絶対可憐チルドレン ANOTHER ESPER 作:naogran
柏木「以上が今回、予知課が弾き出したデータです。」
桐壺局長「うむ!ザ・チルドレン&セブンスターズ出動!ブレイブアーップ!!」
皆本「兎に角行って来ます。」
桐壺局長「む・・・」
皆本「ったく、何がブレイブアップだ。勇太君じゃあるまいし。あ。」
行く途中に蕾見に遭遇した。
蕾見「ちょっと待った〜。おはようダーリン!」
皆本「ダーリンじゃねえし・・・」
蕾見「行ってらっしゃいのキスがまだよ〜?」
皆本「うわあああ!!!」
桐壺局長「とほほ・・・私が格好良く決めたのに彼奴ら・・・」
柏木「ご心配無く・・・格好良くありませんでした。ちっとも・・・」
桐壺局長「うぅ・・・」
蕾見「冗談はさて置き。」
皆本「冗談でそこまでしないで下さーい!」
蕾見「皆本君。君に是非見せたい物があるの。懸案666号を!」
すると上にモニターが映し出された。
皆本「な!?ザ・チルドレンは天使か、悪魔か・・・?」
柏木「天使26%、悪魔29%。」
桐壺局長「どちらとも言えない45%・・・」
蕾見「もし伊号が見付かれば、もっと精度を上げられたんだけど。」
皆本「な!まさかそれでこの前海に!?」
桐壺局長「どう言う事です!?あの子達が悪魔だなんて!!そりゃあ可愛さは小悪魔ですが!!ハートは鷲掴みですが!!だからってあんたは!!!」
蕾見「分かっているわね?もしこのグラフが完全に悪魔100%になってしまった時は。」
皆本「まさか・・・!」
その後セブンスターズとチルドレンが出動した。
斗真「新しい任務か。」
大河『何しろ今回はかなり重大任務だって言ってたな。』
幸菜『何かな〜?何かな〜?』
零慈『到着してみてのお楽しみって事だな。』
美里『それにしても、皆本さんから新しいリミッターを貰えたなんて。』
敦『皆本さんがこの先危険な任務がある可能性があるって言ってたしな。』
それは出撃前。皆本がセブンスターズに新しいリミッターを差し出した。
斗真『皆本さん、このリミッターは?』
皆本『君達の新型リミッターだ。』
敦『形は変わり無いけど。』
皆本『今回はパワーアップを重点に置いてみたんだ。』
幸菜『性能が凄くとアップ出来るって事だね!』
零慈『良いなこれ!』
大河『俺達の最高のプレゼントだな。』
美里『でも無闇に使うと危ないかも知れないわね。』
そして現在に至る。出動中に薫はご機嫌斜めだった。
薫「やれやれ〜また出動かよ〜。ったく!バベルは人使い荒いよな〜。」
皆本「まあそう言うな。僕から君達にプレゼントだ。」
後ろに隠してた箱を見せた。
薫「何何!?」
葵「寝るもん!?」
紫穂「柔らかい物!?」
薫「電気で動く物!?」
チルドレン「ワクワクー!」
サイコキネシスで箱を開ける。中に入ってたのはチルドレンの新型リミッターだった。
チルドレン「わあぁーー!!」
葵「リミッターやん!」
紫穂「ひょっとして、皆本さんが作ったの!?」
皆本「あ、ああ。」
チルドレン「可愛い〜!」
皆本「今度のは能力を抑える事より、パワーアップさせる事に重点を置いてみたよ。」
薫「え!?パワーアップ!?こんな時期に!?」
葵「まさか新たにおもちゃ返しのスポンサーが付いたんか?」
紫穂「どうせならカードスロットにすれば良かったのに。」
皆本「ゴホン。子供が余計な気を回すな。ここから先、危険な任務が増えるかも知れない。君達の身を守るのに、少しでも役立てばと思ってね。」
その言葉を聞いて、チルドレンが感激した。
薫「皆本ーーー!!」
皆本(そうだ。君達を絶対に、悪魔に何かさせない!!)
