Five Nights at Mangle ーMangle憑依記ー 作:アルプスのラスカル
この一週間この小説を見てくださって有難うございました。
FNaNやっぱり面白いですね。
あぁ始まってしまう。誕生日パーティーが…うーんどうしよう。
近くには従業員がいるし…パーティーだからか身体を丁寧に磨かれていて、左目も埋め込まれた。
「うーん、このパーツはここであってるのか?」
「………」
「おっ!完成したー!どうですかね?ジャック先輩」
「んー?おいおい!手と足が反対じゃねぇか…はぁしっかりしてくれよクリフ君や」
「いやしょうがないでしょう?こんなにMangleがバラバラなのが悪いんでしょう!?」
この人達は一時間前から俺の身体を組み立てているが…全然組み立てれていない。
2人とも君たちがいなければ自分で組み立てれるよ?
少しずつ動いて、それをとらせるか。
すると初日組み立てたりしてくれた従業員が来てくれた。
「お前たち何してるんだ?あぁMangleの組み立てか…手はここにつけて足はここだぞ?ほらここに埃が溜まっているぞ。あとここが少しネジが緩いな」
「ありがとうございます!ノア先輩お陰で組み立てれましたよ」
おぉ!ありがとう初日に世話してくれた人。お陰で早く終わったよ。
さぁ着飾ったし、しかも立てさせてもらえた。
自由に徘徊して良いらしいから徘徊させてもらおう。
自分に付いて来る従業員が、いなくなったからアイテムの隠し場所(自分の身体)に埋め込んでいるから取られることはない。
手にはもう持ち慣れた鉄パイプを右手に隠し持ち口の中に懐中電灯を入れ今日のパーティーを徘徊する。
懐中電灯は特定のアニマトロニクスに有効だからな。
自分は常に店を一周しているが今の所変な挙動のアニマトロニクスがいないか見回っているが、今の所いない。
うーん。どいつが人を襲うのか…
分からない、何か人狼ゲームしてるみたいだ。
人狼を当てるあのゲーム、自分は今ジェレミーに近いToy Freddyが怪しいんだが…って言うかToy系の敵が一杯いる 舞台監視カメラ的に言うと、CAM09に主人公はいる。
一番そこがキツイ気がするぞまだBonnieとかの近くなら良かったものの…。
あと俺を見張っている従業員は、初日からお世話になっている従業員だった。
CAM09を重点的に見ているか…パーティールームにも何かありそうだし回ってみるか、カメラの位置で言ったらはCAM01~CAM04だな。
BBが頭に噛みつく事は無いだろう、BB小ちゃいから嚙みつけなさそうだしなぁ。
「あと少しでパーティーだ。ほらMangle持ち場に行くぞ」
…えっ?マジかよ。これは無理ゲーじゃね?
するとさっき組み立ててた人が小走りでこっちに来た。
「あっ!先輩。Mangleはそのまま歩かせて良いそうです。店長が言ってましたよ」
「そうなのか。じゃあ引き続き俺が見てるから、お前も持ち場に戻れよー」
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「おおかみさーん!」
そう言いながら小さい弾丸が自分の身体に突撃して来る。
だが俺はもう人間じゃ無いから、痛みは感じないが衝撃が襲いかかって来る。
ふぅ、ここは天国だな。
そしてそのまま倒れ、手が衝撃で飛んで行く。
従業員は驚いているのがわかる、それが表情に思い切り出ているからだ。
「君危ないぞ!君の方に倒れたらどうするんだ!」
「ふぇっ、ご、ごめんなさい…」
いや良いんだよ!?俺そこらのやつとは違うから大丈夫だよ?
ノアさん、手を取ってくれると助かるな!
そうだった…俺喋れないじゃん。
ノアさん…手をつけてお願い!
