進行状況的には現在例のアレ(五階)なんですがそれの影響ですかね?
当然使わせていただきますとも。
サクラ迷宮の三階に潜る。ここまでくると負担も大きいはずだが、さほどでもないのは生徒会のサポートのおかげだろう。
『敵性エネミーの反応多数。それからシールドが二つ。そして――え?』
迷宮内の解析をしていたらしい桜の言葉が止まる。
「どうかした、桜?」
『そこから真っ直ぐ行ってすぐのところに、ランサーさんを確認しました』
「ランサーが?」
『はい。注意してください』
「あぁ……」
自然と警戒心が強まる。
ランサーの話ではこの階が最後であり、ランサーも戦うつもりがあると言っていた。
「メルト、行こう」
「えぇ。ランサーが何を考えているか分からないわ。慎重にね」
メルトの忠告はいつもより低く、緊張が感じ取れる。
サーヴァントの中でも上位に入るだろうランサーをメルトも警戒しているのだろう。
歩き始めてすぐ、最初の開けた場所にランサーは立っていた。
今までの様に自然体で、まったくと言って良いほど殺気を出さず、それでいて一切隙を見せずに立つ姿は出来すぎた忠犬を連想させる。
「来たか」
短く確認するランサーは笑う。
「どうやら、快進撃はここまでのようだ。オレの手が回る限り、お前たちを足止めさせてもらう」
「ッ……」
静かな宣戦布告。それでいて動かないのは、此方が動くのを待っているのだろうか。
思うに、ランサーは此方が何もしなければ動くつもりはない。
争いは避けるべきだと判断しているのだろうか。
「……僕たちは、表側に帰らなければならない」
「だろうな。オレもそれを望んでいるが、リンは全力で阻止しようとしている。元であってもサーヴァントであるならば、オレはそれに従うまでだ」
「ちっ……どこまでも忠実ね、ランサー」
「……ふむ、オレ自身、聊か度が過ぎていると思っている。正直なところ、先のエゴ……だったか? アレは忘れたい」
やはり二階のそれはランサーにとって不満だったらしい。
だがそれとこれは別。最早戦うしかないかと息を呑む。
『――ハクトさん、貴方はSG取得を優先してください。今助っ人を送りました』
しかし、レオの通信が集中を断った。
「……助っ人?」
「オレを止めうる存在ならともかく、二人に増えたところでオレは槍の手を緩めるつもりはないが」
『大丈夫ですよランサー。貴方に匹敵する大英雄ですから』
「――む」
瞬間、ランサーの目が変わった。
迷宮の入り口から近づいてくる、ランサーに負けず劣らずな強大な魔力。
「こんにちは、ハクト。私の力が必要との事で、馳せ参じました」
ランサーとは対照的な逆立てた金髪。動きやすさを重視した軽鎧。穏やかな目と小さな笑みは此方に向けられていたが、すぐに敵を捉えた。
「久しぶり、というべきですか。こうして再び相見えた事に感謝ですね――カルナ」
「……あぁ――この日をどれほど望んだか。生前果たし得なかった“戦い”をようやく収められるという事か――アルジュナ」
ランサーの真名を、現れたアルジュナは看破した。
それは当たり前の事だ。生前関わったものならば、深い因縁があったものならば。
カルナ。マハーバーラタに登場する不死身の英雄。
太陽神の子として圧倒的な力を持ちながら、様々な廻り合わせにより悲劇の最期を迎えたアルジュナの異父兄弟。
因縁とは、この事を言うのだろうか。
「そういう訳です。ハクト、行ってください」
アルジュナがランサーを足止めしてくれるらしい。
彼の実力ならば、きっと任せても問題ない。こっちはSGの取得に専念できる。
見たところ、ジナコは付いて来ていない。マスターのサポートよりも安全を優先しての事だろうか。
「――頼む、アルジュナ」
「分かりました」
二人から距離を置くと、睨み合う二人の放つ魔力はより強く、濃くなっていく。
「マスターはどうした?」
「旧校舎ですよ。戦う意思が無いのならば、ここに連れてくるのは得策ではないと判断したまでです」
互いに、マスターを思う姿勢。だからこそ、激突するのは必至。
世間話などこれで終わり。ここより先は戦いなのだ。
