Five Nights at Mangle ーMangle憑依記ー   作:アルプスのラスカル

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こんにちは!今回の小説は大体5〜7話で終わる小説です。
何か矛盾があったら言って下さい。



第一夜

ある男がパソコンであるホラーゲームをしていた。

 

「良し!5時だ。やっとクリア見えてきた!」

 

そのゲームの名前はFive Nights at Freddy's 2と言う。

このゲームは4作品あり、内容は動物型のロボット、アニマトロニクスと言うロボットがプレーヤーに襲いかかって来る為それを阻止するゲームで子供の遊びで例えると、ダルマさんが転んだの様なホラーゲームである。

そしてその男が喜んだ瞬間にフラグが建ってしまった。

その瞬間、右のダクトからノイズの音が聞こえてくる。

ここは冷静に対処しなければならないが、だが男は余りにも焦り熊のマスクを被らず、監視カメラを見てしまった。

 

「やべぇ!Mangleが入ってきた…」

 

そのピンク狐のロボはノイズ音を出し、周りのアニマトロニクスを引き寄せる。

しかし、男はこのゲームに慣れているのか、他のアニマトロニクスを熊のマスクやライトを使い回避するが、男には一つ不安があった。

画面の上にMangleが宙ぶらりになり、こちらを向いている。

そうMangleは、マスクを付けても襲って来るが、この状態になるとアニマトロニクスも引き寄せるし、Mangleを追い出せなくなり、ランダムで襲ってきてゲームオーバーになる。

 

「お願いします!Mangleどうか…どうかこのままクリアさせてください!これで50回目の挑戦なんです!」

 

この男は何回も最後の一時間で、気を抜き何回もMangleに侵入され、他のアニマトロニクスに侵入されており、今回もクリアは絶望的だった。

ただ…ただ、この場合は祈らなければならない。

そして運命の時が来た。

 

・・・5:00→6:00・・・

 

「ま、マジか。やっとクリアしたー!」

 

余りにも嬉しいのか、テンションがおかしい。

それがダメであった。

そのテンションのせいで、椅子が滑り後ろに倒れ男は頭を強く打って…。

 

ーーFive Nights at Freddy's 2ーー

ハロー!
ようこそ!装い新たに新装開店したフレディ・ファズベアーピザへ!
君を新しい仲間に迎えられることをとても嬉しく思うよ!

 

ん?変な噂が流れてる?そんなこと気にするなよ!

 

まぁ、君にはこれからこの仕事を投げ出したくなるような辛いこともあるかもしれない。


でも安心しな!君には俺がついてるからね!
何か困ったことがあれば俺がアドバイスしてあげるよ。

 

夜勤なんて普通は寂しいもんだけど、うちには可愛らしい人形がたくさんいるから全然寂しくないよ!
それじゃ5日間頑張ってくれたまえ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして意識が覚醒する。

すると、何か声が聞こえて来た。

 

「良し点検OK!今日も子供達を頼むぞ。Mangle」

「ジーーー?」

 

うん?なんか聞き逃したらいけない事を聞き逃した気がする。

しかも体が動かないし、なんかバラバラ?な感じがする。

ギリギリ顔だけ動かせるから、周りを見るとなんか従業員の様な人が自分の身体を触っている。

 

「後は、埃を取って終わりだな。うん色んなところに埃が溜まってるなぁ」

 

あぁ、やめてくれ!擽るな!

笑いが止まらなくなるwwww!

 

「ガチャガチャ!」

「うん?今動かなかったかMangle」

 

やめろ!止めろ、足をとるな!?

…俺の足が外れている?

バラバラ?Mangle?

そして少し顔を横に向けると、バラバラのピンクのボディが見えている。

 

「ガチャ!」

「今日はよく動くな…故障か…まぁいいか」

 

…どうやら俺はMangleになってしまったらしい。

そうして初めて迎えるブラック企業Freddy Fazbear's Pizzaの初仕事は子供達と戯れる事らしいが…俺これからどうなるんだろう。

 

・・・・・・

 

はぁー憂鬱だなぁ、ブラック企業だもんなぁ。

だって人が殺されても、秘密裏で行方不明になるしで大変だよなぁ。

しかも今、子供達に手や足を取られてるし。

手とか動くかな?

 

「わぁー!ピンクのおおかみさんだ!」

「ガチャ!」

「わぁ、おおかみさんの手がうごいたぁ!」

「ガチャガチャ!」

 

手を這いずらせ、顔を動かし手で子供を掴むと少し持ち上げる。

 

「わぁー!持たれたー!」

 

うん、すごい心が浄化されていく気がする、だって心が純粋な子供達だからなぁ。

あのニート生活が社畜生活になると思ったんだが、まさか保育園の先生みたいな生活になるとは…

 

「ねぇねぇ、おおかみさん!いまのしてー」

「ガチャ!」

 

しょうがないなぁ、してあげよう。

そうしてあやしながら、他のアニマトロニクスを見るが、俺はあんなに永遠にギターとか弾くのは耐えられない。

これぐらいがちょうどいいな。

すると小学生ぐらいの子が、俺の大切な頭を蹴って来た。

自分の顔は、面白いぐらい転がって行った。

 