その後現場に到着した。今回は銀行だった。
社長「ようこそ!ここが当行の地下1階!金庫室でございまーす!」
金庫を開けて入ると、大量の札束や金塊、更に宝石などが置かれてあった。
葵「た!宝の山やーー!!」
薫「こんだけあれば人間の心もグラム単位で買える!!」
皆本「浅ましいテンションの上げ方すんな!!(やっぱし悪魔になる可能性アリアリかも・・・)」
斗真「ここが金庫室の中かー!生で見るの初めてだな!」
大河「おい見ろよ皆!宝石や金塊や札束が沢山あるぞ!!」
幸菜「凄い凄ーい!私達大金持ちになれるかも!!」
美里「ダメよ。強盗と同じ考え方しないで。」
敦「金好きの奴なら完全に我を忘れるかも知れないな。」
零慈「今回は任務に集中だな。」
斗真「行くぞお前ら!」
皆本「よし!スタンバイするぞ!!ザ・チルドレン!解禁!!」
セブンスターズ「ゴー解禁!」
葵「変ーわるんねん変わるねん♪無敵のエスパー!」
紫穂「何処?何処?何〜処から来るのかなバベルから〜よ〜♪」
薫「行くぞ!黄金の力を守るべき勇者達!!」
チルドレン「その名も!!絶対可憐!チルドレン!」
皆本「こらこら!遊ぶな!」
斗真「神楽斗真!」
敦「芝浦敦!」
美里「赤坂美里!」
大河「栗栖大河!」
幸菜「篠崎幸菜!」
零慈「和泉零慈!」
斗真「特務エスパー!」
セブンスターズ「セブンスターズ!!」
葵「凄いで!!2、3枚見ても分からへんやろうなー!」
薫「金塊ジャグリングー!」
紫穂「これ、持ち主が次々と死んでる。綺麗〜。」
斗真「お前ら金に目が無えな。」
社長「失礼ながら来られて返ってな気がします・・・」
皆本「いえ大丈夫です!此奴らはこう見えても、仕事はキチッと!」
社長「いえ、そうではありません。」
リモコンを操作した。すると、天井に設置されてるECMが起動した。
大河「あれはECMか?」
薫「続いて〜!金塊〜!ん?」
ジャグリングしてる最中に超能力が無効化になった。
葵「あれ?」
紫穂「ん?」
社長「当方のセキュリティーは世界的にもトップクラス。ESP対策も万全ですよ。」
皆本「ECMですね。しかし、敵がそれを無効化出来るECCMを持って来たら。」
社長「無駄ですね。この金庫室は、全ての壁面及び床を特殊電子素材で覆っています。厚さは約2メートル。例え世界最強のエスパーでも。」
紫穂「確かに超能力対策は凄いけど。」
葵「無効がチームで来たら分からへんで?」
社長「何!?」
敦「それはありえるかもな。」
薫「何人かで協力すれば、方法はあるって事。」
社長「あはははは!ありえませんな!」
皆本(いや、ある!!)