「……では」
「開幕か」
ランサーは胸の宝石に手を置く。アルジュナは手を天に掲げる。
「日輪よ――」
「大黒よ――」
それは、強大な宝具の兆し。
呼び出されるのは、規格外に等しい神造宝具。
「――具足となれ」
「――天に座せ」
ランサーの身体が炎熱に包まれる。
それは攻撃的なものではなく、鎧として担い手を守る。
アルジュナの左手に、巨大な弓が握られる。
いや、弓と言えるものか。弦が無いそれは両面が出張っており、近接武器に近い。
「不死の鎧はどうしました? 限定解放で防げるほど、私の矢は脆くありませんよ」
「主を失くしたサーヴァントというものはやはり厳しい。辺りの魔力を喰らうにもここは主の迷宮だ。そう暴食は出来ん」
「そう……ですか。互いに厄介な制約を受けたものですね」
「これが、オレたちには相応しいと――いう事だ」
言って、ランサーは武器である紫電の槍を手に取る。
その瞬間、アルジュナが消える。
次に視認したときは既にランサーの目前に移動しており、弓と槍、相容れない筈の二つの武器が同じ力でぶつかり合った。
負けず劣らず。ランサーの槍に、アルジュナの弓は持ち前の形状で見事に渡り合っている。
決定打こそ与えられないが、その一撃は十分ランサーに匹敵する。大叙事詩の大英雄、その力を、僕は垣間見ていた。
一際大きなぶつかり合いで距離を置いた両者。跳躍したランサーの右目から、巨大な魔力が迸る。
しかしそれを紙一重で躱し、アルジュナは魔力で形作った矢を弓に番え、同じく魔力で作り出した弦を引く。
適材適所。それがアルジュナの戦い方らしい。
基本を近接で戦う。この弓はそれを是としており普段は弦を仕舞っているのだ。
放たれた矢を、ランサーは放射した灼熱で防ぐ。余りある威力のそれは次にアルジュナを襲うが、彼の敏捷は被弾を許さない。
因縁の大英雄同士。その戦いは熾烈で両者一歩たりとも譲らない、圧倒的なものだった。
「ハク、今の内に」
「……うん、そうだね」
この戦いをいつまでも見ているわけには行かない。
そもそもアルジュナはランサーと戦うのがここに来た目的ではない。あくまでも、助っ人としてだ。
ならば彼の助力を無駄にしてはならない。今の内に凛のSGを目指さなければ。
階全体を揺るがすほどの戦い。
その中でも、見つけた凛は何故か気付いてすらいないようだった。
「……凛?」
「様子が変ね。何かあったのかしら」
ふらふらとした足取りで歩いていく凛は明らかに正常ではない。
「――はは……寒い、目が回る……」
「……あれ、大丈夫なのかな」
「アレが最後のSGなら、リンに対する認識を改めないといけないわね」
いや、あれはSGというより、弱っているのではないだろうか。
だとしたらただ見ているのは性に合わない。何があったのかは不明だが、このままでは命に危険があるのでは。
ランサーも……見たところディーバもいない状態。敵対関係でも心配になる。
「でも、仕方ないわよね……命令だもん。命令は絶対、全部命令のせい……とにかく早く集めて、届けないと……」
通路にもたれかかりながら息を吐き、またゆっくりと歩いていく。
『……迷宮内の大規模な戦いにも、此方の侵入にも気付いてませんか。今までのミス遠坂とは様子が違いますね』
『……はー、なるほど。凛ちゃんの秘密……あー』
『ミスキザキ、彼女の秘密に何か心覚えが?』
白羽さんは既に看破したらしい。となると、あれが凛のSGの本質なのか。
『まぁ、あるといえばあるかな。意外だけど凛ちゃんを追ってみれば分かると思うよ』
追ってみれば分かる……白羽さんから教えるつもりはないらしい。
よくわからないが、どちらにしろ僕が見つけなければならないことだ。
白羽さんが掴んだとしても僕がその発端を掴み、把握した上でSGを取り出さなければならない。
「……分かった。とりあえず、行ってみるよ」
「気をつけなさいハク。いつエリザベートが来るか分からないわ」
「うん。とりあえず、距離を置いておけば凛は気付かなさそうだけど」
凛のSGが何にしろ、追っていかないことには始まらない。
