Fate/Meltout   作:けっぺん

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タイトルがAIの型番みたいになっててワロタ。
ここから先でカズラが「アルターエゴ-○」が判明してプギャーってなる運命が既に見える。
しかし、カズラの設定は仕方ないので私の独断で決定したものを優先したいと思います。
id_esの詳細やスキル、宝具まで決定してたのに後々直したエゴが二人もいるんだ、カズラくらいは……!

はい、三章です。どうぞ。


Alter Ego-A-1

 

 愛を映した瞳は語る。(女の話をしよう)

 

 “紛い物など、持つだけ無駄だ”(愛を学ぶ時、女は悪を自覚する)

 

 愛しみの先にあったものを、女は肯定した。

 

 根幹たる存在意義を、何より勝ると判断した。

 

 対となる二つが共存する時、悩みに苛まれる宿主には二択が与えられる。

 

 ――善か、悪か。

 

 善であるならば、それは苦しく閉鎖的。しかし伸ばされる手は多くなる。

 

 悪であるならば、それは愛しく開放的。しかし闇が後を追う。

 

 二つの道を塞いだ者には、更に二択が与えられる。

 

 ――善の内に悪を呑むか。

 

 ――悪の内に善を宿すかだ。

 

 

 +

 

 

 ラニとの戦いから数時間。一旦の休息を経た後、生徒会室への召集が掛けられた。

 キーボードを叩く軽やかな音。勿論それは魔術師のハッキングを視覚、聴覚に変換した互換翻訳(ローカライズ)に過ぎないのだが。

「おはようございます。良く眠れましたか?」

「うん。特に問題はないよ」

 今この場にいないのは桜、カレン、ダンさん、ユリウス、ありす、慎二、キアラさん、ジナコ……は寝ているのだろう。

 白羽さんはやはり朝弱いのかテーブルに突っ伏して眠っており、実質レオと凛、サーヴァントであるガウェイン、ランサー、リップだけといえる。

「ふふ。こうして起き抜けの顔を見るのもいいですね。学生寮とはこういう雰囲気なのでしょうか」

「なんだったら食堂でも作る? 持ち回りで食事当番決めて。メモリのやりくりは大変だけど、使ってない職員室辺り改造すれば何とかなりそうよ」

「良い提案ですね。脳に刺激を取り入れることで作業の活性化を図るのは合理的です。是非検討しましょう。そうなるとシェフスキルの有無も問題ですが、ガウェイン、どうです?」

 レオの言葉を受けたガウェインは申し訳なさそうに首を横に振る。

「残念ながら。私は菜食主義でして、肉や油を使った調理は不得手です。それに、騎士の勤めに調理は含まれていないので」

「では、調理の経験は?」

「経験自体は何度か。一応、調理場で王お気に入りのレシピを見せていただいた事もあります」

「へぇ。どんな料理?」

「大量のポテトを擂り潰す(マッシュする)。それだけです」

「……それって、本当にお気に入りだったのか?」

「かの王は不満一つなく平らげていましたよ。そして、王の内心の喜びは私には十分すぎるほど伝わってきました。あの夜、あれを毎食の主にすべきと円卓で採決もしたものです」

