刀なんて持たなきゃ良かった   作:エジプト産バナナ

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30連してでなかった泣
やっぱりまだ書いてないからかね〜



炎上汚染都市冬木
アサシンはけちぃ


結局あの後、俺は知らないフリをして質問をした。カルデアとはなんなのか、マスター候補生とはなんなのか、未来が見えないとはどういう事なのか。そして、一番聞きたくはないが同時に最も聞かなくてはならない事を聞いた。

 

「…大方事情は理解しました。ですが、何故俺をマスターを守る戦闘員として雇うんですか?それではまるで、先ほどのサーヴァントという英霊たちと変わらないのでは?ましてや、俺は人間です。サーヴァントと闘えと言われても、勝てないと思います。」

 

「そんな事は百も承知です。貴方はただの人間です。ただの人間如きがサーヴァントに勝てるなど微塵も思っていません。」

 

「では、な「ですから、貴方にはただの人間から変わってもらいます。」

 

「ただの人間から、変わる?え、何、俺人体改造されちゃうの?いやぁぁぁぁああ!サイボーグとか普通にないだろ!?まだ恋とかした事ないのにサイボーグでするとか…

 

「いいから話を聞きなさい!!別に人体改造なんてするつもりはないわよ!貴方には魔術を覚えてもらうだけよ!はぁ…この程度で乱すなんて本当に彼に任せていいのかしら?全く、レフは何を考えているのかしら…」

 

「…え?魔術?」

 

「そうよ。魔術。カルデアに呼ぶマスター候補生たちも使うものよ。本来、魔術はその者の家系によって魔術師としての一生が決まるけど、貴方の家系も魔術師の家系だったわ。まぁ、私とは違って、ドがつくほどの三流だけども」

 

 

「…話が逸れたわね。つまり、貴方にはこのカルデアに集まるマスターたちの負担を減らすため、魔術師になってもらって、サーヴァントに敵うまではいかなくとも、ある程度は闘えるようになってもらいます。」

 

「安心しなさい。貴方の魔術師の師として所長である私が務めます。私がやるからにはサーヴァントにも対抗しうる存在になってもらいます。」

 

「…チェンジで」

 

 

パァン!!

 

こんな所で所長の雷、もといビンタを喰らうとは思わなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あれから数ヶ月経ち、俺は魔術を覚えた。が、身体能力の一時的な上昇、そして、刀に魔力を貯めるという何とも言えない魔術だ。『飛天御剣流』も今の所『龍槌閃』と『龍翔閃』だけ。

 

そして、見渡す限りの焼け野原とついでに骸骨A,B,C。

 

そう、俺はレイシフトした途端に敵に囲まれていた…刃のない刀をもって

 

「…最悪だな〜、レフの爆撃からなんとか免れて主人公とマシュちゃんと一緒にレイシフトしたのに俺だけ離ればなれって、しかもいつも練習用で使ってた刀持って来ちゃったし…」

 

コツ、コツと骸骨たちが武器を構えにじり寄る音を聞き、こちらも静かに刀を構えた。

 

「まぁ、なるようになるか。いくぞ、骨共、ちょっと練習相手になれや。」

 

結果としては、俺の圧勝だった。骸骨の1体が斬りかかってきたため、それを受け流すついでに、足を払った。その後、近くにいたもう1体を横薙ぎした。その隙を逃さないと背後から飛び掛かってきた最後の骸骨を鞘で突き、仰け反った所を袈裟斬りし、最期に足を払って立てなくした最初の1体にとどめを刺した。

 

「ふぅ、こんなもんか、サーヴァント相手じゃなくて良かっ!」

 

無事に闘いを終え、安堵していると、虚空から黒い短剣が出たため、何とか弾いた。

 

(今、短剣が突然湧いたように見えた。けど、正確に俺の頭に向かってきていた。って事は見えないやつが投げてきたって事か。ってなると、)

 

「…アサシンか。」

 

「…カッカッカッ、良ク分カッタナ。ダガ、人間ハ生カサン…消エロ!」

 

「チッ!」

 

防戦一方だった。アサシンは気配遮断を使いながら攻撃してくるため、攻撃されるギリギリまで気付けない。反撃を喰らわそうにもすぐに距離を開けられ、気配遮断で逃げられる。

 

「…っ!ちょこまか動きやがって!」

 

「ソンナ攻撃デハ当タランゾ?ホラ、良ーク狙エ?カッカッカッ!」

 

(チッ、このままじゃジリ貧だ。どうにかしねーと、ん?そういえば、あいつが偶に投げてた短剣は何処だ?何処にも見当たらっ!チッ!)

 

ちょうど投げられた短剣を弾きその様を眺めると、そのままパッとなくなった。

 

(…なるほどな。良し、次で決める!)

 

「…動キヲ止メタ?諦メタノカ!カッカッカッ!愉快ナ物ダ!ナラ、オ望ミ通リ止メヲ刺シテヤロウ!」

 

(今だ!)

 

投げられたその短剣を瓦礫が上下左右塞がる場所に弾き返し、

 

(魔力充填…10%…30%……50%………100%!)

 

「そこだ!」

 

「!ガァァァアア!?キ、貴様、何故!?」

 

「戦闘中にわざわざ拾いに行くほど大事か、その短剣」

 

俺が弾き返した短剣が一瞬にして消えていたのはアサシンが拾っていたからだ。

 

「グゥゥ、ダガ、コンナ物痛クモ無「だろうな。」!?」

 

「あれは、魔術師が打つガンドの形を変えただけだからな。一瞬だけ麻痺させる程度だろう。けど、一瞬ありゃ十分だ。」

 

(コイツ!イツノ間ニコンナ近クニ!)

 

「…終わりだ!」

 

(『龍翔閃』!)

 

「グァァァア!?クッ!」

 

『龍翔閃』により持ち上げた顎と天井としてあった瓦礫に頭をぶつけ、ダメージが多く、アサシンは去って行った。

 

「…はぁ、何とかなったなぁ、ん?これって聖晶石?しかも3つか…」

 

「ユーリ君!無事か!良かった、やっと通信が届いたよ!」

 

「ん、ロマンか、俺は無事だ。」

 

「良かった、藤丸君やマシュ、所長も無事だよ。今彼らの位置を送るから何とか合流してくれ」

 

「了解」

 

さて、これだけ頑張ったんだ。

 

 

 

英雄王とか影の女王とかきてくれるだろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




寝る前に書けるかなと思って書いてたらこんな時間に…
もう目が疲れました笑

次回こそ、英雄王にも影の女王にも届かない?彼女を出してみせます!

次回は20日0時に投稿する予定です!

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