絶対可憐チルドレン ANOTHER ESPER 作:naogran
谷崎『ナオミ!状況は?』
ナオミ「ECMの反応はありません!」
谷崎「よし!一気に踏み込め!」
ナオミ「はい!斗真さん行きましょう!」
斗真「了解だ!」
そして小屋のドアを破壊して中に入る。
ナオミ「そこまでです!犯人の皆さん!」
斗真「鬼さんが来ましたぜ〜!」
しかし反応は無かった。
ナオミ「隠れていらっしゃるのはお見通しです!」
サイコキネシスでソファーを壊した。そのソファーの後ろに覆面姿のチルドレンが隠れてた。
薫「喰らえ!!」
斗真「サイマグネット!」
サイコキネシスで薪を飛ばしたが、斗真のサイマグネットで防がれた。
斗真「ナオミさん!」
ナオミ「はい!」
そしてサイコキネシスでハンティング・トロフィーを操って薫を追い掛けさせる。逃げる薫だったが、頭部に直撃されて倒れた。その隙に葵と紫穂がテレポートで脱出する。
ナオミ「逃がしません!斗真さん!」
斗真「おう!おい!出番だ!」
一方葵と紫穂は外へ脱出した。
紫穂「何この音!?」
葵「え?」
すると目の前の森が不可思議な音を起こした。
葵「な、何や?」
???「エイコーンシュート!」
すると森の中から大量のどんぐりが飛ばされて、葵と紫穂に全て命中した。
紫穂「ああーーー!!!」
葵「参った!!降参や降参!!」
ナオミ「任務完了です!」
斗真「良くやった敦!」
訓練は終了し、薫達は悔しがっていた。
薫「く〜〜〜!!!」
葵「こんなんやってられへん!」
紫穂「何で私達が犯人役なのよ!!」
谷崎「犯人サイドの心理を知るのも訓練の1つ!」
斗真「正義だけじゃなく悪人の気持ちを知るのも大事だしな。俺達も訓練で悪役人の経験者だからな。」
薫「だったら斗真達がやれば良いじゃないか!」
敦「お前達は悪人への気持ちの理解度がまだ曖昧だからな。」
谷崎「それ上君達は多くの事を学べたではないか!」
チルドレン「ん?」
谷崎「ナオミの美しさ!聡明さ!品の良さ!そう!お前は丸であの湖に棲む妖精のようだ!」
ナオミ「おら!!」
谷崎「のわ!?飛んでます!飛んでま〜〜す!!」
サイコキネシスで飛ばされて湖に落っこちた。
ナオミ「妖精さんは見付かりましたかーー?」
敦「梅枝は本当に容赦無いな。谷崎主任に対して。」
斗真「まあでもナオミさんは今のままでも綺麗だよ?」
ナオミ「そ、そんな・・・」
敦「そして斗真の事になると恥ずかしがるな。」
薫「あ〜あ、皆本の奴今日重大な任務だって言ってたけど。」
紫穂「ちょっと覗きに行く?」
葵「あかんって!絶対近付くなって言われたやろ?」
紫穂「ダメと言われると余計気になるじゃない。」
敦「ダメだ。野上の言う通りにしろ。」
斗真「それに、皆本さんの他にも大河達が付いて行ってる。」
薫「だよな〜。何やってんだろう?」
その頃皆本は、局長と柏木と大河達と一緒にある施設に来ていた。
皆本「ここは特殊な研究施設か何かですか?」
桐壺局長「いや、いよいよあのお方を起こしする日が来たんだ。」
皆本「あのお方?」
大河「あのお方とは?」
アナウンス『条約認証確認完了。』
指紋を認証させてドアを開ける。
幸菜「一体何があるんだろう?」
美里「何か緊張するわね。」
次は虹彩認識する。
アナウンス『網膜認証確認完了。』
網膜認証をしてドアを開ける。
零慈「こんどは広い部屋に入ったな。一体何が?」
そして部屋の真ん中に立つと。
桐壺局長「チルドレン達はすっごく良い子!」
皆本「え?うわ!?」
大河・零慈「のわ!?」
美里・幸菜「きゃあ!」
突然床が急速に下がった。
大河「エレベーターか。ってかさっきの合言葉は何だったんだ?」
皆本「局長、あのお方とは?」
桐壺局長「我がバベルの創設に関わった重鎮だよ。もう彼此10年眠っている。」
皆本「え!?10年!?」
大河「そんなに眠ってるんですか!?」
桐壺局長「だが、中々難しいと言うか何と言うか・・・」
幸菜「10年前って事は、私がまだ小学生の頃じゃん。」
美里「10年眠るって凄いわね。」
零慈「ってかこれもう昏睡状態じゃね?」
そして最地下に到着した。そしてあのお方が眠ってる部屋の前に到着したが、ドアに不気味な文字が書かれてあった。
皆本「我が眠りを妨げる者に呪いあれ・・・」
大河「何かバカにしてるみてぇなだ・・・本当にここに眠ってるんですか?」
柏木「ええ。でも迂闊に起こすと大暴れするらしくて・・・」
桐壺局長「だが今回は大丈夫だよ。」
皆本「え?」
桐壺局長「君だって彼女の声聞いただろ?」
皆本「声?」
零慈「それって皆本さんだけ?」
壁を開けて受話器を取る。すると誰かと繋がった。
???『はぁ〜い誰〜?』
すると皆本は声を聞いて思い出した。それは電波ジャックエスパーを捜索中に聞いたあの声と同じだった。
皆本(あの時の?)