「……アーサー王って、大変だったのね」

 平然と打ち明けられたキャメロットの内部事情。

 それはどことなくシュールで重苦しく、彼方を見て思いを馳せるガウェイン及び円卓の騎士の天然さに苦労しただろうアーサー王に同情を禁じえなかった。

「えっと……じゃあ、ユリウスは? ああ見えて家庭料理とか得意そうじゃない?」

「兄さんのカレーはある意味絶品でしたね。まだ未処分……いえ、余っていましたから後でミス遠坂にもご馳走しましょう」

「絶品、ねぇ。私はどっちかというと中華だけど、そこまで言うならいただくわ」

 レオの笑顔の裏に凛こそ気付かないが、僕はそのカレーを知っている。

 ドラム缶いっぱいの胡椒に水とオリーブオイルを混ぜた核爆弾相当の対人兵器である事を。

 レオが大丈夫である事から命に別状はないだろう。凛には気の毒だが、少し面白そうなので放っておくことにする。

「……ぬう、小生も食事に関してはサッパリでな。五穀粥しか作れぬゆえ、期待するな」

「そう? 精進料理とか作れるんじゃない?」

「昔取った金剛杵(ヴァジュラ)というものよ。今では人並み程度しか作れぬ」

 ガトーもある程度の食事は作れるのか。

 ……というか、驚くべきは消沈した空気が見られない事だ。

 ラニのバーサーカーが倒れた。そして、アルターエゴという新たな敵も現れた。

 きっとレオと凛はこれまでずっとそれらの解析をしていたのだろうのに、いつもの自分を崩していない。

 それは虚勢か、心遣いか。どちらにしろ、精神の安定を保つ上ではありがたいものだった。

「ちょっとは落ち着いたみたいね。口元ニヤけてるわよ」

「……まぁ、そりゃあこんな会話してればね」

 十分な休息は取れた。

 ラニの容態やアルターエゴの存在と、新たな懸念が生まれたが、僕はこれまで通り迷宮を攻略するまでだ。

 その時、生徒会室の扉が叩かれた。

「――失礼。ラニ=Ⅷですが、入室の許可を」

「どうぞお入りください」

 レオの許可を得て入ってきたのは、ラニだった。

「ごきげんよう、ハクトさん。……いつもより瞳孔が開いていますが?」

「……ラニ、その服装は?」

「この制服ですか? レオ会長の指示で着替えました。落ち着かないデザインですが、生徒会の一員として仕方ありません」

「生徒会?」

「はい。バーサーカーを失った私にはもう戦闘は不可能ですが、サポートは申し分なく出来るでしょう」

 ラニはどうやら、生徒会に力を貸してくれるらしい。

 凛と同じ選択をしてくれたのはありがたいが、二人の決定的な違いはサーヴァントだ。

 表に帰るための脱出戦線だ。表に戻った時、サーヴァントがいないマスターはどうなるのか分かっていない。

 サーヴァントが消滅したとは確信できないガトーはともかく、ラニのバーサーカーが消えたのはこの目で見たことだ。

「……懸念の内容は分かりますが、心配は不要です。希望的観測に影響されるのは良くありませんが、まだ令呪は残っています」

 そう言って、ラニは右手の甲にある令呪を見せる。

 たった一画残った令呪は、しかしまだ聖杯戦争の敗者と決定したわけではないことを示している。

 つまり、これがある以上聖杯戦争に戻った際どうなるか分からないと。

「こうなってしまったならば、私は罪滅ぼしも兼ね生徒会に全面協力します。どうぞよろしくお願いします」

「あ、あぁ……」

 聖杯戦争のことは今は考えず、とにかく表へ戻るのを優先する。

 それがラニの決定ならば、僕が口出しをすることはない。寧ろ協力してくれるのならば、ありがたい限りだ。

「……でも、その服装ってSGに反するんじゃ」

「その件に関して、口外することを禁じます。禁を破った暁には、BB側に戻る選択も考えなければなりません」

「あ、その時は私にも声を掛けて。このバカが秘密を漏らした時は、二人でとっちめましょう」

「……」

 恐ろしい。SGについてはやはり掘り返さない方が吉だ。

「チーム名は放課後校舎裏同盟でどうでしょう。せっかくの旧校舎ですし」

「あら、良いじゃない。カレン辺り呼ぼうかしら」

 危険すぎる地雷原に思い切り足を踏み入れてしまったことを後悔する。

 にこやかな笑顔を見せるレオも交えた生徒会室の光景を見て、僕は引きつった笑いを浮かべるほか無かった。

「路地裏臭のするチーム名だなぁ……」

 起きてたのか白羽さん。そしてなんの話だ。

 

 