???「ビーグマグナーム!ビーグマグナーム!!」
突然床が出っ張って来た。
皆本「な!?床の材質が!?これは!?」
???「あーら、行くわよ〜?ビーッグマグナーーム!!!」
そして遂に床が壊された。
大河「あ、彼奴は!!」
澪「よいしょーーー!!!」
床から現れたのは、澪とマッスル大鎌だった。
澪「あ!あれ!?」
零慈「澪にマッスル大鎌?」
マッスル大鎌「いや〜ん!バベルっ子達じゃなーい!」
薫「パンドラのマッスルと澪!?」
澪「げ!?お前ら何でここに!?」
敦「それはこっちの台詞だ!!」
マッスル大鎌「どうやら予知されちゃったみたいね〜!って!撤収よ撤収!!」
すると手に持ってるアタッシュケースを開けた。中に入ってたのはECCMだった。
紫穂「ECCM!?と言う事は!!」
葵「うちらも超能力使えるで!!」
幸菜「チャンス到来!!」
皆本「逃がすな!!そいつを捕らえろ!!」
葵「了解!!」
薫「行けえーーー!!」
斗真「ド派手に行くぜ!!!」
葵「はああ!!」
美里「これをくれてあげる!!」
葵がテレポートでECCMを奪って、美里が金塊をマッスル大鎌の頭上にテレポートして直撃させた。
マッスル大鎌「ぐへあ!!」
澪「てめえ!!返せ!!」
両手をテレポートしてECCMを奪おうとする。
零慈「そうは行くか!!サンダーブレード!!」
雷の剣を生成して澪の両手に焦げを入れた。
澪「熱ーーー!!!この裏切り者の分際で!!!」
零慈「だから俺は最初からお前らの仲間になる気は無えって言ってんだろ!!」
マッスル大鎌「やってくれたわねーー!!!ビーッグマグナーム!!」
薫「させるか!!サイキック!!ゴールドラッシューーー!!」
斗真「PKプラチナストライク!!」
敦「ゴールデンスマッシュ!!」
サイコキネシスで金塊を飛ばして、マッスル大鎌の大事な箇所に全て命中させた。
マッスル大鎌「あばばばばば!!!ゴフォア!!あ〜・・・金金がぶつかり合う〜〜・・・」
紫穂「私の弾は当たるわよ!!零慈さん!!」
零慈「OK!!弾丸を食わせてやれ!!」
拳銃を発砲してECCMを破壊した。
澪「ああ!!」
ECCMが破壊されて、ECMが起動した。
薫「だんだんたぬきのーーーー!!!」
しかしECMが起動してる為、超能力が全て無効化になった。
澪「しまった!!でも力が使えなくなったのはそっちも同じ!勝負はまだ!!」
しかし皆本が後ろから澪を掴み上げた。
澪「や!止めろーーー!!」
葵「うわぁ〜・・・往生際悪〜・・・」
零慈「無様だな〜澪!」
澪「黙れ!!!」
皆本「君はまだこんな事を!!これも兵部の命令か!?」
澪「違うもん!!少佐は関係無いもん!!」
京介『お小遣いは自分で稼ぐんだよ?』
澪「ってのが、少佐の教育方針なの〜。」
皆本「って関係あるじゃん!!」
ESPロックで澪を確保した。
皆本「何時までもあんなロリコン犯罪者と一緒に居ると、ろくなもんにならないぞ!」
斗真「子供は大人しくしてるんだな。」
澪「ふん!じゃああんたの可愛いザ・チルドレンはどうなのよ?」
皆本「え?」
そんなチルドレンは金塊に夢中だった。薫が金塊を制服に押し込んでた。
薫「あ!偶然こんな所にお宝が!」
葵「ナイス!一見ただの巨乳美少女にしか!!」
紫穂「見えない見えない。」
薫「そうかな?」
セブンスターズ・皆本「こらーーーーーー!!!」
チルドレン「何さ!!」
皆本「兎に角!本部に連行だ!」
マッスル大鎌「あ〜ん。強引ね〜。」
するとその時、金庫室の扉が硬く閉ざされた。更に地下のセキュリティーが全て起動された。
皆本「閉じた!?」
大河「何がどうなってんだ!?」
社長「おい警備室!開けたまえ!!聞こえないのか!?」
???『うふふふ!聞こえてますわ社長!』
社長「そ!その声は窓口の中村君!何故!?どうしてこんな事を!?」
中村「我々は何処にでも居る。こう言えばお分かりになりますか?」
皆本『な!?貴様ら!反エスパー組織「普通の人々」か!?』