何かあるまでは声は掛けずに様子を見た方がいいだろう。
当然通路にはエネミーがおり妨害してくるのは今まで通り。それらと安全に戦いながら進んでも、凛は見失うほど遠くまで移動していなかった。
遠目からだが、随分と弱っている。
「――もっと」
何かを呟く凛は腕に注射器を持っていた。
蒼白な顔色でふらふらと歩くその姿は末期の病人を想像させる。事実、貧血状態に陥っているようだった。
「もっと血を用意しないと……ディーバが言ってるんだもの。マスターとして、従わなきゃ……」
どうやら、ディーバが関係しているらしい。様子と発現からして、自らの血を抜いていたのは確定的だ。
二階でのディーバからの通信と併せて考えると、ディーバ――エリザベートが美容の為に求める血を自分だけで用意しているのか。
「私ってば……女王になったのに、何でこんな事してるんだろ……でも、従わないと……あの長いのでしばかれちゃう……」
これは……凛とディーバの契約上の上下関係の果てなのだろうか。
今の凛を見るに、サーヴァントであるディーバの方が上だ。それに凛は従っている。これは凛の秘密――三つ目のSGの本質なのだろう。
これまでの凛とは違う性質……恐らく、真として凛が隠していたかった、最も根底にあるSG。
「でも、仕方ないわよね。我儘だけど……あの娘、強いし……貴族だし……尻尾だし。命令を聞くのって……何だか、凄く――」
「……」
「はぁ……早く、しないと……」
呟きながらも、凛は歩みを止めない。
凛の今の状態は危険だ。早く止めないと、命に関わるかもしれない。
だが、その声色には、僅かに苦痛と違うものを感じる。
「……私には分かりかねるわ」
「そうだろうね」
小さい……のかどうかは分からないが、隠れた“喜び”。
SGが浮き彫りになるエゴの性質か、それは表面化されてより鮮明に感じ取れた。
――メルトが分からないのも無理はない。恐らくあれは、メルトの
だとすれば、あのSGは……
『ハクトさん、SGが分かったのですか?』
「どうなんだろう……確信は持てないけど……」
考えを巡らせているうちに、凛と距離を取ってしまった。
ここからは凛の姿は視認できない。だが、もう迷宮は一本道。この先に凛がいるのは確定的だ。
「……よし」
今度は、凛と接触してみよう。話をして、SGの一端が見れれば取得も出来るかもしれない。
思った以上に長い直線は考えに使っていた時間で、今の状態の凛が歩ききるのには無理がある。
なのに一向に姿が見えないとなると、転移を使ったか無理をして走ったか。できれば後者であってほしくないと願いつつ歩調を速める。
「あれは……?」
見えてきたのは、巨大な防壁。
あれはウォールというには無理がある。道を塞ぐ壁という意味では、それで間違っては居ない。
迷宮の基本デザインとは明らかに違う意匠。そしてウォールに比べて、質量が大きすぎる。
そんな防壁に組み込まれるように存在するのは凛だった。肥大化したアバターが防壁と一つになって迷宮の一部となっている。
「桜、何か分かる?」
『いえ……あの内部に特殊な空間があるのは分かりますが、それ以上は解析できません。シールド以上に不可侵なレリーフです』
不可侵な防壁。完全な行き止まり。解除の手段が掴めないのなら、今は二の次だ。
レリーフの傍にある二つの人影。膝を付く凛と、それを立って見下ろすディーバ。
「リン、私200リットルを要求したのだけど。用意できたのはたった10リットル? どういうコト?」
「……悪かったわよ。だけど、大浴場は無理でも、シャワーくらいなら――」
「言い訳は結構よ。貴女が拷問室を勝手に改造したせいで、血の搾取が出来なくなったのよね? 代案があると思ってみれば、この体たらくじゃない」
「……でも、あれは……」
「知ってるわよ。逃がした子ブタをでっかいのから守るために、拷問室のブタ共を解放して牢獄に変えたって」
「ッ――!」
それは、一階で僕が捕えられていたあの場所のことか。
何かに襲われてサクラ迷宮に入った僕を――凛は守ってくれた?
