弓塚さつき(憑)の箱庭生活【完結】   作:ホワイダニット

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前書きのネタがない。取り敢えずFgoのガチャ報告をば。不夜城のアサシンとエルドラドのバーサーカーは引きました。不夜城のキャスターは引けませんでした。

アルジュナ、てめぇがくるな‼

感想は書かれるならマイルドにお願いします。いえ、本当に。

次話で1巻目が終わると思います。


はい、ペルセウス戦です。

あれから一週間が経ちました。

 

「私達は今、コミュニティ”ペルセウス“対”ノーネーム“のゲームのために白亜の宮殿の入口に来ています。実況は私弓塚さつき。解説には無自覚のエロとその希少性から多くのファンがいる黒ウサギでお送りします」

 

「さつきさん!?そのおかしなテンションはいったいどうしたのデスか!?」

 

「さあ、今回行われるギフトゲームの内容はこれだ!」

 

「無視デスか!?」

 

契約書類(ギアスロール)“ 文面

 

『ギフトゲーム名”FAIRYTALEinPERSEUS“

・プレイヤー一覧

 

逆廻 十六夜

 

久遠 飛鳥

 

春日部 耀

 

レン

 

・”ノーネーム“ゲームマスター ジン=ラッセル

 

・”ペルセウス“ゲームマスター ルイオス=ペルセウス

 

・クリア条件

 

ホスト側のゲームマスターを打倒

 

・敗北条件

 

プレイヤー側のゲームマスターによる降伏。

 

プレイヤー側のゲームマスターの失格。

 

プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合。

 

・舞台詳細・ルール

 

*ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない。

 

*ホスト側の参加者は最奥に入ってはいけない。

 

*プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に姿を見られてはいけない(・・・・・・・・・・・)

 

*姿を見られたプレイヤー達は失格となり、ゲームマスターへの挑戦資格を失う。

 

*資格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行する事はできる。

 

 

宣誓

 

上記を尊重し、誇りと御旗の下、”ノーネーム“はギフトゲームに参加します。 ”ペルセウス“印』

 

 

「さあ、このような内容ですが”ノーネーム“の皆さんの様子を見てみましょう」

 

さあ十六夜達はどうするんでしょう?原作通りかそれとも何かしらの変化があるのか。因みに黒ウサギは十六夜達の所に行ってしまいました。

 

「姿が見られれば失格、か。つまりペルセウスを暗殺しろってことか?」

 

「それならルイオスも伝説に倣って睡眠中だという事になりますよ。流石にそこまで甘くは無いと思いますが」

 

「YES。そのルイオスは最奥で待ち構えているはずデス。それにはまずは宮殿の攻略が先でございます。さつきさんが捕らえた”ペルセウス“のメンバーと所有していたギフトは返還していますので、伝説のペルセウスと違い、黒ウサギはハデスのギフトを持っておりません。不可視のギフトを持たない黒ウサギ達には綿密な作戦が必要です」

 

今回のゲームはペルセウスの伝説の一部を倣ったもので″主催者(ホスト)″側に気付かれずに目的地に到達しなければ、戦うまでもなく失格してしまう。

 

「見つかったら者はゲームマスターへの挑戦資格を失ってしまう。同じく私達のゲームマスター。━━ジン君が最奥に到達できずに失格の場合、プレイヤー側の敗北。なら大きく分けて三つの役割分担が必要になるわ」

 

「うん。まず、ジン君と一緒にゲームマスターを倒す役割。次に索敵、見えない敵にを感知して撃退する役割。最後に、失格覚悟で囮と露払いをする役割」

 

「なら、春日部が索敵と撃退だな。春日部は鼻が利くし耳も目もいい。不可視の敵は任せるぜ。ルイオスを倒す役割は戦力的観点から俺がやるぜ」

 

「あら、じゃあ私は囮と露払い役なのかしら?」

 

むっと少し不満そうな声を漏らす飛鳥。

 

「悪いなお嬢様。俺も譲ってやりたいのは山々だけど、勝負は勝たなきゃ意味がない」

 

「・・・・・ふん、いいわ。今回は譲ってあげる。なら、レンの役割はどうするのかしら?」

 