美里『何ですって!?』
中村「その通り。我々は偶々ここで普通に働いてたメンバー!」
社長「ま、まさか!君は来月私のサポートで同僚の田中君と出来ちゃった婚も!?」
葵「めっちゃ普通。」
中村『ええ!けども高レベルのエスパーを纏めて11匹始末するチャンス!多少の犠牲も止むを得ないわ!』
社長「たしょーー!?」
薫「てめえ!!何勝手にほざいてんだ!!」
澪「てめえ開けろ!!」
幸菜「お願い出してーーー!!」
中村「おーほほ!残念。本日は閉店でございます!」
マッスル大鎌「まだ3時前だよ・・・」
皆本「外部との連絡は!?」
警備員「全てカットされてます!」
斗真「ここで俺達金持ち気分で過ごすのか〜。やだね〜。」
紫穂「大丈夫よ。外にはバベル3も居るし。」
葵「気付いてくれるやろ?」
皆本(だと良いが・・・)
しかしバベル3内部では、運転手がお茶を飲んでた。
運転手「皆本さんが?」
女性「ええ。危険だから決着が付くまで放っておいてくれと。」
運転手「しかし美味い、このお茶玉露?」
女性「いえ、雑巾を絞った・・・いやいや、普通のお茶です。」
その事を知らない金庫室では。
社長「冗談じゃないぞ!!私らを始末する気ならここには様々な仕掛けが!!」
すると天井の換気装置が作動した。
薫「な!?」
皆本「か!換気装置が!!」
マッスル大鎌「いやーん!奴ら部屋の空気を抜くつもりねー!」
紫穂「皆本さん!!」
葵「うちら!ここでは超能力使われへんのに!!」
澪「空気抜かれたら何が困るの?」
薫「えっと、息が出来ないじゃん?」
零慈「そうなったらどうなるか分かるか?」
澪「・・・・あ!死んじゃう!!」
薫「頭悪ーーー!!」
零慈「流石世間知らずだなこのお嬢ちゃんは!!」
澪「お前らが言うな!!他の誰かなら兎も角お前らだけは言うなーーー!!」
薫「何をーー!?バカな癖に人をバカみたいに!!バーカバーーカ!!」
零慈「だからお前は何時までたっても世間知らずなんだよ!!世間の気持ちを少しでも分かれ!!!」
皆本「こらそこ・・・」
マッスル大鎌「そうよ〜。頭悪そうな喧嘩しないで〜。」
敦「何時までも子供だな。明石と澪は。」
マッスル大鎌「ねえ?一時休戦ってどう?このままじゃ酸欠になるまで時間が無いわよ?」
皆本(確かにそうだが・・・パンドラを信用しても良いのか?)
マッスル大鎌「んもーーー!!!何も迷う事なんか!!」
するとマッスル大鎌が皆本に熱いキスをした。
全員「ぎゃああああああ!!!!」
すぐに引き離してマッスル大鎌に痛い攻撃を喰らわす。
澪「何やってんねん・・・」
紫穂「薫ちゃん退いて?始末するわ。」
斗真「俺もやるぜ。俺の獅子拳をお見舞いしてやる。」
薫「よし殺れ!!!」
マッスル大鎌「ああ待って!落ち着いて!要するに問題はECMなのよ!!あれさえ止めれば超能力が使えるんじゃなくて!?」
紫穂「そうか!!」
社長「あ!!待って!!」
紫穂がECMに弾丸を放った。しかしハズレだった。
大河「ハズレ?」
美里「これってまさか・・・」
社長「その通り!!半分はダミーだ!!」
斗真「じゃあ全部ぶっ壊してやるか!!」
すると斗真が大ジャンプした。
社長「ダメだ!!本物は幾つもあるし、中には金庫室全体を爆破させてしまう物も仕掛けてあるんだ!!」
斗真「何!?」
それを知った斗真がECMに向かってキックしようとしてた。
全員「あああああああ!!!!」
しかし体を捻って直撃を免れ、斗真が着地する。
斗真「そ、そうか・・・爆破されたら俺達、一瞬にして地縛霊になっちまうな・・・」
全員「た、助かった・・・」
葵(でも、これじゃ時間の問題やで・・・)
薫(つまりこのままだと、本当に死んじゃう・・・?)
幸菜(やだやだ!!まだ死にたくないよ!!)
敦(おい美里、ECMキラーは持って来たか?)
美里(ごめん、車に置いて来てしまったわ・・・)
大河(くそ!)
皆本(いや、考えろ・・・何か手立てがある筈だ・・・!)
