちにしてあげるから――」

フラン「ころしてでも、うばいとる――」

ハク「……はぁ」

先生「爆発依頼なら、随時受け付けているぞ」

 

Rosemary.

 

先生「七章のラストだ。ローズの消滅、BBとノートの会話の二つだな」

ハク「ローズの前に出てきたのは誰なんだ?」

ローズ「分かんない。あのときはもう、殆ど周りも見えてなかったし、声を聞き分けるほど頭も回らなかったもん」

先生「まあ、CCCプレイ済みの読者諸君には大体察しが付いていると思うがな」

メルト「終盤って雰囲気になってきたわね」

フラン「つまり、だつらくしゃもふえてくると」

先生「痛いところを一々突いてくるなこのサーヴァントは。まあ、仕方ないのでネタバレさせてもらうと、八章でも脱落者が出てくる」

ハク「それ言っちゃっていいのかな?」

先生「外典三巻辺りでも発売前に言及してたし、たまにはいいだろう」

メルト「で、後半のBBとノートの会話は、迷宮の終着点での出来事ね」

先生「ああ。BBと中枢の戦いもそろそろ佳境だ。早くしないと間に合わんぞ」

ハク「だけど、残る階層も後一つ。だから、それを抜ければ――」

先生「抜けられれば、な。八章は戦闘がメインになる。強敵だな」

フラン「だいじょうぶです、はくとなら」

ローズ「そうそう。何一つ、問題はないよ」

ハク「そう思いたいけど……」

先生「こんな終盤にそう甘い展開を作者が用意する筈もない、と」

 

 

先生「そういえば、次回作は東方Projectか艦隊これくしょんでほぼ確定しているらしい」

メルト「Fateシリーズから離れるのね。Grand Order編でもやろうかなって年始頃に考えていたみたいだけど」

先生「多分やらないだろうな。CCC編自体蛇足に近いのに、それ以上やってたまるか」

ハク「蛇足て」

メルト「で、両者は一体どんなネタで書こうとしてるの?」

先生「東方は都市伝説を主題としたもの。艦これは所謂深海提督モノだな。相変わらずこの作者は一般的なものを書こうとしない」

ローズ「さて、今回の短編はこの三つだよ」

 

『並行世界間チャットルーム ~良妻の間~』

『KYO-NO WAKAME』

『アンデル先生出張講義 サーヴァントの事聞いてみた』

 

先生「ここぞとばかりに俺の役目を取るんじゃない」

フラン「きょうみがなかったら、つぎのしょうへどうぞ」

先生「何なんだお前らは。最後の出番だから出張ってるのか」




次回作については、結局はどっちにするか決めてません。
寧ろ書かない可能性もあります。

にしても、大鳳出ませんね。私の鎮守府にはデータが存在してないんでしょうか。
あ、それとホルスとラーの覚醒おめでとうございます。
ホルスへの非難多いらしいですが、個人的には文句ないです。普通に強いですし。
ラーがキチガイじみてるから弱く見られてるだけなんです。

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