桐壺局長「私桐壺です!」
???『何か用?』
桐壺局長「先日はどうも。先代の局長の指示で少佐が動き出したら起こせと言われていたものですからご挨拶を・・・」
???『あ〜、この前はトイレで起きただけだから・・・来月辺りまた起こして〜?』
桐壺局長「あ!いやそう言われましても・・・私としましては・・・」
???『じゃあね〜。』
そう言われて切られてしまった。
桐壺局長「ああちょっと!」
柏木「起こせませんでしたね・・・」
大河「余程寝るのが趣味なんだな。」
皆本「あの、ここに居る方は兵部と関係があるのですか?」
桐壺局長「大ありだよ。彼女は彼奴の元同僚だからね。」
皆本「同僚!?」
幸菜「それってもう80歳超えてるって言う事ですか!?」
桐壺局長「兵部少佐の拘束と監禁も彼女無しの力では不可能だった。パンドラを抑える為には一刻も早く起きていただかなければ!!」
???「五月蝿いわね!!!!目が覚めちゃうだろ!!!!」
あのお方が激怒してドアをぶっ壊した。
柏木「そ、相当機嫌が悪いみたいですね・・・」
美里「大丈夫なんでしょうか?」
桐壺局長「今日の所は引き上げるか・・・」
諦めて引き上げようとしたその時。
アナウンス『警告!警告!侵入者あり!侵入者あり!』
突然の警告が響いた。
桐壺局長「な!何だね!?」
するとその時。目の前に見覚えのある人物達がテレポートで現れた。
皆本「お!お前ら!!」
その人物の正体は斗真と敦とチルドレンだった。
薫「いやぁ〜!来ちゃった!」
皆本「ダメだって言ったじゃないか!」
葵「だって・・・会いたかったんやもん!」
紫穂「皆本さんは私のデスティニ〜。」
皆本「すぐここを出るんだ!斗真君と敦君もどうしてここに!?」
斗真「ダメって言ったけど全然聞く耳持ってくれなくてな。」
敦「それで仕方無く来ちゃったんだ。面目無い。」
薫「ねえねえ、皆本だって私達に会いたかっただろ?」
皆本「そんな事どうでもいいから!!!!」
すると薫がムッとした。
薫「どうでもいい?」
斗真「皆本さん!!のわ!!」
皆本「のわあああああ!!!」
2人がサイコキネシスであのお方が眠ってる部屋に飛ばされた。
桐壺局長「皆本君!!斗真君!!」
大河「お前ら何してんねん!!!」
葵「ま、自業自得やな。」
大河「んな事言ってる場合か!あのお方が強制的に目覚めたらどうなる事やら!!」
敦「あのお方って?」
部屋の壁を紫穂が読み取る。
紫穂「あら?」
???「あら!良い男達見っけ!!やったー!会いに来てくれたのね〜?」
皆本「のわ!?な、何をするんですか!!!???って言うか、本当に80歳!?」
???「歳の事は言っちゃいやん。」
斗真「あ、あなたはまさか!!」
???「あら坊ちゃん久し振りね〜!大きくなったわね〜。」
斗真「ぎゃーーー!!!」
紫穂「大変!皆本さんと斗真さんが女の人に襲われてる!」
薫「え!?何やってんだ皆本に斗真!とっとと出て来い!!」
桐壺局長「あ!こ、こら!止めなさい!!!」
しかし命令を無視してドアを壊してしまった。
零慈「ドアを壊しやがった!!」
大河「お前何やってんだよ薫!!あのお方が機嫌悪くなるだろ!!!」
薫「何だよそのあのお方って・・・ん?」
すると部屋の奥から何者かが現れた。1人の女性だった。両手には斗真と皆本を掴んでた。顔には口紅だらけ。
???「おっはよー!」
葵「何者や・・・?」
桐壺局長「お目覚めですか!?蕾見不二子管理官!!」
蕾見「ええ!スッキリ!」
この女性があのお方の正体だった。名前は「蕾見不二子」。バベルの管理官で兵部京介の元同僚。
斗真「か、管理官・・・ご健勝で何よりですね・・・」
蕾見「久し振りに会えて嬉しいわよ斗真君。」
零慈「あの女性があのお方の正体だったのか。」
敦「しかも斗真の知り合いなのか?」
桐壺局長「何よりです!では早速本部の方へ!」
蕾見「その前に朝ご飯が先。」
すると蕾見が皆本の口にキスした。
チルドレン「な!?」
蕾見「こっちのご飯もいただこうかしら?」
斗真「ちょ!管理官!やめ!!」
そして今度は斗真の口にもキスをした。
大河「斗真!!!」
桐壺局長「管理官!!!!」
蕾見「美味しかった!」
キスされた2人は白目剥いた。
皆本「こ、これは・・・」
斗真「は、吐きそう・・・」
蕾見「流石若いのね!これだけ吸い取ってもまだ元気だなんて!」