立てないと言うように動いていると気づいてくれた。
「嬢ちゃんの好きな狼さんが、退いてくれって言ってるぞ」
「んー!そうなの?おおかみさん」
とりあえずもう少しもがいてみる。
すると流石に女の子が退いてくれて、ノアさんが立たせてくれた。
「またあとでねーおおかみさん!」
「Mangleお前、手を振れるんだなぁ」
「ガッ!……」
やべぇ、ノアさんがいるの忘れて手を振ってしまったけど、まぁいいか。
どうせこのパーティーが終わったらここから脱走するからな。
もしかしたらそのままここに残って過ごすかもしれないけど。
そういえば、俺って狼じゃ無くて狐だと思うんだけど、この外見じゃ狼にしか見えんよな。
「ふぅMangleお前って苦労してるのな」
うるさいぞ!お前にジャーマンスープレックス決めてその後に目に向けて懐中電灯を点けたり消したりするぞ。
俺がされたら悶絶して、五時間ぐらい気絶(機能停止)するぞ。
部屋を見てみるが、全然異変が起きていない。
はぁー、どうするか…
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それはいつの間にか迫っていた。
さっきまで曲を弾いていたのに何も聞こえない。
そして自分が後ろに居るFreddyたちを見ると、Freddyが動けば身体が当たる程度の距離まで来ていた。
そしてFreddyが大きな口を開けて自分を嚙み殺そうとしていた…がその時何かが自分を横から押されて少し飛んだ。
そしてFreddyが噛み付こうとしたのをを横目から見えた…
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良かった、無事だな。
ん?今俺がどんな状態かって?そうだな…顔の左側が見えないって言えばわかるんじゃ無いか。
簡潔に述べたら顔の左側が噛み付かれているな。
多分噛み付かれたせいで、回線やらがグチャグチャになって機能してないようだ。
クソッ!一応鉄パイプ使い梃子の原理で、口を早く開けさせたことで完璧に千切れてはいないが…正直キツイ。
「グワァァァァァァァア!」
「…………」
そのままジェレミーを守りながら退がる。
ジェレミーは、少しずつ下がっていっている。
これなら周りの事を気にせずに押さえられるな。
鉄パイプと懐中電灯を構え前にいるToy Freddyと見つめ合う。
するとFreddyが口を大きく開け飛びかかる。
それを横に大きく飛んで避けるが、少しの所でFreddyが手を伸ばし足を掴まれる。
こりゃやばい!足を掴まれている為、立ち上がる事も移動する事も出来ない。
Freddyはそのまま近づいて来てる、頭を鉄パイプで殴っても全然怯まず、鉄パイプをもう片方の手で掴まれ後ろに投げられる。
そしてそのまま上に乗られ顔を殴られまくる。
ぐっ!ぐはっ!視界が右左に動きまくっていて、噛み付かれて千切れそうな顔の部分からコードが見えて、Bonnieのような内骨格が見え隠れしている。
手でガードしたくても手が動かず、されるがままにされてしまう。
これ多分、頭の内骨格が損傷してるからか…こりゃやばいけど足を掴まれているから、這いずっているが手を離そうとする意志が無いよな。
多分このまま死ぬんだろうなぁ…そうすればこのまま手を掴んで留めておけば『噛み付き事件』を止められるか?いや、自分がここで諦めたら試合終了だ。
客は一斉に逃げて行っているが、混乱しているのか混雑していてまだ避難に時間がかかりそうだ。
なら、もっと諦めたらいけないな。
少し周りを気にしすぎているToy Freddyさんよう!手を握りしめて立ち上がり、Toy Freddyの顎を殴り少し動きを止めさせ、胴体を思い切り殴る。
まだだ!まだ終わらんよ!Toy Freddyまだ俺と遊ぼうじゃないか。
Toy Freddyが噛み付こうとするが近くにあった椅子に噛み付かせ右ストレートを決めて、椅子で頭を殴り距離をとる。
ふぅ…椅子を何個か近くに持って来て、その内の一個を持ちToy Freddyにまた投げつける。
そうして妨害してるうちに鉄パイプを取りに行き、走って来たToy Freddyの顔面にフライパンを叩きつけ、その隙に真横を通り抜け後ろから鉄パイプで殴り、また距離を取る。
その繰り返しで時間を稼いでいるが、いつまで続くか分からない。
このままだとジリ貧だ…何か方法が無いのか?