「血の蓄えは無くなったわ。今すぐ、残りの190リットルくらいは最低でも用意してくれるんでしょうね」
「それは……今はそれが精一杯で――」
「お黙りなさい!」
必死に言い繕う凛をディーバはその尻尾を撓らせ、叩いた。
「きゃ……!」
「貴女、それでも女王なワケ? 代わりの徴収源も無いクセに! 私を養う甲斐性もないクセに!」
「ッ……」
「ストップよハク。止めたいんでしょうけど、SGが優先。エリザベートはリンを殺すことはないわ」
走り出そうとしたところを、メルトに止められる。
鞭のように何度も何度も凛を叩いているのは、凛自身のサーヴァント。
これを長い間見ていたくは無い。ならば少しでも早く、その発端であるSGを取り除かないと。
「ッ、ごめ、ごめんなさい……! 次はちゃんと用意するから……!」
「はぁ? 当たり前じゃない。これは教育よ。愛の鞭よ! 私の尻尾よ!」
五停心観が疼いている。取るべきSGは、目の前にある。
「我慢なさい! リンはこうやって、ちゃんと言い含めないと! すぐに! まともなマスターに! 戻るんだからッ!」
ディーバの尻尾を甘んじて受ける凛。その姿は、進んで罰を受ける奴隷のようだ。
その原因が僕にあるというのなら、今すぐにでも止めなければ。
「――凛!」
「あ、ハク! ……はぁ」
最早、止まってなどいられない。僕は走って、凛とディーバの間に立った。
「は、ハクト君!? いつの間にここまで来たの……!?」
「あら。誰かと思えば子ブタじゃない。自称私の知り合いの三流サーヴァントもいるわね。邪魔をしないでもらえるかしら」
「……やめるんだ。凛は非を認めている。ここまでやられる理由がない」
「他人の事情に口を挟まないでくださる? これが私とリンの正しい関係なの。私はリンの汗で美しくなる。リンの涙で喉を潤す。マスターとサーヴァントの上下関係なんて、無いも同然なのよ」
傲岸不遜に言い捨てるディーバ。そして、何より凛がそれを甘んじている。
「ほら――私に従いなさいリン。有能な貴女を私が管理してあげる。私が誰よりも上手く――貴女を冷遇してあげるから!」
「くっ……メルト!」
少しの間時間を稼いで欲しい。言うまでも無く、メルトはディーバに向かう。
この状態をとにかく終わらせるには――SGを抜き出すしかない。
「三流の分際で――私に勝てると思ってるの!?」
「当たり前よ。トカゲを甚振り回すのも中々面白そうじゃない……!」
上手くメルトはディーバの気を引いてくれている。今の内に――
「……っ、ハクト、君……」
「凛。今から君の秘密を取らせてもらう」
したい訳ではない。しかし、これが今出来る、恐らく唯一の道。
「ダメ……やめて……」
それは、凛のプライド。この状況で尚、秘密を明け渡すものかと目を鋭くする。
だが、左手を翳し宣言する。凛の、最後のSGを。
「凛が求めているのは――隷属。誰かに従う事だ」
「嫌……違う、こんなの、私じゃないの……!」
凛の否定とは反対に、五停心観は起動した。左手が凛の胸へと吸い込まれていく。
「く、ぁ――で、でも……ちょっと気持ちいい、かも――あ、ああ、あああぁああああ!」
抜き出された最後の秘密。あえて命名するのなら、それは隷属願望。