斗真「勘弁して下さい・・・」
薫「おるぁ!!!女のセクハラで何が元気になった!?」
葵「えっと・・・どう言う意味?」
紫穂「さあ?」
蕾見「あらこんにちは!あなた達の事はよーく知ってるわよ?」
薫「え?」
蕾見「坊やの、これよね?」
小指を見せた。気絶してる皆本が目覚めた。
皆本「ち!違いますよ!そんな訳無いでしょ!!まだほんの子供なのに!!」
薫「子供〜?」
皆本「あ・・・」
斗真「あ、地雷踏んだ。」
一方その頃ナオミと谷崎が施設に到着した。到着したと同時に爆発が起きた。
ナオミ「え!?中で何が!?」
すると施設の壁がナオミの方へ飛んで来た。
谷崎「危ない!!ナオミーーー!!!」
ナオミを救おうと前に飛んだ。しかしナオミがサイコキネシスで防いで横に退かして谷崎の顔に直撃した。
谷崎「君の為なら何度でも死ねる!」
ナオミ「そのくらいでお前が死ぬか。」
???「のわああああーーーーーーーー!!!!」
すると今度は斗真が吹っ飛んで来た。そしてナオミから10メートル離れた場所に落ちた。
ナオミ「斗真さん!?大丈夫ですか!?」
斗真「な、ナオミさん・・・あの中は気を付けろ・・・」
フラフラになりながら立つ。
ナオミ「どう言う事ですか!?それにその顔・・・」
斗真「あの施設の中には強力なお方が居る・・・この顔は不可抗力でやられた顔だ・・・」
一方その頃地下では、蕾見が寝ていた部屋が崩れた。
桐壺局長「のわーーー!!えらい事になったーーー!!!」
大河「おい薫!!!やり過ぎだーーーーー!!!!」
葵「やったか!?薫!!」
薫「いや!手応えが無い!!」
そして蕾見はと言うと、チルドレンの目の前にテレポートした。
蕾見「流石レベル7のサイコキノ。」
掴んでる皆本をテレポートで下ろした。
零慈「皆本さん!!大丈夫か!?」
薫「テメェーーー!!!」
皆本「ダメだ薫・・・!その人は・・・!!!」
薫「はああああ!!!!」
サイコキネシスを放つ。しかし蕾見がテレポートして薫の腕を掴んだ。
蕾見「仲良くしましょう明石薫ちゃん?」
そしてサイコメトラーを発動して薫を読み取る。
紫穂「っ!?サイコメトリー!?」
幸菜「紫穂ちゃんと同じ能力持ってるの!?」
美里「多分合成能力者のようね。」
すると蕾見が薫にキスした。
紫穂「薫ちゃん!!!」
キスされた薫が気絶した。今度の標的を紫穂に変えて、紫穂にキスした。キスされた紫穂も気絶した。
大河「見てるだけで吐きそうだ・・・」
敦「ダメだ・・・見たくねえ光景見てしまった・・・」
蕾見「さてと。」
葵「え!?」
蕾見「お待たせーー!!!」
今度は葵を狙った。
零慈「葵!逃げろ!!」
葵「待ってへん!!全然待ってへん!!」
逃げる葵だが、パニックになって逃げれなかった。挙げ句の果て蕾見に捕まってしまった。
幸菜「何でテレポートしなかったの!?」
大河「パニック状態になって逃げれなかったんだ!」
捕まった葵が蕾見にキスされた。
美里「もうダメだわこれ。」
するとそこに斗真とナオミが駆け付けた。
ナオミ「何があったの!?皆大丈夫!?」
斗真「管理官!!それ以上は止めて下さい!!」
大河「斗真!ナオミちゃん!!」
蕾見「キャー!美味しそうなデザート!」
次の標的をナオミに変えた。
ナオミ「え?」
斗真「ナオミさん!!危ない!!」
ナオミの前に斗真が立つ。
斗真「ギャアアーーーーー!!!!!」
ナオミを守った斗真が再びキスを喰らった。
その後地上へ移動したのだが、斗真とチルドレンが暗い顔をした。
薫「わ、私のファーストキスが・・・」
紫穂「しかも、80歳のお婆ちゃんって言ってたような・・・」
葵「もうお嫁に行かれへん・・・」
斗真「あかん・・・俺もう限界・・・」
蕾見「大袈裟ね〜!挨拶よ挨拶!」
皆本「触った所からエネルギーを吸い取る能力・・・」
柏木「ある意味。兵部少佐より手強い人ですね・・・」
桐壺局長「味方で良かったような悪かったような・・・」
零慈「にしても斗真。2度もキスを喰らうとはな。」
斗真「もう勘弁してくれよ・・・」
ナオミ「斗真さん、大丈夫ですか?」
斗真「ありがとうナオミさん・・・君は優しいね・・・それと、管理官のキスは知らない方が良いよ・・・?」
その後バベル本部に戻った。
大河「なあ斗真、管理官を知ってるのか?」
