作者は当たらない事を前提に3万円課金してみた結果、40連目で沖田さん登場
嬉しいのか悲しいのか……
……やばいなあ、これは。
あんなに格好つけて出てきたのに震えも冷や汗も止まらない。
「……情に動かされたか。それではこれから幾つ身体があっても足りないだろうに……」
まぁ、でも
「やはり、期待はずれだったな。」
約束したからな…
「……聞こえなかったのか?」
一緒に闘うって…
「黙れって言ったんだよ……」
「何んだと……?」
「そんなんだから、王は民の心が分からねえとか言われて、自分の部下と殺し合う羽目になるんだろうがよ」
「……たかが人間風情が!!」
切れながら魔力放出でぶっ飛んで来たな…
予定通りだ
「ーーー死ね」
驚異的な速度で近付いてきた騎士王は確かに彼を捉えていた。
後はその剣を振り下ろせば終わると、確信していた。
しかし、その剣は何かによって弾かれた。それは、彼女のよく知る大きな楯だった。
「〜〜!緋村さん、大丈夫ですか!?」
「……邪魔だ、どけ!楯の娘!」
「ありがとう、マシュちゃん。じゃあ、頼むよ。」
(身体能力……"飛"……活性化)
マシュと騎士王が競り合っていると彼は何故か高く跳躍した。視界を塞ぐほど大きな楯の後ろで、地に足を付けている左右からの攻撃の方が速いのは明確だった。これでは、仕掛ける前にここに居ると教えているようなものだった。
だが、それは重力の関係上、強力な一撃を繰り出せる事を表している。
そして、これは彼1人の戦いではない…
「ふん、態々上空からの攻撃を選ぶとは…
このまま娘諸共斬り伏せて!?」
「警戒心が足りてないわね。自分の対魔力じゃ防げない威力の魔術に気付かないなんてね。」
「キャスター!貴様!」
「メディアさんも、ありがとうございます。
さて、情に流されていたのはそっちだった様だな?」
マシュが競り負けた所を狙い、キャスター、メディアからの強力な魔術により、騎士王はダメージを受け、一瞬だけだが行動不能だった。だが、彼にはその一瞬が十分である事はアサシン戦で分かっていた事だ。
「……ただの人間如きが!」
「その人間にお前は斬られるんだよ……」
(飛天御剣流……)
「決めるぞ!『龍槌ーーー!」
「くっ……!だが、これで終わりだ!」
黒い聖剣に魔力が溜まっていくが、彼はそのまま、彼女の前から離れず、寧ろ向かっていった。
「失せろ!卑王「遅えよ」!?」
そう、彼は上空から斬りかかる龍槌閃を放ってからの数秒の間に既に騎士王の懐に迫り構えていた。そして、その構えはアサシンに致命的な攻撃をした構えだ。
「『ーーー翔閃』!!」
「かはっ……!」
今回短め……
進まなくてすまない…