薫「皆本・・・」
皆本「え?」
薫「抱いて!!最後の思い出に!!」
皆本「って何処でそんなセリフ覚えた!!!」
その頃蕾見は韓流ドラマを見て号泣していた。
蕾見「うぅ・・・私が寝てる10年の間にこんなドラマが山程・・・泣ける!!!」
ナレーション「後半に続く。」
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今回のしりとり。
マッスル大鎌『てめぇー!』
澪『やな感じ!』
運転手『自分、不器用ですから。』
しりとり終了。
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一方その頃金庫室では、薫が皆本にお姫様だっこして貰ってる。皆本はやる気の無い顔をしている。葵と紫穂は写メ撮ってる。
零慈「彼奴らこんな時に呑気だな〜。」
澪「ふん、お姫様ってか?」
紫穂「次私ね!!」
葵「うちもうちも!!」
マッスル大鎌「私も撮って!!抱いて!!」
社長「余裕あるな・・・この連中・・・酸素薄いのに・・・」
斗真「これが彼奴らの本性ですから。」
皆本「はっ!!」
すると皆本が斗真のESPデバイスに目を付けた。
皆本(もしかしたら!!)
すぐに薫を投げ捨ててECCMを見る。
皆本「よし!壊れてるのは燃料電池だけだ!これならすぐ直せる!斗真君!ESPデバイスを貸してくれ!バッテリーを此奴に繋ぐ!」
全員「!?」
斗真「り、了解!」
ESPデバイスを持って来た。
斗真「ESPデバイスでどうすんだ?」
皆本「君のESPデバイスは特別のアイテムだ。バッテリーは無限で、それをECCMに中輪出来さえすれば!!」
斗真「成る程!ナイスアイディア!」
大河「ってかESPデバイスのバッテリー、無限かよ。」
斗真「実際には俺が装着すると、サイコキネシスが自動でバッテリーを充電してるけどな。」
社長「し、しかし!間に合うのかね!?」
皆本「やるしか無いんです!横になって、酸欠から身を守って!!」
すぐに実行を始めた。
皆本が斗真のESPデバイスにECCMのコードを接続して修理を始める。他の皆は横になってる。
薫「兵部さん、助けに来てくれたりしないのかな・・・?」
澪「来ないわよ。私達がここに居る事は誰も知らないの。(そうよ。もし来てくれたとしても、きっと私の為じゃない。どうして此奴ばっかり・・・?)」
マッスル大鎌「そんな事無いわ。少佐はあんたの事を大事に思ってるわよ。」
澪「マッスル・・・」
マッスル大鎌「だって・・・ほら!迎えに来てくれてるじゃない!!ちっちゃな少佐がいっぱい!!」
大河「マッスル大鎌がぶっ壊れた!?」
澪「急いで!!マッスルが幻覚見始めた!!」
皆本「待ってくれ!今!!」
修理開始から数分。遂にECCMが起動した。
皆本「どうだーー!!薫ーー!!」
すると薫と斗真と敦と零慈のサイコキネシスが戻った。
薫「行ける!!力が戻っている!!!」
斗真「よっしゃラッキー!!!」
敦「一気に行くぜ!!」
零慈「おう!!」
斗真・敦・薫・零慈「うおおおおおお!!!」
サイコキネシスとパイロキネシスで壁を破壊した。しかし電磁波がそれを吸収した。
薫「あ!!」
紫穂「電磁壁ね!!素材が念力を吸収してる!!」
斗真「本当に良く出来たセキュリティーだな!」
葵「あんたら!どうやってここを抜けて来たん!?」
澪「え?いっぺんには無理だから、少しずつ金属を変えてじわじわと・・・」
薫「そんな暇ねえよ!!どうする皆本!?」
皆本「新しく着けたブースターを使う!!」
チルドレン「え!?」
皆本「サイコキネシスの能力は一番シンプルなんだ!!他の2人のパワーを電気的に上乗せするのが技術的に可能!!その能力は斗真君達セブンスターズも使える!!」