斗真「ああ、10年前に一緒に仕事した事があるんだ。」
幸菜「その時はどんな顔だった?」
斗真「今と変わんねえよ。何しろ京介と同じだからな。」
敦「兵部京介と同じ老化を防いでるって事か。」
美里「どうすれば老化を防げる能力が身に付けれるのかしら?」
零慈「美里お前不老になりたいのか?」
その頃蕾見は報告書の整理を始める。
蕾見「寝てる間の報告書はこれで全部?」
奈津子「はい。」
蕾見「エスパーとノーマルとの対立の増加か・・・不二子、忙しくなっちゃうな〜。」
ほたる「より詳しいデータが必要でしたら、仰って下さい。」
蕾見「なら、大事急知りたい事があるわ。」
奈津子・ほたる「はい!」
蕾見「・・・あなた達が使ってる化粧品教えて!?」
奈津子・ほたる「え?」
蕾見「10年経つと、メイクも進化してるでしょ?」
早速蕾見に化粧品を教える。
奈津子「このグロス、パール入りでツヤツヤのプルルンリップになれますよー!」
蕾見「あ〜ん!可愛い〜!」
ほたる「これは、目力アップマスカラです!」
奈津子「発色がまた良いんですよー!」
蕾見「へぇ〜!」
その後ガールズトークが盛り上がった。
蕾見「またガールズトークしようね〜!」
奈津子・ほたる「は〜い!」
部屋から2人が退室した。
蕾見「あ〜楽しかった!さてと。」
本棚から思い出のアルバムを取り出して捲る。そこには、京介との思い出の写真があった。
蕾見「バカな男。今もまだ手の届かない過去や未来ばかり見てるのね。」
その頃皆本は、斗真と一緒に書斎に来ていた。
皆本「成る程。彼女の老化停止現象は、エネルギーを吸収する際の副作用か。」
斗真「そして能力の規模はそのエネルギーを本来の自分に上乗せする事にあるんだ。」
皆本「そしてその能力とは・・・はっ!これって!?」
蕾見「そうよ。ザ・チルドレンと同じ。」
皆本「か、管理官!」
斗真「何故ここに!?」
蕾見「条件さえ整えば、レベル7くらいのパワーが出るわよ?瞬間最大風速って感じみたいな?」
斗真「神出鬼没ですな相変わらず。」
蕾見「因みに、不二子ちゃんって呼んでくれるかな?せめて蕾見さん?」
皆本「無理です!」
斗真(不二子ちゃんって完全にルパン三世気分になるな。)
蕾見「それと、もう1個話があって〜。」
斗真(胸デカ過ぎだろ・・・あんなの当たりたくねえ・・・)
一方その頃チルドレンはシャワーを浴びていた。葵は泣いてる。
葵「うちのファーストキス!」
薫「犬に噛まれたと思うしかないな〜。忘れようぜ?」
葵「犬に噛まれて忘れられるか!!!」
紫穂「葵ちゃんは乙女過ぎよ。たかがキスじゃない。幻想が大きいと本番で面倒よ?」
葵「出た。耳年増なサイコメトラーの正論。」
薫「紫穂、本当に初めてだったのか?」
紫穂「でも、あの人要注意だわ。大分手強そう。」
薫「だからってやられっぱなしに居られるかよ!!それに皆本がな!!」
葵「せやな!」
紫穂「躾は早めにしなくちゃね!」
その頃斗真と皆本は、蕾見の言葉に驚いてた。
皆本「え?今何と?」
斗真「管理官、それ本気ですか?」
蕾見「そうよ?だから〜、チルドレンの担当外れちゃって?不二子、正式に命令しちゃう。」
皆本「な!何ですか命令って!?藪から棒に!!」
斗真「そうですよ管理官!幾ら上司だからって、理由が無いと認めませんよ!」
蕾見「理由はあるわよ?今のままじゃ、ザ・チルドレンは最終的に兵部の思い通りになるわよ?」
皆本「兵部の?」
斗真「京介の手下だと?」
蕾見「でも、あなた達には無理でしょ?運命を変えるだけの力も覚悟も、あなたには無い。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回のしりとり。
皆本『午後は◯◯!外で遊ぼう!』
蕾見『ウルウルリップ!きゃっ!』
しりとり終了。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆本「僕達に・・・運命を変える力が無い・・・?」
斗真「何故そんな事が・・・?」
皆本「運命・・・」
伊号から送られた余地を思い出した。
皆本「どう言う・・・事ですか・・・?」
斗真「何故なんですか・・・?」
蕾見「さぁ?不二子よく分かんな〜い!」
斗真「分からへんのかい!!」
皆本(この婆さん、一体何処まで知ってるんだ・・・!?)