 ほぼ全員が揃い改めてラニの紹介が行われた後、生徒会は今後の方針について話し合っていた。

 欠けた穴は桜のみ。カレン曰く、少し疲れが溜まっているらしい。

 無理をさせてしまったか。後で保健室に様子を見に行くとしよう。

「さて、邪魔者だったディーバも撃破して、後はBB捕まえて解決、かと思っていたんだけど」

「サクラ迷宮は終わっていなかった。既に六階より下に新たな階層が確認されています。そしてそこを守るのが、BBの分身たるアルターエゴですか」

 昨日戻った後の報告で、生徒会にアルターエゴの存在は伝えている。

 突破したかと思っていたサクラ迷宮に出来た三階層。それは凛やラニの迷宮よりも慎重に挑まなければならない場所だった。

「むぅ……しかしだぞ? ラニ嬢、おぬしの迷宮の下が出口であるのなら、階層が増設されても六階より表に帰れるのではないか?」

「いいえ。この月の裏側では距離の実数より出口という概念が優先されます。いくら進んでも、そこが迷宮の終わりでない限り、出口は現れないのです」

「我々が表に出るには、サクラ迷宮を踏破するしかないという事か。分かっていたことだが、やはり困難を極めるな」

「となると、このまま正直に進んでるだけじゃあ終わらないんじゃ……」

『あぁ、残念ながらそれはありません。迷宮の核に使えるのは、可愛い女の子だけなので』

 ――!

 会議にごく自然、ながらどうしようもない違和感を持った声が乱入する。

 妨害の電波をいとも簡単にスルーする手管と、それを可能とする人物は一人しかいない。

『それに、アルターエゴは私の分身。割と頑張ってやりくりして出来たのがあの五体です。限界は精々その程度ですがまぁ、貴方たちには十分脅威でしょう?』

 人を小馬鹿にしきった態度のBBに、嫌な予感を覚える。

『あら、察されちゃってます? うんうん! お約束を踏まえてくれるセンパイには出血大サービス、せーのっ、BB~チャンネル~!』

 

 

 

 

 Now hacking…

 

 

 

 

 OK!

 

 

 

 

『この放送は、ムーンセル特設スタジオ、サクラガ』

 

『……あれ……? 照明さーん? 音響さーん? ……あぁ、貴女の仕業ですか?』

『はい。迷宮の構成(セッティング)に支障があったので、電波を一部断たせてもらいました』

『よりによって要所を断つって何考えてるんですか……えーっと、センパイ? そういう訳で今回は勘弁してあげます。サービス詐欺って怒るセンパイも滑稽ですね!』

 

 