すると葵と紫穂のリミッターが更に発光した。
葵「よっしゃ薫!!うちらのパワー受け取り!!」
そのパワーが薫に伝わった。
薫「力が・・・流れ込んで行く・・・!!これなら!!!」
皆本「ザ・チルドレン!!トリプルブースト!!解禁!!」
斗真「俺達も行くぞ!!」
5人「おう!!」
セブンスターズ「バースト解禁!!!!」
6人も新たなリミッターを完全解禁した。すると大河、敦、美里、幸菜、零慈の能力が斗真に伝わった。
斗真「来た来た来たーー!!!行くぜ薫!!!」
薫「よっしゃーーー!!行っけーーーーーー!!!!」
斗真「うおおおおおおお!!!!」
2つの強力なサイコキネシスが電磁壁にヒビを入れた。
社長「これが・・・!!レベル7の力!!」
ESPロックが外された澪がテレポートして、薫に近付いた。
薫「澪?」
澪「お、同じテレポーターなんだから・・・私の力も混ぜられるんじゃない!?」
零慈「急に素直になった!澪!」
澪「黙れーーー!!!あんた達にただ助けられたんじゃつまんないの!!ノーマルの連中に力を合わせたエスパーの凄さ、見せてやんな!!」
薫「おう!!!」
斗真「行くぜ!!!」
そしてサイコキネシスを放ち続けて、地上に地割れが発生した。
薫「サイキック!!!!グレートエスケープ!!!」
斗真「PKエスケープ・フロム・ザ・セーフティーボックス!!!」
そして遂に、地下から脱出成功した。
大河「ひゃーー!!新鮮な空気キャッチ!!」
社長「何と言う事でしょう。分厚く堅牢だった外壁には巧みの技でスッキリと穴が開き、開放感が・・・」
紫穂「潔く壊れたって言ったら?」
皆本「いやしかし、こうしないと我々あのまま・・・」
社長「分かっておる。お陰で死なずに済んだのだから。可愛い子達じゃないか。君のエスパー達。確かに、恐るべきパワーだが、私はあの子達が死んだ方が良い何て思えんよ。」
皆本「社長・・・」
社長「くれぐれもあの力、誤った使い方をしないでくれよ?」
皆本「ご心配無く!その為にバベルが、いや!僕と斗真君達が居ます!」
斗真「その通り!!」
すると薫が何かが落ちて来るのを発見した。
薫「何か来る!!」
紫穂「いや薫ちゃん!あれは!!」
落ちて来たのは大量の金塊だった。その内の1個が薫の頭上に激突した。
紫穂「それ、金塊。」
金塊の直撃を受けて落ちた。
薫「この!!」
しかしまた金塊が頭に直撃した。
皆本「いかん!!ブーストは薫の体に負担が大きい!!しばらく力は使い物にはならない!!」
大河「って事は・・・斗真は!!」
斗真「大丈夫だ!まだ行ける!」
葵「あかん!テレポート!」
澪「オーライ!」
すぐにテレポートして地上に降りた。
一方街中では、奈津子とほたるが歩いてた。
奈津子「最近あれどうよ?」
ほたる「う〜ん・・・」
すると前に金塊が落ちて来た。
奈津子・ほたる「き!金塊!?」
そして上を見ると大量の札束の雨が降って来た。
奈津子「そして!!札束の!!」
ほたる「雪ーーー!!!」
降って来る札束の雨を取ろうとしたが。
ほたる「でも、私達・・・」
奈津子「公僕だし・・・」
この2人は諦めた。
しかし市民達が大量の札束を奪い合っていた。
社長「拾うなーーー!!!それは全て当行の・・・」
紫穂「さっきのより被害大きいかも。」
皆本「あ、ああ・・・」
斗真「行くか敦!」
敦「おう!」
斗真「PKリペア・マネーバージョン!」
敦「火炎星!金銀財宝返し!!」
PKリペア・マネーバージョンと金銀財宝返しで全ての札束と金塊と宝石を回収した。
幸菜「どんどん回収されてるわー!」
美里「けど市民の皆が怒ってるわね。」
紫穂「あ!澪ちゃんとマッスル!!」
澪とマッスル大鎌が隙を見て逃げ出した。
マッスル大鎌「じゃあねー!バベルの諸君ちゃんたちー!」