蕾見「じゃあそう言う事で!配置転換は今からよ?」
皆本「え!?ま!待って下さい!僕達は!」
斗真「いきなり何ですか管理官!?一体何を考えてるんですか!?」
蕾見「公務員と特務エスパーが口答えしちゃダ〜メ!」
手に持ってるボタンを押すと、斗真と皆本が天井に吸い込まれた。
皆本「うわああああ!!」
斗真「管理官ーーーーーー!!!」
蕾見「バイバーイ!さてと、これで流れがどう変わるのか。」
皆本「斗真君!皆の元へ行ってくれ!」
斗真「皆本さん!分かった!!」
すぐにテレポートして脱出した。そして吸い込まれた皆本はヘリポートに着いた。そこに待機していた隊員に拉致された。
皆本「人事ーーーー!!!」
それと同時に大河達とチルドレンに連絡が入った。
薫「え?」
葵「皆本はんが?」
紫穂「人事異動?」
大河「本当ですか?」
桐壺局長「うむ。研究開発部の方で急遽彼らが必要になってね。」
幸菜「それって本当ですか?紫穂ちゃん。」
紫穂「ええ。」
桐壺局長「ギク!?」
幸菜と紫穂が局長の思考を読み取ろうとする。
柏木「紫穂ちゃん!幸菜ちゃん!!」
幸菜「ですが柏木さん・・・」
薫「正直に言え!!あの婆ちゃんの差し金だろ!!」
サイコキネシスで局長を壁に叩き込んだ。
柏木「暴力もダメ!!」
すると葵がテレポートで盆栽を出現させた。
敦「盆栽?」
葵「これって、局長の大切な盆栽やな?」
桐壺局長「え!?」
葵「あ。手が滑った。」
桐壺局長「止めてーーー!!」
落ちる盆栽を見て飛び込む。しかしテレポートで落ちる事無く済んだ。
柏木「恐喝はもっとダメ!!!」
零慈「あの3人やっぱ怖えな。」
美里「ええ。本当に子供のする事なのかしら?」
薫「納得行く訳無いだろ!!」
葵「せや!皆本はんは約束したで!!」
紫穂「ずっと私達に付いて行ってくれるって!」
薫「それに何で斗真まで人事異動されたんだよ!!」
するとそこに斗真がテレポートして現れた。
斗真「俺ならここに居るぞ。」
大河「斗真!!」
薫「斗真!皆本は!?」
斗真「管理官から強制的に人事異動されちまった。俺は何とかテレポートで脱出出来たんだ。」
それを聞いたチルドレンが局長を凝視する。
桐壺局長「分かっとる分かっとる。だが管理官にも何かお考えがあるらしいのだ。」
敦「やはり管理官の命令で動いてたんですか。」
チルドレンが局長をジーっと見る。
桐壺局長「ま、まあしばらく我慢して。何れ私が必ず何とかするから。」
薫「何れて何時だよ!?」
大河「お前ら少しは落ち着け!」
柏木「兎に角今は我慢して頂戴!実は、予知課から出動の要請が入ってるの。」
チルドレン「え?」
零慈「任務ですか?」
薫「分かった。」
葵「戻って来たら片付けるからな!」
桐壺局長「良い子だ。新しい主任としっかり任務遂行するんだよ?」
紫穂「新しい主任?」
そこにナオミと谷崎が入って来た。
大河「おおナオミちゃん!」
斗真「ナオミさん!」
幸菜「谷崎主任まで。」
谷崎「今朝の合同訓練の成果をこんなにも早く発揮出来るとはね!なっははははは!!」
薫「はぁ・・・」
斗真「じゃあ皆!行くぜ!」
5人「おう!」
セブンスターズ「ブレイブイン!」
谷崎「では早速!ナオミ&ザ・チルドレン!解禁!!」
セブンスターズ「キョウリュウ解禁!ファイヤー!」
斗真「念動の勇者!神楽斗真!」
敦「火炎の勇者!芝浦敦!」
大河「透視の勇者!栗栖大河!」
美里「瞬間の勇者!赤坂美里!」
幸菜「精神の勇者!篠崎幸菜!」
零慈「合成の勇者!和泉零慈!」
薫「念動の女王!明石薫!」
葵「瞬間の女神!野上葵!」
紫穂「感応の女帝!三宮紫穂!」
ナオミ「野性の美女!梅枝ナオミ!」
セブンスターズ・チルドレン・ナオミ「史上最強のブレイブ!」
斗真「10人揃って!」
セブンスターズ・チルドレン・ナオミ「特務エスパー!バベルスターズ!」
全員が出撃する。