うん?一つだけなら方法があった!頭の内骨格を破壊すればいいんじゃなイカ?
その作戦を実行してみるか?Toy Freddyの首の辺りから鉄パイプを頭に向けて突き刺せば、止まるんじゃないか?
やらないで後悔するより、やって後悔した方がいいしな。
って事でまずはToy Freddyの懐に潜りこむかだな。
じゃあ、試して行きますかね。
姿勢を低くして、Toy Freddyに襲い掛かるが、Freddyが避け噛み付こうと口を大きく開けて、噛み付いて来たから左手を噛み付かせ、鉄パイプを貫く様に突き刺す。
するとToy Freddyの動きが段々遅くなって行き、意識をなくしたかの様に動かなくなった。
やっと終わったぁ!そうして動こうとするが…自分の手や足を動きにくなっている。
もう立つことすらできん…が動く事は出来るが。
こりゃあこの後の逃げるって作戦は無理な気がするが、しかも眠くなって来たんだが。
これって寝たらやばい奴だよなぁけど、もう眠気を耐えれないぞ。
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「うぅん?Toy Freddyを止めないと!…え、喋れてる」
自分の体を上から下までみてもアニマトロニクスの様な体ではなく、人間の体がそこにあった。
「あれは夢だったのか?それにしては凄いリアルだったし、今は何時だ…えっ!?六日間も寝てた?じゃあ俺は本当にあの世界に行っていたのか?考えてもしょうがない。…FNaFから4まで頑張ってみるか」
そうして自分はFNaFをプレイし始めた。
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「ハロー、ハロー? あー、君が初日を過ごすのに役立ててもらうためのメッセージを録音したかったんだ。
あー、私は君の前任者だ。というか、今週で最後なんだけどね。 たぶん緊張してるだろうが、心配することはない。あー、君なら大丈夫だ。 だから、とりあえず最初の一週間を乗り切ろう。わかったかな?」
「ええとだな、まず読まなくちゃいけない 「 歓迎のご挨拶 」 があるんだ。 ああ、そういう決まりなんでね。 ええと……」
《Freddy Fazbear's Pizza へようこそ! ここは子供も大人も夢見て楽しい魔法の国。 当社はあらゆる損害に対し一切の責任を負いません。 万一、死亡事故等が発覚した場合、90日以内あるいは あらゆる証拠物件とカーペットは速やかに『始末』された後に『失踪』届が出されます。……》
「今、酷い話だと思ったろうね、わかるよ、でも本当に何も心配することは無いからね。
あー、ここの着ぐるみ機械人形のキャラクターたちは夜間、少しばかりおかしな行動に出る。 連中の悪口かって? 違うね。私だってムリヤリ歌を……下らない歌を20年も歌わされて、 挙句に風呂にも入れないんじゃ、夜くらいイラついてしまうだろう。 だから、忘れないように。彼らは子供たちの憧れなんだ。そんな彼らを君も少しは尊敬してみせること。いいね? よし」
「そういうわけで気を付けて欲しいんだが、キャラクターたちには少し彷徨い歩く傾向がある。 えー、自動徘徊モードとかいうのが備わっていてね。あー……、あんまり長いこと動かさないでいると、 自動制御機構(サーボ)に関する部品が固まってしまうんだ
あー、昔は昼間も歩かせてたんだが、'87年(1987年)にキャラクターが暴走を起こしてな。一体は人を庇い、もう一体は人を襲ってだが、人に被害は無かった。 いやあ……キャラクター同士が顔がグチャグチャになるまで暴走してたんだ。こっちから見れば鳥肌もんだろ?しかもそのうちの人を庇った一体はこの店の何処かにいるって噂があるんだ。それじゃ頑張ってくれ。良い夜を…」
・・・to be continue?
もし暇でしたら、他の小説も見て行ってください。
お勧めが10件ぐらいになったら続きを書くかもです…すみませんでした。