飛鳥達三人の役割が決まったがレンの役割も決めなければならない。

 

「・・・・・・・」

 

するとレンは人の姿から子猫へと姿を変え十六夜達を見上げる。すると十六夜がレンの視線から何かを感じとり。

 

「なるほど。いいぜ。だが自己責任だという事は理解しておけ」

 

十六夜はレンの自己責任で自由にさせることにした。

 

「・・・・・・・」

 

 

レンはコクンと頷くと皆の所に寄ってきたさつきに近づいていった。

 

 

レンが寄ってきたので抱き抱えながら十六夜達の話を聴くことにしましょうか。

 

 

「これで皆の役割が決まったわね。十六夜君、譲ってあげるのだから負けたら承知しないから」

 

「ですが、必ず勝てるとは限りません。油断をしているかわかりませんし。していなければ、非常に厳しい戦いになると思います」

 

四人の目が黒ウサギに集中する。対してさつきは白亜の宮殿を見上げていた。飛鳥がやや緊張した面持ちで黒ウサギに聞いた。

 

「・・・・あの外道、それほどまでに強いの?」

 

「いえ、ルイオスさんご自身はさほど。問題は彼が所持している「星霊アルゴール」そう星霊アルゴール・・・・って、え?・・・さつきさんご存知なのですか?」

 

「ご存知もなにも知りあいだから。まあ私の世界での話だけど。ペルセウスの最も有名な逸話、女怪メデューサの暗殺。あの時のゴーゴンの威光はつまりそうゆうことなんでしょう。箱庭ではどんな話になっているか知らないけど私の所では物静かな人格者ですし。間違ってもアルちゃん超可愛いし~~なんて殺意MAXな事なんて言いません

 

 

「なんか孫姫が語り出したが、長くなりそうだし無視してさっさとゲームを始めようぜ」

 

十六夜はさつきの語りを無視する事にし。白亜の宮殿の門に近づくと、轟音と共に、白亜の宮殿の門を蹴り破るのだった。

 

 

****

 

 

私達は先行してルイオスの居る部屋に来ました。頭がじんじんします。理由?黒ウサギにハリセンでおもいっきりはたかれたですよ。何ですかあれ、衝撃は凄いのにあんまり痛くないってどこの匠の作品ですか!。

 

「それで、私達はこうして待っていなければいけない訳ですが。ぶっちゃけ暇です。」

 

「暇って、まだゲーム開始から10分と経っていませんが?」

 

「いや、やることがあるならまだしもボーッと待っているだけと言うのも。・・・そうだ、レティシア。組手しない?魔法球の中でやってたみたいに」

 

「そうだな。軽くならいいだろう」

 

レティシアは髪を結んでいたリボンをほどき、子供の姿から大人の姿になった。

 

「やる気満々ですね。まず「あっはははははっひゃははは」来ましたか」

 

突然笑いだした黒ウサギの方をむけば、両手をわきわきさせながらニヤニヤしている十六夜ともう好きにしてくださいと肩を下げるジンがいた。

 

レティシアはリボンを結び直すとさつきの側に寄った。どうやら十六夜はレティシアの方を見ていなかったようだ。見ていたらレティシアに話しかけていただろう。

 

黒ウサギは十六夜に説教し始めるが十六夜は馬耳東風とばかりに聞き流している。

 

「ーーーふん。ホントに使えない奴ら。今回の一件でまとめて粛清しないと」

 

翼の生えた具足を履きルイオスは空に浮かんでいた。

 

「まあでも、これでこのコミュニティが誰のおかげで存続出来ているのか分かっただろうね。何はともあれ、ようこそ白亜の宮殿・最上階へ。ゲームマスターとして相手をしましょう。・・・・あれ、この台詞を言うのはじめてかも」

 

それはひとえに”ペルセウス“のメンバーが優秀だったからである。

 

 

「情報の無い状態から一週間での決闘だからな。勘弁してやれよ」

 

「フン、名無し風情に突破された時点で重罪さ」

 

ルイオスは”ゴーゴンの首“の紋が入ったギフトカードを取りだし、光と共に燃え盛る炎の弓を取り出した。

 