「……えぇー……」

 ……終わった。

 何を言っていいものか、という凛の反応は至極当然だと思う。

 唯一人平然とした表情のラニでさえ、目を瞬かせていた。

 BBチャンネルは始まる前に、強制終了された。

 なるほど、マンネリ化してきたBBチャンネルによる新たな趣向という事だろうか。出血大サービスと銘打っておいていざ始まれば最短記録更新の放送。

 無茶振りを強要される此方としては非常にありがたい。が、電波を断った存在とは。

「……迷宮七階に妨害術式(ジャマー)が掛けられています。恐らく、三階層を任されたアルターエゴによるものでしょう」

「BBを……妨害したのか?」

「そう考えるべきか、迷宮の構築を優先したか。どっちかによって対処の仕方が変わってきそうね」

「生徒会ではエゴの姿は確認できていないが、紫藤君、一体如何な存在だったのだ?」

「……和服の、少さな子でした」

 としか言いようがない。一様に怪訝な目をしているが、適格だと思う。

「此方の戦闘意欲を削ぐ目的か。確かに――これ以上ない有効な手段だ」

 ユリウスの、他とは違う何かを含んだ目。間違いなくそれは、僕の性格を知っての事だ。

 自身の性格が魔術師然としていないのは理解している。

 小さな子供――良い例はありす達だろうか――に手を下せともなれば、無論抵抗がある。或いはその迷いに答えを出すことができないかもしれない。

「しかし……戦闘を目的としていないならば、BBがそのアルターエゴを作ったことには理由がある。もしかすると、“記憶”はその少女が持っているのかもしれませんね」

 記憶。その単語に、全員が息を呑んだ。

「……そっか。そろそろ見て見ぬふりは出来ないわね」

「無くなった記憶……消すことは出来ないの?」

「無理です。BBがAIである以上、あらゆる記憶、記録を抹消する機能はありません」

「しかし、自身の容量の負担になるようなものをBBがわざわざ持っている意味はないという事か」

 聖杯戦争、そして自分が何者であるかの記憶。

 そうか。表に戻れるとしても、それを持っていかなければ状況の把握ができない。

「その場合、あのアルターエゴには防御に関する能力があると思いますが……一体どんなものなのか」

「せめてスキルの詳細でも分かればいいんだけど」

id_es(イデス)。通常のスキルから進化したチートスキルよ」

 傍に現れたメルトは、すぐにその疑問に回答を示した。

「……メルトさん? そのid_esとは?」

「サーヴァントが持つスキルを過剰に進化させて宝具に等しい能力を発揮する、BBが付加させた特殊なスキルの総称。アルターエゴなら全員、それに類するスキルを持っていると思うわ」

 レオの視線に含まれる疑念はより強くなる。

 何故それを知っているのか、そう言いたげに。

 その回答は、僕も知っている。

 メルトとリップを指してBBが言った、アルターエゴ・アーキタイプなる呼称。

 言うべきかと逡巡するメルト……確かに、できれば説明したくはないだろうし隠しておきたかっただろう。

 アルターエゴたちが現れなければ隠し通せたもの。メルトならばid_esなるスキルを知っていてもおかしくない。

「……メルト」

「…………」

 話しても問題はない。そう判断する。

 BBについている訳ではなく、そしてメルトはBBと敵対している。

 だから、過去なんて気にする事なんてない。きっと、皆は受け入れてくれる。

「……メルト。大丈夫だと……思うよ」

 白羽さんの傍に出現したリップは問題ないと諭す。しばらくして、メルトも頷いた。

 そして話す。自身の誕生について。

 BBによって作られた最初のアルターエゴ。

 しかし現在、あの元凶であるBBからは完全に切り離され、一個のサーヴァントとなっている。

「……こんなところよ。黙っていたのは確証が持てなかったからと思ってちょうだい」

 全て話し終えた後、大半は驚きに目を見開き、リップのマスターたる白羽さんはレオを見て苦笑し、そのレオは更に良い笑顔を浮かべていた。

「……王様?」

「あぁ、失礼。お話は分かりました。信じましょう。そして、情報の提供を感謝します」

「え……」

 レオは、許容するというのか?