「ガッチャ!」

「ふん!こんなガラクタはこうだ!」

「やめてあげてよぉ〜!おおかみさんが可哀想だよ?」

「俺の言う事をきけ!俺が年上だぞ!」

「痛っ!?うぇーん」

 

そう言ってさっき守ってくれた子が叩かれた。

これはまるでジャイアンを見ているようだ。俺の顔を蹴ったからお仕置きだな。

 

「グァァァァァア!」

「うわぁ!に、逃げろぉー!」

「どうした、大きな音がしたぞ!Mangleか!?」

 

従業員とかが来たが、俺の状態を見て疑問に思いながらも他の所を見回りに行ったらしい。

こっそりとその子の頭を優しく撫でる。

 

「ぐ、ぐすん、ありがとう。おおかみさん」

 

うんうん、喧嘩はダメだからな。

子供達は帰っていった。

そうして自分がMangleになっての初日が終わり、店は閉店した。

…何か充実してたなぁ。

これから俺たちの時間がやってくる。

 

・・・11:59→0:00・・・

 

時計を見ると深夜12時になっていた。

周りの部屋からガチャガチャと音がなり始めて、オルゴールの音楽が聞こえてきた。

いやぁー最初の頃はオルゴールを巻かずにPuppetに殺されてたなぁ。

頑張れ主人公!俺はお前の…上で見てるぞ。

良し、決めた!俺は主人公にMangleの優しさを伝えないとな!

さぁ出発だ!

 

・・・真ん中の通路・・・

顔を持ちその部屋を覗くと、ライトをつけられた。

 

「!?」

 

あぶねぇ壁に張り付いてたから、眩しくて頭を落としそうだったし、嫌われてるよ多分。

そうだよな、マスクを掛けても襲ってくるし、入られたらランダムで襲ってきて、敵も呼ぶとか嫌だよなぁ。

よしじゃあダクトから入るためにダクト探すかぁー。

 

・・・0:00→1:00・・・

 

やっとダクトを見つけた。

chicaがダクトに入ってるのを見つけて、ダクトを発見していた。

 

「ガタンガタン!」

「そこか!」

 

ライトを点けられるが目を隠して防ぐ。

そして、反対のダクトからchicaが顔を覗かせ主人公がマスクを被った瞬間に、自分は上の定位置にいく。

ノイズ音を出さない様にして、ポーズをとる。

凄いアルバイトの人がビビってるけど何もしない事が分かったのか、無視を決められて心で涙が出そうだった。

 

・・・1:00→2:00・・・

 

ここから主人公は忙しくなっていく。

ここからToy系のキャラが活発に動き始める。

まず一体目、Toy Bonnieは青いうさぎ型のアニマトロニクスで、右のダクトから襲ってくる。

二体目はToy Freddy、正面から来てライトを当てれば入ってくるのを防げるが、入って来られてもマスクをかければ回避出来る。

三体目はToy chicaは正面と左のダクトから侵入してくるが、マスクで回避出来る。

頑張ってるなぁ、俺もこんなに初日は忙しくなかったけど、リアルになると、ガンガン攻めて来てる。

おっ!右のダクトからToy Bonnieが、顔を覗かせている。

そしてそれに気づいた主人公は素早い動きで、マスクを被りあの初見は怖いToy Bonnieが覗いてくる奴を見ている。

リアルのfive Nights at Freddy's 2は怖い、アニマトロニクスが動く音は聞こえるし、あいつらの呻き声や、ダクトからも音がするし…

おい!主人公しっかりしろ!正面からToy Freddyが来てるぞ。

 

・・・2:00→3:00・・・

 

もう主人公は俺を置物と思う様になってる気がする。

どうでも良いんだが、こんな事ないか?全然Freddy達が来ない時があるよなぁ。

そっからFreddy達がラッシュでくるし、自分も4日目で古い方のFreddyとBonnie、chicaが三連発で襲ってくるから、オルゴールが巻けなくて、きつかったなぁ。

 

・・・3:00→4:00・・・

 

残り二時間!Freddy達はどう攻めるのか見ものですねぇ!

そして主人公はどう上手に防衛していくのか、ライトの電池は少なってないのかぁ!

なんかテンションが上がって来た!深夜テンションが発動してから、ずっとテンションがおかしいんだが、さっきから主人公は必死にFreddyラッシュを乗り越えている。

うぁー、初日からハードモードだなぁ。

俺は初日からラッシュ決められたら、ゲームやめてたな。

俺も退散しますかなぁ…

主人公が監視カメラ見た瞬間に、少し脅かしていく。

 

「ガァァァァァア!」

「うえっ!?」

 

そんなに監視カメラ見てたらこんな風に死ぬぞ〜

ふぅ、Mangleはクールに去るぜ!

そう思いながら右のダクトに入り、元の位置に戻っていく。

そこにToy chicaがいたから、じっと見ていると、そのまま二時間が経っていた。

今回のお仕事はこれで終わりだな。

 




この小説を書いての後悔はしてません!

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