澪「ちぇー、結局これっぽっちかよ。」
皆本「澪・・・」
澪「クイーンに言っときな!次は必ず・・・」
言ってる途中に逃げた。
薫「あのバカ、行っちゃったの・・・?」
皆本「ああ。」
薫「そんなに・・・兵部さんの所が良いのかな・・・?」
皆本「薫・・・」
薫「そりゃあ兵部さん、皆本より格好良いし、皆本より強いし、皆本より一番良いし・・・」
皆本「ちょっと待て!!そう言う問題か!?あんな変態と比較されるだけで!!!」
薫(でも、皆本にくっ付いてる方が安心なんだよな〜。正しい事しか出来ない皆本と一緒なら、私達良い子で居られるんだ。)
斗真「よし!社長!全て回収完了しました!」
敦「全て無事です!」
社長「助かったよ君達!!良くやってくれた!!」
そんな彼らを京介が遠くから見ていた。
京介「ふん。正しければ良いってもんじゃないのだよ?クイーン。そんな優しさが通じるのは幼い内だけ。何れ君は僕の所に来るさ。な?コレミツ。」
彼の後ろには普通の人々が囚われてた。コレミツは横に振っていた。
中村「離せ化け物共!!普通に結婚したかっただけなのに!!家に返してよ!!」
京介「ふふふ。ダメだよ?君の場合こうした方が面白いからね。さて、帰るか。幹部の連中何かと五月蝿いしね。」
桃太郎「澪の初仕事心配して見に来たんだろ?一緒に帰りゃ良いじゃん。」
京介「内緒だバカ。本人には特に。」
コレミツ「少佐・・・」
京介が帰ろうとしたその時。
???「待ちなさい!!」
何者かが京介の帰り道を塞いだ。その正体は蕾見だった。
蕾見「逃げるのがちょっと遅かったわよ!兵部京介!」
京介「やあ久し振り不二子さん!何で僕が居る事が分かった?例によって女の勘かい?」
蕾見「まあそれもあるけど、皆本君やチルドレンやセブンスターズの周囲にはあなたの接近を察知するアラームが仕掛けてあるの。」
アラーム『兵部だよ!兵部だよ!兵部キターーー!!!』
蕾見「あなたを拘束します!!大人しく捕まる気は少しはある!?」
京介「無いね!もうごめんだ。10年前と違ってやりたい事が多いから。」
すぐに蕾見から逃げ去ろうとする。
京介(コレミツ、自力で帰れるな?)
コレミツ(はい!)
蕾見「伊号の予知ビジョンを見たわ!あなたも私と同じ事を思ってた筈!あの子達を吸いたいって!!」
サイコキネシスを放つ。
京介「違うね!」
しかし余裕な表情で防いだ。そして蕾見の後ろに移動した。
京介「君が目指したいハッピーエンドは実現不可能!君は出来もしない事を望んでる!あの坊や達だってそうだ!だから悲劇が起こる!」
サイコキネシスを放った。蕾見が避けた。
京介「早い内にそれを気付いていれば、皆の為になる!」
蕾見「いい加減にしてよ!何十年同じ議論をさせる気!?皆本君は、あの男と違う!!薫ちゃんだってあなたとは!!」
京介「いや?同じだ!!」
そう言って蕾見を吹き飛ばした。飛ばされた蕾見は後ろのタワーに直撃してダメージを負った。
蕾見「違うって言ってんでしょ!!!このガキ!!!少しは勉強したらどうなのよ!!!」
京介「君に言われたくないね。」
蕾見「もういい!分かった!終わりよこれで!!ケリを付けてあげる!!」
超能力を両手に集中して、京介に向かって飛翔する。
桃太郎「京介!!気を付けろ!!」
京介「そこから指示出すなよ。以前より攻撃が激しい。流石不二子さんだ。しかし。」
蕾見「はああああああ!!!!」
すると蕾見がテレポートして後ろに移動した。京介の後ろからかかと落としをする。
京介(しかし、この10年間密かに戦い続けた僕に、否では無い!!)
間一髪でテレポートした。喰らったのは京介の上着だけだった。
京介「さようなら。お姉さん。」
後ろからサイコキネシスを放った。しかし京介の体がダメージを負った。
京介(しまった・・・!!)