 最悪の場合、生徒会からの除名も考えられたのだが。

「だって今BBについているわけではないのでしょう?」

「そうだけど……」

「それに表側――聖杯戦争で貴女を知っています。ハクトさんとミス黄崎のサーヴァント、信じる理由はそれだけでも十分ですから」

「あはは。本当に、レオ君が会長でよかったね」

「あ、あぁ……」

 そうは言っても、そこまで信じられるものなのだろうか。

「まぁ、アンタたちがマスターなら裏切るなんて無理だろうしね」

「えぇ。それに……この根拠のない信頼はなんなのでしょう。不思議ですが、信じられるのです」

 意外だった。

 誰一人、異を唱える者はなく、僕たちを受け入れると。

「さて。メルトさん、リップさん。そのid_esスキルですが、貴女方は持っているのですか?」

 そして何事もなかったかのようにレオは会議を再開する。

「……残念ながら、私たちはid_esを剥奪されてるわ。実質的に相手だけの特権よ。不利な事に変わりはない」

「本来、お二人にはどのようなスキルが?」

 メルトとリップはそれぞれ話す。自らがかつて持っていた、強力なスキルについて。

 メルトのid_esスキルはメルトウイルス。

 相手の要素を吸収し、経験値ほかあらゆる自身の要素へと変換する毒の蜜。

 リップのid_esスキルはトラッシュ&クラッシュ。

 その巨大な爪を以て相手を圧し潰し、小さなブロックへと圧縮させる破砕の腕。

「……そのレベルのスキルが相手ですか……予想以上でしたね」

「より注意が必要だな。警戒のレベルも上げた方が良いか」

「はい。今後も迷宮探索はハクトさんに一任することになりますが」

「うん。分かってるよ」

 何より、僕以外が迷宮に入ってはならないという警告がある。

 方針は決まった。これまでと変わりなく、そしてこれまで以上に注意しながら。

 少しずつ、進めていくしかない。




某年5月17日 ムーンセル中枢

エリザ「ステージON!」
メルト「OFF。ハク、次のメンテナンスは?」
ハク「え、あ……っと、教会だけど……」
エリザ「ちょっと! 注目! こんなスウィート時空にわざわざ来てあげたんだから、拍手喝采で迎えるのが礼儀じゃなくて!?」
メルト「呼んでないわよ。当方(ムーンセル)は無許可でのライブ一人(ヒト)カラ馬鹿騒ぎジャイ○ンリサイタルは禁止しております」
ハク「メルト、知り合い……?」
メルト「恋愛脳(ロマンス)()料理好き(スイーツ)未通女(お花畑)よ。そんな事より、教会よ。さっさと仕事を終わらせましょう」
エリザ「ストップ! 止まりなさい! アナタたち、今日がどんな日か分かって……止まりなさい! 分かっているのかしら、記念すべき……止まりなさい! 止まれ――――!」
ハク「うわっ!?」
メルト「っ、喧しいわね、トカゲ女の分際で。その不要な喉焼き切るわよ?」
エリザ「相変わらず腹立つわねその上から目線。だけど勘弁してあげるわ。盛大に祝福してもらうけどね」
メルト「は? なんで私が貴女を祝わないといけないのよ。第一何があったのよ」
エリザ「!!!!!! そ、そんな!? まさかFate/EXTRA materialも型月wikiも見ていないの!?」
メルト「見てるわよ。それが?」
エリザ「5月17日よ!? この高貴なる竜の娘、エリザベート・バートリーの誕生日に決まってるじゃない!」
メルト「あっそ。おめでと。それじゃ、行くわよハク」
ハク「え……」
エリザ「祝いなさいよ! 心を込めて! この“クリア後ムーンセル”なら簡単でしょ!?」
メルト「クリア後とか言わない。こっちも忙しいの。ネロかタマモの時空(ところ)に行って頂戴」
エリザ「セイバーにはもう祝ってもらったわよ! 狐のところは……ま、まぁ、遠慮しとくわ」
メルト「じゃあAUOで良いじゃない。衛星間コンタクトくらいならしてあげるから」
エリザ「死んでもイヤよ! くっ……そこの子ブタ!」
ハク「…………え、僕?」
エリザ「そうよ! CCC通ってなくても、貴方なら祝ってくれるわよね!」
メルト「彼は白野じゃないわよ」
エリザ「同じ主人公じゃない! だからきっとセイバーのところのハクノと同じ、暖かい言葉を掛けてくれる筈よ!」
ハク「……あー」
メルト「ハク、今思ったことを口に出しなさい。きっとそれが正解よ」
ハク「……何度も出てきて」
エリザ「一回目よ! あーもう! この時空でもこんな扱いなの!? いいわよいいわよ! 今度はCCCルート通過後の時空よ! ハッピーバースデイ・エリザベート――――!」
ハク「あ、消えた」
メルト「なんだったのかしら。別に私が祝わなくても、祝ってくれる物好きなんていくらでも居るでしょうに」


平行世界(ご近所さん)の英霊とは真名呼びするくらいに仲良くなってます。
そんな、エリちゃん誕生日。
おめでとうございます。祝う物好きは私です。




騎士王「騎士たちは王の心が分からない」
>凛には気の毒だが、少し面白そうなので放っておくことにする。
ハクもメルトの影響で大分染まってきました。
そろそろ愉悦を見出しそうです。

↓次回はちょっとだけ寄り道します予告↓
「健気でか弱い後輩NPCの寝顔を見に来たんですね、わかります」

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