それを見て黒ウサギの顔色が変わった。

 

「・・・・炎の弓?ペルセウスの武器で戦うつもりはない、という事でしょうか?」

 

「当然。空が飛べるのになんで同じ土俵で戦わなきゃいけないのさ。メインで戦うのは僕じゃない。そんなリスクを負う決闘じゃないからな」

 

小馬鹿にするルイオスは首にかかったチョーカーに付いている装飾品を外し。

 

「目覚めろ━━”アルゴールの魔王“‼」

 

装飾品は強い光を放ち始める。光は褐色に染まり、白亜の宮殿に甲高い女の声が響き渡った。

 

「ra・・・Ra、GEEEEEEYAAAAAAaaaaa!!!」

 

それは最早、人の言語野で理解できる叫びではなかった。

 

冒頭こそ謳うような声であったが、それも直ぐに不協和音へと変わる。

 

叫びの意味がわからないですね。言語野失った理性の感じられない魔性の声。これが箱庭のアルゴール・・いえ、これがメデューサと同一なんて。

 

「よけろ、黒ウサギ‼」

 

えっ、と硬直する黒ウサギ。十六夜は黒ウサギとジンを抱えて飛び退いた。

 

直後、空から巨大な岩塊が山のように落下してきた。

 

「さつきさん‼」

 

二度三度と落下している岩塊を避けようとすらしないさつきに黒ウサギが叫ぶ。

 

しかしさつきは落下し、せまる岩塊をなんと蹴りあげたのだ。蹴りあげられた岩塊は粉々に砕ける。

 

「なっ!?落下する雲を蹴り砕くだって‼なんてやつだ!」

 

「く、雲ですって・・・!?」

 

 

瞬時に世界を満たすほどの光を放出した女の名を、黒ウサギは戦慄とともに口にする。

 

「星霊・アルゴール・・・・!白夜叉様と同じく、星霊の悪魔・・・・!」

 

一つの星の名を背負う大悪魔。箱庭最強種の一角、”星霊“

 

「はあ、黒ウサギは名前に囚われすぎです。あれはどう見ても残り粕、三下も良いとこですよ」

 

さつきは星霊の悪魔であるアルゴールを三下と切って捨てた。

 

「ほら、少女は愛嬌、女は度胸。自分が女だと思うなら堂々としてなくちゃ。むしろ、自分が少女だと思うなら周りの情報を冷静に判断しなくちゃね」

 

そう言ってさつきは黒ウサギの背中を叩きながら笑う。

 

「いえ、周りの情報を冷静に判断するのは少女ではないのでは?」

 

「何言ってるの愛嬌とはすなわち強かである。少女ほど周りの情報を冷静に判断して行動に移す計算高い存在はそうそういないんだから」

 

さつきは遠回しに黒ウサギは何も心配しなくても大丈夫ですよと言っているのであるがあまり伝わっていないようである。

 

「下がってろよ御チビ守ってやれる余裕はなさそうだ」

 

十六夜がジンに振り返る。ジンは申し訳なさそうに一歩下がった。

 

「すいません・・・・本当に何もできず」

 

「別にいいさ。どうする?例の作戦は止めておくか?」

 

「十六夜さん。このゲーム。僕らには貴方がいます。貴方が本当に魔王に打ち勝てる人材だというのなら。この舞台で証明してください」

 

「OKよく見てな御チビ」

 

十六夜はジンの髪をクシャクシャと撫でてから前に出る。

 

「さ、それじゃ準備はいいかよゲームマスター」

 

「ん?二人でかかってこないのかい?後ろの子がリーダーなんだろ?」

 

「おいおい自惚れるなよ。うちの坊ちゃんが手を出すまでもねえ」

 

「━━━はっ。名無し風情が、精々後悔するがいいッ‼」

 

「ハッ、お前がな‼」

 

 

 

 




はい、アルゴール戦に入りませんでした。

今作のさつきの娘をカルデアのマスターにしたらなんて妄想が浮かんだりしました。

うん。迷走してる・・・・取り敢えずゴルゴーンどうしよっか。

世界)アルゴールを媒介にゴルゴーンを召喚しますか? YES/NO

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