蕾見「貰った!!!!」
後ろに移動して再び急速接近する。しかし京介がサイコキネシスで蕾見の顔を切断した。しかし切断されたのは後ろの看板だった。本物の蕾見は地上にテレポートしてた。
蕾見(動きのキレが鈍い・・・!今ならやれる!!)
すぐに京介の後ろにテレポートして、京介を捕えた。
京介「よせよ・・・エネルギーならもっと若い奴から吸えば良いだろ?がっつき過ぎだぜ?」
蕾見「お黙り。」
そして電撃を発生して京介にダメージを与えた。しかしその時、黒い手が蕾見を京介から引き離した。引き離して、蕾見をビルに激突させた。京介を助けたのは真木だった。他にも葉と紅葉も駆け付けた。
真木「困りますね少佐。」
葉「そうっすよ。あんた俺らのボスなんだし。」
紅葉「少しは立場を考えて自重なさって?」
真木「言っておくぞバベルの女。少佐は10年前とは違う。手を出せば黙って居られない。」
蕾見「兵部の・・・仲間か!?」
京介「別に大丈夫だったんだけどな。」
桃太郎「な〜!僕も付いて行ってやったのにさー!」
京介「何処に付いてんだよ。」
葉「へぇ〜?チビっちゃいのが何の役に立つつもりさ?」
桃太郎「んだと!?締めるぞごら!!!」
京介「君らだて、拾った時は小さかったぜ?」
真木「そ!そう言う話は後にして下さい。」
紅葉「じゃあね。垂れ乳のおばさん。」
蕾見「な!?」
葉「女はデカさじゃないっす。形っす。後色も」
蕾見「なあ!?」
京介「悪いね不二子さん。また。」
そう言い残してテレポートで帰って行った。
蕾見「くそ!!!あんたら顔は覚えたわよ!!!」
京介『君は出来もしない事を望んでる!』
蕾見「いいえ!皆本君なら必ず答えてくれる筈!!過去と未来を救うのは愛なのよ!!あんただってきっと!!それにしても色まで!!キーーーーーッ!!!!!」
その翌日。澪が金塊で買い物をしていた。しかし。
澪「『え?ダメなの?金塊じゃお買い物出来ないの?折角盗んで・・・えっと稼いだのにポテチも買えないのポテチも?』って言ったら店の兄ちゃん優しくてさ〜。特別にポテチ取り替えてくれたよ!金全部と!」
マッスル大鎌「えええーー!?何処よ!!何処のコンビニ!!!」
澪「忘れた。」
マッスル大鎌「思い出しなさいよポテチっ子が!!!」
???「随分と賑やかだな。」
澪・マッスル大鎌「!?」
2人の目の前に斗真が現れた。
マッスル大鎌「きゃー!また会えたわね!」
澪「あんた!」
斗真「よう。元気そうだな。金塊で買い物出来たって?金塊を売ったら金になるのによ〜。勿体無えな〜。」
澪「ふん!今からあんたを消してあげるわ!!」
斗真「ちょい待ち。俺は今楽しい休日を満喫してるんだ。戦うのはまた今度にしてくれ。」
マッスル大鎌「良いわよ〜?今度はあの方を連れて来てね?」
斗真「分かった分かった。」
澪「ふん!」
その場から去って行った。
斗真「さてと、メダルゲームでもしに行くか〜。」
「NEXT」
キャスト
神楽斗真:松下優也
栗栖大河:花江夏樹
芝浦敦:佐野岳
赤坂美里:大久保桜子
篠崎幸菜:矢野優花
和泉零慈:甲斐翔真
明石薫:平野綾
三宮紫穂:戸松遥
野上葵:白石涼子
皆本光一:中村悠一
蕾見不二子:ゆかな
桐壺帝三:小杉十郎太
柏木朧:浅野真澄
常盤奈津子:中尾衣里
野分ほたる:佐藤利奈
社長:中村大樹
中村:柚木涼香
高倉さん:四宮豪
澪:釘宮理恵
真木司郎:落合弘治
マッスル大鎌:三宅健太
藤浦葉:羽多野渉
加納紅葉:千葉紗子
桃太郎:釘宮理恵
兵部京介:遊佐浩二
次回「皆本テトアシ」