人の前に立つ凛が、だからこそ持ち続けていた下に就くという望みだった。
深層意識に押しとどめていた、本来の自分とは真逆の願望。
人間は誰しも表と裏、陰と陽がある。本来であれば絶対に現れない凛の「もしも」の姿なのだろう。
「――あ、はは……見られた、見られちゃった……私の秘密……そう。カッコよく生きるなんて疲れるだけ。心のどこかでは、ずっと誰かに支配されたいって思ってた」
凛は自白していく。自嘲するように、乾いた笑いをあげながら。
「楽になりたかった。自由の無い、管理される日々に……命令される日々にずっと憧れてた」
凛の姿が透明になっていく。消え行く姿を見る事も無く、凛は冷たい視線を此方に投げかけた。
「やっと楽になれた。ありがと、ハクト君。お礼に、殺してあげる。手加減も同情ももうしないわ。私の心を破れるなら破ってみなさい。その時こそ、この借りは千倍にして返してやるんだからねコンチクショー!」
そんな、半ば自棄ともとれる叫びをあげて凛は消えた。
残ったディーバはいつのまにか持っていた槍――これでメルトを対応していたのだろう――を払ってメルトと距離を取り、此方を一瞥する。
「へぇ……リンったら、本体に戻っちゃった。貴方、ただの子ブタじゃないようね。リンがいないんじゃ興冷め。ライブはお開きにしてあげる」
去っていこうとするディーバ。しかし、その退路を突如降り注いだ灼熱が塞いだ。
「――待て。リンがどこへ行ったのか、話してもらおうか」
ランサーだ。という事は、アルジュナは――
『安心してくださいハクトさん。頃合を見てアルジュナさんには引いてもらいました』
疑問を察知したのか、レオが通信で教えてくれる。
つまり、アルジュナの退避という形で戦いを終えて、ランサーはここに来たという事か。
しかしランサーがここにきたのはともかく、何故仲間であるディーバに攻撃したのか。
「……どうしたのかしら。ここでの仕事は終わりよ、忠犬」
「それは心得ている。どうやら最後のリンも敗れたらしいな。だが、本体はどこにある」
「この中よ。入ってきたいなら勝手に来なさい。入ってこれるなら、ね」
レリーフを撫でながら言い、そのまま吸い込まれるようにディーバはレリーフへと入っていった。
あの中に、凛の本体がいるらしい。
「……そういう訳だ。ここは手を引け。もうこれ以上進む手段はないだろう」
言って、ランサーはレリーフに寄り掛かる。
ところどころに見える外傷は、やはりアルジュナとの戦いで負ったものなのか。
「貴方は入れないのかしら?」
「不可能らしい。拒まれているな」
自分自身と、契約で結ばれたサーヴァントしか侵入を許さないレリーフ。
一体どう攻略すれば良いのか。そもそも、これに侵入する手段を持っていない以上、ここまでか。
『ハクトさん。一旦帰投を。対策を練ります』
今出来るのは、それに従い来た道を引き返すことだけだった。
スピード解決。
いよいよ心に潜るようです。
↓当てになるのかならないのか良く分からない予告↓
「その通りだ。オレはリンに従うサーヴァント。間違っても、歌姫の走狗ではない」
書き溜めが無くなっていくんだぜ…?
ストックは十話を切ったぜ……!