谷崎「オイル漏れによるタンカーの大爆発!事故発生時刻まで後30分以上ある!落ち着いて対処するように!」
チルドレン・ナオミ「はい!」
セブンスターズ「了解!」
早速テレポートしてタンカーに立つ。しかしそこで違和感を感じ始めた。
薫「何かさ、妙に静かだと思わないか?」
ナオミ「ええ、人の居る気配がしないわ。」
そこで大河が透視する。
大河「可笑しい。オイル漏れの気配も全く無しだ。」
10人がタンカーの中を捜索する。
ナオミ「誰も居ないわ。」
薫「一体どうなってんだ!?」
次は下へ通ずる階段を下る。
美里「もしかしたら、何かの罠かも知れないわ。」
零慈「確かにそれはありえるかもな。」
葵「それってまさか!」
敦「ああ。普通の人々が仕掛けた罠か、それとも・・・」
???「待ってたわよ〜!」
上を見ると蕾見の姿があった。
斗真「管理官!?」
その頃バベルの研究施設では。
賢木「皆本ー!何でここに居るんだ・・・って?」
オフィスに入ると、皆本が俯いてた。
賢木「おい皆本!!」
皆本「賢木・・・何でここに・・・?」
賢木「そりゃあ医者だし、研究所にも定期的に顔くらい出すさ。まさかお前が居るとは・・・」
皆本「賢木!お前!バベルの支給品じゃない携帯持ってるよな!?」
賢木「あ、ああ・・・」
すぐに携帯を借りて電話を掛ける。しかし。
アナウンス『お掛けになった電話番号は通話が規制されています。国家機密防止違法に基付き、この電話は自動的に消滅します。』
そう言った瞬間、賢木の携帯が爆破された。
賢木「あああああああああああ!!!!!」
皆本「クソ!これでもダメか!!」
賢木「コラーーーー!!!!どうしてくれるんだ!!!女の子のアドレス入ってたのに・・・・」
皆本「チルドレンと連絡が取れないんだ。全て管理官の仕業だ。」
賢木「管理官?」
皆本「僕らを徹底的に引き離す気なんだ!こんなの納得出来るか!!僕もあの子達も国の所有物じゃない!!」
賢木「皆本、詳しい事情は分からないが・・・」
後ろを見ると、微かに人影が見えた。光学迷彩を装備した奴らが居た。
賢木「取り敢えずお前、監視されてるぞ?」
皆本「うぐ!?」
賢木「上に逆らうとクビじゃ済まさないってか?逮捕監禁、まさか射殺の許可まで出てないよね?」
1人の隊員が◯のプラカードを出した。どうやら本気らしい。
賢木「ま、まあまあここは給料貰ってんだし!ここは大人しくして居ようぜ?」
皆本「そうだよな!」
仕方無く大人しくする事になった。賢木は壊れた携帯を見て泣いた。すると突然皆本がビクッと反応した。頭の中で何かが浮かんだ。
薫『助けて!皆本!!』
葵『助けて!!』
紫穂『助けて!!』
それはチルドレンがやられてるイメージだった。
皆本「これは・・・」
賢木「皆本?」
異変が起こった皆本を読み取る。
賢木「な!このイメージ・・・」
皆本「僕の幻想や妄想じゃないよな!?」
賢木「ああ・・・彼奴らあれだけのパワーだ。それに斗真達も居る。虫の知らせくらい送って来たってだけで不思議は無えぜ・・・」
皆本「何かあったのか・・・!?やはり今すぐ行ってやらないと!」
しかし監視してる奴らを何とかしないと脱出出来ない。そこで皆本はある提案を思い付いた。
皆本「賢木、手伝ってくれ。」
一方その頃タンカーの近くに浮遊してるバベル1では。
谷崎「応答せよ!ナオミ!チルドレン!セブンスターズ!どうしたんだ!!」
するとタンカーが突然爆発を起こした。
谷崎「ああーー!!か!火災発生!?」
その火災情報はバベルにも伝わっていた。
桐壺局長「これは!!突入したあの子達は無事なのか!?」
谷崎『分かりません!ナオミ!チルドレン!セブンスターズ!応答せよ!頼む!応答してくれ!!!』
しかし誰も応答しなかった。
一方タンカーの中では、蕾見がサイコキネシスで火災を発生させていた。
斗真「管理官!何をやってるんですか!?」
薫「この野郎!!!」
蕾見「あら〜どうして怒ってるの〜?喜んでくれると思ったのにな〜。」
大河「完全に狂ってるな。」
薫「ざけんな!!テメェ!やっぱり敵だったんだな!!」
斗真「荒れるぜ〜!止めてみな!!」
薫「喰らえーーー!!」
サイコキネシスを放った。蕾見もサイコキネシスを放って打ち合いになった。
ナオミ「えい!!」
斗真「PKバスター!!」
敦「ブレイズガン!!」
零慈「PKシューター!!」
斗真と敦と零慈とナオミが加勢して蕾見を圧倒しようする。
蕾見「うふ。」
すると不敵な笑みを浮かべた蕾見がテレポートで逃げた。
斗真「逃げた!?」
薫「ぐえ!!」
テレポートした蕾見が薫の頭を踏ん付けた。
紫穂「薫ちゃん!」
ナオミ「よくもーーー!!!」
斗真「ナオミさん!!」
サイコキネシスで風を起こした。しかしテレポートでまた避けられてしまった。
葵「舐めたらあかんで!!」
美里「調子乗ってるんじゃないわよ!!」
後ろの積荷をテレポートして、蕾見の頭上に移動させた。しかしこれもテレポートで避けられてしまった。
蕾見「まだやる?」
幸菜「もう管理官強過ぎるよ〜!」
斗真「流石管理官だな・・・俺達の行動はお見通しか。」
薫「くっそーー!!」
蕾見「そんな怖い顔しないでよ〜!あなた達の為に思ってやってるんだから〜。」
大河「あざといけどウザいな・・・」
薫「貴様おちょくってんのか!!!」
蕾見「しょうがないな〜。じゃあ味方の証拠に取って置きの事を教えてあげる!皆本君、今こっちに向かってるわよ?」
10人「え!?」
大河「マジか!?」
その頃研究施設では。
皆本「おい!言う事を聞け!」
光学迷彩を着た隊員達が焦っていた。
皆本「さもないと・・・此奴をぶっ放す!!」
何故なら、皆本が賢木を人質にしてるからだった。皆本が銃で脅す。
賢木「ひえーーー!!!助けてーーー!!!」
大河「おいおいマジかよ・・・皆本さんが賢木先生を人質にしてるな・・・」
零慈「マジかよ・・・」
蕾見「命令に背いてあなた達の救出に向かってるの。」
薫「それって本当かよ!?」
大河「ガチだ薫!皆本さんが向かってる最中だ!」
蕾見「彼、あなた達が心配で胸が張り裂けそうよ?」
チルドレン「え!?えへへへ〜。」
蕾見「でも、1つ問題があると思わない?」
葵「問題?」
蕾見「彼にとって、チルドレンにとっては子供、妹のような存在。勿論、後数年もすれば気付くかも。この子達が素敵な女の子なんだって事。だけど、それじゃあ遅過ぎ。」
すると3人が頭の中で想像する。それは皆本が救出する為タンカーに来た時。
皆本『皆!何処だ!?』
ドアを開けると、チルドレンが気を失って倒れてるのを発見した。
皆本『しっかりしろ!』
薫『み、皆本・・・」
紫穂『皆本さん・・・』
葵『皆本はん・・・』
薫『私、もうダメだよ・・・』
皆本『そんな事あるか!すぐ病院へ!』
紫穂『いや・・・このまま抱いて居て・・・?』
葵『恋人みたいに・・・お願い、今だけでも・・・』
皆本『今だけじゃない。今までも、これからも、恋人だよ・・・』
薫『皆本・・・』
紫穂『皆本さん・・・』
葵『皆本はん・・・』
皆本『僕がバカだった・・・失いそうになって、初めて気付いた・・・愛してる・・・1人の女性として・・・』
そんな想像をしてると薫達が興奮し始めた。
幸菜「これってどう言う事なの?」
美里「要するに、皆本さんが抱くのは誰かになるって事よ。」
ナオミ「え!?いや待って!?今の流れちょっと強引じゃなかった!?」
斗真「全くだ!あからさまににアホの考えだな!」
蕾見「そんな事無いって!!」
すると誰かがドアを開けた。号泣してる谷崎だった。
谷崎「ヌァオムィー!!!」
ナオミ「え!?」
敦「谷崎主任!?」
谷崎「私のナオミーー!!お前を失いそうになって私は気付いた!!愛してる!1人の女性として!!」
斗真「PKシャットアウト。」
サイコキネシスでナオミを解放して、谷崎をコンテナに減り込ませた。
蕾見「ほらね?」
チルドレン「うんうん。」
零慈「そこ感心する所?」
斗真「ナオミさん大丈夫?」
ナオミ「助かりました・・・」
蕾見「と言う訳で!絶対上手く行くから頑張ってよ!」
チルドレン「はーーい!!」
大河「ええーー!?嘘ーーー!?」
斗真「谷崎主任、そろそろいい加減にしたらどうです?」
谷崎「まだだ・・・私はナオミをこよなく愛する主任だ・・・!」
斗真「うわ懲りねえな・・・」
一方皆本は賢木と共にタンカーに到着した。急いでチルドレンを救出に向かった。しかし。
皆本「な!蕾見管理官!」
目の前に蕾見がテレポートして現れた。
蕾見「どう言うつもり?不二子の命令を背いてここに来るなんて!あなたの気持ちはっきり聞かせて貰おうじゃないの!」
皆本「僕とチルドレンは、仕事だけで繋がった関係ではありません!」
蕾見(今、必要なのはね?運命を変える程の強い愛の力よ。)
皆本「命令1つで彼奴らと離れられる訳無いじゃないですか!!!」
蕾見「はぁ・・・そう。(小さくても、種があれば育ててあげる。でも、問題なのはあの子達。)」
そして調理室ではチルドレンがケチャップとトマトソースを頭から被った。流血の演出を企んでる。
紫穂「う〜ん・・・もうちょっとリアリティーが。」
斗真「お前らそれだけでどうにか出来んのか?」
すると調理室に皆本が駆け付けた。
皆本「き!君達!!」
零慈「おお皆本さん!」
皆本「な、何やってるんだ?」
葵「あ、あれ?」
紫穂「もう来ちゃったの?」
薫「まだ準備が・・・」
蕾見「もう・・・ガキなんだから・・・」
皆本「斗真君・・・これは一体・・・」
斗真「実は・・・」
その後バベルに戻って、賢木がチルドレンを検査する。
賢木「皆本・・・検査の結果・・・チルドレンには・・・かすり傷1つ無い!」
大河「溜め込むなよ先生!結果は分かってんだから!!」
薫「あはははは!」
葵「ごめんごめん!」
紫穂「でも、無事で良かったでしょ?」
桐壺局長「あ〜!良かったー!」
柏木「大丈夫でしたね!」
斗真から事情を聞いた皆本が怒っていた。
皆本「結局・・・皆として僕をハメたと言う訳ですね・・・!」
桐壺局長「え!?わ、私は命令に従っただけで!」
薫「皆本ーそう怒るなよー!」
紫穂「皆本さんだって悪いのよ?」
葵「せや!二言目にはうちらの事を子供子供って!」
薫「もう許してあげるー!」
紫穂「お互い様って事でー!」
葵「せや!だからこの件の事はお終いー!」
敦「お前ら反省の色は無色か?」
幸菜「ダメだ。全然反省してない。」
皆本「巫山戯るなーー!!大切な任務中に何してるんだ!!!しかも!僕の気持ちを面白半分に試しやがって!!君達は僕を!じゃなくて!この仕事何だと思ってるんだ!!そう言う事をしたいのなら他の担当でやってくれ!!!」
チルドレン「え!?」
賢木「おい皆本!?」
皆本「離せ!もういい!!こんな仕事辞めてやるーーー!!!」
チルドレン・幸菜・賢木・柏木・桐壺局長「ええーーーー!?」
幸菜「どうする!?完全に一触即発だよ!」
美里「止める必要は無いわ。」
幸菜「どうして!?」
敦「皆本さんを怒らせたのは明石達だからな。」
大河「そうだ。まあ自業自得とでも言っておこうか。」
零慈「本当に薫達は何がしたいのやら。斗真はどうすんだ?皆本さんが仕事辞めたら。」
斗真「それは難しいな。まあ機嫌直してくれれば良いんだが。後、薫達がまた変な事を起こさなければ良いんだが。」
「NEXT」
キャスト
神楽斗真:松下優也
栗栖大河:花江夏樹
芝浦敦:佐野岳
赤坂美里:大久保桜子
篠崎幸菜:矢野優花
和泉零慈:甲斐翔真
明石薫:平野綾
三宮紫穂:戸松遥
野上葵:白石涼子
皆本光一:中村悠一
蕾見不二子:ゆかな
桐壺帝三:小杉十郎太
柏木朧:浅野真澄
賢木修二:谷山紀章
梅枝ナオミ:藤村歩
谷崎一郎:家中宏
常盤奈津子:中尾衣里
野分ほたる:佐藤利奈
次回「天国に一番近い海」